給与・退職手当 規 程

地方独立行政法人北松中央病院
給与・退職手当 規 程
第1章 総
則
(目的)
第1条 この規程は、就業規則第43条に基づき、地方独立行政法人北松中央病院に勤務する職員
(以下「職員」という)の給与に関する事項を定める。
(給与の種類)
第2条 職員の給与は次のとおりとする。
(1) 基本給
(2) 手 当
イ. 職務手当
ロ. 扶養手当
ハ. 住居手当
ニ. 特殊勤務手当
ホ. 調整手当
ヘ. 通勤手当
ト. 資格手当
チ. 救急待機手当
リ. 早出手当
(3) 割増手当
イ. 超過勤務手当
ロ. 休日勤務手当
ハ. 夜間看護手当
ニ. 救急手当
ホ. 宿日直手当
ヘ. その他手当
(4) 賞 与
(5) 退職金
(給与支払の原則)
第3条 前条に定める基本給は就業規則第29条の所定の勤務時間による勤務に対する報酬とし
て定められたものをいい、別段の定めのほか、現実に勤務しない時間に対しては支給しない
ものとする。
(支払方法)
第4条 給与は、通貨または本人の指定する金融機関への振込送金により、本人に支給する。ただ
し、法令によって定められたものは、給与から控除する。
(給与の支給方法)
第5条 給与は月の1日から末日までの1ヵ月として毎月25日に支給する。ただし25日が休日
にあたる場合は前日に繰上げ支給する。
2.月の途中において採用、退職その他給与の計算の基礎に変更があった場合には日割り計算
を行う。
3.超過勤務手当など、月により変動する手当は翌月25日に支給する。
(勤務1時間あたり給与額)
1
第6条
勤務 1 時間当たりの給与額は、基本給、危険手当、特殊勤務手当、調整手当、資格手当及
び救急待機手当の月額の合計額を1ヶ月の平均所定労働時間数で除して得た額とする。
第2章 給
与
第1節 基本給
(基本給の決定)
第7条 基本給は各職種ごとに、職務の内容、困難及び責任の度合、能力、学歴、経験、技能、資
格等により、初任給基準表並びに中途採用者の経験年数基準表を参考とする給与表の号俸に
より決定する。
(基本給表)
第8条 職員の基本給は、それぞれの職種を独立行政法人国立病院機構俸給表に準拠し次の区分と
する。
①医
師
医療職基本給表(一)
②医療技術職員 医療職基本給表(ニ)
③看護職員
医療職基本給表(三)
④事務職員
事務職基本給表
⑤技能労務職員 技能職基本給表
(定期昇給)
第9条 職員が一定期間を良好に勤務したときは、その受けている号給と同一等級内において1号
給上位の号給にする。
2 基本給の昇給は原則として年1回とする。
(定期昇給の時期)
第10条 定期昇給の時期は4月1日とする。ただし、中途採用者については採用月の1年後に定
期昇給する。
(特別昇給)
第11条 特に著しい業績をあげ、又は創意、企画、改善の実をあげた者、及び責任ある職位に任
命された者は前条の規定にかかわらず理事会の承認を得て特別に昇給されることができ
る。
(昇給停止)
第12条 次に該当する場合は昇給を行わない。
(1) 就業規則の規定により懲戒処分された者、又は懲戒事由に該当する者の場合。
(2) 昇給月前1ヵ年の正規労働日の出勤率が80%に満たない場合。
(昇給延長)
第13条 第8条に定める昇給は、法人の経営上やむを得ない事情があるときは、その昇給期間を
延長することができる。この昇給を延長した場合において、経営上やむを得ない事情が消
滅したときは、その延長した期間を限度として、昇給期間を短縮することができる。
(給与の減額)
第14条 職員が自己の都合により、欠勤した場合は基本給を日割計算とする。
第2節 諸
2
手 当
(職務手当)
第15条 職務手当は、管理又は監督の地位にある職員に対して支給する。
2.手当の額は別表に定める。
(扶養手当)
第16条 扶養手当は、正規職員で扶養親族を有する者に対して支給する。
2.扶養親族とは、次に揚げる者で主としてその職員の収入により生計を維持する者をいい、
年間所得が一定額以上ある場合を除く。
(1)配偶者
(2)満60歳以上の父母及び祖父母
(3)満22歳以下の子(満22歳に達する日以後の最初の年度末まで)
(4)心身障害者
3.手当の額は別表に定める。
