2015年(平成27年)4月発行 発行者●札幌広域圏組合 Sapporo Kouikiken Kumiai 札幌広域圏組合の概要 2015 年度版 2015 年度版 N 北1西2 北1西3 国道12号 札幌市役所 札幌MNビル10F 地下鉄東豊線 札幌広域圏組合 道新ビル 地下鉄南北線 時計台 NTTビル 大通公園 札幌広域圏組合 〒 060 - 0001 札幌市中央区北 1 条西 3 丁目 3 札幌 MN ビル 10 F TEL / 011-290-1313 FAX / 011-290-1311 【URL】http://www.kouiki.chuo.sapporo.jp/ 【E-mail】spkouiki@ kouiki.chuo.sapporo.jp 札幌広域圏組合 14 目次 札幌広域圏組合の概要 …………1 ⑴ 札幌広域圏組合とは ……………… 1 ⑵ 設立の目的 ………………………… 1 ⑶ 名称・組織 ………………………… 2 ⑷ 札幌ふるさと市町村圏基金 ……… 3 ⑸ 平成27年度予算の概要 …………… 4 ⑹ 事業の概要 ………………………… 5 ⑺ 札幌広域圏組合のあゆみ ………… 7 札幌広域圏の概要 …………8 ⑴ 地 勢 ………………………… 8 ⑵ 人 口 ………………………… 8 ⑶ 産 業 ………………………… 8 構成市町村の概要 …………9 ・札幌市 ・江別市 ・千歳市 ・恵庭市 ・北広島市 ・石狩市 ・当別町 ・新篠津村 札幌広域圏組合規約 …………11 札幌広域圏組合の概要 1 札幌広域圏組合とは 札幌広域圏組合は、札幌市・江別市・千歳市・恵庭市・北広島市・石狩市・当別町・新篠 津村の石狩管内8市町村によって構成される特別地方公共団体で、構成市町村の協力・連携 のもと、圏域にまたがる共同ソフト事業に取り組んでいます。 2 設立の目的 私たちの暮らしは、自分が住むまちを基点に営まれています。 しかし交通網が整い、人やモノの移動が容易になるにしたがっ て、近郊のまちに通勤・通学したり買い物に出たりということ が頻繁に行われるようになってきました。今では日常生活はも ちろん、経済活動や地域の情報までもが市町村という枠を越え て「広域化」し、社会のシステムもそれに合わせたかたちで進 化しています。行政も例外ではありません。住民ニーズに応え ていくために、近隣市町村と調整や連携をとりながら施策を進 めていく、行政の「広域化」が必要になってきました。 ※ そこで、昭和47年に圏域 10市町村で構成する「札幌広域市 町村圏振興協議会」を設立し、圏域内 の振興計画の策定や広域的な地域振興 に努めてきました。 しかし、それ以降も人々の生活圏は 拡大し続け、住民ニーズは多様化の一 途をたどっています。加えて少子高齢 化や教育の問題など、どの市町村にも 共通する新たな行政課題を抱えるよう になりました。 そこで同振興協議会の機能をもう一 歩進めて、圏域市町村にまたがる具体 的な共同ソフト事業を行いながら圏域 全体の振興を図ることを目的に、平成 9年、 『札幌広域圏組合』として再ス タートをきりました。 石狩市 59,319 札幌市 1,943,372 札幌広域圏組合の概要 新篠津村 3,331 江別市 120,082 恵庭市 68,958 凡例: ※平成 17 年、厚田村、浜益村は石狩市と合併 1 当別町 17,204 市町村名 人 口(平成 27 年 1 月末現在) 北広島市 59,619 千歳市 95,503 3 名称・組織 さっぽろこういきけんくみあい 組合の名称 札幌広域圏組合 設立年月日 平成 9 年 2 月 1 0 日 ( 北海道知事許可 ) 行 政 機 構 複合的一部事務組合 ( 地方自治法第 2 8 5 条 ) 執 行 機 関 管理者制 ( 管理者:札幌市長 ) 議 定数 1 6 名 会 構成市町村長 ( 札幌市長除く ) 構成市町村議会議員各1名 ( 札幌市議会 2 名 ) 組合事務所の 所 在 地 札幌市中央区北 1 条西 3 丁目 3 札幌 MN ビル 1 0 F ☎ 011-290-1313 札幌広域圏組合組織図 議 会 組合議員 (16 人) 会計管理者 (札幌市会計管理者) 事務局 振興係長 有 識 者1名 議会選出1名 総務係長 (札幌市人事 委員会に委託) 主幹 監査委員 振興課長 公平委員会 総務部次長 (札幌市長) 副管理者 (札幌市副市長) 総務部長 執行機関 管 理 者 事務局長 各市町村長(札幌市長を除く) 及び各市町村議会選出議員各 1 名(札幌市 2 名)で構成 2 4 札幌ふるさと市町村圏基金 本組合の基金は『札幌ふるさと市町村圏基金』といい、平成 8年度と9年度の2カ年で15億円を造成しました。 