私の「夢」の叶えかた 決意から実現へ。

起業で出会う新しい私のストーリー
INTERVIEW
star+frontier= スターティア
夢をカタチにした起業家たち
vol.
決意から実現へ。
私の
「夢」
の叶えかた
2
TALK
×
TALK
これからの
起業家へ
期待すること
vol.
2
2015年3月発行
発行元
公益財団法人 北九州産業学術推進機構(FAIS)
中小企業支援センター
〒804-0003 北九州市戸畑区中原新町2番1号 北九州テクノセンタービル1F
TEL(093)873-1430 FAX(093)873-1450
http://www.ktc.ksrp.or.jp
CONTENTS
目次
発刊に寄せて
1
CONTENTS 目次
2
INTERVIEW 01《吉 赫哲》
3
日本プライスマネジメント株式会社 代表取締役社長
INTERVIEW 02《山本 陽子》
vol.
5
株式会社ルピエ
(サロン・ド・ルピエ)代表取締役
INTERVIEW 03《橋本 大吉》
7
9
11
「北九州市中小企業支援センター」
(以下「中小企業支援センター」)
では、起業する方のさまざまな悩み、相
この冊子は、当支援センターをご利用いただいた方の中から、7名の方をご紹介し、起業の動機、事業に対す
る思いや苦労した点、将来のビジョンなどをインタビューさせていただきました。
し、そこには他に例のない、その人だけのストーリーがあり、それぞれが輝いています。
この冊子を手に取ったあなたは今まさに起業を考えている、
という方かもしれません。
この冊子が少しでも
あなたの未来に勇気をお届けできれば幸いです。
13
株式会社SCAi(スカイ)代表取締役
INTERVIEW 07《林 真三子》
ます。
業種もキャリアもさまざまな方々です。すべての方が大きな事業展開をしているわけでもありません。
しか
株式会社若戸物産(デザイン家具ドットコム)代表取締役
INTERVIEW 06《渡邉 由規》
発刊に寄せて
談に対応し、各方面からアドバイスを行っています。
合同会社Next Technology 代表
INTERVIEW 05《休場 政博》
起業で出会う新しい私のストーリー
平成25年3月に
「startier」
を発行して、2年が経過しました。今回、2冊目を発行し、新たな起業家を紹介し
アイコンテンツ 代表・コンテンツプロデューサー
INTERVIEW 04《堀 航》
2
startier
(スターティア)
star( 星)
+frontier( 開拓者)、そしてstart( 始まり)。そんな思いで名付
けました。7名の北九州の夢をカタチにした起業家たちをご紹介します。
15
ぶたまん豚豚拍子 代表
座談会
17
これからの起業家へ期待すること
がんばる企業、応援します
21
中小企業支援センター業務案内
2
1
CONTENTS
目次
発刊に寄せて
1
CONTENTS 目次
2
INTERVIEW 01《吉 赫哲》
3
日本プライスマネジメント株式会社 代表取締役社長
INTERVIEW 02《山本 陽子》
vol.
5
株式会社ルピエ
(サロン・ド・ルピエ)代表取締役
INTERVIEW 03《橋本 大吉》
7
9
11
「北九州市中小企業支援センター」
(以下「中小企業支援センター」)
では、起業する方のさまざまな悩み、相
この冊子は、当支援センターをご利用いただいた方の中から、7名の方をご紹介し、起業の動機、事業に対す
る思いや苦労した点、将来のビジョンなどをインタビューさせていただきました。
し、そこには他に例のない、その人だけのストーリーがあり、それぞれが輝いています。
この冊子を手に取ったあなたは今まさに起業を考えている、
という方かもしれません。
この冊子が少しでも
あなたの未来に勇気をお届けできれば幸いです。
13
株式会社SCAi(スカイ)代表取締役
INTERVIEW 07《林 真三子》
ます。
業種もキャリアもさまざまな方々です。すべての方が大きな事業展開をしているわけでもありません。
しか
株式会社若戸物産(デザイン家具ドットコム)代表取締役
INTERVIEW 06《渡邉 由規》
発刊に寄せて
談に対応し、各方面からアドバイスを行っています。
合同会社Next Technology 代表
INTERVIEW 05《休場 政博》
起業で出会う新しい私のストーリー
平成25年3月に
「startier」
を発行して、2年が経過しました。今回、2冊目を発行し、新たな起業家を紹介し
アイコンテンツ 代表・コンテンツプロデューサー
INTERVIEW 04《堀 航》
2
startier
(スターティア)
star( 星)
+frontier( 開拓者)、そしてstart( 始まり)。そんな思いで名付
けました。7名の北九州の夢をカタチにした起業家たちをご紹介します。
15
ぶたまん豚豚拍子 代表
座談会
17
これからの起業家へ期待すること
がんばる企業、応援します
21
中小企業支援センター業務案内
2
1
来 は 水 銀 ランプで 行っていた 殺
Kakutetsu Yoshi
日本プライスマネジメント株式会社
代表取締役社長
菌・消 毒を、LEDに変 換するこ
昭和 年生まれ
開業日・平成 年 月
北九州市若松区ひびきの
吉 赫哲
﹁多くの人から教授のポジショ
時∼
-
時︵土・日は休み︶
http://www.price-management.jp
