派遣事業について - JICE 一般財団法人 日本国際協力センター

Ⅰ. 事業概要
■ 背景
「JENESYS2.0」は外務省が 2007 年から実施した「JENESYS(21 世紀東アジア青少年交流計画)
(2007-2012)」の後継として 2013 年より 3 万人規模でアジア大洋州諸国との間で行っている青少
年(中学生・高校生・大学生等)の交流(招へい・派遣)事業です。これに加え 5 千人規模で北米
地域との間でも交流事業が実施されています。(北米との事業は「KAKEHASHI Project」の名称
で実施)
対象はアジア大洋州地域及び北米地域の 41 の国・地域、ASEAN(10 カ国)、オーストラリア、
ニュージーランド、東ティモール、中国、モンゴル、台湾、韓国、太平洋島嶼国(14 か国・地域)、
SAARC(8 か国)、米国、カナダとなっています。
■ 派遣事業の目的
➢ 日本の強み・魅力(クールジャパン)の発信
➢ 将来の日本を担う人材の育成
Ⅱ.派遣実績
派遣国 MAP
派遣国
派遣期間
東ティモール
2014.3.17-3.26
ベトナム
インドネシア
インド
シンガポール
フィリピン
ミャンマー
カンボジア
ラオス
マレーシア
タイ
ブルネイ
高校名
岩手県立水沢高等学校
岩手県立久慈東高等学校
2014.3.18-3.26
愛知県立刈谷北高等学校
北海道札幌国際情報高等学校
2014.3.17-3.26 千葉県立国分高等学校
兵庫県立国際高等学校
岐阜県立郡上高等学校
2014.7.21-7.30 滋賀県立石山高等学校
九里学園高等学校 (山形県)
京都府立北稜高等学校
2014.7.21-7.29
八戸聖ウルスラ学院高等学校 (青森県)
徳島県立徳島北高等学校
2014.8.11-8.19
長野県上田高等学校
宮城県農業高等学校
2014.8.18-8.27
静岡県立浜松工業高等学校
茨城県立取手第一高等学校
2014.11.10-11.19
横浜市立横浜商業高等学校別科
愛知県立常滑高等学校
2014.11.3-11.12
岡山県立岡山東商業高等学校
宮崎県立宮崎大宮高等学校
2014.11.3-11.12
群馬県立前橋女子高等学校
北海道網走南ヶ丘高等学校
2015.1.12-1.21
東京都立若葉総合高等学校
2015.3.9-3.18 呉武田学園 武田高等学校 (広島県)
Ⅲ.プログラム
1. 標準プログラム
日程
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
【出発前オリエンテーション】
【現地到着】
【日本国大使館表敬訪問】【相手国政府省庁表敬】
【ODAサイト視察】
【学校訪問-交流】
【ホームステイ/ホームビジット-ホストファミリーとの交流】
【歴史文化視察】
【日系企業視察】【ワークショップ】
【成果報告会】【帰国】
学校交流での書道体験
派遣人数
24
25
25
25
25
24
22
22
21
25
25
25
25
25
25
21
21
21
21
25
25
25
25
24
2. 訪問先
派遣国
学校交流先
現地訪問先
東ティモール
St. Magalene de Canossa Senior High
School, St. Peter Senior High School
・日本大使館
・JOCV隊員との昼食会 ・NGO団体:SHARE Deelau
ベトナム
Chu Van An High School, Tay Ho High
School, Nguyen Sieu High School
・日本大使館
・ODAサイト:ドンラム村(JOCV)
SMAN 28 Jakarta, SMAN 8 Jakarta, SMAN
78 Jakarta, SMAN 2 Tangerang Selatan,
SMAN 112 Jakarta, SMAN 77 Jakarta
・ODAサイト:「市民警察活動全国展開プロジェクト」「ジャカルタ漁業リハビリ
事業」「タンジュンプリオク港アクセス道路建設事業フェーズ2」「タンジュンプ
リオク火力発電所拡張事業」 ・NGO:クマラ財団
Deli Public School
St. Mary's School, Tagore International
School, Blue Bells International School
・日本大使館 ・JICAインド事務所事業ブリーフィング
・ODAサイト:「デリー高速輸送システム」「オクラ下水処理場」
・JOCV活動視察(日本語講師隊員)
インドネシア
インド
Singapore University of Technology and
シンガポール Design, National Junior College, Victoria
