徳山高専 地域支援シーズ集 地域支援可能シーズのタイトル: 音声・音響信号処理 (ふりがな) 氏 名 職 名 E-mail miyazaki 宮﨑 亮一 電話番号 0834-29-6303 FAX 番号 0834-28-7605 助教 学位・資格 博士(工学) (奈良先端科学技術大学院大学) みやざき 所属学会・協会 りょういち IEEE、日本音響学会 地域支援可能シーズの名称および概要 1)マイクロホンアレーを用いた音響信号処理 近年の情報処理技術やデジタル信号処理の発展とともに、音声通信を用いたアプリケーションが増加しています。 例えば、電話、テレビ会議システム、補聴器、音声対話ロボット、音声検索、議事録作成、異常音検出などが挙げ られます。 我々の研究室では、マイクロホンアレーという小型のマイクロホンを複数個使用する機材を保有しています(図 1 参照)。マイクロホンアレーを用いることで、数十チャネルの信号を録音することが可能であり、マイクロホン アレーで録音した信号を用いて音源分離や雑音抑圧、音源位置推定の研究を行っています。 2)聴覚障害者支援 聴覚障害者や聴力が低下した老人の方々は、聴覚の補助システムとして補聴器を使用します。しかし、現在市販 されている補聴器の多くは特定の周波数帯域の音量を増幅させるようなものが多く、使用者からは不満の声もあり ます。そこで、我々の研究室では雑音抑圧技術を補聴器に導入し、補聴器使用者の聞き取りやすさを向上させるこ とを目指しています。 また、現在の補聴器の研究は屋内や晴天時を想定しているものがほとんどです。しかし、補聴器使用者が実際に 困るのは屋外の降雨時です。降雨環境下では晴天時とは異なり、「傘に雨があたる音」や「車両通行時の水切り音」 などが存在します。そこで我々の研究室では、様々な状況で降雨環境下における実環境音を収録し、背景雑音の特 性を調査しています。 ●指導・支援可能分野 確率統計、音声・音楽信号処理、マルチチャネル録音・再生方法、その他音に関する相談全般 図1 マイクロホンアレー 図2 マイクロホンアレーの収録風景 適用実績 提供可能な設備・機器・解析ソフト・教材・ビデオ・PPT 等の名称・型番(メーカー)及び概要 マイクロホンアレー(宮﨑研究室自作) マイク(audio-technica AT899) マイクプリアンプ(RME OctaMic II) マイクパワーモジュール(audio-technica AT8539) オーディオインターフェース(Fireface UC) ヘッドホン(SONY MDR-CD900ST) Tokuyama Kosen-SEEDS
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