営業時間
﹃人財﹄
への先行投資は
業界の発展につながる
ていくそうだ。
■プロフィール
ンに留まったらという声をいただ
果 的 な 分 解 処 理 を 実 現 。最 近は
とで 環 境 負 荷 問 題 を な くし 、効
NTERVIEW
●夢をカタチにした起業家たち
I
留まるという未来は
選択肢になかった
きましたが、今しかできないこと
また吉さんは、事業のほかに後
的で 創 設 された﹁ 北 九 州 学 術 研
ネットワーク構 築 を 支 援 する 目
進の 人 材 育 成 にも 注 力 。活 躍 が
ま さに 、吉 さ ん が 描 いた 学 術
究 都 市 冠 留 学 生 奨 学 金 制 度 ﹂に
バイオマスとの併用で、
より高度
と産 業の融 合による理 想 的なビ
寄付企業として名を連ねている。
できる起業のチャンスの方が、私
点 を 熊 本 から北 九 州へと 移した
ジネス。画期的なアイデアと手法
ものづくりはひとづくり、若者へ
し て教職に従事する気持ちに変
吉さん。まさに﹁ 意 志あるところ
は 国 内 外で 評 判 と な り 、現 在 は
期待される留学生と地域企業の
に道は拓ける﹂。研究成果を大き
スタッフが 総 出で 各 地 を 飛 び 回
水の水処理などに貢献している。
向かっていた。﹁課題を研究し、開
る﹁ものづくり﹂に興 味と関 心が
な 資 本 と した 、起 業 家 人 生 が 始
な濾過システムを確立し、工業排
発 し た 情 報 を 、特 定の 分 野のみ
まった。
各 所 との 連 携 を 図 る た め 、拠
分が行いたいものは、大学の外側
になってきている 。今 後はアジア
デルを展 開していく事 業が主 力
野をリンクさせ、資源の循環型モ
さを実 感しています﹂。 年 後に
えることで、得られることの大き
﹁ 技 術 も 製 品 も 惜 しみな く 与
していきたいと話す。
ま ず 、創 業 時 は 環 境 科 学の 分
周 囲の期 待に応 える 力 がみな
は 上 場 を 目 指 す とい う 吉 さ ん 。
の愛 情と投 資をこれからも継 続
析で蓄 積したコア技 術 を 基 盤に
を中心に、世界規模で第一次産業
現在は、農業とバイオマスの分
学 術 推 進 機 構の 半 導 体・エレク
の未 来 と 雇 用づくりに寄 与でき
る忙しさが続いている。
トロニクス 技 術 センター と 関 連
﹁ 紫 外 線︵UV︶L-ED照 射 装 置
を活用した水処理システム﹂
を主
かけとなり、大学を離職。半導体
にあ るはず だ ﹂。この 思いが きっ
する企業体とでタッグを組み、
プ
る 包 括 的な取り組みにシフトし
6
の産業振興に関わる北九州産業
ロ セッサ ー を 事 業 化 す る ベン
要 事 業 と してスタ ー ト し た 。従
各産業との融合で、
よりよい
﹁ものづくり﹂
を未来へ還元。
科学と化学の分野で培われた研究成果を世の中へ!
ぎっていた。
チャー企業を立ち上げた。
チャレンジが、新しい
チャンスを呼ぶ毎日
に開示するのは本意ではない。自
の人生には必要だったのです﹂
。
へのチャレンジ、考え方を具 現 化
0
9 9
23
・3
18 6
6
9
・1
1
1 1
7 8
7
化 が 生 じた 。論 文 作 成 に 時 間 を
歳 の 時 。大 学 教 授 と
01
費やすよりも、
みんなで共有でき
転機は
47
T
E
L
3
4
35
NTERVIEW
Yoko Yamamoto
株式会社ルピエ
︵サロン・ド・ルピエ︶
代表取締役
山本 陽子
■プロフィール
昭和 年生まれ
開業日・平成 年 月
北九州市小倉北区馬借
馬借
離婚後 に 乳 が ん を 発 症
失って知った体への思い
http://lepied.jp/
-
リー ズナブルで質の良い商 品 を
抱 えている 患 者さんに少しでも
めているそうだ。
積 極 的 に 参 加 し 、販 路 開 拓 に 努
∼
当 時を振り返り、﹁ 生きていく
ストが見事に切除された。
出手術で、 センチ以 上 あったバ
に乳がんを患った。右乳房の全摘
﹁心機一転、
さぁこれから﹂
という時
へ入 学し、建 築 士の資 格を取 得 。
のために社 会 人 向けの建 築 学 校
事実を受け止め、未来へ進むこ
まってきた。
会の役に立てる 起 業への熱 が 高
た 瞬 間 、仕 事への目 的が変 化 。社
る場所を提供できれば﹂そう思っ
者さんが必要とするもの、
癒され
からスタートしました。乳がん患
んのお 役に立てればという 想い
体験してきた事が、
乳がん患者さ
リーズナブルで品質重視、
機能
サービスを心掛けています﹂。
要 望 を 伺い、気 持 ちに 寄 り 添 う
す。弊社ではお客様のご事情やご
で確 認し、納 得してもらっていま
グしてもらい、自分の目や手触り
﹁ 体 に 添 う ものはフィッティン
子、
下着などを扱っている。
療 用 ウィッグ︵ かつら ︶、
ニット 帽
場から選んだ、
シリコンパッド、
医
場 、悩 み を 打 ち 明 け る 場 と して
も広げて、
さまざまな情報共有の
だけでなく、サロンとしての役割
れた 名 前 だ 。今 後 は 商 品の 販 売
でいきたい、という思いが込めら
味 。地に足 をつけて、地 道に進ん
エ﹂
はフランス語で﹁足﹂という意
﹁ サロン・ド・ル ピエ﹂の﹁ ル ピ
提供できればと、乳がん体験の立