4. 新たに扶養家族手当の受給資格又は条件の発生した場合、並びに現に扶養手当の受給者
で受給資格又は条件の消滅、変動のあった場合は速やかに所属長を通じて理事長に届出な
ければならない。
5.扶養手当の支給は新たに扶養親族としての用件を具備するに至った者がある場合はその
事実が生じた日の属する月の翌月から開始する。扶養親族としての用件を欠くに至った者
がある場合にあってはその事実が生じた日の属する月をもって終わる。
6.前項の届出を偽り、又は怠って、不当に扶養手当を受けた場合はその全額を返済しなけ
ればならない。
(住居手当)
第17条 住居手当は、自ら居住するために住宅、貸間を借り受け、家賃を支払っている職員に支
給する。
2.次の各号に揚げる職員は、適用除外とする。
(1)法人の医師
(2)当法人の職員住宅居住者
(3)父母、又は義父母が居住している住宅の一部を借り受けて、
これに居住している職員
3.住居手当の支給者は、届出に基づき、その事実が承認された日の属する月から開始し、
支給要件を欠くに至った日の属する月をもって終わる。
4.手当の額は、別表による。
(特殊勤務手当)
第18条 特殊勤務手当は、特殊な勤務で給与上特別な考慮を必要とし、かつ、その特殊性を給料
で考慮することが適当でないと認められる業務に従事する職員に支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
(調整手当)
第19条 調整手当は、職務の複雑、困難若しくは責任の度が他の職種に比して著しく特殊な職に
対し適当でないと認めるとき、その特殊性に基づき給料月額につき適正な調整額を支給す
る。
(通勤手当)
第20条 通勤手当は、次の各号に該当する職員に支給する。
(1)通勤のため交通機関を利用してその運賃を負担する事を常例とする職員
(2)通勤のため自家用自動車を使用する事を常例とする職員
3
2.手当の額は、別表に定める。
(資格手当)
第21条 資格手当は、その資格を有することにより、実際の業務に活用している職員に対して理
事長が資格の要否を決定し支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
(救急待機手当)
第22条 救急待機手当は、正規の勤務時間以外の時間において、救急医療等の業務のため当番表
に基づき待機したときに支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
(早出手当)
第23条 早出手当は、勤務時間に於いて早出勤務を要する職員について支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
(超過勤務手当)
第24条 正規の勤務時間を超えて勤務することを命じられた職員には、超過勤務手当を支給する。
ただし、職務手当の支給を受ける職員には、第3項を除き適用しない。
2.超過勤務手当の額は、正規の勤務時間を超えて勤務した全時間に対して、勤務1時間に
つき、第6条に規定する勤務 1 時間当たりの給与額に次に掲げる勤務の区分に応じてそれ
ぞれ定める割合を乗じて得た額とする。
(1)正規の勤務時間に割り振られた日(次条の規程により正規の勤務時間中に勤務した
職員に休日給が支給されることとなる日を除く。
)における勤務 100分の125た
だし、その勤務が深夜(午後10時から午前5時の間)である場合は、100分の15
0
(2)前号に掲げる勤務以外の勤務 100分の135ただし、その勤務が深夜である場
合は、100分の160
3.職務手当の支給を受ける職員には、第2項第1号ただし書および第2号ただし書を適用
する。
4.時間外勤務手当の基礎となる勤務時間数はその月の全時間数(時間外勤務手当のうち支
給割合を異にする部分毎に各別に計算した時間数)によって計算するものとし、この場合
15分未満の時はこれを切り捨てる。
(休日勤務手当)
第25条 休日勤務手当は、正規の勤務時間が割り振られた日が就業規則第32条に規定する休日
に当たっても、正規の給与を支給する。
2.休日において正規の勤務時間中に勤務することを命ぜられた職員には、正規の勤務時間
