(Microsoft PowerPoint - \212\317\214\365\(26\224N\223x\202g\202o

GIFU ECONOMIC
AND
INDUSTRIAL
PROMOTION
CENTER
観
光
平成26年度
担当者: 主任調査役
堀
邦 裕
報告内容
1
2
3
4
5
岐阜県の観光の動向
全国から見た岐阜県の観光
最近の動向と課題
観光振興等についての意見・要望等
主な観光宿泊地の動向
2
1 岐阜県の観光の動向
(1)観光客の動向
H25年の観光入込客数は、日帰り客数(前年比+5.0%)、宿泊客数(前
年比+14.2%)ともに増加し、全体では前年比+6.2%の3,844万1千人
であった。
圏域別では、東濃圏域はほぼ横ばいだったが、他の4圏域は増加した。
■年別観光客の推移(推計実人数
■圏域別観光客実人数(推計)
(単位:千人)
3,619
3,589
出所:平成25年岐阜県観光入込客統計調査
出所:平成25年岐阜県観光入込客統計調査(22年までとは調査手法が異なり比較不可)
3
(2)観光客の状況
○外国人宿泊客が5割増
○東海4県からの観光客が8割
○約8割が自家用車を利用
日帰り客が全体の86.2%
○シニア層の観光客が多い
50歳以上が全体の51.3%
○小グループ旅行が大半
2~5人の旅行が全体の87.1%
○外国人観光客はアジアが大半
台湾・中国からの宿泊観光客が全体39.5%
の44.8%
出所:県観光課「平成25年観光入込客統計調査」
4
(3)主な観光ポイント
・県全体431観光地点中上位30地点で約5割の入込客
観光地分類別では「道の駅等」がトップで全体の27.0%を占める
(土岐プレミアム・アウトレットは引き続き県内トップ)
*平成25年岐阜県観光入込客統計調査から作成
5
・上位30地点中8地点が入る「道の駅」(集客と経済効果)
・道の駅設置数は北海道に次いで全国第2位の54駅(全国1004駅)
・道の駅集客数は総入込客数6,560万人のうち16.0%、1,050万人
・道の駅観光消費額は約185億円で総観光消費額の6.8%。総合
効果は約328億円(平成23年10月共立総合研究所試算による)
・通行中の立ち寄り処から目的地化による集客増加
・今後求められる機能は広域連携や観光情報・防災の拠点など
※平成25年岐阜県観光入込客統計調査から作成
6
(4)市町村別の観光入込客数
・入込客数100万人以上の市町村は、特別に集客力が高い観
光地を有している。
・特定の観光地点に特化しているのは、土岐市(都市型観光)、
高山市(歴史・文化)、各務原市(道の駅等)、下呂市(温泉・健
康)、白川村(歴史・文化) など。
観光入込客数(延べ人数)
■観光入込客数(延べ人数)
県計6,566万
人
土岐市
高山市
岐阜市
郡上市
各務原市
海津市
恵那市
中津川市
可児市
出所:県観光課「平成25年度岐阜県観光入込客統計調査」から作成
7,057,172 10.6% 下呂市
6,737,574 10.1% 関市
6,307,071 9.5% 白川村
6,006,122 9.0% 揖斐川町
5,343,212 8.0% 瑞浪市
5,000,157 7.5% 大垣市
3,697,642 5.5% 池田町
3,349,197 5.0% その他
2,613,599 3.9%
2,429,369 3.6%
2,216,748 3.3%
1,873,423 2.8%
1,792,394 2.7%
1,245,850 1.9%
1,193,675 1.8%
1,020,246 1.5%
7,771,971 11.6%
(百万人以上市町村)
7
(5)観光・交流産業における地域経済への貢献
• 岐阜県における生産誘発額は4,063億円、就業誘発効果は3.9万人
• 観光・交流産業は裾野が広く、特に中山間地域にとっては地域を支える
主要産業
観光消費額(2013年)
県計 2,659億円
■観光消費が我が国にもたらす経済波及効果(平成23
波及効果
生産誘発額 4,063億円
就業誘発効果 39千人
375億円
出所:観光庁統計情報「経済波及効果」
出所:県観光課「平成25年岐阜県観光入込客統計調査」から作成
8
• 1人当たり観光消費額は、「日帰り」は「宿泊」の14.3%
