平成27年度 柏市小中学校教職員 初任者研修の手引 柏市教育委員会 柏市教育振興計画(H24~32年度) ◆基本理念(基本構想) 自他を尊び 支え合い,学び合い,高め合う 教育 ◆柏市の教育が目指す姿(基本構想) 【目指す子どもの姿】 ○かけがえのない自分という存在を大切にする,心身ともに健康な子ども ○他者を尊重し,思いやり,社会の一員として協力し合える子ども ○課題を乗り越えようとする心を持ち,生涯にわたり学び続ける基礎を身に 付けた子ども 【目指す学校・教職員の姿】 ○子どもたちが学び合う場として,教育活動を組織的に実践し,家庭や地域 から信頼され,支えられる学校 ○教育者としての愛情と使命感を持ち,相互に力量を高め合い,連携協力 して課題を解決する教職員 【期待される家庭,地域の姿】 ○すべての教育の出発点として,愛情と自信を持ち,自立に向けた子どもの 心身の発達を支える家庭 ○学校や家庭との協力のもと,積極的に教育に関わり,子どもたちの健全な 成長を支える地域 4 目 次 Ⅰ 初任者研修の概要 1 平成27年度柏市立小中学校初任者研修実施要項 2 初任者研修の仕組み 年間研修計画の作成について 1 小学校年間研修計画 2 中学校年間研修計画 〈例1〉初任者研修【校内研修】年間研修計画参考例(小学校) 〈例2〉初任者研修【校内研修】年間研修計画参考例(中学校) 1 3 Ⅱ 校内研修の進め方 1 校内研修の内容 2 校内研修の種類 3 校内研修体制 (1)拠点校方式(フルタイム) <例1>~<例4> 週時程作成例 (2)拠点校方式(再任用短時間勤務者が初任者指導教員の場合) <例5>・<例6> 週時程作成例 (3)従来方式 <例7>~<例10> 週時程作成例 4 年間指導計画書,校内研修体制報告書及び指導報告書について (1)作成等について (2)提出について 様式1 年間指導計画(報告)書「校内研修」 様式2 校内研修体制報告書 様式4 指導報告書「授業研修等」 5 初任者研修指導教員研修会の実施について 4 6 8 10 Ⅲ 校外研修について 1 校外研修の受講について 2 初任者研修校外研修一覧 3 「グループ別協議」(第8回)について 4 他校種体験研修(第17回及び第18回)について 5 教育実践発表会について 6 提出書類様式一覧 7 研修に関する連絡事項や資料等について 研修受講者の欠席について(報告) 12 12 13 13 22 25 31 31 31 32 33 34 35 Ⅳ Ⅴ 初任者研修の実施にかかわるQ&A <参考資料> 1年経験者研修・2年経験者研修 37 38 41 42 44 46 47 48 49 55 Ⅰ 初任者研修の概要 1 平成27年度柏市小中学校初任者研修実施要項 (1)目 的 初任者研修は,新任教員に対して,教育公務員特例法第23条並びに地方教育行政の組織 及び運営に関する法律第59条の規定により,現職研修の一環として,1年間の研修を実施 し,実践的指導力と使命感を養うとともに幅広い知見を身につけることを目的とする。 (2)対 象 ① 初任者研修の対象となる新任教員(以下「初任者」という)は,別表のとおりとする。 ② 柏市教育委員会は,その所管する小学校及び中学校(以下「小学校等」という)の初任 者について,年間研修計画及び年間指導計画に従い,1年間の初任者研修を実施する。 ③ 養護教諭及び養護助教諭,学校栄養職員及び栄養教諭,市立高等学校の初任者について は,千葉県教育委員会に依頼し実施する。 (3)内 容 ① 初任者は,校内において指導教員を中心とする指導及び助言による研修(週8時間程, 少なくとも年間240時間:以下「校内研修」)を受けるとともに,校外において研修(年 間20日:以下「校外研修」)を受ける。 (4)年間研修計画 ① 柏市教育委員会は,年間研修計画を作成する。 ② 年間研修計画においては,第3項に定める事項のほか,校内研修,校外研修の項目及び 時期その他必要な事項を定める。 ③ 柏市教育委員会は,研修の進展に応じて,年間研修計画について,適時必要な改善を行 う。 (5)年間指導計画(校内研修) ① 校長は,柏市教育委員会が作成する年間研修計画に基づき,教職員組織や地域の状況等 学校の実情に配慮し,指導教員等の参画を得て当該学校における年間指導計画 (校内研修)を作成する。 ② 年間指導計画(校内研修)においては,校外研修との関連を考慮して,研修の項目及び 時期その他必要事項を定める。 なお,校内研修が円滑に実施できるよう,研修時間はできるだけ週時程に組み入れる。 (6)校内体制 ① 校長は,初任者研修に学校全体が関わる校内体制をつくるとともに,指導及び助言に当 たる。 ② 初任者は,原則として,学級又は教科を担当する。また,校長は,担当授業時数等校務 分掌を軽減する等の配慮に努める。 ③ 指導教員は,校長及び教頭の指導の下に,年間指導計画(校内研修)に従い,初任者に 対して指導及び助言を行う。 ④ 指導教員以外の教員は,校長及び教頭の指導の下に,年間指導計画(校内研修)に従 い,指導教員と連携しつつ教科指導,生徒指導,学級経営等,必要な研修分野を分担して 指導及び助言に当たる。 ⑤ 指導教員は,校長,教頭及び指導教員以外の教員による初任者に対する指導及び助言の 状況を把握し,年間を通して系統的,組織的な研修が行われるようにする。 ⑥ 校長は,初任者が校外研修を受ける間,その授業が適切に行われるよう配慮する。 1 (7)指導教員の措置及び役割 [拠点校方式] ① 千葉県教育委員会は,初任者4人に1人の割合で指導に従事する指導教員を配置するた め教員定数についての措置を講じる。 ② 校長は,措置された指導教員(拠点校指導教員)の他に,校内においても指導教員(校 内指導教員)を置き,校務分掌組織に位置づける。 ③ 拠点校指導教員は,校内指導教員と連携し,初任者に対し「授業研修」及び「年間指導 計画に基づく研修」等の指導及び助言に当たる。その際,教科に関する指導においては専 門的な内容のみならず学習指導全体に関わる指導がなされるように配慮する。 [従来方式] ① 指導教員は,初任者の所属校の教頭,教諭又は非常勤講師の中から,原則として,当該 学校の校長の意見を聴いて,柏市教育委員会が命じる。 ② 校長は,指導教員による初任者に対する指導及び助言が円滑に実施できるようにするた め,指導教員の担当授業時数等校務分掌の軽減に配慮する。 ③ 指導教員は,初任者に対し「授業研修」及び「年間指導計画に基づく研修」等の指導及 び助言に当たる。その際,教科に関する指導においては専門的な内容のみならず学習指導 全体に関わる指導がなされるように配慮する。 (8)非常勤講師 千葉県教育委員会より,初任者研修の実施に伴い必要になる非常勤講師の人数に応じて 派遣教員が任命され,柏市教育委員会の求めに応じて当該派遣教員が派遣される。 (9)計画書及び報告書等の提出 校長は,以下に示す計画書及び報告書を柏市立教育研究所長に提出する。 ① 校内研修に係る年間指導計画書 ② 校内研修に係る指導報告書 ③ 初任者研修に係る校内研修体制報告書 (10)研修会 初任者研修を円滑かつ効果的に実施するため,指導教員研修会を開催する。 (11)その他 ① この事項に定めるもののほか,初任者研修の実施について必要な事項等は関係者が協議 した上で,これを定める。 ② 校長は,受講対象者を柏市教育委員会の指定する方法で,柏市立教育研究所長に報告す る。なお,入力方法及び提出期日は『研修事業の手引』に示すものとする。 [別表] 対 象 ① 公務員として採用された当初に小学校等の教諭等となった場合 ② 他の職種の公務員が,小学校等の教諭等となった場合 ③ 教諭等として国立学校,公立の学校又は私立の学校である小学校等に おいて,引き続き一年を超える期間を勤務した経験を有する者が,小学 校等の教諭となった場合 ④ 臨時的に任用された小学校等の教諭 ⑤ 期限附で任用された小学校等の教諭 (注) ○:対象となること △:任命権者の判断により対象となること ×:対象外となること 2 初任者研修 ○ ○ △ × × 2 初任者研修の仕組み 初任者は,実践的指導力と使命感を養うとともに幅広い知見を得るため,学級や教科 等を担当しながら,採用の日から1年間,実践的研修(初任者研修)を受ける。 千葉県教育委員会 市教育委員会が申請, 県教育委員会が任用, 市教育委員会に派遣 柏市教育委員会 実施 校外研修 校内研修 校 長 年間指導計画(校内研修)作成 ・教職員組織や地域の状況等,学校の実情や初任 者の資質・経験等を配慮する ・拠点校指導教員及び校内指導教員の参画を得る 派遣職員 市教育委員会が, 非常勤講師として 任命 非常勤講師 指導教員を中心とする校内体制の確立 ・校内指導教員及び拠点校指導教員等は,初任者 の指導・助言に当たる ・校長,副校長及び教頭は,研修項目に応じて初 任者の指導・助言に当たる ・校内指導教員を中心に全教職員が初任者研修に かかわる 校外研修(年間20日) 夏季休業中を除き,原則水曜日 ○講義・講話・協議・演習等(15日) ○特別支援学校体験研修(1日) ○他校種体験研修(2日) ○授業実践力研修(2日) 校内研修(週8時間,年間240時間) 週時程に位置付ける ○授業研修(週6時間) ・授業実践研修(週4時間) ・授業に関する研修(週2時間) ○年間指導計画に基づく研修(週2時間) 3 Ⅱ 年間研修計画の作成 この年間研修計画は,柏市小中学校初任者研修実施要項に基づき,柏市教育委員会が作成 したものである。 各校においては,校内研修欄の内容を参考に,初任者の経験や力量に応じて,また,個々 の学校の抱える課題に重点を置くなどの工夫を図り,当該校における年間研修計画を作成す るものとする。 1 小学校年間研修計画 月 4 5 6 7 校 1 2 3 4 5 6 7 内 研 修(作成例) 校 外 研 修 本校の教育課題と学校教育目標 1学期の学級経営計画 年間学習指導計画 教室環境づくり 教師としての在り方 家庭訪問の意義と進め方 服務と服務に関する表簿・文書 8 学級担任の役割 9 学級経営の意義と実際 10 学校行事の意義とその指導 11 総合的な学習の時間の計画の作成 12 上手なほめ方・しかり方 13 日常の健康観察 14 接遇の基礎 (1) 県開講式 県知事講話 県教育委員長講話 県教育長講話 (2) 市長講話 教育長講話 学校教育部長講話 教員の身分と服務他 接遇の基礎 (3) 学力向上のポイント 授業づくりの要点 教師の基本 15 不祥事防止①(体罰 わいせつ セクシャ ルハラスメント等) 16 発問と指名の仕方,板書の工夫 17 基本的生活習慣の形成 18 生徒指導に配慮した集団指導と個別指導 19 事故や緊急時の対応 20 学校給食の意義と指導の在り方 21 評価と通知票の作成 (4) 授業実践力研修(教科) (先輩教員の授業から学ぶ) (5) 学級経営(学級担任の役割) 通知票の作成(所見の書き方) 教職員のストレスマネジメント 22 1学期の学級経営の評価と反省 23 ボランティア活動の意義 24 夏季休業中の生活の仕方 25 コンピュータの活用 (6) 道徳教育の基本と実際 図工の教材研究 キャリア教育の推進 (7) (8) 夏季研修講座・大学連携講座 生徒指導の基本 1学期の現状と課題 (9) 模擬授業 豊かな人間関係づくり 生きる力を育む教育(消費者教育)の推進 8 4 月 校 内 研 修(作成例) (10) (11) (12) 8 (13) 9 10 11 12 1 2 3 校 外 研 修 理科実験・体育実技 ゲートキーパー養成講座 情報教育(リテラシー・モラル) ICTの利活用 学校図書館の利活用 保護者とのコミュニケーションのとり方 健康教育の進め方 食育の推進 26 2学期の学級経営計画 27 安全指導(災害時の対応と避難の仕方) 28 不祥事防止② (公金とその取扱い,飲酒運転) 29 学習指導案の作成 30 係活動の活性化 31 教育相談の進め方(事例研究) (14) 授業実践力研修(領域) (5年経験者の授業参観,協議会) 32 33 34 35 36 37 38 交通安全指導の進め方 学級通信のつくり方 学校における生徒指導体制 体験学習を生かした道徳教育 健康教育(性・エイズ教育・食育等) 一人一人を生かす授業の工夫 学校間連携(他校種理解) (15) 特別支援教育 いのちの授業の進め方 幼保小中連携 40 41 42 43 44 45 特別な支援を要する児童への指導 PTAの組織と運営 適切な言語活動 児童会活動の進め方 キャリア教育の指導 学校図書館の活用及び読書指導 (16) 特別支援学校体験研修 千葉県立柏特別支援学校 千葉県立我孫子特別支援学校 千葉県立つくし特別支援学校 46 学校人権教育の進め方 47 2学期の反省と冬季休業中の生活の仕方 48 学級活動の進め方 48 外部機関,団体との連携 49 50 51 52 53 3学期の学級経営計画 学習形態の工夫 生徒指導(いじめ・不登校の対応) 国際理解教育の進め方 諸表簿の整理の仕方 54 55 56 57 学年末学級事務処理の進め方 教育相談の手法 テストの評価と結果の分析 学習指導の反省と評価 (17) 幼稚園・保育園体験研修 (18) 中学校体験研修 (19) 教育実践発表会(プレゼンテーション) (20) 外国語教育の進め方 学校の危機管理・説明責任 閉講式 教育研究所長講話 58 1年間のまとめと来年度への展望 59 学年末における生徒指導の在り方 60 指導要録の作成 5 2 中学校年間研修計画 月 校 内 研 修(作成例) 4 1 2 3 4 5 6 7 本校の教育課題と学校教育目標 年間学級経営計画 教科等の年間指導計画 教師としての在り方 接遇の基礎 基本的生活習慣の形成 服務と服務に関する表簿・文書 5 8 9 10 11 12 13 14 15 教室環境づくり 生徒指導の基本 家庭訪問の意義と進め方 学校行事の意義とその指導 総合的な学習の時間の計画と作成 道徳教育の基本的な在り方 テストの作成と評価の工夫 学級経営の意義と実際 校 (1) (2) (3) 6 7 外 研 修 県開講式 県知事講話 県教育委員長講話 県教育長講話 市長講話 教育長講話 学校教育部長講話 教員の身分と服務他 接遇の基礎 学力向上のポイント 