人
著しいのですが、
女性の
に 人が乳がんを患う時代。
私の
ために働かなければ、
という気持
との大 切さを 私なりに伝 えてい
た﹂。患者さんとその家族から掛
﹁あなたに会えて本当によかっ
けられた 温 かい言 葉 が 励 みに
も親しんでもらえたら、
という。
在は一人でも多くの人にサロンの
を提供できればと思っている。現
先も、
物心両面からがん患者さん
なっているという 山 本さん。
この
美と女性らしいデザイン、
そして
がん患者の費用負担を
少なくした商品を
存在と商品を知って頂きたいと、
です﹂
と、
山本さんは語る。
乳 がん 手 術 後は数 年にわたっ
支 援センターが主 催する各 種セ
の公 的 機 関へ勤 務 。時 を 経て、今
術後は資格を活かし、
住宅関係
後の人 生 を 思 う 余 裕 が 出 来 た
ミナーや異 業 種 交 流 会などにも
をサポートしていくことだろう。
心や身 体だけでも大 変な負 担を
て治療に多額の医療費がかかる。
配 色にこだわりを持たせた商 品
ちが大きくて、涙を流す余裕も、
全国にいるがん患者の
サポーターとして
﹁あの頃に比べて医学の進歩は
丁目
24
7 2
2
7 0
・7 3
3
8
2
2
4
2
7
●夢をカタチにした起業家たち
I
23
T F
E O
L R
0 Z
9 A
・3
これからの時間は、悩みに寄り添ったものを優先的に。
経験に基づいた人生とビジネスを。
02
15
きたい。
迷いは一切なかった。
今から約 数年前に離婚。
自立
14
落ち込む時間もあまりなかったん
1
数年前
頃、自分の身に起こった
の思いが去来した。
20
5
6
20
90
Daikichi Hashimoto
アイコンテンツ
代 表・コ ン テ ン ツ プ ロ デ ュ ー サ ー
橋本 大吉
-
-
事 業を開 始 。
ITとコンテンツの
しても止められず、退路を断って
商 機 が あ る 、とい う 思 いを ど う
コンプレックスを克服するものに
手な分野を相談できる先が出来
探 しや 補 助 金の申 請 といった 苦
の連携が密になり、
イベント会場
発 表の 場 を 通 して 、人 と 情 報
特典を授与された。
らさまざまなサポ ートを 受ける
機能にそって、事前に入力した情
不 慣 れな 人で もナ ビ ゲ ーション
いる 。話しベタでもタブレットに
シーンに新 しい風 を 呼 び 込 んで
チコピーとともに、北九州の婚活
つながる・愛タッチ﹂というキャッ
■プロフィール
昭和 年生まれ
開業日・平成 年 月
北九州市小倉北区浅野
AIM6
時︵土・日・祝は休み︶
融 合 を 表 す﹁アイコンテンツ﹂と
報を見たり、
ハートや星印のマー
NTERVIEW
●夢をカタチにした起業家たち
I
時∼
いう社名にすべてを託し、新しい
クの数でお互いの相性をチェック
代の 時 に 企 業のプログラマ
ーとして、﹁ 占い﹂
のコンテンツに
のちにこのビジネスプランは、
たことは有益だったと語る。
関わってきた橋本さん。最初は業
ビ ジネスの 事 業 化へと 踏 み 切っ
できたりと、気になる相手の気持
た アプ リ な ど が 搭 載 され 、婚 活
の 中 に 、人の 気 持 ち を 数 値 化 し
今 後 は 、﹁ 人 と 人 ﹂だ けではな
ている。
約は
のが 特 徴 だ 。現 在 、カップルの成
ちを一目で読み解くことができる
年の時間を費やして実現。
タッ
た。
拡がり、開発への意欲が増してい
橋本さんはまず、事業への理解
パ ー ティーの 新 しいツ ー ル と し
チパネル 方 式のタブレット 端 末
意 と 変 化はお客 様 からのアクセ
を 得 る た め 、北 九 州 市 主 催の 北
て活躍している。
その 後 、自 分 自 身 に 起 き た 熱
く。
ス増につながり、評価も上向いて
九 州 未 来 ビ ジネスプランコンテ
使って幸せになってほしい。
また、
は、アイコンテンツの﹁
い ま や 、こ の 婚 活 パ ー ティー
組。
幸せの記録更新が続い
いった。制作から営業面までを統
手 な 人 が 、最 先 端の
ストに応 募 。﹁ 自 分のような口 下
出 会いの場に新 しいニー ズを 提
いうネーミングで確立。﹁ふれる・
技術を
括 す る 役 職 に 昇 進 し た が 、独 立
プレゼンがビジョンと
事業の骨格を明確に
務 の一環 と して 実 務 をこ な す 毎
http://www.icontents.jp/
営業時間
0
11 9 F
24
・3
20 5
8
1
・3
3
3
3
8
8
1
3
日 。しかし、
スキルと興 味の幅が
コンテ ン ツ へ の 探 求
が独立 へ の き っ か け
58
T
E
L
心を抑えきれなくなっていた。
﹁すべての根幹となるものは人
供したい﹂という 、新しい婚 活の
将来は
﹁つなぐ﹂
を
ベースに開発と発信を
間 。生 活 や 人 生 に 関 わ る もの を
スタイルをプレゼン。関係各所か
コン﹂と
携 えた 新 しいコンテンツを 開 発
i
デルは、始まったばかりだ。
なる 縁 結 びの新 しいビジネスモ
も着手。
IT化することで可能と
ムーズにしたコンテンツの開発に
く、
﹁ 人 と 農 業 ﹂の 関 係 性 を ス
38
人とITとの結びつきを強め、生活や人生に豊かな時間を。
﹁幸福﹂
になるコンテンツの発信!