• 「宿泊」の消費額は大幅に増加、「日帰り」は大幅に減少
■1人当たり観光消費額
■観光消費額と総生産との対比
(単位:億円、%)
(単位:円、%)
岐阜圏域
西濃圏域
中濃圏域
東濃圏域
飛騨圏域
県計
観 光
消費額
(A)
479
250
375
459
1,095
2,659
市町村内
総生産
(B)
28,676
13,182
13,057
10,637
5,684
71,236
日帰り
対前年度比
宿泊
対前年度比
合計
対前年度比
A/B
1.7%
1.9%
2.9%
4.3%
19.3%
3.7%
県計
岐阜圏域
3,780
84.5% 26,522 117.3%
6,916 101.7%
3,312
87.6% 23,103 121.3%
6,061 108.3%
西濃圏域
2,914
81.2% 16,801 122.2%
3,578
94.5%
中濃圏域
4,127
90.5% 21,307 118.9%
4,766
94.0%
東濃圏域
4,285
79.7% 19,744
5,173
85.1%
飛騨圏域
6,964
84.9% 29,884 121.1% 18,587 110.2%
93.1%
出所:県観光課「平成25県観光入込客統計調査」
出所:県観光課「平成25年度岐阜県観光入込」客統計調査」
県統計課「平成23年度市町村民経済計算」から作成
9
2 全国から見た岐阜県の観光
(1)宿泊者数
• ビジネス需要が宿泊者数を押し上げる傾向
○観光目的の宿泊者の割合
-岐阜県は観光目的割合が高い-
観光目的 延べ宿泊者数
※「観光目的」は、「観光目的の宿泊者が
50%以上」である施設の延べ宿泊者数
延べ宿泊者数
延べ宿泊者数
岐阜県
岐阜県
延べ604万人泊(全国26位)
延べ583万人泊(全国27位)
うち外国人24万人泊(全国16位)
うち外国人36万人泊(全国17位)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
45
46
47
全 国
奈良県
和歌山県
山梨県
沖縄県
長野県
群馬県
京都府
千葉県
栃木県
大分県
静岡県
岐阜県
東京都
福岡県
埼玉県
割 合
49.0%
82.5%
82.3%
77.0%
76.0%
75.1%
72.1%
69.7%
68.2%
67.0%
66.0%
64.5%
63.9%
22.4%
21.6%
18.0%
(万人) 順位
46,589 -
248 46
444 32
693 24
2,079
5
1,875
8
914 18
2,009
7
2,040
6
972 15
671 25
2,092
4
604 26
5,282
1
1,399 11
397 35
岐阜県
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2013年)から作成
※「観光目的割合」は、「観光目的の宿泊者が50%以上」である施設における延べ宿泊者数の全体に占める割合
10
(2)宿泊者お迎え指数(県民1人当たり延べ宿泊者数)
近隣では長野2位、石川5位、静岡9位、福井22位、富山27位
いずれも岐阜県(34位)より上位
- 地域観光資源ポテンシャルの発揮に期待 -
■宿泊者「お迎え」指数
順位
-
1
2
3
4
5
6
7
8
34
35
指 数
(%)
全 国
沖縄県
長野県
山梨県
京都府
石川県
鳥取県
北海道
大分県
岐阜県
滋賀県
364
1,493
871
803
762
637
601
562
561
290
289
延べ宿泊者数 2010年
(万人泊) 順位 国調人口 順位
46,589 -
12,806 36
徳島県
2,079 5
139 38
福岡県
1,875 8
215 39
大阪府
693 24
86 40
岡山県
2,009 7
264 41
愛媛県
745 20
117 42
兵庫県
354 40
59 43
愛知県
3,097 2
551 44 神奈川県
671 25
120 45
奈良県
604 26
208 46
茨城県
407 34
141 47
埼玉県
指 数
(%)
287
276
269
268
251
237
198
186
177
174
55
延べ宿泊者数 2010年
(万人泊) 順位 国調人口
226 47
79