本組合は、その運用益をもって構成市町村と協力しながら各 種ソフト事業を行っています。 札幌ふるさと市町村圏基金 構成市町村の負担割合 札幌ふるさと市町村圏基金 は、北海道から基金設置額の 1 割にあたる 1 億 5 千万円の 助成を受け、残りの13億 5 千万円を構成市町村が均等割・人口 割・財政割のそれぞれの負担割合に応じて負担しました。 (単位:千円) 区 分 構成市町村の 負担 負 担 額 札 幌 市 911,600 江 別 市 80,700 千 歳 市 67,900 恵 庭 市 56,700 北広島市 52,300 当 別 町 38,700 新篠津村 30,400 北海道からの助成 基金造成額合計 均等割 20% 人口割 50% 札幌広域圏組合の概要 1,350,000 150,000 基金設置額の1割 1,500,000 ●平成 6 年より、圏域10市町 村で組合の設立について協議。 ●平成 8 年 5 月24日、札幌広 域市町村圏振興協議会総会に おいて、「札幌広域圏組合」の 8 年度中の設立を目指し、基 金15億円、自治法上の位置づ けは複合的一部事務組合とす ることを提案する。 ●平成 8 年11月20日、北海道 知事から「ふるさと市町村圏」 の選定を受ける。 ●圏域10市町村長が、平成 8 年第 4 回定例議会等に協議会 を廃して組合を設立すること、 基金への出資、経常的経費負 担金にかかわる補正予算等を 提案し、全市町村議会におい 111,700 財政割 30% (うち旧厚田村) (30,000) (うち旧浜益村) (29,600) 石 狩 市 計 3 備 考 札幌広域圏組合設立の経緯 平成8・9年度の 2 カ年 で造成 て議決される。 ●平成 9 年 1 月17日付けで、 北海道知事に「一部事務組合」 の設立申請を行う。 ●平成 9 年 2 月10日、北海道 知事より「札幌広域圏組合」設 立が許可される。 ●平成21年 3 月31日、国の 「ふるさと市町村圏推進要 綱」は廃止されたが、構成市 町村の協議により、本組合の 取組は継続していくことを確 認した。 5 平成27年度予算の概要 1 札幌広域圏組合一般会計予算 歳 入 (単位:千円) 款 項 金 額 1 分 担 金 及 び 負 担 金 29,026 1 負 2 繰 越 金 3 諸 収 入 担 金 29,026 5,500 1 繰 越 金 5,500 2 1 組 合 預 金 利 2 雑 子 1 入 1 歳 入 合 計 34,528 歳 出 (単位:千円) 款 1 議 項 会 1,076 費 1 議 2 総 務 3 公 会 費 1,076 32,932 費 債 4 予 金 額 1 総 務 管 理 費 32,681 2 監 査 委 員 費 251 20 費 備 1 公 債 費 1 予 備 費 20 500 費 500 歳 出 合 計 34,528 2 札幌ふるさと市町村圏基金事業特別会計予算 歳 入 款 項 1 財 産 収 入 2 道 支 出 金 産 運 用 収 入 23,857 3,900 1 道 越 金 額 23,857 1 財 3 繰 (単位:千円) 補 助 金 3,900 2,373 金 1 繰 越 金 2,373 歳 入 合 計 30,130 歳 出 (単位:千円) 款 項 金 額 1 ふるさと市町村圏事業費 29,610 1 広 2 公 債 費 3 予 備 費 域 活 動 事 業 費 29,610 20 1 公 債 費 20 500 1 予 歳 出 合 計 備 費 500 30,130 4 6 事業の概要 札幌広域圏は、政令指定都市で全国 4 番目の人口を擁する札幌市をはじめとして、産業 の研究・開発拠点、空港や港湾を持つ重要交通拠点、道央圏の食糧生産拠点など、さまざ まな機能と個性をもつ市町村によって構成されています。 面積は、北海道全体のわずか 4.2%ほどですが、道内人口の約43%の人々が生活してお り、札幌市を中心に都市機能・交通機能が充実し、産業・経済などの諸機能も集積度が高 いことが特徴となっています。 そのため本圏域は、北海道全体の振興と活性化を視野に入れた先導的役割を果たすこと が期待されており、今後は特に、新たな産業開発や情報網の整備、国際化や広域観光の推 進などへの積極的な取り組みが求められています。 