授業づくりの要点 教師の基本 16 17 18 19 20 21 22 健康診断の活用と健康診断 安全指導(事故や緊急時の対応) 発問と板書の工夫 教育相談の進め方 学校給食の意義と指導の在り方 評価と通知票の作成 生徒指導に配慮した集団指導と個別指導 (4) 授業実践力研修(教科) (ベテランの先生の授業から学ぶ) (5) 生徒指導の基本 通知票の作成(所見の書き) 教職員のストレスマネジメント 23 24 25 26 27 28 保護者会の持ち方 夏季休業中の生活の仕方 ボランティア活動の意義 1学期の学級経営と教科指導の反省 コンピュータの活用 不祥事防止(体罰 わいせつ セクシャ ルハラスメント等) (6) 道徳教育の基本と実際 教育相談のあり方 キャリア教育の推進 (7) (8) 8 (9) (10) (11) (12) (13) 6 夏季研修講座・大学連携講座 生徒指導の基本 1学期の現状と課題 模擬授業 豊かな人間関係づくり 生きる力を育む教育(消費者教育)の推進 コーチングの方法と実際 教材研究の方法と実際 ゲートキーパー養成講座 情報教育(リテラシー・モラル) ICTの利活用 学校図書館の利活用 保護者とのコミュニケーションのとり方 健康教育の進め方 食育の推進 月 9 10 11 12 1 2 3 校 内 研 修 校 外 研 修 29 30 31 32 33 34 2学期の学級・教科経営計画 災害時の対応と避難の仕方 学校行事の取り組み方と生徒指導 学校図書館の活用及び読書指導 特別な支援を要する生徒への指導 委員会や係活動の活性化 (14) 授業実践力研修(領域) (5年経験者の授業参観,協議会) 35 36 37 38 39 PTA活動と地域との連携 学級・学年通信のつくり方 学習活動の進め方(個別指導等) 学校の環境づくり 授業改善(指導案・授業づくり等) (15) 特別支援教育 いのちの授業の進め方 幼保小中連携 40 41 42 43 44 教育相談の進め方(事例研究) 保護者との面談の仕方 生徒会活動の進め方 キャリア教育指導(進路相談の進め方) 不祥事防止(公金の取り扱い・飲酒運転 防止等) 45 学校人権教育の進め方 (16) 特別支援学校体験研修 千葉県立特別支援学校流山高等学園 46 47 48 49 2学期の反省 道徳の時間の進め方と資料の活用 外部機関,団体等との連携 冬季休業中の生活の仕方 (17) 近隣の高等学校体験研修 (18) 学区内の小学校体験研修 50 51 52 53 3学期の学級経営計画 教育相談の手法 国際理解教育等 諸表簿の整理の仕方 54 55 56 57 学年末学級事務処理の進め方 テストの評価と結果の分析 本年度の指導の重点と研修のまとめ 問題行動の事例研究 (19) 教育実践発表会(プレゼンテーション) (20) 合唱活動による学級づくり 学校の危機管理・説明責任 閉講式 教育研究所長講話 58 1年間のまとめと来年度への展望 59 学年末における生徒指導の在り方 60 指導要録の作成 7 <例1> 初任者研修【校内研修】年間研修計画参考例(小学校) 4月 基 礎 的 素 養 学 級 経 営 ◆本校の教育課 題 ・学校教育目標 ・校内組織 ・施設設備 ・地域の特性 ◆教師としての 在り方 ◆1学期の学級 経営計画 ・学 級 目 標 の 意 義と立て方 ◆教室環境づく り ◆家庭訪問の意 義と進め方 ○ 朝 の 会,帰 り の会の進め方 ◆年間指導計画 の 見 方,立 て 方,活用の方法 ○日課表 ○学習指導の展 開の基本 ○教科書の意義 と活用 5月 6月 7月 8月 9月 ○本 校の教育 課 ○職 員会議の 機 程の編成 能 ○校 内全体研 修 ◆■ 不祥事防 止 の意義と対応 ① ◆■接遇の基礎 ・体 罰・わ い せ つ ・セ ク シ ャ ル ハ ラスメント等 ◆■ 学級担任 の ○学 級集団指 導 役割 の進め方 ◆学 級経営の 意 ◆評 価と通知 票 義と実際 の作成 ○授 業参観や 保 護者会の持ち方 ○開かれた学校 ・地 域 と の 連 携 と融合 ○ P T A 活 動と 地域の連携 ■特別支援教育 の推進 ◆■不祥事防止 ② ・公金の取扱い ・飲酒運転 ◆ 1 学 期 の 学級 経営の評価と反 省 ○ 個 別 面 談 の進 め方 ○通知票の作成 ○学級経営の進 め方 ■レクリエー ションの実際 ◆2学期の学級 経営の計画 ○教 材研究の 方 法と実際 (国 語・算 数・ 体育) ○週 案の意義 と 書き方 ★分 かりやす い 授業の進め方 ○ 作 品 の 見 方と 評価 ○ 水 泳 指 導 の在 り方 ◆ ■ コ ン ピ ュー タの活用 ★ 基 礎・基 本 の 定着 (社会・理科) ○教材研究の方 法 と 実 際(音 楽・図工・家庭 科) ◆■学習指導案 の作成 ○ 道 徳 学 習 指導 案の作成 ○道徳の時間の 指導 ・指 導 内 容 と 資 料 ○ 評 価 の 方 法と ねらい ○学習活動の進 め方 ・体 験 学 習 の 工 夫 ○ 話 し 合 い 活動 の進め方 ■健康安全 ○ 体 育 的 行 事・ 健康安全 ◆係活動の活性 化 ◆生 徒指導に 配 慮した集団指導 と個別指導・集 団の掌握と個へ の配慮と指導 ◆基 本的生活 習 慣の形成 ◆ 夏 季 休 業 中の 生活の仕方 ◆ ボ ラ ン テ ィア 活動の意義 ★ 児 童 理 解 の方 法 ○長期休業後の 生徒指導 ◆■教育相談の 進め方(事例研 究) ○安全指導 ◆事 故や緊急 時 の対応 ○保健室の機能 ○養 護教諭と 保 健主事の役割 ○ 安 全 点 検 の進 め方 ○ 保 護 者 と のコ ミュニケーショ ンのとり方 ◆ 安 全 指 導(災 害時の対応と避 難の仕方) ★避難訓練の計 画 ◆■ 発問と指 名 の仕方,板書の 工夫 ○ノート指導 教 ○教 材研究の 方 科 法と実際 指 (生活科・社会 導 ・理科) ★ 基 礎・基 本 の 定着 (国語,算数) ○道 徳教育の 諸 ■道 徳の時間 の 道 ○年間指導計画 ○道徳教育の目 計画の作成 進め方 徳 標と意義 ・主題とねらい 教 ・指導過程 育 ・発問の工夫 総合 ○ 総 合 的 な 学 習 ◆総 合的な学 習 ○学 習活動の 進 的な の時間の趣旨・ の時間の計画の め方 作成 ・学 習 活 動 の 展 学習 ねらい 開 の 時間 ○ 学 校 行 事 に つ ○ 遠 足,集 団 宿 ○学 級活動の 内 特 いて 泊的行事 容と過程 別 ・入 学 式,始 業 ◆学 校行事の 意 ◆学 校給食の 意 活 式等を中心に 義とその指導 義と指導の在り 動 方 ○学級担任の一 日 ○児童の実態把 生徒 握と理解 指導 ○ 遊 び を 通 し て ・ の子ども理解 進路 ○清掃指導 指導 そ の 他 ○諸表簿の取り 扱い ◆服務と服務に 関する表簿・文 書 ○校務分掌への 対応 ◆上手なほめ 方,しかり方 ○集 団指導の 技 術 ★生 徒指導と 学 校教育相談 ○生 徒指導の 機 能を生かした学 級づくり ○健康診断 ・健 康 診 断 の 記 録と活用 ○身 体測定の 実 際 ◆日 常の健康 観 察 8 10月 基 礎 的 素 養 学 級 経 営 ◆■健康教育(性・ エイズ教育等) ・食 育 指 導 の 進 め 方 ■教職員のメンタ ルヘルス ◆■学校間連携 ・他校種理解 ◆学級通信の作り 方 11月 12月 1月 2月 3月 ◆PTAの組織と運 ◆外部機関・団体と ◆国際理解教育の ○学校保健委員 ◆1年間のまとめと 営 の連携 進め方 会 来年度への展望 ○環境教育への取 ◆■学校人権教育 ○校外研修のまと ■公教育と使命 組 の進め方 めと評価 ■他校種理解 ・幼児教育理解 (幼保小連携) ◆適切な言語活動 ◆2学期の学級経 ○ 学 年 経 営 の 理 ◆学年末学級事 ◆1年間の学級経 ・教師の適切な言 営の評価と反省 解 務処理の進め方 営のまとめと来年 語の使用 ◆3学期の学級経 度への展望 ・言語環境の整備 営の計画 ○実態のとらえ方 ○授業研究の進め ○授業における具 ○ 教 育 機 器 の 活 ◆テストの評価と ◆1年間の学習指 ○生徒指導の機能 方 体的な評価方法 用 結果の分析 導への振り返りと を生かした授業 ◆ ■ 学 校 図 書 館 ○書写指導の進め ○教材・教具の工 ◆ 学習指 導の 反 来年度への課題 ■授業実践力研修 の活用及び読書 方 夫 省と評価 教 ◆一人一人を生か 指導 ★指導と評価の一 ★少人数指導の進 ★情報教育 科 す授業の工夫 ◆キャリア教育の 体化 め方 指 指導 ◆★学習形態の工 導 夫 道 ◆体験活動を生かし ○教科等との連携 ○ 家 庭・地 域 の 協 ○心に響く道徳教 ○未来を拓く道徳 ○授業の反省と評 を 図っ た道徳 の 力による道徳教育 育 教育 価 徳 た道徳教育 時間 教 育 総合 ○学習活動の進め ○活動案の作成 的な 方 学習 ・学習形態の工夫 の 時間 ○評価の方法と生 ○学習活動の進め ○評価の方法 ○年間のまとめ かし方 方 ・指導要録の記入 ・評価と改善 ・国際理解教育等 ○校外学習の計画 ◆児童会活動の進 ◆学級活動の進め 方 ○ 勤 労 生 産・奉仕 的 行事の意義と進 め方 ◆学校における生 ◆■特別な支援を ◆冬季休業中の生 徒指導体制 要する児童への 活の仕方 生徒 指導 指導 ○学校における進 ・ 路指導体制 特 と取組の実際 め方 別 ◆交通安全指導の ○クラブ活動 活 進め方 動 ○健康な生活 ○ 学芸的 行事 の ○儀式的行事の意 ・風 邪 の 予 防と 健 意義と進め方 義と進め方 康管理 ■問題行動の事例 ○ 教育相 談の 具 ◆学年末における 研究 体的実践 指導の在り方 ◆■生徒指導(い ◆教 育相談の 手 じめ・不登校の対 法 応) 進路 指導 ○文書の整理と保 ○公文書の扱い ★■学校事故と法 ◆諸表簿の整理の ○ 指導要 録の 見 ◆指導要録の作成 管 ・行 政文 書開 示と 律問題 仕方 方書き方 そ 個人情報 の 他 ◆柏市作成の年間研修計画に記載の研修内容 ★経験や力量へ配慮した研修内容の例 ■校外研修との連携を図った研修内容 ○具体的に指導する研修内容 9 <例2> 初任者研修【校内研修】年間研修計画参考例(中学校) 4月 基 礎 的 素 養 学 級 経 営 教 科 指 導 5月 6月 7月 8月 9月 ◆本校の教育課題 と学校教育目標 (校内組織・施設 設 備・地 域 の 特 性) ◆教師としての在 り方 ◆■接遇の基礎 ◆年間学級経営計 画(学 級 目 標 の 意義と立て方・学 級組織のつくり 方) ○校内全体研修の ○ 職 員 会 議 の 機 ○開かれた学校 意義と対応 能 ○PTAの組織と運 ○ 学 校 教 育 目 標 ○教職員研修と教 営 の重点と具現化 職員としての生き ◆ ■ 不 祥 事 防 止 方,在り方 (体罰・わいせつ・ セクシャルハラスメ ン・情報管理等) ○体力向上の方策 ■特別支援教育の 推進 ◆■学級経営の意 義と実際 ○学級集団指導の 進め方 ◆教室環境づくり ◆家庭訪問の意義 と進め方 ○個別面談の進め 方 ◆第1学期の学級 経営の評価 ○通知票の作成 ◆保護者会の持ち 方 ◆ 2学 期の 学級 経 営計画 ◆年間指導計画 (見 方,立 て 方, 活用の方法) ○学習指導の基 本 ○教科書の意義と 活用 ○教科指導の基 礎 (教材研究の方法 と実際) ○週案の意義と書 き方 ◆★テストの作成と 評価の工夫 ○作品の見方と評 価 ◆第1学期の反省 ◆■コンピュータの 活用 ◆ 2学 期の 教科 経 営計画 ○視聴覚機器の活 用 ○道徳学習指導案 の作成 ○道徳の時間の進 め 方(主 題 と ね ら い・指導過程) ◆■道徳教育の 道 ○年間指導計画 ○ 道 徳 教 育 の 目 基本的な在り方 徳 ○年間計画の立て 教 標と意義 方 育 ■学級担任の役 割 ○授業参観や保護 者会のねらい ◆教育相談の進め 方 ◆評価と通知票の 作成 ◆発問と板書の工 夫 ○資料の活用 ○指名の仕方 ○ノート指導 ■★分かりやすい 授業の進め方 ■授業実践力研 修 ○道徳の時間の指 導 ・指導内容と資料 ○道徳教育と他教 科・領域等 ○学習活動の進め 方(学 習 活 動 の 展開) ○評価の方法とね 総合 ○総合的な学習の ◆総合的な学習の らい 的な 時間の趣旨・ねら 時間の計画の作 成 学習 い の 時間 ○学校行事の意義 ◆学校行事の意義 ○学級活動の内容 ○話し合い活動の 進め方 特 とその指導(入学 と そ の 指 導(遠 と過程 別 式,始 業 式 等 を 足,集 団 宿 泊 的 ◆学校給食の意義 ■健康安全な生活 行事) と指導の在り方 ◆ボランティア活動 活 中心に) の意義 動 ○ 学 級 担 任 の 一 ◆■生徒指導の基 ◆集団指導と個別 ◆夏季休業中の生 日 本 指 導(集 団 の 掌 活の仕方 生徒 ◆基本的生活習慣 ○上手なほめ方, 握と個への配慮 ○体験活動の意義 指導 形成 しかり方 と指導) と進め方 ・ ○清掃指導 ○ 集 団 指 導 の 技 ■生徒指導の機能 進路 術 を生かした学級づ 指導 ★ 生 徒 理 解 の 方 くり 法 ○学校事務の進め ○ 健 康 診 断 の 記 方 録 ○諸表簿の取り扱 ○ 身 体 測 定 の 実 そ い 際 の ◆服務と服務に関 ■保護者とのコミュ 他 する表簿・文書 ニケーションの取 ○校務分掌への対 り方 応 ◆健康診断の活 用と健康観察 ◆安全指導(事故 や緊急時の対 応) ○保健室の機能 ○養護教諭と保健 主事の役割 10 ○安全点検の進め 方 ★部活動の意義と 指導の実際 ■特別活動の意義 ■環境教育 ○体験学習の工夫 ◆学校行事の取り組 み方と生徒指導 (体育的行事・文化 的行事) ◆委員会や係活動 の活性化 ○長期休業後の生 徒指導 ○学校における生徒 指導体制 ◆■特別な支援を 要する生徒への指 導 ■キャリア教育の 意義 ◆災害時の対応と避 難のさせ方 ◆■学校図書館の 活用及び読書指 導 10月 11月 12月 1月 ◆PTA活動と地 ◆不祥事防止(公 ■他校種理解 域の連携 金 と そ の 取 り 扱 (小中連携) 基 ■教職員のメンタ い・飲 酒 運 転 防 礎 ルヘルス 止) 的 ◆■学校人権教 素 育 2月 3月 ■健康教育(現代 ◆校外研修のまと ◆一年間のまとめ 的課題・薬物乱用 めと評価 と来年度への展 防 止・生 活 習 慣 ○ 学 校 保 健 委 員 望 病 食 育・体 力 向 会 ■公教育と使命 上) ■安全教育 養 ◆学級・学年通信 ◆適切な言語活動 ◆第2学期の学級 ○学年活動の進め ◆学年末学級事務 ◆一年間の学級経 の作り方 (教師の適切な言 経営の評価 方の理解 処理の進め方 営のまとめと来年 学 語の使用・言語環 ◆第3学期の学級 度への展望 級 境の整備) 経営計画 経 営 ○実態のとらえ方 ○授業研究の進め ○授業における具 ◆第3学期の教科 ◆テストの評価と結 ◆一年間の学習指 ◆学習活動の進め 方 体的な評価方法 経営 果の分析 導への振り返りと ■○学習形態の工 ■★指導と評価の ■○教材・教具の ○学習指導の反省 来年度への課題 教 方(個別指導) 一体化 工夫 と評価 科 ◆■授業改善(指 夫 導案・授業づくり) ★少人数指導の進 指 ★ICT活用教育 め方 導 道 ○体験活動を生か ○教科等との連携 ◆道徳の時間の進 ○心に響く道徳教 ○未来を拓く道徳 ○授業の反省と評 を図った道徳の時 め方 と資 料 の活 育 教育 価 徳 した道徳教育 ■授業実践力研 間 用 教 育 修 総合 ○学習活動の進め ○活動案の作成 的な 方(学 習 形 態 の 学習 工夫) の ○地域学習 時間 ○評価の方法と生 ○学習活動の進め ○評価の方法(指 ○ 年 間 の ま と め かし方 方 導要録の記入) (評価と改善) ◆国際理解教育 等 ○交通安全指導の ◆生徒会活動の進 ○学級活動の進め ■ 学級レ クリ エー ○ 健康 な生 活(風 ○学校行事の意義 方 ションの実際 邪 の予 防と健康 とその指導(儀式 管理) 的行事) 特 進め方 め方 別 ○学校行事の意義 ○学校行事の意義 活 とその指導 とその指導(勤労 動 (学芸的行事) 生 産・奉 仕 的 行 事) ○進路指導のため ○■生徒指導上の ◆冬季休業中の生 ○帰国生徒・外国 ◆■問題行動の事 ◆学年末における の 情報 収集と そ 課題と対応 活の仕方 人生徒の指導の 例研究 生徒指導の在り 生徒 の活用 ◆■教育相談の進 在り方 方 指導 ○進路相談の進め め方(事例研究と ■◆教育相談の手 ・ 方 具体的実践) 法 進路 ◆■キャリア教育 指導 指導 ○文書の整理と保 ○ 公 文 書 の 扱 い ★■学校事故と法 ◆諸表簿の整理の ○指導要録の見方 ◆ 指 導 要 録 の 作 管 (行政文書開示と 律問題 仕方 書き方 そ ◆学校環境づくり 成 個人情報) ○外部機関・団体 の ◆保護者との面談 との連携 他 の仕方 ◆柏市作成の年間研修計画に記載の研修内容 ★経験や力量へ配慮した研修内容の例 ■校外研修との連携を図った研修内容 ○具体的に指導する研修内容 11 Ⅲ 1 校内研修の進め方 校内研修の内容 校内研修は,教員として身につけるべきことがらのうち,教育活動に必要な実践的 指導力と使命感,校務遂行に必要な知識等を養う内容とする。 2 校内研修の種類 校内研修は,A「授業研修」,B「年間指導計画に基づく研修」で,週8時間,年 間240時間以上実施する。研修の単位時間は夏季休業中等を問わず,小学校45 分,中学校50分とする。これらは週時程に位置付けて計画的に行う。 A 授業研修(週6時間,年間180時間以上) この研修は,初任者が実際の授業において児童生徒を指導していく過程を通して行う。 各教科等の指導の基本的な技能,効果的な授業展開の在り方,児童生徒の学習活動の様 子,教材の工夫について相談したり,指導・助言を受けたりすることにより,教科指導を 中心とした実践的指導力の向上を目指す。 A-1授業実践研修及びA-2授業に関する研修の2種類を実施する。 A-1 授業実践研修(週4時間,年間120時間以上) ・ 初任者が実際に授業を行う研修 ・ 指導教員の授業から学ぶ研修(実演授業) ※ 小学校においては,教科等は適宜交替して行う。 A-2 授業に関する研修(週2時間,年間60時間以上) ・ 授業の事前・事後研修として,授業計画や授業反省,教材研究等について指導教員等 の指導・助言を受ける研修 ・ 指導教員以外の教員の授業から学ぶ研修 B 年間指導計画に基づく研修(週2時間,年間60時間以上) この研修では,指導教員等が,初任者に対して年間指導計画に基づき指導を行う。 教育活動全般においての必要なことがらを身に付けることにより,教員としての実践的指 導力と使命感を養う。 年間指導計画は,柏市教育委員会が作成した年間研修計画(校内研修)に基づき,教職員 組織や地域の状況等学校の実情に配慮し,指導教員等の参画を得て,校長が作成する。 校内研修の種類 A-1 A 授業実践研修 授業 A-2 研修 授業に関する研修 B 年間指導計画に 基づく研修 ※ 研修時間 後補充 週4時間 不要 週2時間 必要※ 週2時間 必要※ 備 考 指導教員等の指導の下,初任者が授業を行 う。指導教員の実演授業から学ぶ。 授業の事前・事後研修,指導教員以外の授 業参観等を行う。 初任者が複数配置の場合,合同で実施して も良い。 初任者が授業を担当していない時間に研修時間を組む場合は,後補充の必要はない。 12 3 校内研修体制 校内研修体制は,(1)拠点校方式(フルタイム),(2)拠点校方式(初任者指導教員が再 任用短時間勤務者の場合),(3)従来方式,のそれぞれで計画の仕方に差異がある。 (1)拠点校方式(フルタイム) ① 研修方式 拠点校方式では,4人の初任者を複数の学校に配置した場合,その中の1校を拠点校 (本務校)とし,その拠点校に指導教員(以下,拠点校指導教員という)として,教員1 名を加配措置する。拠点校指導教員は,初任者1人に対して週に1日の割合で,当該初任 者配置校において研修指導する。 また,初任者配置校では,校内の教員の中から「校内指導教員」を選任する。選任され た校内指導教員は,コーディネーター役として他の教員と連携し,「校外研修日及び拠点 校指導教員の指導日」以外の日に,週2時間の研修を担当する。 校内研修(週8時間,年間240時間) ・「授業実践研修」 週4時間 ・「授業に関する研修」 週2時間 ・「年間指導計画に基づく研修」 週2時間 校外研修(年20日) (課業中12日,夏季休業中8日) 拠点校指導教員 (加配教員)1人 校外研修の後補充 (小学校のみ) 拠点校の後補充 拠点校の初任者 初任者 校内指導教員 教科・他 校内指導教員 教科・他 月 火 水 木 金 校 内 指 導 教 員 等 の 指 導 校 内 指 導 教 員 等 の 指 導 校 外 研 修 拠 点 校 指 導 教 員 の 指 導 校 内 指 導 教 員 等 の 指 導 1 2 3 4 5 6 放 課 後 初任者 ・ ・ ・ ・ 校内指導教員 教科・他 初任者 校内指導教員 教科・他 拠点校指導教員が木曜日に指導 拠点校指導教員の指導は週1日(6時間以上) 校内指導教員等の研修は原則週2時間 校外研修は年20日(内,課業中12日) (注)小学校においては,校外研修日(課業中)の後補充とし て非常勤講師が配置される。拠点校の初任者の後補充は拠 点校指導教員が入る。 ※ 中学校においては措置されない。 放課後の指導については,「研修を放課後等に位置付け る場合の留意点」を参照すること。 13 ア 拠点校指導教員について ・ 拠点校指導教員は,指導する初任者の配置されたすべての学校を兼務する。 ・ 拠点校指導教員は,各初任者をそれぞれ週1日(6時間以上)指導する。 ・ 初任者の配置には,1人配置の場合と複数配置の場合がある。初任者Aと初任者Bの2 名が配置された場合,拠点校指導教員の同校における指導日は2日間となる。 ・ 小学校における拠点校指導教員は,本務校初任者の校外研修日の授業の後補充に入る。 イ 校内指導教員について ・ 校内指導教員は,初任者研修の「年間指導計画」の原案を作成する。 ・ 初任者研修は,全教員がかかわることで,その効果がより発揮されることから,校内指 導教員がコーディネーター役となり,教科指導,生徒指導,学級経営等,必要な研修分野 を,各教員が分担して指導するよう計画することが大切になる。 ウ 校外研修日の後補充について(小学校のみ) ・ 小学校では,校外研修日の初任者の授業の後補充として,非常勤講師が措置される。 (拠点校指導教員は本務校の後補充に入る)。 ・ 後補充に関しては,単に,自習監督とならないよう,初任者と後補充教員とが十分連携 をとる必要があるが,特に初任者と非常勤講師は打ち合わせる機会がとれない(午後研修 の日は可能)ため,校内指導教員が積極的にかかわる必要性がある。 また,兼務校の場合は,校内指導教員が初任者の授業の後補充に入り,非常勤講師が校 内指導教員の授業の後補充に入るといった工夫も考えられる。 ② 初任者研修部会について 初任者研修をより有意義にしていくために,校内委員会の一つとして初任者研修部会を設 け,原則として拠点校指導教員の指導日の放課後に月1回以上開催する。 校内初任者研修を点検・評価及び計画の見直しをするとともに,相互の意見交換や初任者の 抱える悩みの相談等を行う。 初任者研修部会のメンバーは,初任者の他に,教頭,指導教員,教務主任,研究主任,生徒 指導主任等が考えられる。 ③ 他の校内研修とのかかわり 初任者研修以外の校内研修は,各学校における学校独自の主体的な研修であり,学校教育目 標の達成に向け,学校の実態に即した実践的な研修を行う。 初任者が日常の教育実践上必要とする知識・技能を身に付け,自立し,教育活動が円滑にで きるように指導・助言を行うための研修を実施する。 これらの校内研修は,いずれも教員としての職務に密着した現職研修であり,相互に関連を 図りながら運営することが望ましいが,初任者研修と初任者研修以外の校内研修は目的が違う ため区別する必要がある。 14 ④ 非常勤講師について 初任者の配置された学校には,指導教員を命じることができるようにするため,当該学校に 対し,教員加配又は非常勤講師配置の措置が講じらる。 ア 拠点校(本務校)に,拠点校指導教員として1人加配され,兼務校を含めて4人の初任者を 指導する。 イ 小学校の兼務校においては,校外研修日の初任者の後補充として,非常勤講師が配置され る。(1日7時間,年間12日) ⑤ 研修を放課後等に位置付ける場合の留意点 各研修は,週時程に位置付けることで研修時間を確保し,放課後等の職員会議や学年会,行 事又はその準備等で初任者研修が実施できない,ということがないようにする。 ただし,放課後であっても,研修時間(小・中学校ともに45分)を確実に確保できる場合 は,学校の実情に応じて,研修を放課後に位置付けて実施できる。 ⑥ 研修時間の週時程への位置付け 校内研修の曜日は,校外研修の曜日(水曜日)を除いた日に,学校の実情に応じて設定す る。学校行事のある日には校内研修を実施しないものとするが,やむを得ず重なった場合は, 校内研修を別の日(時間)に振り替えて実施する。 なお,拠点校指導教員の指導日は,曜日を決め指導するが,月毎に学校行事等を勘案しつつ 曜日のローテーションを組みかえるといった工夫は可能である。このことについては初任者研 修部会で協議し,また関係校に周知しておくことが必要となる。 初任者が学級担任の場合には,授業実践研修として道徳や学級活動の時間の研修を行う場合 を除き,時間割作成上研修時間(校内・校外)に道徳や学級活動の時間を組まないようにす る。 ⑦ ア 週時程作成上の留意点 各研修時間は,課業時間内に位置付ける。(放課後の指導については「研修を放課後等に 位置付ける場合の留意点」を参照) イ 週時程に初任者の行う授業を組まない研修時間は,「授業実践研修」以外の研修を行う時 間とする。 この時間の授業は,小学校では,学級担任以外の教員(教頭,教務主任,専科教員等)が 受け持ち,中学校では,初任者が授業を行わない時間とする。 ウ 初任者が複数配置された場合は,「年間指導計画に基づく研修」を合同で実施できる。 エ 小学校の兼務校の場合,初任者が校外研修日(課業期間中)のときは,後補充として非常 勤講師が措置され,12日間,7時間勤務する。 オ 中学校において,拠点校指導教員・校内指導教員と初任者の教科が異なる場合でも,教科 指導員は措置されない。したがって,初任者と同じ教科の他の教員の協力を得て指導に当た ることが必要となる。 カ 拠点校指導教員・校内指導教員には,研修の準備や資料整理等のための時間を確保するこ 15 ⑧ 拠点校方式における週時程作成例 ◆小学校◆ 校外研修日は水曜日とする。この場合,初任者(A,B,C,D)及び拠点校 指導教員(X)等の週時程は下図のとおり。 初任者Aの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 校 内 研 修 日 校 外 研 修 日 初 初任者Cの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 校 外 研 修 日 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 金 校 内 研 修 日 拠点校指導教員Xの週時程 月 火 水 木 金 1 2 A B 拠 C D の の 点 の の 3 指 指 校 指 指 4 導 導 の 導 導 日 日 後 日 日 5 補 6 充 放 初 初 初 初 初 1 2 3 4 5 6 放 校 内 研 修 日 校 外 研 修 日 初 初任者Dの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 校 外 研 修 日 [説明] ・ 「初」は,初任者研修部会の時間を指す。(月に1回以上開催) ・ ■の時間に,各研修を位置付ける。 (放課後の扱いについては,「研修を放課後に位置付ける場合の留意点」参照) ・ 校外研修日には,兼務校へ後補充の非常勤講師が措置される。 (本務校では拠点校指導教員が後補充にあたる。) 拠点校方式における研修時間の週時程への位置付けのまとめ ・■の課業時間内に研修を原則2 時間位置付ける。 ・拠点校指導教員の指 導日。(1日/週) ・研修時間は,6時間 以上とする。 