1,399 11
507
2,388 3
887
522 29
195
360 38
143
1,323 12
559
1,465 10
741
1,684 9
905
248 46
140
515 30
297
397 35
719
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2013年)、総務省「国勢調査」(2010年)から作成
11
(3)やや低い稼働率
• 岐阜県の宿泊施設の客室稼働率は全国的に見て
やや低い水準
5月、7~11月は通年平均を上回る
■客室稼働率(2013年)
順位
1
2
3
4
5
41
42
43
44
45
46
47
平均
全 国
東京都
大阪府
京都府
千葉県
宮城県
岐阜県
高知県
山梨県
和歌山県
新潟県
福井県
長野県
最大値 最小値
54.8
81.1
76.2
68.3
65.2
64.4
44.1
42.8
39.8
38.5
38.3
33.7
32.8
65.3
86.8
85.2
79.3
75.1
71.0
56.4
59.6
63.3
55.5
50.9
51.3
53.2
46.8
69.8
64.4
51.5
55.7
54.4
33.9
32.8
26.5
31.2
32.9
24.2
26.3
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
46.8
69.8
64.4
51.5
55.7
54.4
33.9
32.8
26.5
31.2
33.3
24.2
30.7
52.5
81.8
74.9
60.9
63.3
63.5
40.1
41.4
30.3
36.1
38.9
28.8
32.8
55.3
81.8
74.9
60.9
63.3
63.5
40.1
41.4
30.3
36.1
38.9
28.8
32.8
53.5
84.6
77.9
73.6
63.4
64.2
42.1
39.5
40.0
36.5
32.9
29.1
26.3
53.8
79.9
70.4
71.6
63.5
63.8
44.2
41.6
41.9
37.5
35.4
31.8
31.0
53.0
80.6
71.0
64.9
62.0
63.4
40.8
34.0
36.6
31.6
34.0
30.9
27.8
54.7
80.1
76.9
65.4
67.3
62.2
44.5
41.6
45.1
40.4
40.9
36.7
36.6
65.3
82.1
85.2
75.6
75.1
71.0
56.4
59.6
63.3
55.5
50.9
51.3
53.2
56.4
80.4
77.0
68.4
66.4
67.6
45.6
47.1
44.3
36.6
39.3
35.4
34.9
56.8
85.1
78.0
71.9
64.9
66.8
50.5
47.3
39.2
34.5
42.2
34.1
34.4
57.8
86.8
81.5
79.3
66.9
67.5
50.3
47.0
42.3
41.4
39.4
38.6
28.9
12月
51.4
80.6
78.0
65.1
65.0
60.3
39.5
34.8
31.3
36.9
35.5
33.4
27.1
■従業者数別、施設タイプ別の客室稼働率
全 体
全 国
岐阜県
55.2
44.1
10~29人
30~99人
100人以上
63.3
57.5
66.0
57.2
71.7
58.8
旅館
33.4
33.6
リゾート
ホテル
52.3
52.0
ビジネス
ホテル
69.5
59.1
シティ
ホテル
75.7
58.3
会社・団体
の宿泊所
30.4
24.8
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2013年)から作成
12
(3)大きい季節変動
• オフシーズンは宿泊者数がピーク月の5~6割
– 低い稼働率とともに経営の安定性を損なうため、
平準化が課題
延べ宿泊者数の月別変動率
149
81
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2012年)から作成
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2013年)から作成
