日立メディコ/日立アロカメディカル

ITEM
2015
日立メディコ/日立アロカメディカル
http://www.hitachi-medical.co.jp http://www.hitachi-aloka.co.jp
主な展示製品
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テーマ
Embracing Life through Healthcare Innovation
日立ヘルスケアグループ として、CT やMRI、X 線、超音波等の画像診断装置を中心に、陽子線および放射
線治療装置関連や電子カルテなどのヘルスケアIT 機器を展示。新たな事業展開として、ヘルスケアデータを
統合的に管理するプラットホームなどを紹介するエリアも設けた。
64列CT「Supria Grande」
●
3テスラMRI「TRILLIUM OVAL」
●
X線透視撮影システム「CUREVISTA」
●
●デジタルマンモグラフィシステム
「Selenia Dimensions」
●移動型X線装置
「Sirius Starmobile tiara」
超音波診断装置「ARIETTA」
●
画像システム「WeVIEW Z-edition」
●
64列CT
「Supria Grande」
●電子カルテシステム
「Open-Karte AD、Hi-SEED AS」
●放射線治療システム「TomoHDシステム」
●3次元放射線治療計画システム
「RayStation」 他
NEW
「Supria Grande」
は、 コンパクト&ハイパフォーマン
ス をコンセプトに開発された64列CT。16列CTからの
更新ニーズへの対応を見据えたユニットのスリム化およ
び高速・広範囲撮影と高画質の両立が特徴となっている。
同機は従来の同社製64列CTと比較してガントリ幅を約
15%、上下高を約10%サイズダウン。また、
従来の64列
CTよりも1つ少ない3ユニット構成によるスリム化が、
CT検査室スペースの有効活用に貢献する。性能面におい
ては、最小スライス厚0.625㎜で胸部を4 ∼ 6秒で撮影可
能であり、息止めの難しい高齢者や検査中に姿勢を保つの
が困難な被検者などの検査で有用性を発揮する。さらに逐
次近似再構成の原理を応用したノイズ低減技術
「Intelli
IP」
などの先進技術を標準搭載し、
高画質と低被ばく性を追
求。CTブースではデモコンソールや液晶モニタにより、
同機の臨床画像が紹介され、
来場者の注目を集めていた。
Supria Grand
3テスラMRI
「TRILLIUM OVAL」
1.5テスラMRI用アプリケーション
「ECHELON OVAL type ORIGIN 5」
MRI ブースでは3テスラ MRI「TRILLIUM OVAL」
の実機を展
示した他、
「ECHELON OVAL type ORIGIN 5」
の名称で発表さ
れた1.5テスラMRI用の新しいアプリケーションの技術概要を液
晶モニタにて紹介。
「ORIGIN 5」
は、
①DKI
(制限拡散を強調して計
測する機能。神経変性疾患の早期鑑別等に貢献する)
、②All
TRILLIUM
OVAL
Round RADAR(日立のモーションアーチファクト低減撮影技術
NEW
「RADAR」を、頭部血管撮影にも拡大適用)
、③Selective MRA
(血行動態変化を可視化するために目的血管を選択的に抑制する
日立の技術を、
従来の頭部から肝臓に拡大適用)
、④Breast MRS
(MRS 機能を乳房MRI 検査に新たに適用)
、⑤Others
(心臓内部の
血流速度の画像化や心電図同期の不要な撮影手法の搭載など心臓
撮影機能を充実)
が機能面の特徴である。
「ORIGIN 5」
は、既に医療
施設や健診施設等で稼働している1.5テスラMRI「ECHELON
ORIGIN 5
OVAL」
にも導入できる。
NEW
ヘルスケアデータ
統合アーカイブ
システム
「ヘルスケアデータ統合アーカイブシステム」
医療施設が院内で管理する文書データ
(電子カルテ情報、
紹介状、
退院サマリ、
読影レポート等)
および画像データ
(モダリティ画像、
病理画像、
シェーマ等)
を、日立のデータセンターにおいて一元的
に管理することで、
多職種間における情報共用を可能とするアー
ARIETTA
超音波診断装置
「ARIETTA」
「ARIETTA」
は、
「HI VISION シリーズ」
(日立メディコ)
と
「ProSound シリーズ」
(旧アロカ)
で長年培ってきた技
カイブシステム。データ検索は患者名や検査種別、疾患などさま
ざまなキーワードで行え、基本的に端末フリーで情報検索ができ
る。今年6月にシステムの概要を正式発表する予定。
NEW
術を融合し、
日立製作所の各研究所とも連携して開発し
た超音波診断装置。会場においては画像最適化技術
「Symphonic Technology」
の強化、肝臓治療シミュレ
ーションソフトなど診断領域ごとに特化したアプリケー
ションの拡張などにより、
さらなる高性能化が図られた
「ARIETTA60/ 70」
を紹介。その他、同機専用の新型術
中用プローブも展示された。
中でも小型設計が特徴の術
中用プローブ
「L43K」
は、
手術支援用ロボットの鉗子や腹
腔鏡下の鉗子に装着でき、
可動域が広く、
自由な角度に自
在に動かせる点が特徴となっている。
予兆診断
サービス
「予兆診断サービス」
日立は画像診断装置を対象に、装置の安定稼働と製品ライフサ
イクルの最適化を目的とした予兆診断のサービスを昨年10月に
開始。リモートメンテナンスのネットワークを活用して医療施設
等にある装置の稼働状態を監視し、世界中の装置から集積された
ビッグデータの分析情報をもとに装置の 正常・警戒・異常 の状
態を自動的に診断。装置の故障による診療の停止等のトラブルを
未然に防ぐことをサービス提供の主目的としている。同サービス
を受けられる装置は現時点ではMRI であり、CTは開発中。また、
同システムを医療施設等で稼働中の従来装置に組み込めるように
する計画も進行中である。