月 1 2 3 4 5 6 放 校 内 研 修 日 火 水 校 外 研 修 日 木 金 ・放課後に位置付ける 場合は,「研修時間の 週時程への位置付け」 を参照して行う。 初 ・校外研修日は水曜日 ・小学校は後補充の非常勤講師 が措置される。 ・初任者研修部会は,学校の 実情に応じて実施する。 (月に1回以上開催) 16 金 金 校 内 研 修 日 初 <例1> 小学校に初任者1人が配置された場合 [想定した場面] ・ ・ 初任者A(本務校)は第3学年の学級担任とする。 拠点校指導教員が1人措置され,週6時間(月曜日)指導するとともに,課業期間中の 校外研修日(水曜日)に,初任者Aの後補充として勤務する。 ※ 兼務校の場合,校外研修日には後補充として非常勤講師を措置 ・ 校内指導教員が,初任者に2時間指導する。(火・木曜日) ・ 授業が6時間行われるのは,火・金曜日とする。 ※ 小学校第3学年の授業時数は週27時間 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 授1 * * 校 授2 * * 外 関1 計1 研 * 授3 * 修 * 日 授4 * * 関2 * 計2 初 金 * * * * * * 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 1 授1 ◇ 2 授2 ◇ 3 関1 ◇ 4 授3 ◇ 5 授4 ◇ 6 関2 準備 放 初 後補充の必要な授業 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 6 放 ◆ ◆ [記号の意味] 授1~授4・・・「授業実践研修」 関1~関2・・・「授業に関する研修」 計1~計2・・・「年間指導計画に基づく研修」 ◇ ・・・校外研修日の初任者Aの授業の後補充 ◆ ・・・年間を通して,初任者Aの後補充として必要な授業 初 ・・・初任者研修部会(月に1回以上開催) 準備 * ・・・研修の準備,資料の整理,報告書の作成等 ・・・初任者の担当する授業 [説明] ・ 「授業実践研修 授1~授4」以外の研修時間は,後補充が必要になる。 ただしこの例では,月・木曜日の6校時は授業がないため後補充は必要ない。 後補充の教科は,できれば初任者と後補充の教員が同じ教科を指導しないように,週2 時間の教科を割り振る,或いは専科教員が担当する等の工夫をする。(◆の時間) ・ 初任者研修部会は,校内委員会の一つとして校務分掌組織に位置付け,学校の実情に応 じて月に1回以上開催する。 ・ この例では,計1・計2は,校内指導教員等が指導する。その際,校内の教員が初任者 Aの後補充として必要な授業を行なう。 17 <例2> 小学校に初任者2人が配置された場合 [想定した場面] ・ 初任者Aは第3学年,初任者Bは第4学年の学級担任とする。 ・ <例1>の1人配置と同じように拠点校指導教員が1人措置され,週6時間(木・金曜日) 指導するとともに,校外研修日(水曜日)に,初任者Aの後補充として勤務する。初任者Bの 校外研修の後補充としては,非常勤講師が7時間勤務(課業期間中)する。 ・ 校内指導教員が3時間指導する。(月・火曜日) ・ 授業が6時間行われるのは,第3学年は火・金曜日,第4学年は火・木・金曜日 とする。 ※ 小学校第3学年の授業時数は週27時間,第4学年は28時間 初任者A(3学年・週27時間) 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 * * * * * 校 * 外 * 授4 研 * 計2 * 修 * 日 * * * * 金 授1 授2 関1 授3 関2 計1 初 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 1 ◇ 授1 授1 2 ◇ 授2 授2 3 ◇ 関1 関1 4 ◇ 授3 授3 5 ◇ 授4 関2 6 準備 関2 計1 放 初 準備 初 Aの後補充の必要な授業 月 火 水 木 金 1 2 3 ◆ 4 ◆ 5 ◆ 6 ◆ 放 初任者B(4学年・週28時間) 初任者Bの週時程 月 火 水 木 * 授1 校 * 授2 外 * 研 関1 計1 修 授3 日 * 授4 * 関2 初 1 2 3 4 5 6 放 金 * * * * * 計2 Bの後補充が必要な授業 月 1 2 3 4 5 6 放 ※ 火 水 木 金 校内指導教員の週時程 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 6 放 授4 計2 計2 初 非常勤講師の授業(後補充) 月 火 水 木 金 1 ◇ 2 ◇ 3 ◇ 4 ◇ 5 ◇ 6 準備 放 [説明] ・ 年間指導計画に基づく研修(計1・計2)は,初任者A とBで合同で指導に当たることができる。(上の例では計 1をABが合同で実施) ◆ ◆ ・ ◆ ◆ 2人配置では,合同で研修を行えるメリットがあるもの の,場合によっては,後補充の時間が多くなる。その他に ついては,1人配置の場合と同様。 3人配置,4人配置等の場合は,学校の実情に応じて工夫して作成する。 18 ◆中学校◆ 校外研修日は水曜日とする。この場合,初任者(A,B,C,D)及び拠点校 指導教員(X)等の週時程は下図のとおり。 初任者Aの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 校 内 研 修 日 校 外 研 修 日 初 初任者Cの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 校 外 研 修 日 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 金 校 内 研 修 日 拠点校指導教員Xの週時程 月 火 水 木 金 1 2 A B 準 C D の の 備 の の 3 指 指 や 指 指 4 導 導 整 導 導 日 日 理 日 日 5 等 6 放 初 初 初 初 初 1 2 3 4 5 6 放 校 内 研 修 日 校 外 研 修 日 初 初任者Dの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 校 外 研 修 日 [説明] ・ 「初」は,初任者研修部会の時間とする。(月に1回以上開催) ・ ■の時間に,各研修を位置付ける。 (放課後の扱いについては,「研修を放課後に位置付ける場合の留意点」参照) ・ 校外研修日には,後補充の非常勤講師が措置されない。 拠点校方式における研修時間の週時程への位置付けのまとめ ・拠点校指導教員の指 導日。(1日/週) ・研修時間は,6時間 以上とする。 ・■の課業時間内に研修を原則2 時間位置付ける。 月 1 2 3 4 5 6 放 校 内 研 修 日 火 水 校 外 研 修 日 木 金 ・放課後に位置付ける 場合は,「研修時間の 週時程への位置付け」 を参照して行う。 初 ・校外研修日は水曜日 ・後補充の非常勤講師が措置されない。 ・授業交換が可能であれば,授業を組むこ とができる。 ・初任者研修部会は,学校の 実情に応じて実施する。 (月に1回以上開催) 19 金 金 校 内 研 修 日 初 <例3> 中学校に初任者が1人配置された場合(初任研に係る授業のみ表示) [想定した場面] ・ 拠点校指導教員が週6時間(月曜日)指導する。 ・ 拠点校指導教員と初任者Aは同一教科で,校内指導教員が2時間指導する。 ・ 月曜日は,授業が6時間行われているとする。 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 1 授1 2 授2 3 関1 4 授3 5 授4 6 関2 放 初 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 授1 無 ☆ 授2 無 ☆ 計1 関1 無 ☆ 計2 授3 授4 関2 初 授業交換をする教員Z 月 火 水 木 金 1 ★ 無 2 ★ 無 3 ★ 無 4 5 6 放 [記号の意味] 授1~授4・・・「授業実践研修」 関1~関2・・・「授業に関する研修」 計1~計2・・・「年間指導計画に基づく研修」 初 準備 ☆と★ 無 ・・・初任者研修部会(月に1回以上開催) ・・・研修の準備,資料の整理,報告書の作成等 ・・・同じ学級 ・・・授業が組まれていない時間 [説明] ・ 「授業実践研修」以外の研修時間には,初任者Aの授業を組まない。 ・ 初任者研修部会は,校内委員会の一つとして校務分掌組織に位置付け,学校の実情に応じ て月に1回以上開催する。 ・ この例では,計1・計2は,校内指導教員等,校内の教員が指導する。 ・ 校外研修の日に初任者Aの授業を組む場合(☆の時間)は,☆と★の授業を交換して対応 する。 20 <例4> 中学校に初任者が2人配置された場合(初任研に係る授業のみ表示) [想定した場面] ・ 拠点校指導教員が,初任者A・Bを週6時間ずつ指導する。(月・金曜日) ・ 校内指導教員は,初任者A・Bを2時間指導する。 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 授1 無 ☆ 授2 無 ☆ 関1 無 ☆ 計1 授3 計2 授4 関2 初 1 2 3 4 5 6 放 初任者Bの週時程 月 火 水 木 無 ○ 無 ○ 無 ○ 計1 計2 1 2 3 4 5 6 放 金 授1 授2 関1 授3 授4 関2 初 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 1 授1 授1 2 授2 授2 3 関1 関1 4 授3 授3 5 授4 授4 6 関2 関2 放 初 準備 校内指導教員の週時程 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 6 放 計1 計2 初 Aと授業交換をする教員Z 月 火 水 木 金 1 ★ 無 2 ★ 無 3 ★ 無 4 5 6 放 Bと授業交換をする教員Q 月 火 水 木 金 1 ● 無 2 ● 無 3 ● 無 4 5 6 放 [説明] ・ 年間指導計画に基づく研修(計1・計2)は,初任者AとBで合同とし,校内指導教員 が指導に当たることができる。(上の例では,計1・計2を木の3,4にA,Bが合同で実 施) ・ 校外研修の日に初任者Aと初任者Bの授業を組む場合(☆・○の時間)は,☆と★・ ○と●の授業を交換して対応する。 ・ 拠点校指導教員と初任者の教科が異なる場合,教科指導は同教科の教員がかかわることに なり,校内の協力体制がより強く求められる。 ・ その他については,<例3>一人配置の場合と同様とする。 ・ 初任者研修部会は,校内委員会の一つとして校務分掌組織に位置付け,学校の実情に応じ て,月に1回以上開催する。 ※ 3人配置,4人配置等の場合は,学校の実情に応じて工夫して作成する。 21 (2)拠点校方式(再任用短時間勤務者が初任者指導教員の場合) ① 研修方式 初任者指導教員における再任用短時間勤務者は,4週当たり77時間30分の勤務とし, かつ1週間あたり20時間を超えないものとする。 週あたりでは7時間45分が2日,3時間50分(3時間55分)が1日の3日の勤務に なる。(3時間50分勤務と3時間55分勤務は,4週の内2週の勤務時間) 初任者指導教員は,初任者2人の指導と1人分の後補充を担当する。直接初任者の指導 に当たらない場合は,研修に関する資料の整理・報告書の作成等を行う時間とする。 校内研修は,校外研修の曜日(水曜日)を除いた日に,学校の実情に応じて設定するも のとしているが,再任用短時間勤務者が初任者指導教員の場合,小学校では水曜日に7時 間45分勤務を充て,校内研修を実施することを原則とする。 初任者が校外研修(課業中)のときは,小学校では初任者指導教員が後補充に入るが, 中学校では後補充としては勤務しないので,自校で対応(初任者の授業を組まない,授業 交換をする等)する。 校内研修(週8時間,年間240時間) ・「授業実践研修」 週4時間 ・「授業に関する研修」 週2時間 ・「年間指導計画に基づく研修」 週2時間 校外研修(年20日) (課業中12日,夏季休業中8日) 指導教員(短時間勤務者) (1人) ※後補充は小学校のみ 拠点校の後補充 拠点校の初任者 校内指導教員 教科・他 初任者 校内指導教員 教科・他 22 ② 再任用短時間勤務者が初任者指導教員の場合の週時程作成例 ◆小学校◆ <例5> 小学校で再任用短時間勤務者が初任者指導教員の場合 [想定場面] ・ 初任者A(本務校),初任者B(兼務校)とも学級担任とする。 ・ 再任用短時間勤務者が初任者指導教員として1人措置され,週3日(7時間45分が2 日,3時間50分(3時間55分)が1日)勤務するとともに,校外研修の日(水曜日)に, 初任者Aの後補充として勤務する。 ・ 初任者研修部会は月に1回以上実施する。 ※ 初任者が初任者研修部会に参加しても,研修としてカウントしない。 【1週目・3週目】 1 2 3 4 5 6 放 本務校1日半 初任者Aの週時程 月 火 水 木 * * * * * * 関1 授3 * * 授1 授4 * * 授2 * * * 関2 * * 計1 初 金 * * * 計2 * 兼務校1日 計2日半 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 準備 準備 1 授1 2 授2 関1 授3 3 関1 授1 授4 4 授3 授2 準備 5 授4 関2 計1 6 関2 放 計1 初 A A B 1 2 3 4 5 6 放 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 授1 * * * * 授2 * * * * 関1 * * * * 授3 * * * * 授4 * * * * 関2 * * * 計2 計1 【2週目・4週目】本務校1日 兼務校1日半 計2日半 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 * * 関1 * * * * 授1 * * * * 授2 * * * * 授3 * 計2 * * 授4 * * * 関2 計1 □ 拠点校教員担当 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 準備 関1 準備 1 2 関1 授1 授3 授4 3 授1 授2 4 授2 授3 準備 5 関2 授4 計1 関2 6 放 初 計1 B A B 1 2 3 4 5 6 放 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 * * * * * * 関1 * * 授3 * 授1 * * 授4 * 授2 * * * * 関2 * * * 計1 * 計2 ■ 校内指導教員担当 校外研修が行われる日は,拠点校指導教員はAの後補充。