13
(4)外国人宿泊客の動向
• 東京、大阪、愛知などいわゆる「ゴールデンルート」に集中
• 今後東アジアとともに東南アジアからの旅行者の増加
・官民で推進する「昇龍道」プロジェクトで中
部・北陸への旅行者も増加
・平成20年のオリンピックを目標に、増加を図
る
■外国人延宿泊者
の状況
(単位:千人)
■国別の外国人延べ宿泊者数
岐阜県1.0%
外国人延
宿泊者数
31,242
全 国
356
岐阜県
中国
韓国
台湾
4,147 3,779 6,182
13.3% 12.1% 19.8%
30
18
107
8.4% 5.1% 30.0%
北米
香港 仏独英 タイ
3,213 2,551 1,603 1,430
10.3% 8.2% 5.1% 4.6%
24
35
17
39
6.8% 9.8% 4.8% 11.1%
オースト シンガ マレー
その他
ラリア ポール シア
889
2.8%
13
3.7%
877
2.8%
10
2.9%
509 6,063
1.6% 19.4%
6
56
1.6% 15.8%
2012年
2,285万人泊
出所:観光庁「宿泊統計調査」(2013年)から作成(従業者10人以上の施設)(国籍不詳を含む。)
出所:観光庁「宿泊統計調査」(2013年)から作成(従業者10人以上の施設)
(国籍不詳を含む。)
14
(5)外国人宿泊客の割合
• 関東、近畿などに比べ東海地方の外国人宿泊客割合は低い
岐阜県は9位(延べ宿泊者数)で、全国の上位に位置
延べ宿泊者数に占める県内・県外・外国人の割合
岐阜県
出所:観光庁「宿泊旅行統計調査」(2013年)から作成
15
3 最近の動向と課題
(1)交通インフラの整備とイベント等への対応
「線」(交通網
「線」 交通網)
交通網 で「点」(観光地
「点」 観光地)を結
観光地 を結び、
を結び、「面」
び、「面」(滞在型広域観光
「面」 滞在型広域観光)へ
滞在型広域観光 へ
観光地と宿泊
観光地と宿泊地を
地をセット
セットにした
にした県内周遊観光
県内周遊観光の推進
地を
セット
にした
県内周遊観光
の推進
• H26 高山本線開業80年
• H27 北陸新幹線開業
北陸新幹線開業に対応した第二のゴールデンルートの構築
•
•
•
第39回全国育樹祭 花フェスタ2015ぎふ
H28 第70回全国レクレーション大会in岐阜
H29 信長入城450年
白山開山1300年
H31 東海北陸自動車道白鳥IC~飛騨清見IC間4車線化
•
ラグビーワールドカップ2019
H32 東京オリンピック開催
東海環状自動車道西回りルート開通
関西以及び愛知・三重からの集客
H35 中部縦貫自動車道(丹生川IC)開通
奥飛騨温泉郷がより身近に
H39 リニア中央新幹線開業
リニア車輌基地は貴重な観光資源
•
•
16
(2)地方創生の核となる観光産業の育成
•
観光産業の裾野は広く、国内のみならず
インバウンドを含めると拡大の余地大
旅行ニーズの多様化
「団体・物見遊山型」から「個人・体験・交流型」へ
「自然とのふれあい」「農家民宿や農業体験」「歴史や伝統にふれる文化観光」
「産業観光」「温泉等を活用したヘルスツーリズム」
•
基本は、地域が地元の観光資源を再認識して商品化する「着地型観光」
•
「観光客に魅力ある地域」づくり
住民が地域の素材の再発見を通じて、「自信」「誇り」を再認識する契機
「関ヶ原古戦場」を中心とした広域観光の推進、「かかみがはら航空宇宙科学博
物館」の整備など
• 観光は衰退する産業を補って雇用を生み出し、地域全体を変える可能性を持つ
• 「町おこし」にもつながる観光産業は、地域経済のリーダーとなる可能性も
• 「ラグビーワールドカップ2019」、「2020東京オリンピック」の外国選手の合宿を
誘致
・「誘致活動」とともに「観光産業の強化」が両輪
17
(3)県内外の広域連携組織の活用
(3)
各団体・機関が連携して、効率的・効果的な誘客活動の展開
主な広域連携組織
《県外》
県外》
・昇龍道プロジェクト推進協議会
・飛騨木曽川国定公園連絡協議会
・奥の細道サミット
・木曽下伊那・中津川地域県際交流協議会
・ぶり街道推進協議会
・西美濃北伊勢観光サミット
・高岡・南砺・郡上台湾誘致協議会
