猿楽小学校に着任して - Itscom.net

渋谷区立猿楽小学校
平 成 27 年
猿楽小学校に着任して
副校長 関口 達紀
5月
№2
1日
をしてくれました。みな猿楽小が、そして先生方が
大好きだったのだな、と着任4週間目の私にもすぐ
はじめまして。4月に副校長として猿楽小学校に
着任いたしました。歴史ある猿楽小の教職員の
一人として仲間に加えていただいたことを、大変光
に伝わりました。昨年までの取組や、子どもたちの
生活の様子、頑張りが目に見えるようでした。
さて、いよいよ式も終盤。先生方が各学年の子
どもたちがつくる腕のアーチをくぐって退場していきま
す。「先生、ありがとう。」「頑張るんだよ。さような
栄に思っています。本校の子どもたちのため、保
護者の皆様、地域の皆様のために一生懸命頑
張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年度まで私が勤めていたのは北区。埼玉県
ら。」涙ぐむ子、先生に握手を求める子、アーチの
腕をおろして先生を捕まえ、話し込む子。ピアノの
BGM とともに、何ともいえないやさしい時間が流れ
ました。
と隣接する、飛鳥山公園の桜と都電で有名な町
でした。小学校37校、中学校12校、23区の中
ではどちらかといえば都心から距離のある地域で
したので、渋谷区への異動が決まったとき「どんな
町なのかな」「猿楽小の子どもたちはどんな子ども
たちだろう。」と、期待でいっぱいでした。ホームペ
ージで学校の様子を見たり、地図を眺めたり…。
いろいろなことを想像しながら4月を待ちました。
そのうち、先生を見送った列の子どもたちが再び
体育館の出口に駆け寄り、その先に新たに続く花
道をつくり始めたのです。どんどん子供が集まり、
最後は全員でお見送り。「感謝の気持ちを伝えた
い。」「先生達を気持ちよく送り出したい。」というや
さしい気持ちが、子どもたちを動かしたのでしょう。
自身の教員生活ではあまり見たことのない光景で
したので、思わず胸が熱くなってしまいました。
いよいよ猿楽小での生活が始まり、すぐにたくさ
んの猿楽小のよいところを、発見することができま
した。創立100周年を目前に控えた、歴史ある学
校であること。金山交流、金管バンド、生活科・
総合的な学習の研究、海洋教育、充実した図
書室、そして大変あたたかい地域の皆様に支えら
れていること…。実際に猿楽での生活がすすむに
つれ、「本当によい学校に着任することができた。」
「少しでも猿楽小の力になりたい。」そんな思いが
わずか1か月間で、猿楽小の子どもたちのやさ
しさに触れる場面がたくさんありました。やさしさのあ
る子どもたちは、相手の気持ち、相手の思いを
「感じる」ことができる子どもたちです。猿楽小の
「感じ 考え 広げる 子ども」 この目標は子ども
たちに着実にしみこんでいるな、今後もこの方向で
進んでいっていいのだな、と改めて感じました。
とても強くなってきました。
先日の離任式でとてもうれしい光景を見ることが
できました。去られた先生方は子どもたちに対して、
また、子どもたちは先生方に本当に心のこもった話
今月17日には「恵比寿ふれあい広場」そして、
24日には「運動会」が予定されています。子ども
たちの活躍に期待してください。保護者の皆様、
地域の皆様、厚いご声援、ご支援をよろしくお願
いいたします。