そこで、本組合では札幌ふるさと市町村圏基金を活用して、構成市町村相互の理解と協 調のもと、次のような各種ソフト事業に取り組んでいます。 札幌広域圏組合の 共同ソフト事業メニュー 研 圏 修 ・ 域 振 研 興 究 推 事 業 進 事 業 情 報 発 信 事 業 周 遊 促 進 事 業 人 材・文 化 交 流 ネットワーク事 業 食 の め ぐ み 推 進 事 業 事 業 名 事 業 内 容 市町村職員の資質向上と職員間の情報交流を目的に、札幌市 自治研修センターの各種専門研修に参加するかたちで、合同研 研修・研究事業 研修事業 企画・実施します。 研究事業 5 修を行います。 また、採用後6ヶ月を経過した職員を対象とする「新規採用職 員後期研修」や、共同事業に関する専門性の高い研修を独自に 札幌広域圏組合の概要 圏域市町村が抱える広域的かつ共通的な行政課題等をテーマ に選定し、研究機関や専門家の協力を得ながら調査研究を行い ます。 事 業 名 情報発信事業 事 業 内 容 地下鉄大通駅「ふれあい広場」パンフレットコーナーの運 営、コミュニティFMラジオへの出演、札幌都心部での広報など の情報発信手法の充実強化により、圏域市町村のイベントや観 光情報を紹介し、圏域の魅力を発信します。 各構成市町村の魅 力をより身近な圏域 住民に向けてPRする ことで、圏域内の 「おでかけ」による 周遊促進事業 圏域振興推進事業 域内循環を活発化さ せ、新たな需要の創 出による圏域の活性 まち歩き事業 化を図るほか、圏域 市町村の「食」や「人」の魅力を活かしたまち歩き事業を実施 し、人的交流の促進を図りながら地域に対する理解を深めても らうとともに、SNS等による情報発信によって圏域の魅力を広 く周知します。 圏域の小学6年生 (札幌市を除く)を 対象に、札幌コン サートホールKitaraで 人材・文化交流 ネットワーク事業 札幌交響楽団のコン サートを開催する 「ジュニアコンサー ト事業」を実施し、 芸術文化への関心を ジュニアコンサート 高め、感性や創造力 を育みます。 また、圏域にある歴史や文化、豊かな自然を活用したアート イベントを実施することで、文化芸術の振興を図ります。 圏域産小麦の地産地消を推進するため、圏域産小麦を利用し ている加工業者や飲食店を一般消費者に対してPRし、圏域産小 食のめぐみ推進事業 麦のブランド化などを視野に入れながら消費の拡大に取り組み ます。 6 7 年 度 札幌広域圏組合のあゆみ 札幌広域圏組合の主な基金事業・できごと ・H9年2月10日北海道知事が札幌広域圏組合の設立許可。札幌市、江別市、千歳 市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、厚田村、浜益村の10市町 平成 村で札幌広域圏組合を設立。管理者:札幌市長 桂信雄 8~9 ・構成市町村の図書館による蔵書の相互貸借「図書館情報ネットワーク事業」を 札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、当別町、新篠津村で開始 (1996~ 1997) ・圏域内公共施設等のガイドブックを製作 ・道内特産品のPRと販売「リンケージ・アップフェスティバル」共催 ・第2次札幌ふるさと市町村圏計画(H10~19年度)を策定 ・職員共同研修事業 H 10 ・図書館情報ネットワーク事業を北広島市、石狩市、厚田村、浜益村に拡大 (1998) ・民放ラジオ「きらりいしかり」で圏域の情報提供 H 11 (1999) ・豆菓子開発の産業クラスター事業(豆くらすたぁ事業) H 12 ・ジュニアリーダー養成研修事業(石狩管内社会教育主事会と共催) (2000) ・こだわり作物モニター事業 ・大豆生産者と消費者の交流事業(大豆採らすと事業) H 13 ・NPO等のまちづくり活動支援(IT機器貸出、ホームページ作成支援) (2001) ・札幌市と新篠津村の小学生が田植え、稲刈り体験(農業体験交流事業) ・「もっと北海道フェア」(道新主催)に出展(札幌ドーム) H 14 (2002) ・NPOの紹介ビデオ製作 H 15 (2003) ・組合管理者:札幌市長 上田文雄 ・防災に関するシンポジウム開催 H 16 (2004) ・10月1日、厚田村、浜益村が石狩市に編入合併。構成市町村8団体に。 ・圏域の小学6年生がKitaraで札響を鑑賞(ジュニアコンサート事業) H 17 ・サイクリングロードマップ製作 (2005) ・各市町村と旅行事業者による観光資源調査 ・小学生親子の食育事業「食の体験ランド」(石狩管内社会教育主事会と共催) ・広域圏魅力発見スタンプラリー事業 ・収穫体験及び生産者と消費者の交流事業(農業体験交流バスツアー) ・日帰りドライブルートマップを製作(管内を巡る6コース) ・第3次札幌ふるさと市町村計画(H20~29年度)を策定 ・体験型観光スポットを紹介する「体験ガイド」を製作 H 20 ・リンケージ・アップ フェスティバル事務局を札幌市へ移管 (2008) (同フェスティバルは「さっぽろオータムフェスト」に) ・中空知広域市町村圏との交流バスツアー(ふるさと発見体験学習事業) ・札幌市東京事務所と共催して上野公園で観光情報を発信(首都圏PR事業) ・「おでかけ観光情報」配信と「わくわくレポート」製作(魅力創造事業) H 21 ・企業誘致のため幕張の総合展示会に出展 (2009) ・さとらんどの「大地の恵みフェア」に出展(地産地消事業) ・広域圏のイメージポスター製作 ・圏域PRツール(DVD、パンフレット)を製作 ・移住促進のため「北海道暮らしフェア」(東京)に出展 H 22 ・小学生親子の食育セミナーなどスポーツ連携事業 (2010) H 18 (2006) H 19 (2007) ・ワークショップや観光資源調査により着地型観光商品を造成する「観光リプラ ンニング事業」を実施 ・札幌商工会議所との共催で「1ダースツアー」を実施 ・札幌歩こう会との共催でウォーキングイベント(江別市、千歳市)を実施 H 23 ・札幌オオドオリ大学との連携で「圏域交換留学事業」(江別市、石狩市)を実 施 (2011) ・圏域ゆかりの著名人を招き「トップランナー課外授業」(三浦雄一郎氏、恵庭 ハイテクAC)を実施 ・コンサドーレ札幌の試合や札幌駅前通地下歩行空間で「広域圏マルシェ」を開 催 ・共同事業や共通の課題に関する「専門研修」(農業流通研修)を実施 H 24 ・地方自治研究機構との共同で「再生可能エネルギー事業・産業の創出に関する (2012) 調査研究事業」を実施 ・圏域で生産された小麦の地産地消を推進する「札幌圏地麦推進事業」を実施 ・「魅力発見まち歩き事業」を圏域7市町村(札幌市以外)で実施 ・圏域市町村へ移住を検討している方を対象とした「移住促進モニターツアー」 H25 を実施 (2013) ・10月 札幌広域圏組合事務所を移転 ・圏域市町村が抱える広域的かつ共通的な行政課題をテーマに選定し、圏域若手 H26 職員が調査研究を行う「広域圏を深掘り!研究会」を実施 (2014) ・当別町の弁華別小学校で札幌圏アート振興事業(ワークショップ・プロジェク ションマッピング)「ちょこっとクリエイトPROJECT」を実施。 注)「基金事業」は、当該年度から始まった主な新規事業を記載している。 「圏域の主なできごと」欄は、暦年で表示している。 7 札幌広域圏組合の概要 圏域の主なできごと ・H8.9 北広島市・石狩市 市制施行 ・H9.6 たっぷの湯開業(新篠津村) ・H9.7 札幌コンサートホール Kitaraオープン ・H10.4 千歳科学技術大学開学 ・H10.12 エア·ドゥ新千歳‒羽田就航 ・H11.4 石狩温泉 「番屋の宿」オープン ・H12.12 恵庭市で全国初ブックスタート事 業開始 ・H13.6 札幌ドームオープン ・H16.10 江別市のれんがが北海道遺産 に指定 ・H16.10 札幌恵庭自転車道(エルフィ ンロード)開通 ・H17.3 カリンバ遺跡が国の指定史跡に (恵庭市) ・H17.4 千歳アウトレットモール・レラ 開業 ・H17.6 道の駅サーモンパーク千歳開設 ・H18.7 道の駅花ロードえにわ開設 ・H19.2 ノルディックスキー世界選手権札 幌大会開幕 ・H21.3.31をもって国が「ふるさと市町 村圏推進要綱」を廃止 ・H21.12 JR札沼線(学園都市線)電 化着工 ・H22.3 新千歳空港国際線旅客ターミナ ルビル供用開始 ・H22.4 三井アウトレットパーク札幌 北広島オープン ・H22.11 道の駅しんしのつ開設 ・H23.3 札幌駅前通地下歩行空間開通 ・H23.7 新千歳空港ターミナルビル リニューアルオープン ・H23.12 札幌市、江別市などが北海道 フードコンプレックス国際戦略総合特区 に指定 ・H24.6 学園都市線電化開業 ・H24.6 北海道新幹線札幌延伸が決定 ・H24.10 当別ダム完成 ・H25.8 道央自動車道新千歳空港イン ターチェンジ供用開始 ・H25.11 札幌市のユネスコ(国際連合 教育科学文化機関)創造都市ネットワー ク(メディアアーツ分野)への加盟認定 ・H25.12 石狩市が全国市町村初の「手 話に関する基本条例」を制定 ・H26.7~H26.9 札幌発の国際的なアー トフェスティバルとして「札幌国際芸 術祭2014」を実施 札幌広域圏の概要 1 地 勢 札幌広域圏は、北海道中央部のやや西寄りに位置し、東西約70㎞、南北120㎞にわたる面積 約3,540㎢の圏域です。