したい﹂。発想を豊かにするもの、
I
T
7
8
03
1
20
●夢をカタチにした起業家たち
NTERVIEW
Wataru Hori
合同会社 Next Technology
代表
堀 航
■プロフィール
平成 年生まれ
開業日・平成 年 月
北九州市小倉南区志井
- 国立北九州工業高等専門学校内
5
チャー 企 業﹁ 合 同 会 社
﹂を 平 成
年
幼 少の時から機 械の構 造に深
つなげていきたい、という思いを
りものになる技 術を次︵ 未 来 ︶に
月に創業した。会社名には、売
い親 しみが あった 堀 さん 。﹁ 好 き
込めた。
意向もあって、国立北九州工業高
時∼
時
来 ビ ジ ネ ス プ ラ ン コン テ ス ト
ることを 行った 。また 、北 九 州 未
きなかった 高 度の風 景 を 写 し 撮
年生。
学生と会社代表の二足のわ
現在は九州工業大学大学院の
日々事業に勤しむ堀さんだが、
らじを履く毎日を送っている。臨
機応変にチャンネルを切り替え、
では 、投てき 型 撮 影 装
置﹁ナゲトル﹂が最 優 秀 賞に輝い
チコプター﹂
の実用化を目指した
が 派 遣され、﹁ナゲトル﹂や﹁マル
が、北九州地域の観光資源の一助
ゲトル﹂や﹁マルチコプター﹂など
たいですね。当 社で開 発した﹁ナ
特殊な試作品制作や試験装置な
作業が進行中だ。
ている。
滝 本 研 究 室のメインテーマは
さ らに 、
一昨 年 の
やって作ればよいかわからない、
と
﹁研究成果を早く社会に還元し
﹁システム 制 御 ﹂。安 定 性 を 重 視
ニークな発 想 と 技 術 力で生み出
いう声にも応えていきたいという
どに時間を費やしている。
味 を 持 ち 、専 攻 科は滝 本 研 究 室
し た 理 論 と 、そ れに 付 随 し た 応
された﹁におい測 定 犬 ﹂がブラジ
コンテスト受賞後、中小企業支
を選択した。
用 研 究 が 強 みだ 。事 業 内 容 はそ
ルのTV局に取り上げられ、
さま
援センターから中 小 企 業 診 断 士
起業のきっかけは、同研究室で
れらを 主 体 としたメカ トロニク
ア イ デ アは あ る け れ ど 、ど う
になればとてもうれしいです﹂
。
の会 話の中から。﹁ 学 校の研 究と
ス 製 品 、画 像 処 理 及 び 組 込 み 機
柔軟な発想で多くの
声に応えていきたい
されている。
と展望を語ってくれた。
連先のニーズに備えていきたい、
ターに会社を移して、
営業先や関
キャンパスにある事業化支援セン
堀さん。
今後は、
若松区のひびきの
撮 影に適 した﹁マルチコプター ﹂
以下の低空
ざまな開発製品が国内外で注目
月 には 、ユ
術を生かした 経 営をしていきた
等 専 門 学 校へ進 学 。機 械 工 学 科
20
器の開発・販売としている。
というカメラ搭載のラジコンヘリ
創業時は
人で合同会社設立に向けた書類
コプターを制作し、今まで撮影で
夏 休 み を 利 用 し 、滝 本 先 生 と
究 成 果を基にした、
ロボットベン
を 作 成 。滝 本 研 究 室 におけ る 研
3
0
0
m
い﹂という 話 題 が 発 端 となった 。
5
を経て、
メカトロニクス分野に興
1
2
I
10
http://www.next-tech.co.jp
営業時間
24
0
9 9
・0
18 3
4
1
・5
8
6
5
0
2
T
E
L
はまた別のカタチで、
ロボット技
発想力と技術力を
基礎とした製品開発
を究めてみたら﹂
というご両親の
研究と は 別 の 新 し い
可能性に向け、起業
N
e
24 x
t
メカトロニクス製品やソフトウェアの設計・開発は当社に。
北九州高専発 ロボット技術のベンチャー企業!
04
2
0
1
3
10 T
e
c
h
n
o
l
o
g
y
9
10
2
Masahiro kyuba
株 式 会 社 若 戸 物 産︵ デザイン家具ドットコム︶
代表取締役
休場 政博
-
時︵土・日・祝は休み︶
出会った人や与えられたチャンス
い!﹂という 目 的 はな かった が 、
特 別 に﹁ こ れ を 身 に つ け た
なくても、
お客様は必要な情報や
きるんです。
ショールームを持た
い商 品に全 世 界 からアクセスで
﹁自分の好きなタイミングで欲し
検証とアイテム数の改善を行い、
大
の言葉を採用した。
今後はサイトの
人にも発音しやすい
﹁
名は老舗企業のような印象と外国
■プロフィール
時∼
に恵まれ、
パソコンに関する知識
﹂
生家が仏壇の製作などを行う
NTERVIEW
月︶
1
●夢をカタチにした起業家たち
I
昭和 年生まれ
開業日・平成 年 月
︵法人化 平成 年
北九州市若松区蜑住
1
http://designkagu.com/
営業時間
1 26
0
2 12
5
と人脈を増やしていった。
自分の中に存在する勘と
感覚を信じて、
踏み出した
24
0
10 5
・0
18 3
5
1
・6
7
4
0
0
54
T
E
L
自営業。ある年齢に達すれば、自
05
帰国後、
インドでの体験とバイ
に応じて小 倉の商 業 施 設 内にあ
商談や打ち合わせの時は、
頻度
に置いて商売しています。
﹂
に一括保管。本社機能だけを若松
商品は海外から名古屋の倉庫
ページを訪問してくれます。
商 品 が 充 実 していれ ば 、ホ ー ム
報など、ネット上で説明が不足し
ん。海外との取引や最新の経済情
が豊富だった、と述懐する休場さ
する勉強会は、実践に役立つこと
支援センターや関連団体が主催
商品にもシフトしていくそうだ。
川家具といった独自の魅力を持つ
ネットビジネスを起業。若松区に
なった動きと、時流を読む休場さ
るシェアオフィスを 利 用 。理にか
問するなどして、足で情報を入手
ているものに関しては、現場を訪
も あ り 、家 業 は 継 承 され ず に 廃
と 思っていた 。た だ 、時 代の流れ
然と自営の道を選択するだろう
業。漠然と﹁独立﹂というビジョン
内 容 を 整 理 し 、家 具 に 特 化 し た
ブルと 化 している ビジネス 本の