Bの後補充は非常勤講師。 2週の内1日は3時間50分,1日は3時間55分勤務する。 直接初任者の指導に当たらない場合は,研修に関する準備・整理を行う。 年間の指導を受ける総時間数はA,B同じになるようにする。 「授業実践研修 授1~授4」以外の研修時間は,後補充が必要になる。 初任者研修部会は,Aは第1週・3週目,Bは第2周・4週目の放課後に実施する。 23 ◆中学校◆ <例6> 中学校で再任用短時間勤務者が初任者指導教員の場合 [想定場面] ・ 再任用短時間勤務者が,初任者A(本務校)・B(兼務校)に対して週6時間ずつ指導 する。 ・ 校内指導教員は,各週で初任者A・Bを2時間指導する。 【1週目・3週目】本務校1日半 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 授1 授2 校 計1 外 計2 関1 研 修 授3 日 授4 関2 初 【2週目・4週目】本務校1日 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 授1 校 授2 計1 外 関1 計2 研 修 授3 日 授4 関2 □ 拠点校教員担当 ※ ※ ※ ※ ※ 兼務校1日 計2日半 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 準備 1 授1 授1 非 2 授2 授2 勤 計1 計2 3 関1 関1 務 4 授3 授3 日 準備 5 授4 授4 6 関2 関2 放 初 初 B A A 兼務校1日半 1 2 3 4 5 6 放 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 授1 授2 計1 校 外 関1 計2 研 授3 修 日 授4 関2 初 計2日半 拠点校指導教員の週時程 月 火 水 木 金 準備 1 授1 授1 非 2 授2 授2 勤 計1 計2 3 関1 関1 務 日 4 授3 授3 準備 5 授4 授4 6 関2 関2 放 準 準 A B B 1 2 3 4 5 6 放 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 授1 授2 校 計1 外 計2 関1 研 授3 修 日 授4 関2 ■ 校内指導教員担当 再任用短時間勤務者は,水曜日には勤務しない。 2週の内1日は3時間50分,1日は3時間55分勤務する。 直接初任者の指導に当たらない場合は,研修に関する準備・整理を行う。 年間の指導を受ける総時間数はA,B同じになるようにする。 初任者研修部会は,第1週・3週目の放課後に実施する。 24 (3)従来方式 ① 研修方式 従来方式の場合は,初任者の配置校に対して,指導教員として非常勤講師1人 が措置され,週2日,合計して週8時間勤務する。(年間240時間) 小学校においては,初任者が校外研修(課業中)のときは,非常勤講師が後補 充として7時間措置される。中学校においては後補充の措置がないため,初任者 の授業を組まない,或いは授業交換をする等,自校で対応する。 校内研修(週8時間,年間240時間) ・「授業実践研修」 ・「授業に関する研修」 ・「年間指導計画に基づく研修」 週4時間 週2時間 週2時間 (課業中12日,夏季休業中8日) 後補充等 指導教員X (1人) マンツーマンによる 指導 校外研修(年20日) 指導教員に係る 非常勤講師Y1 後補充等 校外研修の後補充(小学校の み)としての非常勤講師Y2 初任者 (注) 非常勤講師Y1とY2が同一講師であることを原則とする。 非常勤講師Y1が指導教員Xとなることが原則である。 校内の教員が指導教員となる場合もある。 25 ② 非常勤講師について 校 種 初任者 加配措置 指導教員に係る非常勤講師 校外研修日の後補充 小学校 1人 無 1人(週8時間×30週) 非常勤講師 (7時間×12日) 中学校 1人 無 1人(週8時間×30週) 無 ※ 指導教員に係る非常勤講師は,週2日,8時間の勤務となる。したがって,週 当たり8時間を2日間に割り振る。 ただし,3日以上に割り振ることはできない。 ③ 指導教員に係る非常勤講師の仕事の内容 初任者の校内研修や校外研修への参加に支障がないようにするため配置するもの。 指導教員になっている場合とそうでない場合とでは,下表のように仕事内容が異なる。 非常勤講師 主 な 仕 事 の 内 容 指導教員の場合 ○初任者の指導 (授業研修・年間指導計画に基づく研修) ○初任者が校外研修日の時の後補充(小学校において,後補充教員を 兼ねた場合) 指導教員でない場合 ○指導教員の授業の後補充 ○初任者の授業の後補充 ○指導教員以外の教員が初任者の指導に当たった時の授業の後補充 ※ 非常勤講師が指導教員でない場合には,教諭が指導教員となる。 26 ④ 従来方式における週時程作成例 ◆小学校◆ <例7> 小学校で初任者1人が配置された場合 [想定する場面] ・ 初任者A(本務校)は第3学年の学級担任とする。 ・ 非常勤講師Yが1人措置され,週8時間(火曜日,木曜日各4時間)勤務すると ともに,課業期間中の校外研修の日(水曜日)に,初任者Aの後補充として7時間 勤務する。 ・ 非常勤講師Yが指導教員になる。 ※ 指導教員が校内の教員の場合,非常勤講師Yは指導教員の後補充等に当たる。 ・ 授業が6時間行われるのは,火・金曜日とする。 (小学校第3学年の授業時数は,週27時間) ・ 兼務校の場合,校外研修日(水曜日)に後補充として非常勤講師が措置される。 ・ 校内指導教員が,初任者に2時間指導する。(火・木曜日) 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 * * * * 授1 校 * 外 * 授2 研 授3 * 関1 修 授4 日 * 計1 関2 * 初 [記号の意味] 金 * * * * * * 計2 1 2 3 4 5 6 放 非常勤講師Yの週時程 月 火 水 木 金 ◇ 授1 ◇ 授2 ◇ 授3 関1 ◇ 授4 計1 ◇ 関2 準備 初 後補充の必要な授業 月 火 水 木 金 1 2 3 4 5 6 放 ◆ ◆ ◆ 授1~授4・・・「授業実践研修」 関1~関2・・・「授業に関する研修」 計1~計2・・・「年間指導計画に基づく研修」 ◇ ・・・校外研修日の初任者Aの授業の後補充 ◆ ・・・年間を通して,初任者Aの後補充として必要な授業 初 ・・・初任者研修部会(月に1回以上開催) 準備 ・・・研修の準備,資料の整理,報告書の作成等 * ・・・初任者の担当する授業 [説明] ・ 「授業実践研修 授1~授4」以外の研修時間は,後補充が必要になる。 後補充の教科は,できれば初任者と後補充の教員が同じ教科を指導しないよう に工夫する。(週2時間の教科を割り振る,専科教員が担当する等) (◆の時間) ・ 初任者研修部会は,非常勤講師Y(指導教員)の勤務日の放課後に位置付け, 月に1回以上開催する。開催しない時は,非常勤講師Yの準備の時間に当てる。 ・ 非常勤講師Yは,水曜日の校外研修のある日の課業期間中は初任者Aの後補充 をする(◇の時間)。後補充以外の時間は,準備等に当たる。 ・ 非常勤講師Yの勤務日を火曜日にすることで,校外研修日の後補充の連携が円 滑にできる。 27 <例8> 小学校で初任者2人が配置された場合 [想定する場面] ・ 初任者Aが第3学年の学級担任,初任者Bが第4学年の学級担任とする。 ・ <例7>の1人配置と同じように非常勤講師Yが1人措置され,週8時間(火・木曜日に各 4時間)勤務するとともに,課業期間中の校外研修の日(水曜日)に,初任者Aの後補充とし て7時間勤務する。初任者Bの校外研修の後補充としては,非常勤講師Zが7時間勤務(課 業期間中)する。 ・ 非常勤講師Yが初任者Aの指導教員となる。(指導教員が校内の教員の場合には,非常勤 講師Yは指導教員の後補充等に当たる。)初任者Bの指導教員は,非常勤講師が措置されな いため,校内の教員(教務主任や研究主任等)が当たる。 ・ 授業が6時間行われるのは,第3学年で火・金曜日,第4学年で月・火・金曜日とする。 ※ 小学校第3学年の授業時数は週27時間,第4学年は28時間 初任者Aに関して(3学年・週27時間) 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 * * * * 授1 校 * 外 * 授2 研 授3 * 関1 修 関2 日 * 計1 計2 * 初 金 * * 授4 * * * 1 2 3 4 5 6 放 非常勤講師Yの週時程 月 火 水 木 金 ◇ 授1 ◇ 授2 ◇ 授3 関1 ◇ 関2 計1 ◇ 計2 準備 初 初 Aの後補充の必要な授業 月 火 水 木 金 1 2 3 4 ◆ ◆ 5 ◆ ◆ 6 放 初任者Bに関して(4学年・週28時間) 1 2 3 4 5 6 放 初任者Bの週時程 月 火 水 木 * * * * 授1 校 授3 外 * 関1 研 授4 * 授2 修 関2 日 * 計1 計2 * * 初 金 * * * * * * Bの後補充が必要な授業 月 火 水 木 金 1 2 3 ◆ 4 ◆ 5 ◆ ◆ 6 放 教員Rの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 授1 関1 授2 授3 授4 関2 初 金 非常勤講師Zの授業(後補充) 月 火 水 木 金 1 ◇ 2 ◇ 3 ◇ 4 ◇ 5 ◇ 6 準備 放 [説明] ・ 年間指導計画に基づく研修(計1・計2)は,初任者Aと Bで合同で指導に当たることができる。(上の例では計1を ABが合同で実施) ・ 初任者Aの金曜日3校時(授4)は,非常勤講師Yの勤務 日ではないため,校内の教員R等が指導に当たる。 ・ 初任者研修部会は,月に1回以上開催する。初任者研修部 会を開催しない時は,非常勤講師Yの準備の時間に当てる。 ・ その他については,1人配置の場合と同様とする。 28 ◆中学校◆ <例9> 中学校に初任者が1人配置された場合(初任研に係る授業のみ表示) [想定する場面] ・ 非常勤講師Yが,指導教員として週8時間(月曜日に4時間,木曜日に4時間) 勤務する ・ 指導教員と初任者Aは,同一教科とする。 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 無 ☆ 授1 無 ☆ 授3 授2 無 ☆ 授4 関1 関2 計1 計2 初 [記号の意味] 非常勤講師Yの週時程 月 火 水 木 金 1 2 授1 3 授2 4 関1 5 計1 6 放 授1 授2 関1 計1 授業交換をする教員Z 月 火 水 木 金 1 ★ 無 2 ★ 無 3 ★ 無 4 5 6 放 授1~授4・・・「授業実践研修」 関1~関2・・・「授業に関する研修」 計1~計2・・・「年間指導計画に基づく研修」 初 ☆と★ 無 ・・・初任者研修部会(月に1回以上開催) ・・・同じ学級 ・・・授業が組まれていない時間 [説明] ・ ・ 「授業実践研修」以外の研修時間には,初任者Aの授業を組まない。 初任者研修部会は,校内委員会の一つとして校務分掌組織に位置付け,学校の実 情に応じて,月に1回以上開催する。 ・ 校外研修の日に初任者Aの授業を組む場合(☆の時間)は,☆と★の授業を交換 して対応する。 29 <例10> 中学校に初任者が2人配置された場合(初任研に係る授業のみ表示) [想定する場面] ・ 初任者Aについては,<例9>の1人配置校と同様に週時程を作成する。 ・ 初任者Bについては,非常勤講師が措置されないため,校内の教員P(教務主任 や研究主任等)が指導に当たる。 ※ この場合,初任者Bと同一教科であることが望ましいが,異なる教科の場合 は,初任者Bと同一教科の他の教員の協力が必要になる。 この例では初任者Bと同一教科の教員Pが2人目の指導教員であるとする。 1 2 3 4 5 6 放 初任者Aの週時程 月 火 水 木 金 無 ☆ 授1 無 ☆ 授3 授2 無 ☆ 授4 関1 関2 計1 計2 初 初任者Bの週時程 月 火 水 木 金 無 ○ 無 ○ 授3 無 ○ 授4 関1 関2 計1 授1 計2 授2 初 1 2 3 4 5 6 放 非常勤講師Yの週時程 月 火 水 木 金 1 2 授1 3 授2 4 関1 5 計1 6 放 授3 授4 関2 計2 教員Pの週時程 月 火 水 木 1 2 3 4 5 6 放 金 授3 授4 関1 関2 授1 授2 Aと授業交換をする教員Z 月 火 水 木 金 1 ★ 無 2 ★ 無 3 ★ 無 4 5 6 放 Bと授業交換をする教員Q 月 火 水 木 金 1 ● 無 2 ● 無 3 ● 無 4 5 6 放 [説明] ・ 年間指導計画に基づく研修(計1・計2)は,初任者AとBで合同とし非常勤講 師Yが指導に当たることができる。(上の例では,計1・計2を月5・木の5にA, Bが合同で実施) ・ 校外研修の日に初任者Aと初任者Bの授業を組む場合(☆・○の時間)は,☆と ★・○と●の授業を交換して対応する。 ・ その他については,一人配置の場合と同様とする。 30 4 年間指導計画書,校内研修体制報告書及び指導報告書について (1)作成等について ① 年間指導計画書(様式1) 校長が,柏市教育委員会が作成した年間研修計画書に基づき,学校の実情を配 慮するとともに,指導教員の参画を得て作成する。 ② 指導報告書(様式1・4) ア 年間指導報告書[校内研修]・・・(様式1)年間指導計画書と同じ 年間指導計画書に,それぞれの研修事項についての感想・良かった点・改善 点・ 意見等を記載し提出する。