・北陸飛騨三つ星街道誘客推進協議会
・信長公居城連携協議会
《県内》
県内》
・岐阜・下呂・郡上観光宣伝協議会
・下呂・中津川広域観光振興協議会
・美濃中山道連合
・飛騨観光宣伝協議会
・西美濃広域観光推進協議会
・岐阜県スキー場連絡協議会
・飛騨地域観光協議会
18
(4) 旅行動向をとらえた対応
旅行市場 は「個人旅行化」と「高齢化」へ変化
・主役は中高年齢の団塊世代
50歳以上の岐阜県観光入込客数:平成14年41.3% →25年51.3%
家計消費支出における宿泊費の年代別シェアは、60歳代以上が60 %(10年前
の48%から大幅に上昇)
少子高齢化で旅行量は減少するが、年代別では70歳代、80歳以上のみ増加
・旅行会社利用からインターネット旅行会社へ
・パッケージ旅行からフリープラン型旅行へ
・貸し切りバスから自家用車とJRへ
※70歳代以上では貸し切りバスの利用は増加
・高齢になるほど旅行意欲は低下するが、現在の60歳代の半数以上が80歳代にな
っても「今同様」か「今以上」の頻度での旅行を希望
・高齢宿泊旅行者からの要望
団体旅行層:高齢者向けツアーの充実・独身高齢者向けツアー
観光バスの低床化・ガイドの充実
個人旅行層:駅のエレベーター・手荷物運搬サービス・シニア向け遊歩道
資料:公益財団法人日本交通公社「旅行動向シンポジウム」
送迎バス低床化
19
(5)インバウンドの取組
平成25年の訪日外国人1,000万人突破
32年には
年には目標
万人
年には目標2,500万人
目標
円安、格安航空会社(LCC)の就航拡大、東南アジア向けビザ緩和が追い風
国内旅行量の落ち込みをインバウンドで相殺
・今後人口減による国内旅行量の落ち込みをインバウンドで相殺
アジア4国・地域のシェアが大きく、東南アジアも増加
東アジアは平成12年以降急増し、アメリカやヨーロッパを抜く規模に成長
・訪日外国人におけるアジアのシェアは平成
アジアのシェアは平成32年には
アジアのシェアは平成 年には8割
年には 割の予測
外国人客に足を向けさせる方策が必須
・ゴールデンルート等以外では外国人客に足を向けさせる方策
外国人客に足を向けさせる方策
・アジアからのリピーター観光客が大幅に増加し、地方の観光希望も強い
地方の観光希望も強い
・2度目の来訪者は地方
2度目の来訪者は地方を訪れるようになっている
2度目の来訪者は地方
新たな体験・見聞の
・ゴールデンルートだけでは飽きたらず、新たな体験・見聞
新たな体験・見聞のニーズは大
ニーズ
岐阜県の豊かな観光資源をPRし、「都市部+岐阜」の観光プラン
「都市部+岐阜」の観光プランも重要
「都市部+岐阜」の観光プラン
・訪日の増加が期待されるインドネシア
インドネシア・
インドネシア・マレーシアは
マレーシアは大半がイスラム教徒
「食べ物」と「礼拝」の心配がなければ日本に来やすくなる
「食べ物」と「礼拝」の心配がなければ日本に来やすくなる 「ハラル」「礼拝施設」
・訪日外国人への消費税免税措置を土産物の大半に拡大
家電製品・カメラに加え、化粧品、菓子、日本酒などほぼ全ての土産物を対象
資料:公益財団法人日本交通公社「旅行動向シンポジウム」
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(6)閑散期の対応
・県内有名温泉地の月別宿泊者数は、3月、7~9月、11月が多く、
12~2月、4月、6月が少ない
・どこの観光地でも同じであるが、夏は盛況で宿泊施設はほぼ満杯
春、秋は、花見・新緑、紅葉等で、ある程度、観光客はあるが、冬
はスキー場以外は少ない
・冬季のイベントを企画し、中国・台湾からの「春節」関連の誘客を
図る
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4.観光振興等についての意見・要望等
・「岐阜県ファンクラブ」(ふるさと納税者)等をつくり、特典を付与するとともに、登録
者からの観光データ収集、情報発信等によってリピーター化を促進
リピーター化を促進する(旅行業者)
リピーター化を促進
エコツーリズム・
・環境教育(エコツーリズム
エコツーリズム・グリーンツーリズム)を目玉に、愛知県などをターゲット
グリーンツーリズム
に修学旅行
修学旅行 (含:スキー旅行、林間学校)の誘致を進める(旅館・ホテル)
