2015/4/12 Axelspace Cup 2015 1st Review SpaceTrekkers 仁尾航(プロジェクトマネージャ) 明野晃季 池田寛 池谷亘介 小池毅彦 新谷勇介 鈴木栞 徳田大樹 平澤弘毅 ミッション概要 宇宙から地球にメッセージを送ろう! ビジネス背景 火星上に書いた文字 を広告に使いたい 派手なプロポーズ がしたい 宇宙に芸術作品 を作りたい ①宇宙ならではの絶景 (ほどよし3号[1]) ②幅広いターゲット,ニーズが存在 ③文字を書くことは世界初 [1]Sanrio ハローキティが人工衛星に乗って初の宇宙空間に, 株式会社サンリオ, http://www.sanrio.co.jp/corporate/release/y2014/d0812/. (2015年3月27日確認) ミッション概要 火星上に企業のロゴ 「NASA」 サービス利用例 日食中の月面上に プロポーズメッセージ 「SETSUKO MARRY ME」 月面上に似顔絵 「アインシュタイン」 ミッション概要 「宇宙から地球にメッセージを送ろう!」 他の探査機 と共に降下 他の探査機に付随 して打ち上げ 地球 描画プログラムを 衛星に送信 描画プログラムを ローバーに送信 月や 火星 ローバー 中継衛星 写真データを 地球上に送信,提供 写真データを 衛星に送信 描画を行い, 写真を撮影 ビジネス実現性 (1/2) ・月面でのサービス費 支出 1機当りの打ち上げ費用[円] 写真 100万円/枚 開発費用[円] 60億 10~20億 1台当りの支出合計[円] 70億~80億 収入 稼働年数 1日当りの画像送信枚数 2 10 1枚当りの価格[円] 100万 1台当りの収入[円] 73億 ビジネス実現性 (2/2) ・火星でのサービス費 支出 1機当りの打ち上げ費用[円] 写真 390万円/枚 開発費用[円] 120億 10~20億 1枚当りの通信費用[円] 4万 1台当りの支出合計[円] 130億~140億 収入 稼働年数 5 1日当りの画像送信枚数 2 1枚当りの価格[円] 390万 1台当りの収入[円] 142億 ARLISSでの技術実証項目 地面にロゴ・文字を描く ・整地機構 地面を描画可能な状態にならす ・描画機構 地面にドリルで線を書く 写真の撮影 ・位置と方向の制御 ARLISSでのミッション ミッションステートメント(1/2) ARLISSでは,ローバーのモデルを製作し, 「パラシュートの展開から写真撮影」までの フェーズについて実証実験を行う. ARLISSでのミッション ミッションステートメント(2/2) 今回は縦2m,横2mの正方形内に図形を描画する. パラシュート ・パラシュートの展開,着地 ・パラシュートの切断 描画 ・展開機構の動作 ・整地機構の制御 ・描画ドリルの制御 ・ローバーの移動による線の彫刻 撮影 ・写真撮影 ARLISSでのミッション サクセスクライテリア フルサクセス 定めた図形を描くこと 撮影した写真に図形全体が写っていること 評価 ・描いた図形の精度がTBD[%]以上であること ・写真に図形のTBD[%]が写っていること ARLISSでのミッション ミッション・イメージ (1/2) ARLISSでのミッション ミッション・イメージ (2/2) ミッション・シーケンス 開発要素 既存技術 ・カメラ 既存の製品を使用 ・パラシュート展開 昨年度チームの技術を継承 ・ニクロム線によるテグスの溶断 昨年度チームの技術を継承 開発要素 新規開発技術 ・ドリルおよびドリル展開機構 ー整地ドリル 上下・スライドする機構 ー描画ドリル 上下する機構、過剰掘り込み防止システム ・タイヤ展開機構 ・カメラ展開機構 ・ハケ展開機構 CanSat 設計 「整地,描画,撮影」の3役ローバー 描画機構 カメラ展開 機構 展開 ロケット収納時 (パラシュート除く) タイヤ展開 機構 ハケ展開機構 5つの機構 整地機構 CanSat 設計 掘削機構 2本の線を書く 2本のドリル を回転 CanSat 設計 整地機構 ③左右並進 ②上下並進 ①ドリル回転 3軸で駆動 CanSat 設計 システムダイヤグラム 地上局 CanSat 内部 ※電源系は除く 記憶媒体 無線機 GPS 描画システム モーター (描画ドリル回転) 無線機 PC ジャイロセンサ モータードライバ 加速度センサ モーター (整地ドリル回転) モータードライバ サーボモーター (ドリル左右) モータードライバ エンコーダー サーボモーター (ドリル上下) モータードライバ モータードライバ 整地システム マイコン モータードライバ モーター (ローバー右) モーター (ローバー左) エンコーダー 気圧センサ カメラ テグス溶断回路 ローバー・ 移動検知システム スケジュール 月 週 ARLISS 1 4 5 6 7 