ある自宅で、商品をコントロール
﹁懇親会にも積極的に参加を。
ビ
することが大切だという。
歳を機に退職。翌年、知人か
らの情 報と自らの行 動 力を頼り
んのビジネスセンスは実に小気味
するネット通販システムを創設し
月に個人事業者から
んでくれた。
う、
後進へのメッセージで最後は結
接点を数多く増やす努力を﹂
とい
ジネスの間口を狭めることなく、
に、南 インドのチェンナイへ渡 航
年
へ法人化。
会社
﹁株式会社 若戸物産﹂
平成
起業への早道は視野
を広く、
細部は丁寧に
よい。
ネットでの検索数をアップさせる
品のアイテムとページ増、さらに
ネットビジネスやコンテンツ産業
ために、﹁デザイン家具 ドットコ
た。供給する価格帯、取り扱う商
が 盛 ん な 都 市 。話 し ど お りのス
行った。
ム﹂というネーミングも戦略的に
多く、インターネットを駆使した
合理的なビジネス手法は
体験と読書によるもの
系のサラリーマンとして勤めた。
を 持 ち 、大 学 卒 業 後は情 報 通 信
W
a
k
a
t
o
した。チェンナイは外資系企業が
ど生活した。
毎日を楽しむ余裕と常に考える習慣で世界は広がる。
何と何が作用して仕事に結びつくか、
ケール感を知るために半 年 間ほ
12
11
12
26
30
NTERVIEW
株式会社
代表取締役
渡邉 由規
■プロフィール
Yuki Watanabe
昭和 年生まれ
開業日・平成 年 月
北九州市小倉北区浅野
AIM7
時∼
に納まるのが一番 ﹂という 父 親の
邉 さん 。﹁ 女 性 は 結 婚 して 、家 庭
好 きで 、社 交 的 な 性 格 とい う 渡
小さなころから話すことが大
的になった と 同 時に、﹁ 話 し 方 を
か ら 卒 業 し た 。話 すこ と に 意 欲
て固 定 観 念 を 崩 せなかった 自 分
帰 国 後 、父 親の 言 葉 に 囚 われ
授けてくれた。
の 時 間 は 、話 力 と た く ま し さ を
な 毎 日 。自 ら が 選 択 し た 異 国で
化・風習・習慣などが異なる過酷
留 学 を 決 意 し 大 陸へ渡った 。文
中 国 に 関 す る 知 識 も 薄 いま ま 、
業は、ありそ うでなかった 分 野 。
﹁ 話し方 ﹂
の根 本を見つめる事
境が有難い、
と話す。
法を提 示してくれる効 率 的な環
ても、ドアtoドアですぐに解 決
業 経 営に関して何もわからなく
れているでしょ﹂と、渡邉さん。事
た。まさに、司 会の経 験が生かさ
家に詳しく教えていただきまし
営についてのことは、身近な専門
るこ とは 得 意 中の 得 意 。会 社 経
留学体験が転換点に
自らの殻を
破るのは自分
理想像とは、
いつも正反対のポジ
教 わり た い ﹂と い う 声 に 背 中 を
1 年 弱 で 法 人 化 し 、株 式 会 社
ポ ー ター 経 験 など を 経てメディ
押され、﹁話し方﹂をコンセプトに
ションにあった。学校を卒業し、
リ
した起業家への歩みが始まった。
に 必 要 なサ ポ ー ト を 行って くれ
創 業 と 同 時 に 、新 事 業の 創 出
よりよく生きるための
大きな力になりたい
術の向上に貢献している。
修 事 業 にまでに 及 び 、人 々の 話
ンス キ ル を アップ さ せ る 各 種 研
話し方教室からコミュニケーショ
と 命 名 。個 人 レベルの
葉 は 頭の 中 に あ り 、結 婚 し 家 庭
国 語で 中 国 語 を 選 択 。帰 省の 際
タイムマネジメントが
事業発展の
﹁鍵﹂
アで活 躍 。しかし、常に父 親の言
と 子 育て を 優 先 し な が ら 、司 会
業など話す仕事に関わってきた。
に家族内で中国語を話す姿が輝
施 設へ入 居 。﹁ 昔 から人にたずね
るAIM内のインキュベーション
長 男 が 大 学 に 進 学 し 、第二外
たい!﹂という 気 持ちに駆られ、
いて見えた。﹁ 私も中 国 語を話し
時
-
- 分︵日曜日は休み︶
http:// www.scai.co.jp
営業時間
0
10 9 F
25
・3
18 5
6
1
30
・1
3
5
1
8
0
1
8
●夢をカタチにした起業家たち
I
S
C
A
i
る。
ジア 、い や 世 界 に 向 け ら れて い
渡邉さん。未来への熱い思いはア
何らかの恩 返しをしたいという
こしてくれた中国留学への体験。
て、話すことへの探求心を奮い起
思っていま す ﹂。数 年 先の夢 とし
りは、
よりよく生きる力になると
できる国 際的な指 標と環 境づく
﹁自分の話し方のレベルを確認
ターがサポートを行った。
発 想をもとに中 小 企 業 支 援セン
﹁ 話 力 検 定 ﹂な どは 、渡 邉 さんの
広い知 識や技 能 を 数 値 化した
方協会﹂を創設。話し方技術の幅
方の 普 及 を 目 指 し た﹁ 日 本 話 し
開 校 し た 。最 近では 正 しい 話 し
ま り 、教 室 も 北 九 州の 他 に2 校
営と渡邉さんの人柄に評判が集
創 業 か らわず か3年 。事 業 運
話し方を見直すことで、社会生活をより豊かなものに。
社会に通用するコミュニケーション能力の向上
39
T
E
L
13
14
06
S
C
A
i
●夢をカタチにした起業家たち
とんとんびょうし
ぶたまん豚豚拍子
代表
林 真三子
Mamiko Hayashi
-
と 、店 頭 販 売 と 併 せて 物 販 にも
商 品 と お 店 を 覚 えて も ら お う
も 大 事 。長 く 事 業 を 続 け たいか
た﹂と話す。経営も製造もどちら
でいた ら 、きっと 何 もできなかっ
り、﹁ 自 分で何もかも背 負い込ん
■プロフィール
昭和 年生まれ
開業日・平成 年 月
北九州市八幡西区町上津役西
先を調べて、連絡を取ることだっ
出 か け た 。近 くのJAや 産 直 市
NTERVIEW
た 。その後 、縁 が あって中 小 企 業
場などの一角を借り、
のぼりを立
I
支 援センターで事 業 計 画 書の書
