科目コード C11007 分析化学実験 科目名 2 学年 物質化学工学科 3 単位 通年 90 時間 宮越 昭彦・古崎 睦・小寺 史浩 学年・学科等名 単位数・開講期 総時間数 担当教員 本校の教育目標 必修科目 物質化学工学科の教育目標 3 名 材 書 新版 分析化学実験(東京教学社) プリント 増補 化学実験レポートの書き方(化学同人)など B. 概要 重量分析、容量分析(中和滴定・キレート滴定・沈殿滴定・酸化還元滴定)、機器分析・分離分析、および自由研究の順に展 開する。最終の自由研究では、提示された複数の実験課題の中から一つを選択し、それまでに学んだ分析法を基に、実験指 針の立案・分析・解析・成果報告を行う。 C. 学習上の留意点 大テーマ終了毎に、レポート作成のための時間を設け、また、内容理解を進めるためのペーパーテストを実施する。前者に おいては、教員からの指導を参考に、レポート作成能力の向上に努める姿勢が大切である。中間試験、期末・学年末試験は 実施しない。 学習到達目標 学習到達目標 1. 安全に実験が行えるよう、薬品や火気の取り扱い等を理解できる。 2. 代表的な実験器具を正しく取り扱い、基本的な実験操作を行うことができる。 3. ルーブリック評価 到達目標項目 1 授業計画 1. ガイダンス 実験安全講習 実験準備 2. 重量分析 ニッケルの定量・試薬調製 レポート作成・実験テスト 教育目標 基本的な分析操作を身につけ、化学反応における定量的考え方を体得する。また、実験報告書(レポート)の作成能力を習 得する。 到達目標 E. 授業内容 A. D. 実験達成度: 実験メンバー間で協力し,期限内に実験を実施できたか。 実験テスト: 実験に関する内容を理解し,適切な返答ができているか。 レポート: 適切な内容のレポートになっているか。期限内にレポートを提出できたか。 1 JABEE対象外 教 科 書 補 助 教 参 考 3. 中和滴定 (1)強酸-強塩基滴定曲線の作成 レポート作成 3 本科目の目標、内容、予定、評価法およびレポ ートの書き方などがわかる。実験遂行における注 意事項、実験器具の名称や使用目的がわかる。 ジメチルグリオキシム法を用いて、硫酸ニッケル アンモニウム塩中のニッケルを定量できるととも に、所定の試薬を正しく調製できる。また、当該実 験のレポートを作成でき、重量分析に関する基礎 的問題を解くことができる。 9 8 (2)乳酸の定量 レポート作成 8 実験テスト 1 4. キレート滴定 硬度の測定 レポート作成・実験テスト 8 5. 沈殿滴定 塩化物イオンの定量 レポート作成・実験テスト 8 6. 酸化還元滴定 鉄の定量 レポート作成・テスト 11 標準的な到達レベルの目安 安全に実験が行えるよう、薬品や 安全に実験が行えるよう、薬品や 火気の取り扱い等を理解できる。 未到達レベルの目安 薬品や火気の取り扱い等を理解 7. 機器分析と分離分析 (1)吸光光度法-1(鉄の定量) 3 できない。 る。 到達目標項目 3 到達目標 得られた実験データを基に必要な計算や考察をして、実験レポートを作成できる。 理想的な到達レベルの目安 火気の取り扱い等を理解・説明でき 到達目標項目 2 時間 代表的な実験器具を正しく取り扱 代表的な実験器具を正しく取り扱 代表的な実験器具を正しく取り扱 い、基本的な実験操作を正確且つ い、基本的な実験操作を行うことが えず、基本的な実験操作を行うこと 迅速に行うことができる。 できる。 ができない。 得られた実験データを基に必要な 得られた実験データを基に必要な 得られた実験データを基に必要な 計算や考察をして、適切な実験レポ 計算や考察をして、実験レポートを 計算や考察をして、実験レポートを ートを作成できる。 作成できる。 作成することができない。 (2) 吸 光 光 度 法 -2 ( ホ ル ム ア ル デ ヒ ド の 定 量) 3 (3)イオン交換クロマトグラフィー 6 実験テスト 2 達成度評価(%) 評価方法 実験達成度 実験テスト レポート その他 合計 20 20 60 100 15 20 40 70 5 10 8. 自由研究 指標と評価割合 総合評価割合 基礎的能力 5 専門的能力 10 分野横断的能力 5 20 F. 20 強酸標準溶液の標定ができ、それを用いて強酸 -強塩基の滴定曲線を作成できる。また、当該実 験のレポートを作成できる。 乳酸菌飲料中の酸濃度を求め、併せて弱酸-強 塩基の滴定曲線を作成できる。また、当該実験の レポートを作成できる。 中和滴定に関する基礎的問題を解くことができ る。 EDTA 標準溶液を調製し、それを用いて検水の 硬度を求めることができる。また、当該実験のレポ ートを作成でき、キレート滴定に関する基礎的問 題を解くことができる。 硝酸銀標準溶液を用いて、食塩中に含まれる塩 化物イオンを定量することができる。また、当該実 験のレポートを作成でき、沈殿滴定に関する基礎 的問題を解くことができる。 過マンガン酸カリウム標準溶液を標定し、それ を用いてモール塩中の鉄を定量できる。また、当 該実験のレポートを作成でき、酸化還元滴定に関 する基礎的問題を解くことができる。 吸光光度法により、鉄-フェナントロリン錯体の吸 収スペクトルを測定し、検水中の鉄を定量すること ができる。 水溶液中のホルムアルデヒド(FA)を吸光光度 法で、水溶液から揮散したガス状 FA を検知管法 で定量できる。 イオン交換樹脂の交換容量を求め、また、銅イ オンの溶離曲線を作成することができる。 吸光光度法やイオン交換反応に関する基礎的問 題を解くことができる。 選択した実験課題について、班員と協力しなが ら実験指針を立案し、分析を行い、結果を解析し、 成果を報告することができる。 関連科目 基礎化学、基礎化学実験、分析化学、機器分析、環境分析 旭川高専 2015 教育 プ ログラム A-3 E-2 A-3 E-2 A-3 E-2 A-3 E-2 A-3 E-2 A-3 E-2 A-3 E-2 A-3 E-2 自己 点検
© Copyright 2024 ExpyDoc