・「関ヶ原古戦場」、「岐阜城」、「墨俣一夜城」、「鵜飼」等をルート化して、県内の小
学校や近隣県の中学校の修学旅行
修学旅行を誘致する(旅館・ホテル)
修学旅行
回遊性のある散策ルートを整備する(旅館・ホテル)
・長良河畔に滞在客も楽しめる回遊性のある散策ルート
回遊性のある散策ルート
・今人気のアニメ(高山市「氷菓」、美濃加茂市「のうりん」、岐阜市「僕らはみんな河
合荘」、大垣市「聲の形」等)の聖地巡礼を行うツアー(高山線→東海道線)を企画
してほしい(市町村)
・地元の食材を活用し
地元の食材を活用し「食」の魅力アップ
地元の食材を活用し「食」の魅力アップを図る(旅館・ホテル)
「食」の魅力アップ
・約200万人の来県者があるスキー場への誘客基本施策立案と情報発信
スキー場への誘客基本施策立案と情報発信(市町村)
スキー場への誘客基本施策立案と情報発信
まち自体が活性化するような施策
・ホテルや旅館だけでなくまち
まち自体が活性化するような施策(旅館・ホテル)
自体が活性化するような施策
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主な観光宿泊地の動向
(「地域」)
岐阜長良川温泉
「鵜飼いと岐阜城.古い街並み」「観光とMICE」
点としての観光スポットから面的観光へ
• H23.2金華山を合わせた「岐阜城趾」が国史跡に指定
- 鵜飼いと岐阜城
鵜飼い(鵜飼いの里、造船所)、長良川プロムナード、古い街並川原町
H24.8 長良川うかいミュージアム誕生
H27.3 「長良川の鵜飼漁に技術」が国重要無形文化財に指定
・
•
•
•
•
信長の館の発掘も含めて、岐阜公園の再整備事業が進行中
大規模庭園跡などが新たな観光資源の可能性があり、H29年信長入城
大規模庭園跡などが新たな観光資源の可能性があり、H29
450年への取組重視
「長良川おんぱく」の体験メニューの常設化など新しい視点での取組が必
要
川原町は「誇りを持って住める地域づくり」を目指す民主導の取組
信長をキーワードに広域連携 =行政は効果的な広報活動を実施=
- 信長天下統一の「清洲城」「小牧山城」「岐阜城」「安土城」4城の自治体が「信長公居城連
携協議会」で観光PR (居城マップ、スタンプラリーなど)
• 県内自治体との広域連携
- 「岐阜・下呂・郡上観光宣伝協議会」を設置し広域による宣伝活動。
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郡上八幡
「水と踊りの城下町」
• 県内第6番目の「重要伝統的建造物群保存地区」として選定
郡上八幡城と城下町の家並み(旧武家地、旧町人地及び八幡城跡)
環境庁「日本名水百選」第1号指定「宗祇水」
• 日本三大盆踊り・日本三大民謡「郡上踊り」
伝統工芸と産業観光
-
湧水や山水の伝統的な水利体系を共存する生活「名水の町」
- 「郡上紬」「郡上本染め」
「郡上紬」「郡上本染め」は郡上八幡を代表する伝統工芸
は郡上八幡を代表する伝統工芸
- レストランのショーウインドーを飾る「食品サンプル」
レストランのショーウインドーを飾る「食品サンプル」はこの町で発祥し全国生産
「食品サンプル」はこの町で発祥し全国生産7割のシェアを誇る
はこの町で発祥し全国生産 割のシェアを誇る
• 東海北陸道全通で立ち寄りや通過型に。宿泊客の増加が課題
•
-
-
-
郡上市全体の入り込み客数600万人のうち宿泊客数は
万人のうち宿泊客数は40万人と僅か
郡上市全体の入り込み客数
万人のうち宿泊客数は 万人と僅か6.7%
万人と僅か %
長良川鉄道を利用した宿泊客に運賃無料の宿泊優遇サービス。割引サービス「グーポン」を発行
台湾に特化した観光客誘致を広域で実施する「高岡・南砺・郡上誘致協議会」
高速道路整備とスキー場の努力で、中京圏のローカルスキー場から全国有数
のスキーエリアへ変化
冬期ソチ五輪効果で今後も大いに期待
- フリーミアムビジネス「雪マジ(スノーマジック)19」で若者を対象にした取組を強化
• H29に白山開山1300年を迎え記念事業を実施
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美濃加茂市
「中山道太田宿」と「食」と「のうりん」