を 発 して くれて 、具 体 的 な 解 決
ら、要所場面で具体的なコメント
時
き方や創業補助金の申請を含め
んを並べた。
てて簡 易の蒸し器に自 慢の豚ま
時∼
たレクチャーを受け、
さまざまな
が好きだということ。また、お客
心の底 から豚まんの味 とカタチ
た 。仕 事 に 就いて 思ったこ とは 、
は 、耳 馴 染 みの 良 い 言 葉 を 当て
屋号の﹁ぶたまん豚豚拍子﹂に
を確認しながら創業にいたった。
を食した人や、
お土産で味わった
ある豚まん。蒸したてのアツアツ
餡がぎっしりと詰まった重量感の
キャベツと玉ねぎと豚肉といった
もっち り と 甘 味 の あ る 皮 に 、
う目標があります。私の場合、悩
て、売り上げもこのくらいにとい
﹁5年後にはスタッフを増員し
大切だと実感している。
策 を 提 示 してくれるつながりが
んだ 時は支 援センターを相 談 先
字にし、
この先も事業がトントン
人が、少しずつ店舗で買い求める
拍 子 に 進 み ま す よ う に 、とい う
願いが込められている。
好きに拍 車をかけ、より一層 豚ま
んに対する愛情を高めていった。
て、頼もしい姿がそこにあった。
いく、という 林さん。起 業 家とし
こだわった豚まんを丁寧に作って
これからも創業時から一緒に頑
次第ですよ
︵笑︶﹂。
を 構 えてい る﹁ ぶ た ま ん 豚 豚 拍
林 さんは創 業 当 時 を 振 り 返
理解あるパートナーが
明るい未来を呼び込む
張っているスタッフと 、手 作 りに
としているので、あとは私の努力
子 ﹂。ピンク色の外 観と豚まんを
を 聞 く た びに 、自 分の 味 を 追 求
ようになってきた。﹁豚まんはココ
豚まんに対する恋愛感情は、
いつ
に変化した。
持ったキュートなブタがトレード
してきてよかったと思っている。
のじゃないとダメって﹂という 声
し か 独 立 を 望 む よ う にな り 、地
元の八幡で
﹁オリジナルの豚まん
思い立った ら 行 動 せ ずにはい
マ ー ク だ 。創 業 当 初 は と に か く
を 作 り たい ﹂とい う 具 体 的 な 夢
られ ない 性 分 。最 初 に し たこ と
そのためのチャレンジと追求は、これからも惜しみなく。
自慢の豚まんを一人でも多くの人へ届けたい!
は 、創 業 を サ ポ ー ト して く れ る
町上津役東の交差点そばに店
知ってもらうことを
主軸に置いた販売戦略
さんの
﹁おいしい﹂
という言葉が、
ん ﹂の 製 造 販 売 店 に
ことに精 通したプロと 事 業 内 容
営業時間
-
0
10 9
25
・3
19 6
10
1
・1
4
6
5
1 3
2
7
年間勤め
07
起 業のきっかけとなった﹁ 豚ま
商売を す る 上 で
大事な こ と 。
好きは 最 大 の 武 器 !
46
T
E
L
15
16
12
座 談 会
これからの起業家へ期待すること
﹁ 創業支援 ﹂
の連携体制を構築&強化!
起業を目指している皆さんを
私たちがサポートします
創業・起業を支援している相談窓口では、﹁何からスタートしたらいいのかわからない﹂
という声が多く寄せられます。起業を志す時は、
あら
ゆるところが未知数で不安がつきものです。
そこで、日常の業務の中で
﹁ 創 業 支援 ﹂
に携わっていただいている方々にコメントをいただき、﹁起業
要 視しているポイントはどのような
ます。皆様が創業支援を行う際に、重
司会 では、最初のテーマについてお伺いし
計画をじっくり聞いた上で、適切な支
等︶関連での相談で来られます。事業
は、国が行っている支援制度︵補助金
岡田 私どものところに来られる方の大半
て 活 用 す るものと 考 えてま すし 、支
は 、その人 が 本 来 したいこ とに 対 し
を行っております。ただし、支 援 制 度
援制度があれば紹介するなどの対応
家﹂
を目指す人へのメッセージをまとめてみました。
ことですか。
日本政策金融公庫
北九州支店国民生活事業
営業課長兼創業支援担当課長
公益財団法人北九州産業学術推進機構
中小企業支援センター
チーフマネージャー
福岡ひびき信用金庫
企業コンサルティング部
審議役
健司
土井
育惠
援が終 了した後は自 力で事 業を行っ
のための事 業にならないように留 意
ていかないといけませんので、補助金
して話をさせてもらっています。
私は
﹁事業継続性があるのか、具体性
を持って策定できているのか﹂という
点にポイントを置いています。
それか
計 画 通 りに行 かないものです 。そ う
ら﹁ 柔 軟 性 ﹂
です 。創 業 時はなかなか
いった時に、創業理念に沿って決断し
ます。それと、後々の信用問題にもつ
ます。未来の不確かな計画より、過去
計画書は計画性や事業に対する本気
すね。それでは、
これからの時 代に求
司会 創業を志すには、明確なビジョンと段
階を追った 準 備が大 切ということで
いかと考えています。
の確かな事実が重視されるのではな
度が見えてきます。例えば、自己資金
た事業などについて一言ずつお願いし
められる 起 業 家 、北 九 州 地 域に即し
支払状況も重要視しています。
原田 土 井さんと 共 通してきます が 、開 業
知識や経験を有しているか、﹁事業そ
いの期間をかけて業界の知識を身に
します。やはり、どの立場でどれくら
増 加 しています 。高 齢 化 社 会にとも
医 療 介 護・福 祉 関 係に関する業 種が
ます。最近の新規創業の傾向として、
べても 遜 色のない実 績 になっており
件強の融資を行っています。全国と比
ます。
土井 北 九 州 地 区に関してですが 、毎 月
を持っているかどうか、事業に関する
のものについて実現性があるのか﹂
を
確認しています。
つけて経 験を積んできたのか。また、
ない、まだまだ 介 護 系や社 会 的 弱 者
﹁経験と事前準備﹂
を重要視
麻生 私どもは
開業にあたってのマーケティングや確
に向けたビジネスが求められると思
きながら軌 道 修 正 が 行 えるのか 、な
金融機関として
﹁バランスの取れた事