中に勤務した全時間に対して、勤務1時間につき、第6条に規定する勤務1時間当たりの
給与額に100分の135を乗じて得た額を休日勤務手当として支給する。ただし、当該
休日が就業規則第32条の規定に基づき他の日に振り替えられた職員には、当該休日勤務
手当は支給しない。
(夜間看護手当)
第26条 夜間看護手当は看護師、准看護師が正規の勤務時間による勤務の一部又は全部が深夜
(午後10時から翌日の午前5時までの間をいう。)において行われる看護等の業務に従
事した職員に支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
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(救急手当)
第27条 救急手当は、医療職基本給表の適用を受ける職員が正規の勤務時間以外の時間において、
救急医療等の業務に従事した職員に支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
(宿日直手当)
第28条 宿日直手当は、宿日直勤務を命ぜられた職員に支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
(その他手当)
第29条 その他手当は、就業規則第32条の年末年始の期間において勤務することを命ぜられた
職員に支給する。
2.手当の額は、別表に定める。
第3節 賞 与
(賞 与)
第30条 賞与は病院の業績を勘案し、職員の勤務成績により支給する。賞与は年2回とし、夏期
は7月7日、冬期は12月7日に、賞与支給日現在、在籍する職員に支給する。
2.賞与の計算期間は、夏期は1月1日より6月30日、冬期は7月1日より12月31日
までの期間とする。
3.賞与の額は、基本給及び扶養手当の月額の合計額に、7月に支給する場合には100分
の140、12月に支給する場合には100分の160を乗じて得た額を基準として理事
会で決定する。
(年度末賞与)
第31条 年度末賞与は、理事長が定める基準に基づく当該年度の医業収支が特に良好な場合に、
賞与支給日現在、在籍する職員に対し、当該年度の4月1日から基準日までの期間におけ
るその者の業績に応じて、理事長の定める支給日に支給する。
2.手当の額は、理事会で決定する。
第4節 退職金
(退職金)
第32条 退職金は、職員が2年以上勤務した場合に、退職の日の属する月の前月の基本給を基準
として支給する。ただし、臨時職員、パートタイマーについては本規程を適用しない。
2.職員が、次の事由により退職する場合は、別に定める支給基準表により退職金を支給す
る。
(1) 自己都合
(2) 定年・勧奨および通勤災害の死傷病等
(3) 業務上の事由による死傷病およびやむを得ない業務上の都合による解雇
3.職員が、死亡した場合の退職金は、死亡時の本人の収入により生計を維持していた遺族
に支給する。
4.前項の遺族の範囲および支給順位については、労働基準施行規則第42条~第45条に
定めるところによる。
5.勤続年数は、採用日から起算し退職の日までとする。また、勤続年数の年未満は、1ヵ
月につき12分の1を加算する。ただし、1ヵ月未満の端数は切り捨てる。
6.休職・停職期間および育児・介護休暇期間は勤続期間に通算しない。
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7.懲戒処分により解雇した者には、退職金は支給しない。
8.不都合の行為をした事により退職させられた者には、退職金を減額、又は支給しないこ
とがある。
9.退職金の最終計算において、円未満の端数は切り捨てる。
10.退職金は、退職後速やかにその全額を支給する。
第5節 規則の改正
第33条 この規則の本文の改正および別表の改正は理事会の承認を経て行う。
附則・この規則は、平成17年4月1日から施行する。
附 則
平成21年5月1日一部改正。
附 則
平成21年8月1日一部改正。
附 則
平成26年4月1日一部改正。
附 則
平成27年4月1日一部改正。
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