・中山道69次の江戸から数えて51番目の「宿場町」を観光PRに活用
「中山道会館」の入館者数:8~10万人/年
・平成25年夏から「日本ライン下り」 休止
・「日本昭和村」も160万人/年(ピーク時)であったが、今では30~40万人
・産業振興戦略の一つとして、「食」(企業を含め)と「農」を結び付けて展開
・「ミツカン」、「若尾製菓」が中蜂屋工業団地に進出、
「モンテール」(蜂屋台)などの食品関連企業が多い
・市特産品「堂上蜂屋柿」は、2015ミラノ万博に出展
・TVアニメ「のうりん」(原作:白鳥士郎)の配信
・駅前の観光案内所の案内件数:4,000件/H26上半期
(うち、「のうりん」を明示した問合せ:350件)
・東南アジア(香港、台湾等)でも放映され、「聖地巡礼」と
して、香港、台湾からのツアー客もある
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恵那市
・恵那市の観光入込客数は、約400万人弱
・恵那峡(50万人/年)で、 24年から恵那峡再整備計画が進められ、28年には新
しい恵那峡が完成予定
・「恵那 銀の森」(
オープン)は、小さな森の中にレストラン付きのショップ等が点在
銀の森」(H23オープン)は、小さな森の中にレストラン付きのショップ等が点在
する「食のテーマパーク」(47万人/年)
する「食のテーマパーク」(47万人 年)
・「湯快リゾート」(H20オープン)
・「湯快リゾート」(
オープン)
・岩村城下町は伝統的建造物群保存地区(H10.4選定)、明智町の大正村
・隣接する愛知県豊田市との間で「モニターバス」を運行し、誘客を図っている
・3か所の道の駅の入込客数が多い
○恵那市観光入込客数 ベスト5(平成25年)
順位
1
2
3
名
称
道の駅 そばの郷
「らっせいみさと」
道の駅
「おばあちゃん市・山岡」
恵那峡
(人)
県内
順位
オープン
時期
669,977
1
H13
545,113
4
H16
20
H9
人
数
497,749
4
恵那
銀の森
472,384
5
道の駅
219,735
上矢作ラ・フォーレ福寿の里
(追伸)
恵那地方の民芸品「布草履」がNHKで取り上げられたら、問い合わせが殺到
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下呂温泉 「日本三名泉」
・ 歴史ある豊富な湯量を誇る天然温泉
-宿泊者数は減少傾向。H2年度
宿泊者数は減少傾向。H2年度165
宿泊者数は減少傾向。H2年度165万人をピークにH22年度は39年ぶりに100万人を切ったが
165万人をピークにH22年度は39年ぶりに100万人を切ったが
「誘致宣伝、出来ることは全てやった」結果、回復し、H26年は106万人と大台を維持
・宿中心の観光展開からそぞろ
そぞろ歩きできる街づくりへ
そぞろ
-団体客中心で全て宿で間に合う囲い込み方式
団体客中心で全て宿で間に合う囲い込み方式
温泉街をそぞろ歩けるまちづくり
街中を流れる阿多野川両岸は土産物店や足湯が整備され大分まちづくりが出来た(
街中を流れる阿多野川両岸は土産物店や足湯が整備され大分まちづくりが出来た(不十分)
-Gプロジェクト=「Gグルメ・Gランチ」「Gスイーツ」「Gナイト」「Gビューティー&リフレッシュ」で紹介
今年はおもてなし事業第5弾「メイドインG」 =下呂の特産品を創り、売り出していく
街歩きの楽しみが充実すれば、その人なりの滞在プランで滞在時間も長くなる
• 北陸新幹線開業は誘客増加のチャンス
北陸新幹線開業は誘客増加のチャンス
3つの協議会で誘客についての対応を検討
•
①飛越濃経済観光都市懇談会 ②飛騨地域観光協議会 ③飛騨観光宣伝協議会
・ 誘客活動・広域連携
-誘客
誘客活動は効果を検証し、効果のある事業を
誘客活動は効果を検証し、効果のある事業を実施。(官民の体制と連携が強化、動きが速い)
活動は効果を検証し、効果のある事業を実施。(官民の体制と連携が強化、動きが速い)
-コンベンション・子供スポーツ大会の誘致(皆が
-コンベンション・子供スポーツ大会の誘致(皆が個人客を狙っても国内のパイは限られている)
ベンション・子供スポーツ大会の誘致(皆が個人客を狙っても国内のパイは限られている)
