Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部 計測製造ソリューション技術部 技術三課 2015 年 1 月 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 1 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 【CAM Base 新機能】 NCBASE / TOOL TOOL コマンドに”Contour cutter”が登録できるようになりました。これによ り複合 R 形状のツールを登録できるようになり、最小限の素材を使用し、少な い時間で高品質な加工結果を得ることができます。 ・工具メーカーの CAD ファイルから輪郭カーブを定義し、忠実に工具を再現可能 ・輪郭に忠実な工具経路の生成が可能 (RPLAN , MSURF , RSURF , MCURV , MSLOT) ・正確な加工後素材が作成 輪郭カーブから複合 R 定義 ① Cutter contour パラメータより初期登録されて いる E,を削除し、刃になる輪郭カーブを選択 ② Shank contour パラメータの SEL よりシャン クになる輪郭カーブを選択 ! アクティブ座標に対して TOP VIEW での XY 座標で定義してください。 ! カーブ輪郭は X 軸+側、Y 軸中心にしてください。 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 2 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 輪郭に忠実な工具経路の生成が可能 近似 R 工具の場合、傾斜面では、本来の接触点より手前でとどまりますが特殊形状工具を使用す ると本来の接触点で工具経路が作成されます。 正確な加工後素材が作成 正確な加工後素材を定義でき、残りの把握が実現できます。再粗加工など、次工程で無駄のない 最短の NC データを作成できます。 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 3 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 【3+2-Axis Milling 新機能】 NC3AX / 各加工コマンド / STRATEGY MSURF, RSURF, MCURV 機能にて、3 次元径補正ツールパスを作成できるよ うになりました。これにより、CAM 上の工具と実際に使用する工具の寸法差異 を 3 次元的に補正することを可能とし、使用工具の正確な寸法を保障します。 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 4 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル SHOW/Normals – 面直ベクトルを表示 ! この補正は全ての NC ポイントにおいて、工具軸方向と面直方向を加味して計算されます。 ! R8 では工具中心パスの補正に対応したデータを作成します。 ! 本機能は NC コントローラーに 3 次元径補正のオプションが付いている場合に使用可能です。 ! 本機能を使用するには、POST の編集が必要です。 ! 現在、以下のコントローラーでは動作確認が取れております。Fanuc 社製のコントローラーに 関しては調査中です。 ・Heidenhain (iTNC530, TNC640) ・Siemens (Sinumerik840D, 壁加工のみ) ・MillPlus ・Fidia ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 5 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 【MPOINT 新機能】 MPOINT / QSURF QSURF コマンドを用いると、加工機上のプローブ計測データを、他の CAM コマンドと同じ操作性で作成することが可能です。JOB Manager への登録や 保存も同様です。 1.新規ジョブの作成 アイコンから Mpoint/Qsurf を選択します。 以下の MPOINT/QSURF アイコンから、ツールパスを作成することも可能です。 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 6 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 2.プローブ選択 アイコンを選択し、リストから使用するプローブを選択します。以下のような Ball probe タイプの工具が使用可能です。 3.計測対象面,干渉面の選択 アイコンを選択し、計測対象面,干渉面を選択します。 Component surfaces(計測対象面設定) Component elements 計測対象面 Stock allow. 残し代 Wall thick. 板厚 Orientation モデル裏表 Component 自動判別 Manual 手動設定 Protected surfaces(干渉対象設定) Protect. elements 干渉面(複数選択可) Stock allow. 残し代 Wall thick. 板厚 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 7 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 4.測定パラメータ設定 アイコンを選択し、パラメータを設定します。 Positions Meas. points 測定点(複数指定可) Measuring cycle Tilt dir. 傾斜軸調節 Axis parallel 基本方向(-Z/±X/±Z) Z-direct. 正面軸(-Z) Normal 面直方向 Approach direction アプローチ方向 Axis parallel 基本方向(-Z/±X/±Z) Normal 面直方向 Appr. Dist. アプローチ距離 Search dist. 検査許容距離 *ポスト出力で対応 Touch point control Probe safety プローブ干渉オフセット値 Check 確認対象 Ball tip プローブ先端 None 無 Complete プローブ先端・シャンク・ホ ルダー ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 8 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 5.開始終了・回避パラメーター設定 アイコンを選択し、移動高さ等の設定を行います。 PB/PE 最初/最後のアプローチ指定 FB/FE 領域開始/終了のアプローチ指定 CB/CE 途中開始/終了のアプローチ指定 Inc 軸方向アプローチ/リトラクト距離 Pos アプローチ/リトラクト高さ None なし Element 指示面 (Position 内の Element で指示) Z-val ホーム Z 高さ (Position 内の Z-val.で指示) COMBI Element と Z-val の 高い方を適用 Tilt direction change Retracts 傾斜軸変更時の高さ Standard 自動決定 PB/PE PB/PE に回避 FB/FE FB/FE に回避 CB/CE CB/CE に回避 Position Element 回避要素 Z-val 加工開始・終了高さ Safety 回避高さのクリアランス距離 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 9 Tebis V3.5R8&SP1 新機能マニュアル 6.ヘッド・測定座標・送りパラメーター設定 アイコンを選択し、使用ヘッド,加工条件の設定を行います。 Machine Head ヘッド形状の選択 Ref. point 出力基準座標系を選択 Tilt dir. 工具軸方向座標系を選択 Reference CL 作成ポイント Technology Measuring feed 測定送り速度 ⓒCopyright 2015 丸紅情報システムズ株式会社 10
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