(感想等は指導者の意見を書く。) 研修事項や日時等に変更があった場合は,抹消線(二重線)で訂正する。 イ 指導報告書[授業研修」・・・・・(様式4) 指導の記録をもとに,授業研修の主な内容等を簡潔に記入する。 「主な内容等」の欄には,授業実践,実演授業,授業参観,講義,実技等の 研修形態,単元名,研修項目等を記入する。 ③ 校内研修体制報告書(様式2) 週時程が複数ある場合は,年度当初の週時程に基づき作成する。 (2)提出について 校長は,年間指導計画書,校内研修体制報告書及び指導報告書を,次により作成 し提出する。 作成者 校長 作成する書類 学校保管 提出 提出日 年間指導計画書 (様式1) 1部 1部 平成27年5月22日(金) 校内研修体制報告書 (様式2) 1部 1部 平成27年5月22日(金) 年間指導報告書 校内研修(様式1) 1部 1部 平成28年3月11日(金) 指導報告書 授業研修等(様式4) 1部 1部 平成28年3月11日(金) ※ 各種様式は,柏市立教育研究所ホームページに掲載してある。 31 32 33 34 5 初任者研修指導教員研修会の実施について (1)目 的 初任者指導教員としての指導力の向上を図り,初任者研修の充実に 資する。 (2)対 象 拠点校指導教員 及び ※校内指導教員は除く 指導教員(非常勤講師) (3)日時・会場 ① 第1回研修会:4月 7日(火) 13:30~16:30 柏市青少年センター ② 第2回研修会:7月21日(火) 10:00~12:00 沼南庁舎 大会議室 (4)内容 ① 第1回研修会 ア 初任者研修における指導教員の役割 イ 服務について ウ 柏市のめざす教育 ② 第2回研修会 ア 初任者研修指導実践事例研究協議 (5)資料の作成・提出 ① 内 容 1学期の実践・成果と課題及び校内指導教員等の連携 ② 報告様式 平成27年度第2回初任者研修指導教員研修会資料(様式3) 「初任者研修実践報告書」 ③ 提出期限 7月10日(金) ④ 提 柏市立教育研究所長 出 ⑤ 提出方法 文書便またはTe-Compassのメール(研修担当者宛) 35 様式 3 (A4判 縦) 平成27年度第2回初任者研修指導教員研修会資料 初 任 者 研 修 実 践 報 告 拠点校名 兼務校名 氏 名 1 1学期の実践(実施状況,指導方法の工夫,指導上心がけていること等) 2 校内指導教員等との連携(心がけていること,工夫等) 3 1学期の成果と課題 4 その他(要望等) 36 Ⅳ 校外研修について 1 校外研修の受講について 校外で行う研修(年間20日)では,次の事項に従い受講すること。 (1)研修参加時の持ち物(毎回持参) ① 筆記用具 ② 名札(学校で使用しているもの) ③ 上履き(青少年センター・各学校が会場の場合) ④ 初任者研修の手引 ⑤ 初任者研修テキスト「さわやか先生」 (2)留意点 ① 受付時間 原則開始時刻の30分前より行う。 ② 交通手段 ア 沼南庁舎及び青少年センター:各学校1台であれば駐車可能 ※ 他の行事の関係で,公共交通機関の利用に限る場合がある。 ※ 自家用車を利用する場合は,公用車登録がしてあり,校長が自家用車 での出張を許可した場合であること。(初心者は不可) イ 各学校:公共交通機関を利用する。 ③ 昼食 各自持参もしくは会場周辺を利用すること。 (3)欠席等の報告 ① やむを得ず欠席・遅刻・早退する場合は,校長の指導を受け,管理職が教育 研究所初任者研修担当に連絡する。(初任者による連絡は不可) ② 欠席届は,共通様式1で作成する。 (遅刻・早退の場合も同様の様式で作成する。) ③ 法に基づく悉皆研修のため,校内行事等と重なった場合には,原則として初 任者研修を優先する。 (4)レポート等の提出について 校外研修では様々な報告書等の提出が課せられる。これらについては必ず校長 と指導教員の指導を受けてから提出すること。 各種様式は,柏市立教育研究所ホームページに掲載してある。 37 2 回 講座番号100 月 日 曜 時 初任者研修 校外研修一覧 間 主 題 ・ 内 容 ○千葉県の諸施策及び教育課題を理解し,千葉県の教職員としての使命感を 深める。 1 2 3 5 5 5 13:00~16:00 20 水 ○柏市の諸施策及び教育課題を理解し,柏市の教職員としての使命感を深める。 沼沼 ○接遇の基礎について学び,社会人としての言動に責任を持つ。 南南 公庁 9:00~ 9:30 市長講話「市の施策と教員への期待」 民舎 9:30~10:00 教育長講話「初任者へ期待すること」 館 10:10~10:40 学校教育部長講話「柏市の教育課題と信頼される教師」 (( 午午 10:40~11:40 学校教育課長講義「教員の身分と服務について」 後前 13:00~16:00 「接遇の基本 」 )) 16:10~16:30 研修ガイダンス ○学習指導要領と柏市の教育指導の指針等の趣旨を踏まえた学習指導の方法 と実践例を学ぶ。 ○学習指導を進める上での授業づくりの要点について理解する。 ○教師としての基本姿勢について理解を深める。 10:00~12:00 13:20~15:20 15:30~16:30 4 6/10,17,24 7/ 1, 8,15 のいずれか ※6/ 3は中のみ 5 6 6 7 千 葉 県 文 化 会 館 12 火 27 水 10 水 27 月 開講式 千葉県知事挨拶「初任者に期待すること」 千葉県教育委員長講話「新たに教員になられた皆さんへ」 千葉県教育長講話「千葉県の教育課題について」 会場 講義「学力向上のポイント」 講義「授業づくりの要点」 講義「教師の基本」 ○ベテランの教員の授業を参観し,授業者と意見交換することにより授業力 の向上を図るとともに,学級経営のポイントを学ぶ。 「授業実践力研修①(小学校は学年別,中学校は教科別)」 (先輩教員の授業参観,協議会) ○学級担任の役割と学級経営の基本を学ぶ。 ○良い実践例をもとに通知票作成の方法を学ぶ。 ○教職員のストレスマネジメントの必要性について理解を深める。 10:00~11:40 13:00~14:40 14:50~16:30 講義「学級経営(学級担任の役割)」 講義・演習「通知票の作成(所見の書き方)」 講義・演習「教職員のストレスマネジメント」 ○道徳教育の意義を認識するとともに指導のあり方を学ぶ。 ○図工科についての教材研究と指導方法等について学ぶ。(小学校) ○教育相談の意義と具体的な進め方等について理解する。(中学校) ○キャリア教育の概要と推進について理解する。 9:40~11:40 13:00~14:50 15:00~16:30 「道徳教育の基本と実際」 (小)実技「図工の教材研究」 (中)講義・演習「教育相談のあり方」 講義「キャリア教育の推進」 38 沼 南 庁 舎 市 内 各 校 ウ ェ ル ネ ス 柏 青 少 年 セ ン タ ー ○教育課題や教科指導等について,最新の知識や技能を学び,専門性を高める。 7 7 8 30 31 4 5 24 木 金 火 水 月 夏季研修講座,または,大学連携講座から1つ以上選択して受講する。 7/30(アミュゼ柏)特別支援教育・教育相談 7/31(沼南公民館)学力向上 8/4(ウェルネス柏)幼保小連携 7/31(東京大学)理科教育 8/4(千葉大学)環境教育 8/5(二松学舎大学)国語教育・(開智国際大学)社会科教育 8/24(麗澤大学)道徳教育 ○生徒指導の意義と進め方を学ぶ。 ○1学期の実践の成果と課題を共有し,課題解決を図るとともに,2学期の実践 の目標を持つ。 8 8 3 月 10:00~12:00 13:20~16:30 講義・演習「生徒指導の基本」 グループ別協議 「1学期の現状と課題」 (5年経験者による助言) グループ別発表 ○模擬授業を通して,基礎的・基本的な教材研究や指導方法を学ぶ。 ○豊かな人間関係づくりのための指導方法や教材開発等を学ぶ。 ○社会の中で生きる力を育む教育(消費者教育)の理解を深める。 9 8 7 金 9:40~11:40 13:00~15:00 15:10~16:30 「模擬授業」 (5年経験者による助言・指導) 実技「豊かな人間関係づくり」 講義「生きる力を育む教育(消費者教育)の推進」 柏ア 市ミ 内ュ のゼ 大柏 学他 風 早 南 部 小 学 校 風 早 南 部 小 学 校 ○理科・体育の教材研究と指導方法等について学ぶ。(小学校) ○コーチングについて理解し,その手法を生徒指導の一助とする。(中学校) 10 8 19 水 20 木 8/19 小学校 10:00~12:20 13:40~16:00 16:15~16:30 (風早南部小学校) 講義・演習「理科実験」 講義・演習「体育実技」 諸連絡 8/20 中学校(沼南庁舎) 10:00~12:20 講義・演習「コーチングの 方法と実際」 13:40~16:30 講義・協議「教材研究の方 法と実際」 ○ゲートキーパーの役割について理解する。 11 8 24 月 ゲートキーパー養成講座 沼 南 公 民 館 ○ICTの利活用の方法を学ぶ。 12 13 8 8 26 水 28 金 小学校 (風早北部小) 10:00~12:30 講義・演習「情報教育 (リテラシー・モラル)」 13:50~16:20 講義・演習「ICT機器 の利活用」 16:20~16:30 諸連絡 中学校 (大津ケ丘中) 10:00~12:30 講義・演習「情報教育 (リテラシー・モラル)」 13:50~16:20 講義・演習「ICT機器 の利活用」 16:20~16:30 諸連絡 ○学校図書館の利活用の方法を学ぶ。 ○保護者とのよりよいコミュニケーションのとり方を学ぶ。 ○子どもたちの健康や食についての課題を理解し,具体的な指導方法や実践につ いて学ぶ。 10:00~12:00 13:20~14:50 15:40~15:45 15:45~16:30 講義・演習「学校図書館の利活用」 講義「保護者とのコミュニケーションのとり方」 講義「健康教育の推進」 講義「食育の推進」 39 ウ ェ ル ネ ス 柏 ○5年経験者の授業を参観し,授業者と意見交換することにより,授業力 の向上を図るとともに,学級経営のポイントを学ぶ。 14 9月~1月 「授業実践力研修②(道徳・学級指導)」 (5年経験者の授業参観,協議会) 15 10 21 (小) 10 28 11 11 16 18 (中) 4 水 10:00~12:00 13:20~15:20 15:30~16:30 講義「特別支援教育」 講義・演習「いのちの授業の進め方」 講義「幼保小中連携」 水 8:30~16:30 講義及び体験研修 (小学校初任者) つくし特別支援学校 10月28日 柏特別支援学校 11月11日 我孫子特別支援学校 11月18日 ※いずれか指定された一日 (中学校初任者) 特別支援学校流山高等学園 11月4日 他校種体験A ○幼保小連携の理解を深める。(小学校) ○キャリア教育の一環として,高校での学びや進路指導を考える。(中学校) 小学校初任者:学区内の幼稚園又は保育園 中学校初任者:近隣の高等学校 19 他校種体験B ○子どもの発達段階に応じた指導の理解を深め,小中連携についての理解 を深める。 2学期中 1日 18 2 3 2 17 各 校 対 応 小学校初任者:学区内の中学校 中学校初任者:学区内の小学校 水 ○1年間の教育実践を振り返り,成果と課題を明確にする。また,プレゼ ンテーションの効果的な手法を学ぶ。 9:00~16:30 20 沼 南 庁 舎 ○特別支援学校の参観や体験を通して,特別支援教育についての理解を深める。 2学期中 1日 17 ○特別な支援を必要とする生徒の理解と対応について学ぶ。 ○いのちの授業の指導方法及び留意点について学ぶ。 ○幼保小中連携について学ぶ。 市 内 各 校 水 教育実践発表会(プレゼン資料作成) ○危機管理の重要性を理解するとともに,学校が家庭や地域と一体となっ て児童生徒を育てることの意義を理解する。 ○外国語活動の基本的な考え方と指導方法を学ぶ。(小学校) ○合唱活動を通した学級づくりの手法について学ぶ。(中学校) ○1年間を振り返り,2年目に向けての意欲を高める。 10:00~11:40 13:00~14:50 15:00~16:30 講義・演習(小)外国語活動の進め方 講義・演習(中)合唱活動による学級づくり 講義・演習「危機管理・説明責任」 閉講式 教育研究所長講話「信頼される教師を目指して」 40 沼 南 庁 舎 沼 南 庁 舎 ・ 沼 南 公 民 館 3 「グループ別協議」(第8回)について (1)目 的 1学期の実践の成果と課題を共有し,課題解決を図るとともに,2学期の実 践の目標を持つ。 (2)研修内容 ① 授業づくりまたは学級づくりをテーマとして,1学期の取組についてグルー プで協議する。 ② 各自資料を説明した後,協議を行う。 ③ 5年経験者からの助言を受ける。 (3)資料の作成・提出 ① 様式7により,自身の取組について作成し,7月10日(金)までに提出す る。 ② 協議資料は,連絡便等で柏市立教育研究所長に提出するとともに,TeCompassのファイル管理にも登録(太枠内のみ)する。 様式7(A4判 縦) 初任者研修 「グ ル ー プ 別 協 議」 学校名: 校長名: 柏市立 学校 氏 名 テーマ 【1学期の概要や取組】 【今後の課題や改善策】 ※ 必ず管理職と指導教員の指導を受けてから提出すること。 41 資 料 職印 4 他校種体験研修(第17回及び第18回)について 研修実施の流れ 1 目 的 (1)第17回 ① 小学校:幼保小連携の理解を深める。 ② 中学校:キャリア教育の一環として,高等学校での学びや 進路指導を考える。 他校種体験研修 概要の説明 (2)第18回 子どもの発達段階に応じた指導について学び,小中連携に ついての理解を深める。 校長の承認 体験先へ打診 2 内 容 (1)第17回 ① 小学校:学区内の幼稚園又は保育園での参観・体験 ② 中学校:近隣高等学校での授業参観・体験 (2)第18回 ① 小学校:近隣の中学校での授業参観・体験 ② 中学校:学区内の小学校での授業参観・体験 依頼書の作成 3 提出様式 (1)依頼書(様式5) 体験日の1ケ月前までに研修先の校長へ提出する。 研修先へ 正式に文書で 依頼する (2)報告書(様式6) 校長の指導を受け,終了後2週間以内に柏市立教育研究所 長に提出する。 