8 9 10 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 AXELSPACE CUP ミッション計画書最終版資料 提出締切 第1回審査会 開発計画 主な項目 設計 機構検討・全体システム検討 BBM製作 構造試作・回路試作・ 制御ソフト試作・単機能試験・BBM 統合 EM製作 不足パーツ製作・ プログラム統合・構造製作 EM試験& 修正 基盤設計・製作・ 要求に対応する試験 EM 再設計・ 未達成事項の取捨 課題点の発見と改善 FM製作 FM 製作 FM試験 End-to-End 試験・ ミッション成功可能性の評価 FM修正 動作確認・ ARLISS 用持ち物確認 データ解 析 取得データ整理 報告書作 成 報告書作成・ミッション評価 引き継ぎ資料作成・ミッション完了報告書 EM試験 開発進捗報告書提出締切 第2回審査会 審査通過許可取得締切 能代宇宙イ ベント 本番 最終審査会 予算 BBM EM FM 合計 工具 ¥4,000 ¥2,000 ¥0 ¥6,000 ドリル ¥7,000 ¥5,000 ¥5,000 ¥17,000 ドリル制御機構 ¥5,000 ¥5,000 ¥4,000 ¥14,000 モーター ¥12,000 ¥12,000 ¥8,000 ¥32,000 マイコン ¥5,000 ¥5,000 ¥5,000 ¥15,000 加速度センサ ¥2,000 ¥2,000 ¥1,000 ¥5,000 バッテリー ¥7,000 ¥6,000 ¥5,000 ¥18,000 パラシュート ¥0 ¥6,000 ¥6,000 ¥12,000 パラシュート切り離し機構 ¥0 ¥2,000 ¥2,000 ¥4,000 カメラ ¥2,500 ¥2,500 ¥2,500 ¥7,500 カメラアーム制御機構 ¥1,500 ¥1,500 ¥1,500 ¥4,500 ハケ ¥1,000 ¥1,000 ¥1,000 ¥3,000 ハケ展開機構 ¥1,000 ¥1,000 ¥1,000 ¥3,000 素子類 抵抗等回路素子 ¥6,000 ¥6,000 ¥3,000 ¥15,000 材料費 本体材料費 ¥6,000 ¥8,000 ¥10,000 ¥24,000 打ち上げ費用 ¥0 ¥0 ¥85,000 ¥85,000 GPS ¥0 ¥2,800 ¥2,800 ¥5,600 マイクロSD,SDキット ¥500 ¥500 ¥500 ¥1,500 ネジ、ナット類 ¥5,500 ¥4,000 ¥3,000 ¥12,500 その他消耗品 ¥5,000 ¥5,000 ¥4,000 ¥14,000 ¥71,000 ¥77,300 ¥150,300 ¥298,600 工具類 ドリル機構 ローバー機構 カメラ機構 ハケ機構 その他 合計 総計 298,600円 ご清聴ありがとうございました Back Up Cansat 設計 ドリルを使った掘削機構 ・過剰掘り込みの防止 後輪を用いてドリルを停止させる Cansat 設計 実際の描画例 4/6(月) 掘削試験 条件 ・ドリル径D:直径3mm ・掘削速度u:約2mm/s ・ドリル押し付け荷重M:25g以下 Cansat 設計 実際の描画例 結果 ・大きさ:縦500mm、横1000mm ・「S」は2重線(幅25mm),「T」は4重線(幅50mm) ・ゆっくり掘り進めることで、視認できる線を彫れる。 ・今回の条件であれば、地上200mmから撮影した写真 において奥にある文字も認識できる。 予算の計算過程 ●月 打ち上げ費用: “Annual Meeting of the Lunar Exploration Analysis Group” より、月面までの打ち上げ費用を2億円/kg と している。したがって、 ・2億円 × 30 kg = 60億円 開発費: 2016年に打ち上げられる月探査機「ハクト」の開発費 を参考にした。 ハクトの具体的な開発費は,総費用からから求めた打ち 上げ費を引いた値を用いた。 ・ハクトの打ち上げと開発費を加えた総費用 30億円 ・ハクトの打ち上げ費 10 kg × 2億円/kg = 20億円 よって、開発費は約10億円と見積もれる。 予算の計算過程 ● 火星 打ち上げ費用: 火星探査機「オポチュニティ」の打ち上げ費用を参 考にした。 画像送信枚数: キュリオシティからMars Reconnaissance Orbiter への、1火星日に送れる平均値は47MB/sol。MROか ら地球へは2475MB/day。 仮に、1solに2MB(全リソースの4.25%)の通信を させてもらえるとしたら、1枚あたりのデータ圧縮し た画像を1MBとして、2枚分の画像を送ることができ ると考えた。
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