認 調 査など 、情 報 収 集の準 備 をどれ
把 握できているかもポイントになり
ます 。客 観 的に自 分の強みと 弱みを
ども併せてお尋ねします。
業計画﹂
になっているかを確認してい
だけ積み重ねてきたかを確認してい
ていけ るのか 、素 早 く 回 りの声 を 聞
なが るので 、借 入 や 公 共 料 金 等のお
起業時から、
経営理念と事業継承を常に意識することが大切
能美
土井
俊夫
原田
伸一郎
麻生
20
岡田
宏一
床田 孝
創業・起業支援に携わっている窓口を有効に活用してほしい
北九州商工会議所
中小企業振興課
課長
能美
北九州市
産業経済局中小企業振興課
創業支援担当係長
九州経済産業局
地域経済部新産業戦略課
新規産業係長
17
18
TALK
×
TALK
座 談 会
TALK × TALK
われたネットワークから新 規 開 業と
サ ポ ー ト す る 中 小 企 業 庁のサ イ ト
は、中小企業・小規模事業者の未来を
報 を 効 率 的 に 収 集 す る とい う 点で
います。
えています。また、大きなビジネスを
いう 形につながるのではないかと 考
す。
﹁ ミラ サ ポ ﹂な ど が 有 効 か と 思 いま
それに伴って事 業 計 画の作 成 支 援な
創 出できれば、地 域 活 性 化や雇 用 創
原田 一昨年から創業補助金がスタートし、
どが功を奏して融資の申し込みが増
出に繋がるのではないかと考えてい
る創 業を目 標とした﹃ 北 九 州 市 創 業
していることがあれば教えてくださ
きます 。長 く 続いている 企 業に共 通
司会 創 業 後は事 業の継 続が課 題となって
ます。本市では、年間
支援事業計画﹄
を策定し、
その実現に
件を超え
創 業 塾 ﹂を行っているのですが、女 性
えています 。また 、当 行で毎 年﹁ 女 性
の感 性 を 生 かしたソーシャルビジネ
向け、取組んでいるところです。
設ですね。目の前の課 題 を 解 決でき
﹁技術﹂をベースにした新規事業の創
生まれているようです。
床田 ものづくり・製造業の分野でいえば、
のではないか と 思いま す 。必 要 な 情
や突出した専門性が求められてくる
業 家には、情 報を取 捨 選 択する能 力
会になってきています。
これからの起
岡田 ネットの普及で、情報の格差がない社
るケースが多いですね。
と行いが、人脈や経営に結びついてい
社長と社員の価値観を共有する言葉
業 時の目 的 が 明 確であ るこ とです 。
麻生 経営理念がしっかりしていること、創
常に重要だと思います。 して、育てていく、という意味では非
とですね。どちらも 真 摯に取 り 組 ん
床田 品質と人材育成に力を入れているこ
されているように思います。
でいる 企 業 が 、社 会やお客 様に支 持
見据えた後継者づくりを視野に入れ
ら廃業も含めて、起業にはそういった
強みとなる 資 産 を 活 用し、収 益に繋
知的資産経営は決算書上に現れない
メー ジが 見 えてこ ないと 、継 続 は 難
らないこ と だ らけです 。具 体 的 なイ
床田 事 業 をスター ト す る 時は、何 もわか
メッセージをお願いします。
司会 最 後に、起 業 を 目 指 す 方に向けての
げる 経 営 手 法です 。常に﹁ 見える 化 ﹂
定されている経営指導員
名が窓口
しいのかもしれま せん 。我 々 が 運 営
けでなく、事 業 者 同 士の交 流 会など
見 学 して 、活 用 を 検 討 していた だけ
も 実 施 していま す 。ぜひとも 施 設 を
創業後の継続的なサポートに努めて
いま すので 、お 困 りご と が あ りま し
自 己 資 金 を 貯 め るこ と は 必 要で す
たらいつでもご相談ください。
が 、蓄 積の過 程でいろいろなお 支 払
いを つの通 帳にまとめて見えるよ
析して、専門家に頼れるところは頼っ
信 用 的 な 裏 付けになるので、是 非 と
う にしていた だ くこ と も 大 切です 。
とが 頭の中 を 占め、本 業に力 が 入ら
こ と が た くさん ありま す 。お 金のこ
創 業 時はお 金のこ と 以 外にも 、す る
岡田 起 業を目 指す方は、自 分を冷 静に分
と 思います 。私 どもは国の施 策 情 報
を持っています。
お気軽にお問い合わ
ないと 何のために事 業 をやっている
せください。
麻生 高齢化社会や北九州ならではの特産
金計画時点では少し余裕を持った計
画 を 立 てて い た だ き た い と 思 い ま
のか 分 からな くなります 。最 初の資
す。
などに焦 点 を あて、個 性 と 独 自のこ
所さんも作成されたようですが、﹁創
夢を現実にしていくには強い意志と
計 画 性 、そ して 情 報 収 集 という3つ
能美 企 業 が 抱 え る 経 営 課 題 も 高 度・複
がとうございました。
ひともご 相 談 ください。本 日はあり
ワー クを 確 立 している6機 関に、ぜ
業したい!と考えている方は、ネット
の 柱 が ポ イントにな る よ うです 。起
雑・専門化しています。
お客様視点で
ます 。私 どもでは小 規 模 支 援 法で制
スチャンスにもつながってくると思い
築でき るのか というこ と が 、ビジネ
満足するようなビジネスモデルを構
していただければと思います。
続きをまとめたツールとして参考に
ていま す 。創 業に関 しての準 備 や 手
業マニュアル﹂という冊子をご用意し
ことが 重 要だと 思います 。商 工 会 議
だわりのもので差 別 化 を 図っていく
司会
も、
やっていただきたいと思います。
ればと思います。
39
て 、事 業 に 取 り 組 んでいた だ ければ
原田
土井
で創 業 相 談を行っています。創 業 前 、
ければならないと思います。
時間軸を大きな視点で考えていかな
ています 。創 業 も 事 業 継 承 もそれか
ているよ うです 。それか ら 次 世 代 を
していくこ とで 、確 か な 信 用 を 築い