-中津川と連携。泊まりは下呂の温泉で観光は
-中津川と連携。泊まりは下呂の温泉で観光は中津川の馬籠へ。
川と連携。泊まりは下呂の温泉で観光は中津川の馬籠へ。バ
中津川の馬籠へ。バスの運行を計画
スの運行を計画中
計画中
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高山市
「飛騨の小京都」
・ S54高山市三町・H16高山市下二之町が国重要伝統的建造物群に選定
「飛騨の小京都」と呼ばれる歴史ある町並み。全国的な知名度を誇る
-ミシュラン実用旅行ガイド「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」三つ星 「必見の観光地」
(09.3ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2009、11.3同2版とも三つ星)=日本の原風景を残す街=
長くつちかってきた「ホスピタリティ」等
*リピーター率はなんと70%の観光地。長年の努力のたまもの。
•外国人受けする下二之町、東山地区(上三之町一極集中からの脱却)
-上三之町
上三之町は観光特化のため昔ほどの求心力は失った。(地元住民のなかからも疑問の声あり)
上三之町は観光特化のため昔ほどの求心力は失った。(地元住民のなかからも疑問の声あり)
-地元の人用の店など生活と共にあり、高山の昔の生活が忍ばれる場所として好まれる下二の町
地元の人用の店など生活と共にあり、高山の昔の生活が忍ばれる場所として好まれる下二の町
-高山城趾の廻りに寺群が立ち並びお墓が多く日本人の生活文化を知るのに好んで歩かれる東山地区
高山城趾の廻りに寺群が立ち並びお墓が多く日本人の生活文化を知るのに好んで歩かれる東山地区
•官民挙げてインバウンドの取組を強化(市は海外戦略室を新設)
H25外国人の宿泊者は初めて20万を超えて過去最多
訪日ビザの免除・緩和や円安が追い風
H26市内人気エリアに公衆無線LSNを整備し、観光客の利便性の向上を
コンベンションの誘致
-「高山
-「高山市コンベンション開催支援補助金
市コンベンション開催支援補助金」を
開催支援補助金」を交付
」を交付し、会議・
交付し、会議・学
し、会議・学会等を積極的に誘致
積極的に誘致
・北陸新幹線H27開業
首都圏からの観光客対策は「富山ルート」(JRの増便)と
「金沢ルート」(金沢―白川―高山―松本広域バス路線)
・飛騨市の観光戦略は「高山との棲み分け」
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飛騨人の心が躍る
飛騨市 飛騨の心に触れたい
瀬戸川と白壁・土蔵
・ 祭
… 「三寺まいり」、「起し太鼓」、「飛騨神岡祭」
・ 匠の技 … 一位一刀彫、飛騨春慶、生掛蝋燭、山中和紙
・ 食
… 在郷料理、飛騨蕎麦、飛騨牛、朴葉味噌 等
+飛騨とらふぐ(「飛騨
(「飛騨とら
飛騨とらふぐ研究
とらふぐ研究会」を
ふぐ研究会」を立
会」を立ち上げ
ち上げ、古川町黒
川町黒内地内で養殖
内で養殖)
養殖)
・ スキー … 2施設(「ひだ流葉スキー場」、「河合スキー場」)
*「飛騨卯の
飛騨卯の花街道」の「いぶしトンネ
街道」の「いぶしトンネル」の開通
ル」の開通(
開通(H14)で、
4)で、岐阜
で、岐阜市から2
岐阜市から2時
市から2時間弱で来ることができる
・NHK朝の連ドラ「さくら」(H14.4月~9月)の影響
観光入込客数、宿泊客数には、目立
観光入込客数、宿泊客数には、目立った
目立った変
った変化はなかったが、舞
化はなかったが、舞台となった「三嶋和
台となった「三嶋和ろうそく店」のある
三嶋和ろうそく店」のある
古い町並
い町並みの公共
みの公共観光施
公共観光施設
観光施設を訪れた入館
れた入館者(H
者(H14)は、いず
)は、いずれも前
れも前年までの倍近
年までの倍近い人数となっている。
倍近い人数となっている。
施 設 の 名 称
まつり会館
飛騨の匠文化館
飛騨の山樵館
平成 14 年(A)
144,947
65,113
41,329
平成 13 年(B)
81,351
37,990
13,315
A/B(%)
アートインふれ愛館
17,018
8,843
192
178
171
310
30