中央部を東西に流れる石狩川流域には肥沃な石狩平野が広がり、古く から稲作の中核地帯であると同時に、札幌を中心とした大都市圏を形成しています。 南西部は、森林資源や自然環境に恵まれた支笏洞爺国立公園の一部をなし、また北西部は 日本海に面した自然美豊かな地域です。 2 人 口 圏域の人口は、約236万7千人(平成27年 1 月末日現在)で、全道の人口が減少しているの に対し、当圏域は増加しています。 3 産 業 圏域の就業構造は、右表に示したとおり第 3 次産業就業者の割合が圧倒的に高く、逆 に第 1 次産業の就業者の割合は 1 %強に過 ぎません。しかし、町村部では第 1 次産業 就業者が約22%を占めています。 就業者人口(人) 構成比(%) 第 1 次産業 11,541 1.2 第 2 次産業 155,692 16.1 第 3 次産業 797,322 82.7 (平成22年国勢調査) 第 1 次産業 第 2 次産業 第 3 次産業 圏域の農業は稲作が中心でし たが、近年は、畑作、野菜、花 きなどとの多角化、複合化が進 んでいます。また、耕地面積は 全道の3.6%となっています。 水産業は日本海沿岸漁業が中 心で、生産量では全道の0.3%、 金額で0.5%の現状ですが、変化 に富んだ地形条件を有し、多種 類の魚介類に恵まれています。 林業では、圏域面積の59%が 森林ですが、国有林が7割を占 め、伐採等の林業生産活動は相 対的に低い地域です。 圏域の工業は、事業所・従業 者数のいずれも全道の 2 割以上 を占めており、製造品出荷額 で1兆円を超えています。中で も金属製品、電子部品・デバイ ス・回路の製造品出荷額は、全 道の約55%、業務用機械器具は 約66%、さらに印刷・同関連産 業にいたっては68%に達してい ます。 これらの事業所の大部分は札 幌市にありますが、石狩湾新港 地域をはじめ、 江別市、 千歳市、 恵庭市、北広島市の各地域でも 積極的な進出が図られています。 圏域の卸・小売業は、札幌市 を中心に全道を商圏とした集積 が進み、全道の事業所数の約 34%以上、年間販売額は62%以 上を占めています。 また、札幌市は年間約1,356万 人(平成25年度)の観光客が道 内外はもとより、海外からも訪 れ、国際観光都市になっていま す。観光客入込客数では、宿泊 客や道外客が札幌市に多く見ら れ、他地域では日帰り客や道内 客の占める割合が高くなってい ます。 (石狩管内概要 2014、平成 26 年版札幌市の観光) 8 構成市町村の概要 札 幌 市 Sapporo 人口約190万人を抱える 道都として北海道をけん 引する一方、行政・経済 などの各分野でわが国に おける北の中枢都市と なっています。国際的に も北方圏交流の中心的役 割を担っています。 ▲モエレ沼公園 ▲セラミックアートセンター 空港、鉄道、高速道路など が結節する空・陸交通の要 衝にあり、光科学技術をは じめとした先端産業都市、 臨空型国際都市として発展 を遂げています。支笏洞爺 国立公園を抱えるなど観光 資源にも恵まれています。 ▲支笏湖 札幌広域圏組合の概要 庁舎所在地 〒066-8686 千歳市東雲町2丁目34 ☎(0123)24-3131 FAX (0123)22-8852 ●人 口/ 68,958 人 ●世 帯 数/ 31,360 世帯 ●面 積/ 294.65㎢ (先 ●市名の由来/恵庭岳の意であるアイヌ語「エ・エン・イワ」 の鋭くとがった高い山)に由来している。 ●市の木・花・鳥/イチイ(オンコ)、スズラン、カワセミ ●姉妹都市/和木町(山口県)、ティマル市(ニュージーランド) ●特 産 品/えびすかぼちゃ加工品、エルシーメロン、生貯蔵酒 「恵庭岳」、恵庭限定オリジナルジェラート、花苗、 恵庭えびすかぼちゃマッコリ、恵庭紅芋にごり酒 トマトピューレ、トマト鍋スープ 恵 庭 市 Eniwa 道央圏の中央部に位置し、 豊かな自然と田園地帯、都 市機能を合わせ持ったま ちです。