Junior College
・日本大使館
・独立行政法人:日本貿易振興機構(JETRO)
・日系企業:清水建設シンガポール事務所
フィリピン
University of Makati (UMak)
Bonifacio High School
Makati Science High School
・日本大使館
・NPO法人:アイキャン(ICAN)
ミャンマー
No.3 Basic Education High School, Bago,
No.1 Basic Education High School
Sanchaung Yangon, Practcing High School,
Yangon Institute of Education
・日本大使館 ・JICAミャンマー事務所
・ODAサイト:「農民参加による優良種子増殖普及システム確立計画プロジェ
クト」「工学教育拡充プロジェクト」
・日系企業:「White Owl Fashion Co., Ltd.」 「Myanmar DCR Co., Ltd」
カンボジア
Baktouk High School, Preah Sisowath High
・ODAサイト:国立体育教員養成校(シニアボランティア、青年海外協力隊員)
School, Wat Koh High School, Toul Tom
・プノンペン市内JICAプロジェクト
Pong High School
ラオスの高校にて
・日本大使館 ・美容院「美サロン」リテラ
・NPO法人:カンボジアの子供の人権を考える会「希望の家」
ラオス
マレーシア
タイ
ブルネイ
Vientiane High School, Vientiane - Ho Chi
Min High School, Phone Sa Vanh High
School, Phon Than High School
・日本大使館
・JICAラオス事務所(別会場・ブリーフィング)
・NPO法人:「アジアの障害者活動を支援する会」(ADDP)
Sekolar Menengah Sains Selangor, Sekolah
Menengah Sains Seri Puteri, Sekolah
・日本大使館
Menengah Kebangsaan Agama Simpan Lima,
・NGO団体:ユナイテッド・ボイス
Sekolah Berasrama Penuh Integrasi Sabak
Bernam
Sarawittaya School, Demonstration School
of Ramkhamhaeng University, Thepleela
School
・日本大使館
・ODAサイト:「アジア太平洋障害者センター」(APCD)
Rimba Secondary School
Pusat Tingkatan Enam Meragang (PTEM)
・日本大使館
・日系企業:ブルネイ メタノール カンパニー (BMC)
ハナソイ&ワールド社
フィリピン
地域コミュニティ訪問
Ⅳ.帰国直後アンケート集計結果
Q1
Q2
Q3
Q4
日本の魅力を発信できたか
(人)
発信出来た
308
ある程度発信できた
252
あまり発信できなかった
11
発信できなかった
2
日本の国際貢献を理解できたか
理解出来た
327
ある程度理解できた
239
あまり理解できなかった
5
理解できなかった
2
相手国の社会や文化を理解できたか
理解出来た
361
ある程度理解できた
210
あまり理解できなかった
3
理解できなかった
0
連絡先を交換しましたか?
はい
480
いいえ
94
Ⅴ.アクションプランの作成と実施
派遣団は、帰国日前日の「ワークショップ」において、派遣期間の気づきをまとめて、
今後の「アクションプラン」を作成します。帰国後もこのプログラムで経験したことを活かして、
学校や地域での活動や様々なメディアを通じた情報発信を続けています。


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「フィリピン派遣の経験を元に現地実態を踏まえた支援のあり方を英語弁論大会で発表:第 5 位入賞」
(徳島県立徳島北高等学校)
「お互いの交流を継続するために、交流した学校に定期的に日本や校内の出来事について情報発信」
(マレーシア派遣・宮崎県立宮崎大宮高等学校「The Omiya Times」)
「日本のカラクリ開けゴマ!プロジェクト」魅力的でインパクトがある日本の文化、
若者の流行などムービーを作成して、交流した学校や、招へいでホームステイを
受け入れたインド人学生、オーストラリアやアメリカの姉妹校に配信。
(インド派遣・九里学園高等学校)
2015/3/23