SCRAM接着工法 技術説明書

陸屋根設置太陽光発電システム 基礎接着工法
技術説明書
2014年9月
株式会社 テクノブレインズ
§1「SCRAM接着工法」の特長
1.様々な下地に対応可能
下地の材質に関係なく、強固な接着基礎が可能
①コンクリート
②金属(折板・瓦棒・小波ガルバ他)
③ALC
④スレート
2.軽量・シンプル
①1箇所当り、0.74㎏(□150㎜)~2.58kg(□250㎜)程度の鋼製基礎プレー
トで、軽量かつ荷揚げ作業軽減
②基礎による重量増加が、10KWシステムの場合で、約40kg~60kg程度と軽
微であり、陸屋根スラブや梁、柱、基礎などへの影響が無視出来るとともに、
耐震性上も安全である
③アンカーボルトはM12×L60㎜(□150㎜)又はM16×L100㎜(□250㎜)
で、様々なメーカー架台にも対応可能
④屋上での型枠工事や生コンクリート打設が無く、重いコンクリートブロック
の荷揚げが不要
⑤接着基礎のためアンカー穿孔が不要で、陸屋根スラブに損傷を与えない
(□150㎜基礎PL)
(□250㎜基礎PL)
3.高い接着性
1.コンクリート下地
①破壊荷重:□100㎜基礎プレートで、約700kgで接着剤破壊
② 〃
:□200㎜基礎プレートで、約1,750kgでコンクリート破壊
(試験状況)
(□100㎜基礎PL)
(□200㎜基礎PL)
2.ALC下地
①破壊荷重:□150㎜基礎プレートで、約720kg~1,430kgにてALC破壊
(試験状況)
(ALC破壊状況)
4.簡単な施工
①工程は、単純で迅速
②接着剤容器はカートリッジタイプで、一般的なコーキングガンにて施工可能
③一液性のため、硬化剤や促進剤の微妙な配合が不要
④接着剤は、コンクリートやALC、鉄など、ほとんどの下地に使用が可能
基礎接着工 施工手順
①
②
③
④
⑤
防水工切断・撤去
下地ケレン
表面処理剤塗布
基礎接着
防水層復旧
施工完了
施工完了
①防水層切断・撤去
②下地ケレン
④基礎接着
③プライマー
⑤防水層復旧
5.自由なレイアウト
①梁位置やスラブ厚、防水層/断熱層の有無に関わらず、自由な基礎配置が可能
②ALC陸屋根の場合は、梁位置近傍に基礎配置
③折板/大波スレートの場合は、タイトフレーム位置近傍に基礎配置
6.接着基礎プレートの種類
・陸屋根用標準基礎プレートの他、特殊屋根にも対応
①陸屋根用接着基礎プレート
②大波スレート用接着基礎プレート
③金属折板屋根用接着基礎プレート
a.折板屋根(88)
b.折板屋根(嵌合)
④金属瓦棒屋根
⑤その他
a.既製物置屋根
b.小波ガルバリウム屋根(アンカー併用)
7.25年の耐久性確認
①風による繰り返し荷重を考慮した疲労耐久性試験
②台風などの強風や突風に対する25年の安全性確認
試験条件:①荷重条件
引張:-2,000N~押込:2,000N(安定計算より設定)
(設計接着強度:第1回目
0.05N/㎜2)
(
0.20N/㎜2)
〃
:第2回目
②繰返し速度
3
③繰返し回数
14,400回(台風:6回/年×8時間×突風:12回/時×25年)
④試験温度
23℃±2℃
疲労試験状況
HZ
疲労試験装置
(INSTRON E10000)
疲労試験報告書
(東京都立産業技術研究センター)
§2「SCRAM接着工法」の実績
・SCRAM接着工法は2007年に開発着手し4年余の開発を経て、2011年7
月に埼玉県及び茨城県で3件の試験施工を行い、6ヶ月間の経過調査を経て十分
な耐久性と安全性を持つことを確認した上に完成した画期的な工法であります。
・2012年3月から本格的に普及を開始し、以来2年間で約200件を超える実績
を積み重ねています。
・現在は、標準のコンクリート陸屋根の他にALC陸屋根や、特殊な形状の接着基
礎金具を制作することにより、スレート(大波・小波)や金属(折板・瓦棒)の
傾斜屋根などにも適用が可能です。
1.コンクリート陸屋根
千葉
千葉
埼玉
埼玉
東京
東京
愛知
愛知
2.ALC(軽量コンクリート)陸屋根
埼玉
埼玉
埼玉
埼玉
愛知
愛知
横浜
横浜
三重
大阪
3.大波セメントスレート傾斜屋根
愛知
愛知
4.金属屋根(折板)
福島
福島
山梨
山梨
横浜
茨城
茨城
5.金属屋根(瓦棒)
横浜
6.金属屋根(小波ガルバ)
栃木
栃木
7.金属屋根(既製倉庫)
茨城
茨城
東京
東京
8.スレート屋根・独立基礎
福島
福島
株式会社
テクノブレインズ
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