ガーデニングが盛 んなことから、花のまちづ くりを進めており『水・緑・ 花 人がふれあう生活都 市』を目指しています。 庁舎所在地 〒067-8674 江別市高砂町6 ☎(011)382-4141 FAX (011)381-1070 ●人 口/ 95,503 人 ●世 帯 数/ 46,571 世帯 ●面 積/ 594.50㎢ ●市名の由来/アイヌ語で「シコツ」(大きなくぼ地)と呼ばれて いたが、当時ツルが多く棲息していたことに由来し て「千歳」と改称した。 ●市の木・花 鳥・魚/シラカバ、カツラ、ツツジ、ハナショウブ、ヤマセ ミ、コウライキジ、ヒメマス、サケ ●姉妹都市/アンカレジ市(アメリカ)、指宿市(鹿児島県) ●特 産 品/ハスカップ製品、ヒメマス、千歳駒そば 千 歳 市 Chitose 9 庁舎所在地 〒060-8611 札幌市中央区北1条西2丁目 ☎(011)211-2111 FAX (011)218-5109 ●人 口/ 120,082 人 ●世 帯 数/ 55,264 世帯 ●面 積/ 187.38㎢ (さめのいる川)、または「イ ●市名の由来/アイヌ語の「ユベオツ」 ブツ」(重要な入り口)に由来している。 ●市の木・花/ナナカマド、キク ●姉妹都市/グレシャム市(アメリカ) ●特 産 品/れんが、 陶芸品、 小麦「ハルユタカ」 、 えべつ小麦めん、 地酒「瑞穂のしずく」、乳製品、地場産品を生かし たジュース・ケチャップ・スイーツ 江 別 市 Ebetsu 大学と研究機関が集積す る研究学園都市として、 産学官等の連携により、 まちの発展を遂げてきま した。近年は、子育て応 援のまちとして、子育て 支援や教育内容の充実に も力を注いでいます。 ●人 口/ 1,943,372 人 ●世 帯 数/ 933,996 世帯 ●面 積/ 1,121,26㎢ ●市名の由来/アイヌ語の「サッ・ポロ」(乾いた広いところ)、ま たは「サリ・ポロ・ペッ」(大きな湿地のあるところ) に由来している。 ●市の木・花・鳥/ライラック・スズラン・カッコウ ●姉妹都市/ポートランド市(アメリカ)、ミュンヘン市(ドイツ) 、 瀋陽市(中国)、ノボシビルスク市(ロシア) 、大田 広域市(韓国) ●特 産 品/ビール、ラーメン、タマネギ、スープカレー、ジンギ スカン、スイーツ ▲白扇の滝 庁舎所在地 〒061-1498 恵庭市京町1 ☎(0123)33-3131 FAX (0123)33-3137 札幌広域圏組合を構成する圏域 8 市町村の概要を紹介します。 (平成 27 年 1 月末現在) ●人 口/ 59,619 人 ●世 帯 数/ 26,708 世帯 ●面 積/ 119.05㎢ ●市名の由来/かつて、この地域が広島県人の手によって開拓され たことに由来している。 ●市の木・花/カエデ、ツツジ ●姉妹都市/東広島市(広島県) 広 、いちご、ニンジンジュース、エ ●特 産 品/まるひろ大根○ ゾウコギドリンク、手作りハム・ソーセージ、ジェ ラート、地酒「大志」、特別栽培米「ひろっこ大 志」、木工芸品、きたひろ農学校シリーズ(春巻 き、コロッケ、グラタン、カレー、プディング) 北広島市 Kitahiroshima 札幌市の東南に隣接し、豊 かな緑とゆとりある生活 空間など、自然と都市機能 が調和したまち。「希望都 市」 「交流都市」 「成長都市 」を目指してまちづくりを 進めています。 ▲エルフィンパーク交流広場 石 狩 市 Ishikari 国際貿易港である石狩湾 新港と背後の工業団地と ともに発展してきた都市。 平成17年に厚田・浜益と 合併し、雄大な自然景観や 豊富な農水産資源を活か した観光政策等、新たなま ちづくりを進めています。 ▲はまなすの丘公園 水稲・野菜・花きの栽培が 盛んで、道央圏の食糧基地 として期待されています。 まちの将来像を「自然を身 ▲スウェーデンヒルズ 庁舎所在地 〒061-3292 石狩市花川北6条1丁目30-2 ☎(0133)72-3111 FAX (0133)75-2275 庁舎所在地 〒061-0292 当別町白樺町58-9 ☎(0133)23-2330 FAX (0133)23-3206 ●人 口/ 3,331 人 ●世 帯 数/ 1,415 世帯 ●面 積/ 78.04㎢ ●村名の由来/明治29年、当時の篠津村から分離独立して新篠津村 が誕生した。 ●村の木・花/ナナカマド、ハナショウブ ●特 産 品/純米酒 「大法螺」、吟醸酒 「氣まぐれ」、地ビール 「新 しのつ麦酒」、新しのつのどぶろく、どぶろくプリ ン、どぶカラくん、たっぷ米サイダー、田舎風味 噌、米、花、野菜 新篠津村 Shinshinotsu 石狩川右岸の石狩平野の 西部に位置し、道内有数の 「米の村」として有名。夢を 創造するヒューマンカン トリー「ふれあいの里」を スローガンに都市近郊を 活かした村づくりを進め ています。 ●人 口/ 59,319 人 ●世 帯 数/ 26,988 世帯 ●面 積/ 722.42㎢ ●市名の由来/アイヌ語の「イ・シカラ・ペツ」(曲がりくねって 流れる川)、(神が美しく造られた川)に由来する。 ●市の木・花・鳥/カシワ、ハマナス、カモメ ●姉妹都市/キャンベルリバー市(カナダ)、ワニノ市(ロシア)、 彭州市(中国) ●友好都市/輪島市(石川県)、恩納村(沖縄県) ●特 産 品/鮭、石狩鍋、寒塩引、いしかり丼、石狩鮭醤油らーめん、シャコ、ハタハタ 飯寿し、トマトジュース・しそジュース、ホタテ、ジャンボどら焼き、手作りジャ ム、いしかりバーガー、望来豚、さくらんぼ、浜益牛 ●人 口/ 17,204 人 ●世 帯 数/ 7,613 世帯 ●面 積/ 422.86㎢ (沼からくる川)に由来する。 ●町名の由来/アイヌ語の「トウペツ」 ●町の木・花・鳥/シラカバ、カスミソウ、フクロウ ●姉妹都市/レクサンド市(スウェーデン)、大崎市(宮城県 旧岩出山町)、宇和島市(愛媛県) ●特 産 品/とうべつBrandeli'認証品(取扱店:ふれあい倉 庫・つじの蔵・FIKA)、米、小麦、SPF豚(加工 品含む)、亜麻、花き(ユリ・カーネーション・デ ルフィニウム等)、いもだんご汁、ロイズ生チョコ レート、スウェーデンガラス 当 別 町 Tobetsu 近に感じ 活力に満ちた 美 しいまち 当別」と設定し、 美しいまちづくりに取り組 んでいます。 庁舎所在地 〒061-1192 北広島市中央4丁目2-1 ☎(011)372-3311 FAX (011)372-3850 ▲しのつ公園展望台 庁舎所在地 〒068-1192 新篠津村第47線北13番地 ☎(0126)57-2111 FAX (0126)57-2226 10 札幌広域圏組合規約 平成 9 年 2 月10日 告 示 第 1 号 第 1 章 総 則 (目的) 第 1 条 この組合は、札幌広域市町村圏(第 3 条に規定する市町村の区域を合わせた区域をいう。 以下「広域市町村圏」という。)の総合的な計画の策定及びこれに基づく施策の推進に関する事務 を共同処理することを目的とする。 (組合の名称) 第 2 条 この組合は、札幌広域圏組合(以下「組合」という。)という。 (組合を組織する地方公共団体) 第 3 条 組合は、札幌市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町及び新篠津村(以 下「関係市町村」という。)をもって組織する。 (組合の共同処理する事務) 第 4 条 組合は、次に掲げる事務を共同処理する。 ⑴ 広域市町村圏計画に関する事務 ⑵ 広域市町村圏の振興整備に伴う連絡調整、調査、研究等に関する事務 ⑶ ふるさと市町村圏基金の運用により実施する事業に関する事務 (組合の事務所の位置) 第 5 条 組合の事務所は、札幌市に置く。 第 2 章 組合の議会 (組合の議会の組織及び議員の選挙) 第 6 条 組合の議会の議員(以下「組合議員」という。)の定数は、16人とする。 2 組合議員は、次のとおりとする。 ⑴ 関係市町村の長(札幌市長を除く。) ⑵ 関係市町村の議会の議員のうちから当該議会において互選した者各 1 人(札幌市にあっては、 2 人) 3 前項第 2 号の規定により選出された組合議員に欠員を生じた場合は、当該組合議員の属する関 係市町村の議会は、速やかに補欠の組合議員を互選しなければならない。 (組合議員の任期) 第 7 条 組合議員の任期は、それぞれ関係市町村の長又は議会の議員の任期による。 2 組合議員が関係市町村の長又は議会の議員でなくなったときは、その職を失う。 11 札幌広域圏組合の概要 (議長及び副議長) 第 8 条 組合の議会は、組合議員の中から議長及び副議長各 1 人を選挙する。 2 議長及び副議長の任期は、組合議員の任期による。 