2015-18 平成 27 年 4 月 新規受託項目のお知らせ 謹啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は格別のご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。 さて、この度、下記の検査項目を新たに受託開始させていただくことになりましたので、 ご案内申し上げます。 今後も弊社では皆様方のご要望にお応えできるよう、検査内容を充実させて参りますので、 何卒お引き立ての程、宜しくお願い申し上げます。 敬白 記 【新規受託項目】 検査項目名 IgGサブクラスIgG2 CPU No. 4646 検体 血清 0.5mL 採取容器 B (汎用容器) 保存方法 冷蔵 検査方法 ネフェロメトリー法 基準範囲 265~931 mg/dL (免疫グロブリン補充療法における適応基準値:80mg/dL未満) 所要日数 2~4日 保険点数 388点 (免疫学的検査 144点) 保険注釈 本検査は、原発性免疫不全等を疑う場合に算定する。なお、本検査を算定するに当たって は、その理由及び医学的根拠を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。 【検査解説】 IgG サブクラス欠損症は、原発性免疫不全症のカテゴリーの中で体液性免疫不全症として位置付けら れており、易感染性を示す疾患として知られています。その中でも特に IgG2 の欠損症や欠乏症は、肺炎 球菌やインフルエンザ菌に対する特異抗体の産生不全や産生遅延により、反復性の中耳炎や気管支 炎・肺炎を引き起こすことが知られています。 2015 年 2 月に日本血液製剤機構の免疫グロブリン製剤「献血ヴェノグロブロン®IH5%静注」の効能・効 果として「血清 IgG2 値の低下を伴う、肺炎球菌又はインフルエンザ菌を起炎菌とする急性中耳炎、急性 気管支炎又は肺炎の発症抑制(ワクチン接種による予防及び他の適切な治療を行っても十分な効果が 得られず、発症を繰り返す場合に限る)」が追加されました。効能・効果に関連する使用上の注意の一つ に「血清 IgG2 値 80mg/dL 未満が継続していること。」と記載されており、同製剤の投与には予め血清 IgG2 値が 80mg/dL 未満であることを確認することが求められます。 本検査は、IgG2 欠乏症の診断、および免疫グロブリン製剤の投与時に必要な検査です。 【開始時期】平成 27 年 4 月 21 日(火)ご依頼分より 以上 尚、詳細につきましては、営業担当者またはインフォメーションまでお問い合わせ下さい。 本社 〒710-0834 倉敷市笹沖 468 番地の 5 インフォメーション TEL(086)427-2323 ホームページ http://www.oml-inc.jp
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