4 他校種体験 各1日実施 報告書の作成 及び提出 (2週間以内) 留意点 (1)初任者は自校の校長の指導を受け,研修先の選定や依頼を計 画的に行うこと。 (2)学区内での研修先の選定や依頼が困難な場合,早めに初任者 研修担当へ連絡すること。 (3)研修先の学校とは打ち合わせを十分に行い,迷惑や失礼がな いよう心がけること。 また,研修後の挨拶やお礼を忘れないこと。 42 様式5 (A4判 縦) ○○○ 平成 年 (研修依頼先の長) 第 月 号 日 様 柏市立 校 長 学校 職印 平成27年度小・中学校初任者研修「他校種体験研修」の実施について(依頼) このことについて,下記のとおり研修をさせていただきたいので,お取り計らいくださいますよう よろしくお願い申し上げます。 記 1 主 催 柏市教育委員会 研修担当 柏市立教育研究所 電話04-7191-1111 2 研修日 平成○○年 ○月 ○日(○) 3 研修者 職・氏名 教諭 ○○○○ 4 備 考 (必要に応じて研修者の所属学年,教科等を書く) 様式6 (A4判 縦) 他校種体験研修報告書 学校名 校長名 研修日 平成○○年○月○日( ) 初任者氏名 研修先 担当者名 研修先(場所) 【研修内容】 体験の様子がわ かる写真を1枚挿 入すること。 【感想及び展望(今後の実践にどのように生かすか)等 】 43 職印 5 教育実践発表会について 実践発表を進める 手順と見通し (1)目 的 初任者一人一人が日々の教育実践の中から発表課題を設定 し,解決に向けて主体的に取り組むことを通して,自己の実 践力の向上を図る。 1学期の取組の 振り返り (第8回校外研修) 実践テーマの設定 計画書の作成 (8月) (2)実践発表の内容 授業づくりまたは学級づくりにおいて,各自が設定した実 践テーマについての取組をまとめる。 ※ 所属校の校長や指導教員の指導・助言を受けながら取り 組む。 (3)「教育実践発表」計画書の作成・提出 様式8を参考にして各自が作成し,8月28日(金)まで に,柏市立教育研究所長に提出する。 計画書提出 (8月28日締切) 教育実践 調査・検証授業 (9月~12月) プレゼンの作成 発表の準備 (12月~1月) 第19回校外研修 教育実践発表会 (2月3日) (4)発表の準備 ① 発表会で使うプレゼンテーション(パワーポイントを基本 とする)の準備を進める。 ※ 具体的な進め方やまとめ方等は,別途初任者研修担当よ り説明がある。 ② 発表用の資料のスライドの枚数に制限はないが,そのなか から配付資料として概要がわかるスライドを12枚以内で選 び,1月15日(金)までにTe-Compassのファイル管理に登 録する。 ※ プレゼン資料のみ提出 【教育実践発表会】(第19回校外研修) 2月3日(水) 自己の取り組んだ教育実践についての概要や成果・課題等 について,ICTを活用したプレゼンテーションにより分か りやすく発表する。(昨年度は,1人15分程度) ※ 発表に関連した補助資料や教材・教具,生徒作品等を持 参してもよい。 44 様式8 (A4判 縦) 平成○○年度初任者研修「教育実践発表」計画書 学校名 学校 校長名 印 初任者氏名 (1)実践テーマ (2)設定理由 (3)実践方法 (3)実践計画 月 実 践 内 45 容 印 6 提出書類様式一覧 名 称 提出期限 様式NO 年間指導計画書[校内研修] 年間指導報告書[校内研修] 5月22日(金) 3月11日(金) 様式1 (P.32) 校 校 長 長 教育研究所長 校内研修体制報告書 5月22日(金) 様式2 (P.33) 校 長 教育研究所長 第2回初任者研修指導教員研修会資料 7月10日(金) 様式3 (P.36) 指導報告書〔授業研修〕 3月11日(金) 様式4 (P.34) 校 長 教育研究所長 他校種体験研修の実施について 研修日の1ケ月前 様式5 (P.43) 校 長 研修先校長 他校種体験研修報告書 研修後2週間以内 様式6 (P.43) 初任者 教育研究所長 グループ別協議資料 7月24日(金) 様式7 (P.41) 初任者 教育研究所長 Te-Compass ファイル管理 「教育実践発表会」計画書 8月28日(金) 様式8 (P.45) 初任者 教育研究所長 1月15日(金) パワーポイント スライド資料 初任者 Te-Compass ファイル管理 共通様式1 (P.48) 校 教育研究所長 教育実践発表のためのプレゼン資料 (12スライド以内) 研修受講者の欠席について(報告) - ※ 各種様式は,柏市立教育研究所ホームページに掲載してある。 ※ 管理職の指導を受けた後,提出する。 46 作成者 拠点校 指導教員 長 提出先 教育研究所長 7 研修に関する連絡事項や資料等について (1)研修連絡事項 研修に関する連絡事項や資料等は,柏市教育用ネットワーク上にあるTeCompassの<ファイル管理>にある。(各種様式や開催要項の一部,研修の手 引は,教育研究所HPに掲載してある。) (2)資料配布・提出 研修受講者の電子媒体での各種提出資料や研修資料の配付等は,Te-Compass の<ファイル管理>を使用する。 (3)研修アンケート 研修に関するアンケート調査は,Te-Compassの<アンケート>を使用する。 新着情報は常に確認する。(メール・ ファイル管理・アンケート) 校外研修終了後,指定された期限 内に回答する。(アンケートをクリック し,該当アンケート名の[回答]をク リックし回答する。) 研修資料の取得や提出は,ファイ ル管理で行う。(<ファイル管理> をクリック,<2 教委⇔学校担当限 定(双方向)>をクリック,<該当 フォルダー>をクリックし,取得は ダウンロード,提出はファイル追加 を行う。) ダウンロード ファイル追加 47 共通様式1(A4判 縦) 平成 柏市教育委員会教育研究所長 年 研修受講者の欠席について(報告) このことについて,下記のとおり報告します。 記 職・氏名 職名 2 講 講座番号 座 氏名 講座名 3 期 4 欠席事由 5 備 ※ 日 様 学校名 校長名 1 月 日 考 遅刻,早退の場合も同様の様式で作成する。 研修担当者と相談の上,代替受講をする場合は,備考に研修日と講座名を記入する。 48 印 Ⅴ 初任者研修の実施にかかわるQ&A 研修方式は,原則としてすべて拠点校方式で行う。 拠点校方式の目指すものは,次のとおり。 (1)拠点校指導教員による指導の質の一定水準の確保を図る。 ① 拠点校指導教員研修を実施する。 ② 任命権者,服務監督権者との連携を高める。 (2)初任者研修に学校全体がかかわる体制をつくる。 ① 校内指導教員(コーディネーター役)を中心に,全教員が初任者研修にかかわる。 ② 教科指導,生徒指導,学級経営等,必要な分野を分担して指導し,効果を高める。 1 拠点校指導教員について Q1-1 拠点校指導教員の配置についてはどうなりますか。 初任者4人につき1人の拠点校指導教員が配置され,普段中心となって在籍する学校を「拠点 校」(本務校)と呼びます。あくまでも初任者研修を実施するためだけに配置された教員です。 他の学校に指導に行く場合も出張で行くのではなく,兼務発令をされていくことになります。し たがって,籍が本務校と兼務校の二重となります。 Q1-2 出勤簿の押印(印鑑)についてはどのようにすればよいですか。 4校それぞれの職員と考えて,校内で同一のものを使用していれば学校ごとに変わっても構い ません。 Q1-3 出勤簿・服務整理簿の扱いについてはどうなりますか。 出勤簿・服務整理簿は,本務校及び兼務校の双方で整理します。(毎月ごとに各兼務校は出勤 簿等の写しを本務校に提出。年度末には,原本証明をしたものを本務校へ提出。なお,兼務校に おいてはそれぞれの原本を保管する。) Q1-4 校外学習の引率について教えてください。 校外学習等の引率の出張は原則ないものと考えています。拠点校指導教員は,あくまでも初任 者の指導のため加配されているものです。校外学習等の学校行事での初任者指導は,校内のコー ディネーターが対応するべきと考えています。校外学習を初任者の指導の場面ととらえるという 意見もありますが,児童・生徒が活動している場で終日,あるいは半日,初任者につきっきりで 指導するのは無理があり,旅費等の問題からも望ましくありません。 Q1-5 初任者研修の兼務発令発生時期と指導日について教えてください。 初任者研修の兼務の発令発生時期は4月1日です。4月1日より初任者も指導教員も勤務に就 くのですから,実際の研修もその日からスタートとなります。しかしながら,初任者所属校の準 備が整わないのであれば,現状でできるところから研修をはじめてください。なお,配置された 学校は,市教育委員会の指導の下,拠点校指導教員や拠点校・兼務校と連絡を取り合い,週1日 49 の指導日を早急に決定してください。 Q1-6 長期休業中の勤務はどうなりますか。 長期休業中に,初任者が不在で実際にその日に初任者への直接の指導がなくても,兼務校での 服務となります。3月の初任者研修報告書提出後も,本務校・兼務校の勤務となります。(3月 31日まで) Q1-7 休暇の申請は,拠点校(本務校)ですか,勤務校(兼務校)ですか。 休暇を申請する日に勤務している学校で行います。 Q1-8 拠点校指導教員が通勤時に交通事故等に遭った場合の事故報告書や公務災害関係の諸 手続きは本務校,兼務校のどちらで処理するのでしょうか。 事故報告や公務災害関係の諸手続きをする際には,本務校での対応となりますが,兼務校の校 長との連絡を密にして対応してください。 Q1-9 拠点校指導教員の勤務時間は何時間勤務ですか。 初任者の指導は6時間以上ですが,勤務時間は他の教職員と同様で,1日7時45分,週38 時間45分勤務となります。再任用短時間勤務者については,「再任用短時間勤務者が初任者指 導教員の場合について」を参照。 Q1-10 拠点校指導教員の校内行事等への参加について教えてください。 初任者研修の指導のための加配された教員であり,職員会議,校内研修,遠足,運動会等の校 内行事は,基本的には拠点校指導教員の業務ではありません。 2 校内研修体制について Q2-1 校長として校内指導教員に対してどのような指導・助言をしていくことが大切です か。 校長は校内指導教員を中心とする校内体制を整えます。そして,校内指導教員には年間指導計 画に従って初任者に対して指導・助言を行わせますが,その際,指導教員以外の教員による初任 者への指導・助言の状況を把握し,しっかりとしたネットワークを保ちながら研修を進めていく よう指導・助言することが大切です。 また,初任者の成長過程に合わせた指導や初任者の個性・能力等に応じた指導によって,初任 者の力量を最大限に伸ばすように指導・助言をします。 その他に,初任者との好ましい人間関係をつくりながら,初任者が意欲を持って研修に取り組 めるように指導・助言をすることも大切です。校長のリーダーシップで拠点校指導教員が安心し て職務ができるよう,校内体制を整えなければ,初任者研修が形骸化することもあります。 Q2-2 校内指導教員の役割と任務にはどのようなものがありますか。 校内指導教員の役割と任務については,「平成27年度千葉県小・中学校初任者研修実施要 項」に記載されていますが,具体的には次のような役割と任務があります。 50 (1)校長の指導を受けながら,学校全体の協力を得て責任ある指導体制をつくる。 (2)他の教職員と研修の実施についての連絡調整を図り,連携を密接にするとともに「校外研 修日及び拠点校指導教員の指導日」以外の日に,週2時間研修を担当する。 (3)当該市町村教育委員会から示される「年間研修計画」に基づき,「年間指導計画」の原案 を作成する。 (4)初任者に対して,「授業研修」「年間指導計画に基づく研修」の指導・助言を行う。 (5)各回の研修終了後,研修の記録をとるとともに,「指導報告書」の原案を作成する。 Q2-3 拠点校方式における「拠点校指導教員」について説明してください。 初任者4人に対して1人,初任者研修の指導に当たる教員として定数措置された教員を「拠点 校指導教員」と呼びます。 この教員は,普段拠点となる学校(本務校と呼ぶ)に在籍しますが,指導教員として指導に当 たる初任者の学校(兼務校と呼ぶ)にも兼務発令され籍を有することになります。したがって, 出張ではなく兼務となります。 指導する学校は必ずしも4校ではなく,初任者の配置により1~4校の勤務となります。場合 によっては小学校と中学校を合わせた勤務になることもあります。 拠点校指導教員として命ぜられた教員の職務内容は,初任者1人につき週1日6時間,マン ツーマンで指導・助言に当たります。初任者の指導以外の勤務時間は,あくまでも初任者に関す る業務(研修の準備,資料の整理,報告書の作成,初任者研修部会への参加等)とします。また 小学校においては,校外研修のある水曜日に後補充として指導に当たります。 Q2-4 拠点校指導教員と校内指導教員の関係はどのようなものですか。 拠点校方式では,拠点校指導教員は週1日,6時間の研修を担当します。校内研修は週8時間 ですので,2時間は拠点校指導教員以外の教員が指導に当たらなければなりません。 また,中学校の場合,拠点校指導教員と初任者とが同一教科免許状を有していない場合もある でしょう。そのため,校内指導教員がコーディネーター役として拠点校指導教員と校内の他の教 員との連携を図ったり,自身が指導に当たったりする等の必要が出てくるわけです。拠点校指導 教員の指導・助言を受けながら,校内指導教員が,校内の初任者への指導体制やネットワークを しっかりとつくることになります。 Q2-5 初任者の指導に当たって,どのような配慮が必要ですか。 拠点校指導教員・校内指導教員とも,初任者の教育活動のすべてにわたって指導・助言を行う とともに,種々の相談に応ずる立場にあります。 したがって,指導に当たっては,次のような配慮が必要です。 (1)初任者の立場を理解した思いやりのある指導を行う。 (2)初任者の自主性を尊重し,創造性を生かす指導を行う。 (3)指導教員の考えを押しつけず,初任者とともに考え,意見交換する姿勢を持つ。 (4)初任者が自信を失うことがないように配慮した指導を行う。 