第 3 章 組合の執行機関 (管理者) 第 9 条 組合に管理者を置く。 2 管理者は、札幌市長をもって充てる。 3 管理者の任期は、札幌市長の任期による。 (副管理者) 第10条 組合に副管理者 1 人を置く。 2 副管理者は、札幌市副市長のうちから管理者が指定する者をもって充てる。 3 副管理者の任期は、札幌市副市長の任期による。 (会計管理者) 第11条 組合に会計管理者 1 人を置く。 2 会計管理者は、札幌市会計管理者をもって充てる。 (事務局) 第12条 組合に事務局を置く。 2 事務局に事務局長その他の職員を置く。 3 前項の職員は、管理者がこれを任免する。 4 第 2 項の職員の定数は、条例でこれを定める。ただし、臨時の職については、この限りでない。 (監査委員) 第13条 組合に監査委員 2 人を置く。 2 監査委員は、管理者が組合の議会の同意を得て、識見を有する者及び組合議員のうちから各1 人を選任する。 3 監査委員の任期は、識見を有する者のうちから選任される者にあっては 4 年(関係市町村の監 査委員から選任された場合は、当該監査委員の任期による。)とし、組合議員のうちから選任され る者にあっては組合議員の任期による。ただし、後任者が選任されるまでの間は、その職務を行 うことを妨げない。 第 4 章 組合の経費 (経費の支弁の方法) 第14条 組合の経費は、組合の事業により生ずる収入、関係市町村の負担金その他の収入をもって 充てる。 2 前項の負担金の分賦方法は、別表1のとおりとする。 3 前項の規定により分賦された負担金は、管理者の指定する期日までに納入しなければならない。 12 第 5 章 基 金 (基金) 第15条 広域市町村圏の総合的な振興整備のため、関係市町村の出資等により、札幌ふるさと市町 村圏基金(以下「基金」という。)を設置する。 2 関係市町村の基金への出資の額は、別表 2 のとおりとする。 3 基金のうち関係市町村の出資の総額に相当する額は、これを処分することができない。 4 組合が解散したときは、基金は、第 2 項の出資の額の割合に応じ、関係市町村に帰属するもの とする。 第 6 章 雑 則 (委任) 第16条 この規約に定めるもののほか、組合の管理及び執行に関し必要な事項は、組合の議会の議 決を経て、管理者が定める。 附 則 この規約は、地方自治法 (昭和22年法律第67号)第284条第 2 項の規定による北海道知事の許可 のあった日から施行する。 附 則(告示 第6号) この規約は、平成17年10月1日から施行する。 附 則(告示 第1号) この規約は、平成19年4月1日から施行する。 別表1(第14条関係) 別表 2 (第15条関係) 負担金の分賦方法 基金への出資額 (単位:千円) 区 分 負 担 割 合 均等割 20 パーセント 人口割 財政割 50 パーセント 30 パーセント 摘 要 算出に当たっては、各年 4 月 1 日 において官報で公示されている直 近の国勢調査の人口を用いる。 算出に当たっては、前年度の基準 財政需要額を用いる。 備考/この表の負担割合により難い経費についての分賦方法は、 関係市町村の長の協議により定める。 13 札幌広域圏組合の概要 市町村名 出 資 額 札 幌 市 911,600 江 別 市 80,700 千 歳 市 67,900 恵 庭 市 56,700 北 広 島 市 52,300 石 狩 市 111,700 当 別 町 38,700 新 篠 津 村 30,400 N 北1西2 北1西3 国道12号 札幌市役所 札幌MNビル10F 地下鉄東豊線 札幌広域圏組合 道新ビル 地下鉄南北線 時計台 NTTビル 大通公園 札幌広域圏組合 〒 060 - 0001 札幌市中央区北 1 条西 3 丁目 3 札幌 MN ビル 10 F TEL / 011-290-1313 FAX / 011-290-1311 【URL】http://www.kouiki.chuo.sapporo.jp/ 【E-mail】spkouiki@ kouiki.chuo.sapporo.jp 札幌広域圏組合 14 2015年(平成27年)4月発行 発行者●札幌広域圏組合 Sapporo Kouikiken Kumiai 札幌広域圏組合の概要 2015 年度版 2015 年度版
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