能美 老舗企業は、新しいことにチャレンジ
これからの起業家には、
時代を読む情報力が求められてくる
る 力になりますし 、北 九 州の地で 培
い。
付きから新 しいビジネスチャンスが
スが 注 目 されていま す よ 。女 性の気
1
0
0
している北 九 州テレワークセンター
等のインキュベーション施 設では、
年 後 、 年 後の先 輩の姿 が 見えるだ
3
19
20
1
5
座 談 会
TALK × TALK
が ん ば る 企 業 、応 援 します
中小企業・ベンチャー総合相談窓口
中小企業や創業予定の皆様が抱える様々なお悩みに総合的にお応えする相
談窓口です。
各分野の専門家が、
「マーケティング」
「資金繰り」
「販路拡大」
「契約上のトラブ
ル」
「税務」
「開業」
など幅広い分野の御相談に個別に応じます。
中小企業支援センター業務案内
相談料
無料
日時
月曜日から金曜日
(祝日・年末年始は除く)の午前9時∼午後5時(正午∼午後1時は除く)
※土曜日、
日曜日に完全予約制の「休日創業相談」
を実施しています。
創業や経営革新等に積極的に取り組もうとする中小企業の皆様が抱える様々な課題の解決や
円滑な事業展開に向けて、各分野の専門家(中小企業診断士、技術士、公認会計士、社会保険労
務士、ITコーディネーター等)
を各企業に派遣します。
申込み方法
北九州市中小企業支援センターに連絡のうえ、所定の「専門家派遣要請書」※を提出してください。
場所
北九州市中小企業支援センター(戸畑区中原新町2-1 北九州テクノセンタービル1階)
TEL
093-873-1430
FAX
093-873-1450
※「専門家派遣要請書」
はホームページよりダウンロードできます。
http://www.ktc.ksrp.or.jp/より
「経営相談・起業支援」→「専門家派遣」のページへ
相談員
マネージャー、窓口相談員(司法書士・税理士・中小企業診断士、行政書士及び金融相談員)
が
(日によって相談員の専門分野が異なりますので事前にご確認ください。)
対応。
相談時間
原則として1回1時間程度(内容、予約状況により異なります)
事前に電話でご予約ください。
(※窓口相談員への相談は1週間前までの予約が必要です)
TEL
093-873-1430
あそう
しんいちろう
麻生 伸一郎
マネージャー
マネージャー
まつもと
みやがわ ひでゆき
かつひこ
宮川 英之
松本技術士事務所代表。
建設設備業出身。
技術士(環境部門・総合技術管理)。品質管
理、
環境技術、
生産性向上、
業務改善、
ものづ
くり支援を得意とし課題解決に取り組む。
マッチングコーディネーター
ざいぜん
ひでお
財前 秀生
県内の中小企業情報や全国の発注企業、
自動車産業などの情報に精通。製造業の受
発注のマッチングを担当。
専門家が現地で実状を分析し、様々なアドバイスをします。
派遣料金
松本 克彦
金融機関出身。ファイナンシャルプラン
ナー。中小企業の資金繰りや融資相談、
これ
まで建設業や小売業での相談経験があり、
金
融一般での相談と支援を行う。
支援センターのマネージャーが、現状や課題等について事前調査し、派遣する専門家・回数・内容
等を調整。
この際、必要に応じて企業・マネージャー・専門家の三者で面談を行います。
派遣例
私たちが応援します!
チーフマネージャー
派遣の決定
派遣
申込み
22
専門家派遣
宮川公認会計士事務所代表。創業予定者
への会社設立や監査業務の経験から経営リ
スク対応など中小企業に対する総合的な取
り組みの支援を行う。
巡回専門相談員
むらた
のぶとし
村田 信敏
市内の製造業を対象に訪問し、
各種相談に
応じる。
支援施策や担当部署を紹介。
●創業・新事業進出(事業計画の作り方) ●販売戦略 ●人事・労務改善
●現場改善(5S等生産性向上) ●個別技術相談 ●営業力の強化
●マネジメントシステムの構築と改善等
●1回目無料。2回目以降は、派遣費用(コンサル料+交通費)の3分の1
(10,000円程度/回)
を負担していただきます。
一企業、年度内10回を限度とします。
専門家派遣の事例紹介
事例 1
業務拡張のための
販促ツール作成支援
事例 2
新製品開発に向けた
技術支援
■株式会社イーグルアイ
(八幡西区)
■株式会社朝日工芸社(小倉北区)
当社は交通誘導などの警備業務を行っている会社
である。
新たに介護分野への進出を検討しており、介護施設
向けの警備に関してどのような提案を行うかが大きな
課題であった。
専門家派遣を実施し、介護施設運営に係わるリスク
を見える化し、
ヒヤリハット事象を施設管理者に情報提
供する仕組みについて支援を行った。
その結果、介護施設の安全・安心な居住環境を維持
する新たなサービスを提供することが可能となり、介
護施設運営のリスク低減に向けた警備業務を受注で
きるようになった。
当社は看板等を製作する会社である。
有機太陽光発電システム等を利用した屋外型電光
掲示板の試作にあたり、技術課題の解決に取り組むた
め、専門家派遣を利用した。試作に要する費用の一部
は、国のものづくり補助金の申請を検討した。
試作品の設計計画、従来型との比較や完成後の販
売等のマーケティングも含めて、専門家の活用により
事前検討ができ補助金の採択に至った。
現在、産学連携での試作開発や回路設計の外注な
ど試作開発のマネジメントもアドバイスすることで実
現可能性が高まっている。
21
起業で出会う新しい私のストーリー
INTERVIEW
star+frontier= スターティア
夢をカタチにした起業家たち
vol.
決意から実現へ。
私の
「夢」
の叶えかた
2
TALK
×
TALK
これからの
起業家へ
期待すること
vol.
2
2015年3月発行
発行元
公益財団法人 北九州産業学術推進機構(FAIS)
中小企業支援センター
〒804-0003 北九州市戸畑区中原新町2番1号 北九州テクノセンタービル1F
TEL(093)873-1430 FAX(093)873-1450
http://www.ktc.ksrp.or.jp