3 年間研修計画及び校内研修について Q3-1 市町村教育委員会の示す「年間研修計画(校内研修)」の内容はすべて実施しなけれ ばならないのですか。また,内容について配慮すべき点はどのようなものですか。 51 校長は,「年間研修計画(校内研修)」に基づき,教職員組織や地域の状況等学校の実情に配 慮し,校内指導教員及び拠点校指導教員の参画を得て「年間指導計画」を作成します。 したがって,学校独自の研修内容を加えることにより,市町村教育委員会の示す「年間研修計 画(校内研修)」の内容すべてを実施しない場合もあり得ますので,市町村教育委員会との連携 をとることが大切です。 校内研修の内容については,校外研修との関連を図ったり,経験や力量に配慮しながら,主に 日常の授業実践や実務的な内容の取扱いを中心とするものにします。 なお,校内研修の内容については,参考例を活用してください。 Q3-2 校内共通の研修を初任者研修(校内研修)に振り替えてもよいですか。 初任者研修以外の校内研修と初任者研修とでは研修の目的や内容が異なりますので,原則とし て,振り替えることはできません。 Q3-3 初任者の経験や力量の違いに対して,研修内容にどのような配慮をしたらよいです か。 初任者の中には,指導経験を積んできた者もいますし,力量も違います。計画を立てる際にど のような経験を積んできたのか,重点的に研鑽したい内容は何か等を話し合うことが大切です。 そして,実践を重ねていく中で新たな課題が出てきたら,計画を修正していきます。 例えば,計画では教科指導の基礎技術習得を目的として「発問・板書の工夫」を研修内容とし て設定したが,実際に授業をしてみると特に問題がなかったので,「一人一人の発言の生かし 方」に内容を変更する等です。また,学級事務の進め方や諸表簿の取扱い等をすでに理解してい る場合は,他の研修内容(例えば公金の取扱い,公文書の取扱い等)を考えることが大事です。 Q3-4 複数の初任者が配置された場合,どのような配慮が必要ですか。 拠点校方式では,初任者が複数配置される学校もあります。この場合,学校の実情に応じて拠 点校指導教員等は,Bの年間指導計画に基づく研修を同時に指導しても構いません。Aの授業研 修については,初任者の実態に応じて個々に指導してください。 しかし,Q3-3で述べたように,初任者の経験や力量に配慮するとともに,初任者に対して の指導が不公平感を抱かせないように配慮することが大切です。 Q3-5 報告書等は,初任者毎に作成するのですか。 年間指導計画(報告)書[校内研修](様式1)は共通ですので1部で構いません。しかし, 指導報告書[授業研修](様式2)及び校内研修体制報告書(様式3)は初任者毎に作成しま す。なお,校内研修すべて(年240時間以上)について報告することになっています。 Q3-6 中学校の拠点校指導教員の教科と初任者の教科が異なっていたらどうするのでしょう か。 拠点校指導教員と初任者の教科が同じことが理想ですが,異なる場合は,同じ教科の教員が指 導するなど,校内での対応が必要になります。音楽,家庭科,美術等の教科で,校内に同じ教科 の教員がいない場合,近隣の学校の教員に指導を依頼することも考えられます。 Q3-7 校内研修日の指導6時間の捉え方を説明してください。 1単位時間として累計します。小学校は,1単位時間45分,中学校は50分となります。た 52 だし,放課後に位置づけて行う研修は,小学校・中学校ともに45分とします。 Q3-8 授業研修の記録はどのように記載していけばよいのですか。 授業については,拠点校指導教員が指導する時間と,校内指導教員や校内の教科担当教諭が指 導する時間があります。授業研修で拠点校指導教員と校内の職員による指導がまるで違うのでは 初任者も混乱をきたしますので,校内指導教員と十分連絡を取り合って,今授業において取り組 んでいる指導内容を十分話し合うことも必要でしょう。記載するときも,校内指導教員と相談し ながら進めてください。研修名は,A-1授業実践研修,A-2授業に関する研修というように 記載してください。 Q3-9 校外研修の内容には,校内研修と重複するものがありますか。また,校内研修におい ては講師経験のある初任者も同じ内容の研修を受けるのですか。 校外研修の内容は,次の2点に配慮して計画しました。 (1)校外研修でなくては学ぶことが難しいもの。 体験活動や体験研修,他校種の初任者間交流,企業の方や著名人による講話を通して幅 広い知見や使命感を得ることを目的とした研修等が該当します。 (2)校内研修との関連を図ることで効果の上がるもの。 特に,学習指導や生徒指導,学級経営の指導力の向上を図ることは研修の大きな目標の 一つです。初任者が少しでも自信をもって子どもの前に立つことができるよう,校内研修 との有効な関連を図りながら進めることが大切と考えています。 したがって,当該学校においても校内研修の計画の際,校外研修の内容と初任者の力量等を鑑 みながら実施内容や時期について配慮していくことが大切です。講師経験があっても指導の面で 課題を抱えていて,人間的な幅の広さ・豊かさをもう少し求めたい初任者がいることも事実で す。 校内研修においても対象者の力量や課題に十分配慮し,「研修の手引」の研修内容参考例を参 考にしながら,計画を立てる等の配慮をお願いします。 一年間の研修が教員としての生き方・在り方の基礎・基本を学んでいくものでありたいと願っ ています。 4 週時程について Q4-1 週時程を作成する際に留意しなければならないことはどのようなことですか。 週時程の作成については,「研修時間の週時程への位置付け」に詳しく記されていますので, そちらを参照してください。 週時程作成の留意点をまとめると次のようになります。 (1)「授業実践研修」が週4時間,「授業に関する研修」「年間指導計画に基づく研修」が 各々週2時間,合計週8時間組まれていること。 (2)放課後等に研修時間を組むときは,「研修を放課後等に位置付ける場合の留意点」を参照 すること。 (3)校外研修の日に校内研修が組まれていないことを原則とする。 (4)研修のない日に非常勤講師が出勤しないようになっていること。 (5)水曜日に初任者の授業を組まないようにすること。しかし,学校の実情に応じて,他の教 員と授業交換等で対応できる場合は組むことも可能であるが,できるだけ午前中に組むよう にすること。 (6)初任者が学級担任の場合には,道徳や学級活動の時間をさけて研修時間を組むこと。な お,「授業実践研修」を行う場合は,授業を振り替えて行うこと。 53 (7)後補充体制が整っていること。(単に自習監督にならないようにすること。) Q4-2 週時程を何通りか組む場合,校内研修はどう位置付ければよいですか。 いわゆるローテーション(テープ日課)で週時程を組む場合やA日課,B日課等で週時程を複 数組む場合に留意しなければならないのは,校外研修の日に校内研修が入った場合の対応,非常 勤講師の勤務との関係,後補充体制の維持等です。これらが解決すれば週時程で校内研修の時間 が移動しても構いません。授業や初任者の校外研修への参加に支障がなく,校内研修が240時 間以上実施できるように工夫してください。 拠点校方式の場合,拠点校指導教員の指導日に校内研修が6時間行われるように,授業交換等 で対応することが必要です。 Q4-3 研修を「課業中」に位置付けるようにありますが,「課業中」の範囲を教えて ください。どうして,放課後にもっと実施してはいけないのですか。 小学校で学年によって授業終了の時間が異なる場合,他学年のどこか一つでも授業を行ってい れば「課業中」の範囲とします。 放課後に研修を位置付ける場合は,「研修を放課後等に位置付ける場合の留意点」に記載され ていますので,参考にしてください。 5 その他 Q5-1 校外研修を欠席しなければならないとき,どのように対応したらよいでしょうか。 この研修は,法的に位置付けられた研修であり予算的措置もとられています。したがって学校 行事等が重なった場合でも初任者研修への参加が優先と考えてください。体調不良等によりやむ を得ず欠席・遅刻する場合は,まず校長からその研修日の運営担当者に電話等で連絡してくださ い。その後,欠席等の報告を「研修の手引」に示してある様式により文書で行ってください。な お,長期の休暇を取らざるを得ない場合でも手続きは原則として同じ対応です。 欠席者には代替となる同じような講座がある場合は受講してもらうことを原則とします。その 場合,研修担当者と相談してください。代替受講をする場合でも,欠席届は提出してください。 その際,欠席届に代替受講の日・講座名を記載してください。 ※ 校外研修日に学校行事が重なっていないか,「研修の手引」が配付されたらすぐに確認し, 初任者研修に支障がないように調整してください。 Q5-2 小学校で,初任者が校外研修を欠席した場合,後補充の講師の勤務はどうなります か。 予め,わかっているときは,講師に連絡して勤務しないようにお願いしますが,急な場合(校 外研修に参加したが体調不良で早退等)は,特殊事情とし,そのまま勤務とします。あくまでも 研修が円滑にできるように後補充することが目的で,年休及び療養休暇のための後補充ではあり ません。なお,後補充の講師の勤務は,年間12日以内となります。 Q5-3 校外研修に自家用車で出席させたい場合は,どのように対応したらよいでしょうか。 安全上の配慮から,基本的には,公共交通機関を利用して参加することが望ましいと考えてい ます。やむを得ず自家用車を利用する場合は,公用車登録がしてあり,校長が自家用車での出張 を許可した場合のみ利用してください。ただし,駐車場の確保ができない研修場所については, 公共交通機関での出張となります。初心者は,自家用車での出張はできません。 54 [参考資料Ⅰ] 1 1年経験者研修(スタートアップ研修Ⅰ) 目 的 柏市の経験者研修の一環として,教職1年経験者の教員を対象に,社会及び学校組 織の一員としての自覚を高めるとともに,実践指導力の向上と個々の持つ課題の解決 を図る。 2 研修形態及び内容 (1) 校外研修 2回 ① 異業種体験研修 ② 講義及び演習 ○ 学級担任の役割と学級経営(小中別) ○ 道徳の授業づくり ○ アクティブラーニングを取り入れた授業づくり (2) 校内研修 30時間 (旧初任者研修・C研修(60時間)の1/2に相当) ① 授業実践研修A(校外講師による授業研究:必修) ② 授業実践研修B(道徳・特別活動・総合的な学習の時間) (校長または校内の他の教員あるいは校外講師による授業研究:必修) ③ 校内授業研究会等における授業実践 ④ 自己の課題解決のための研修(学級経営・生徒指導・情報教育等) ⑤ 校内,近隣校の授業参観(授業練磨の公開授業参観,授業名人等の授業参観, 若手教員育成研修参加等)県や市実施の希望研修等 [参考資料Ⅱ] 1 2 2年経験者研修(スタートアップ研修Ⅱ) 目 的 柏市の経験者研修の一環として,教職2年経験者を対象に,学習指導力と学級経 営力の向上及び個々が持つ課題の解決を図る。 研修形態及び内容 (1)校外研修 2回 ① ICTの利活用,学校図書館の利活用に関わる講義・演習を行う。 ② 教育実践論文発表会を行う。 (2)校内研修 30時間 (旧初任者研修・C研修(60時間)の1/2に相当) ① ICTの利活用の授業実践研修 ② 学校図書館活用の授業実践研修 ③ 校内授業研究会等における授業実践 ④ 自己の課題解決のための研修(学級経営・生徒指導・情報教育等) ⑤ 教育実践論文及びプレゼンの作成 ⑥ 校内,近隣校の授業参観(授業練磨の公開授業参観,授業名人等の授業 参観,若手教員育成研修参加等)県や市実施の希望研修等 ○ 初任者研修から2年経験者研修までをスタートアップ研修として位置 付け,教科・領域等の指導力,学級経営力をはじめとする教員としての 基礎的・基本的な資質能力を養うための研修を継続的に実施します。 55 [参考資料] 柏市初任者研修から3年間の人材育成 教員としての基礎・基本の確立 研 修 形 態 ・ 内 容 ス タ | ト ア ッ プ 研 修 初 任 者 研 修 1 年 経 験 者 研 修 2 年 経 験 者 研 修 校 外 校 内 校 外 校 内 校 外 校 内 ◎年間20回 ◎年間240時間以上 ○授業研修(週6時間・年間180時間以上) ○年間指導計画に基づく研修(週2時間,年間60時間以上) ◎年間2回 ○異業種体験研修(1回) ○学級経営・教科・領域の講義(1回) ◎30時間実施(旧初任者研修・C研修(60時間)の1/2に相当) ○授業実践研修A→教科 ○授業実践研修B→道徳・特別活動・総合的な学習の時間 ○校内,近隣校の授業参観, 県や市実施の希望研修等 ◎年間2回 ○ICT・図書館利活用(1回) ○教育論文発表会(1回) ◎30時間実施(旧初任者研修・C研修(60時間)の1/2に相当) ○ICTの利活用・学校図書館利活用の授業実践 ○教育実践論文及びプレゼンの作成 ○自己の課題解決のための研修等 56 受講の心構え 1 教員を志した時の気持ちや採用になった喜びを忘れることなく,向上心と研 修意欲を持ち続け,教職の理想像を目指して努力すること。 2 受け身での研修は成果が少ない。課題意識を持ち,講義はメモをとり,主体的 に取り組むこと。 教育活動その他で,さまざまな困難にぶつかることがあるかもしれません。一人 で抱え込まず,校長,指導教員,同僚,教育研究所研修担当者等に遠慮なく相談し てください。また,初任者研修の仲間はどんなことでも気軽に相談し合える得難い 存在です。同じ地区,同じ教科のネットワークを大切にしてください。 ≪表紙について≫ 『未来をつなぐ』 人から人へと文化,学問,教訓などを教え, 伝えていくことで未来をつなげていく。 日本の未来をつくる子どもたちに愛を持って, 夢や希望を抱かせる教師を志したいとい う 思いをイメージしました。 (表紙絵) 柏市立高柳中学校 教諭 池畑 美穂 平成27年度 柏市小中学校教職員 初任者研修の手引 発行日 編 集 発 行 平成27年3月24日 柏市立教育研究所 柏市教育委員会 〒277-8503 千葉県柏市大島田48番地1 電話04-7191-1111
© Copyright 2024 ExpyDoc