平成 27 年度 小学校・中学校 5年経験者研修の手引 長野県教育委員会 平成 27 年度 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 5年経験者研修の手引 目次 5年経験者研修の概要 1 実施要項 ・・・・・・・・・・・ 1 2 ・・・・・・・・・・・ 3 5年経験者研修の対象者について 研修の実施 1 研修のねらい ・・・・・・・・・・・ 5 2 研修の内容 ・・・・・・・・・・・ 5 3 提出書類の記入上の注意及び提出書類に係る留意事項 (1) 猶予について ・・・・・・・・・・・ 5 (2) 研修延長について ・・・・・・・・・・・ 6 (3) 指定延長者の異動への対応について ・・・・・・・・・・・ 6 (4) 欠席・遅刻・早退の手続きについて ・・・・・・・・・・・ 7 (5) 遅刻及び早退の手続きについて ・・・・・・・・・・・ 7 作成書類(様式) 様式1 5年経験者研修欠席届 ・・・・・・・・・・・ 8 様式 10 指定研修延長者異動届 ・・・・・・・・・・・ 9 様式 40 指定研修猶予願 ・・・・・・・・・・・ 10 様式 41 指定研修延長願 ・・・・・・・・・・・ 11 様式 70 遅刻・早退届 ・・・・・・・・・・・ 12 資料 セルフチェックシート(5 年経験者研修) ・・・・・・・・・・ 13 Ⅰ 5年経験者研修の概要 1 実施要項 5年経験者研修実施要綱 長野県教育委員会 (趣旨) 第1 「長野県公立学校教員研修要綱」に基づき、在職期間が5年目に達した教諭等に対する研修を 実施する。 (実施) 第2 長野県教育委員会(以下「県教育委員会」という。)又は対象者が所属する学校を所管する市 町村教育委員会及び市町村学校組合教育委員会(以下「市町村教育委員会」という。)は、在職 期間が5年目に達した教諭等を対象に5年経験者研修を受けさせるものとする。 (対象者の定義) 第3 5年経験者研修の対象者は、公立の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校及び幼稚園にお いて、在職期間が5年目に達した教諭等をいう。ただし、次の各号のいずれかに該当する者は除く。 (1) 臨時的に任用された者 (2) 他の任命権者が実施する5年経験者研修を受けた者 (3) 地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律第3条第1項若しくは第2項、第4条 又は第5条の規定により任期を定めて採用された者 (4) 指導主事、社会教育主事その他教育委員会において学校教育又は社会教育に関する事務に従事 した経験を有する者で、任命権者が当該者の経験の程度を勘案して5年経験者研修を実施する必 要がないと認める者 (5) その他、県教育委員会が認めた者 (5年経験者研修に係わる在職期間の計算方法) 第4 在職期間は、国立学校、公立の学校又は私立の学校である小学校等の教諭等として在職した期 間(臨時的に任用された期間を除く。)を通算した期間とする。 在職期間のうち次にあげる期間が引き続き1年以上ある時は、その期間の年数(1年未満の端数 があるときは、これを切り捨てた年数)を当該在職期間から除算する。 (1) 国家公務員法若しくは地方公務員法の規定による休職又は停職により、現実に職務を執ることを 要しない期間 (2) 国家公務員法又は地方公務員法の規定により職員団体の役員として専ら従事した期間 (3) 国家公務員法の育児休業等に関する法律又は地方公務員の育児休業等に関する法律の規定によ り育児休業をした期間(産前・産後休暇は除き、子一人に対する育児休業期間をそれぞれ合算した 期間) (4) その他在職期間から除算すべき期間として県教育委員会が定める期間 - 1 - (5年経験者研修を実施する期間) 第5 5年経験者研修を実施する期間はその開始の日から1年以内とする。 (研修の猶予) 第6 県教育委員会は、対象者が5年経験者研修に参加することが著しく困難と判断される場合は 当該対象者の5年経験者研修を猶予することができる。 (研修内容) 第7 5年経験者研修の研修内容は、別表のとおりとする。 5年経験者研修別表 学校 研修内容 場 所 日 数 小 ・ 生徒指導力向上研修 総合教育センター 1日 教師力向上研修 教育事務所 1日 中 学 校 - 2 - 備 考 2 5年経験者研修の対象者について (1) 対象者となる者 平成 11 年度以降に教諭等として採用された者のうち、次のア~ウのいずれかに該当するもの。 ア 在職期間が、平成 27 年度に5年に達する者。途中退職及び育児休業取得等がなかった場合は、 平成 23 年度新規採用者。 イ 平成 26 年度に5年経験者研修を猶予された者。 ウ 一旦、他県及び長野県で教諭又は養護教諭としての教職経験があり、その後退職し、再度本県に 教諭又は養護教諭として採用された者については、平成 26 年度において在職期間の合計が4年以 上の者のうち、当該研修を受講していない者。 エ 平成 26 年度に5年経験者研修の共通必修研修を延長した者。 (2) 休職等の期間の取り扱いについて 一年以上連続した休職、停職、在籍専従、育児休業及び療養休暇等を除いて算定した在職期間が、 5年目に達する者は研修の対象となる。 在職期間の計算方法は、「教育公務員特例法施行令 第3条(十年経験者研修に係る在職期間の 計算方法)」に準ずる。 教育公務員特例法施行令 第3条の3 ・・・在職期間のうちに次に挙げる期間が引き続き一年以上あるときには、その期間の年数(一年 未満の端数があるときは、これを切り捨てた年数)を当該期間から除算する。 <除算するもの> ・休職 ・停職 ・在籍専従 ・療休 ・介護休暇 ・育児休業(産前産後休暇は含まない…産休は在職期間に入る) <除算しないもの(経験年数に入れるもの)> ・長期研修(内地留学・信教研究所等) ・教育委員会関係勤務 ・信州大学附属園学校勤務 ・県外、県内での正規教員勤務年数 ・産前産後休暇 (3) 休職等の期間の取り扱いについての具体例 ※実際に学校で勤務した期間と異なるので注意 ① 数回にわたる休業等は、休業等1回につき、それぞれ計算して除算する。 A教諭の場合 1人目の育休 1年5ヶ月 → 1年除算 2人目の育休 9ヶ月 → 除算なし H28.4.1 H27.4.1 H23.4.1 採用 1 2 産 休 3 育休 1年5ヶ月 4 産 育休 休 9ヶ月 5 ☆H27.3.31 現在で、4-1=3 年経験者となり、H27.4.1 現在で 4 年目なので、H27 は対象者ではない。 -3- ② 連続した産育休であっても、子ども一人に対しての育休期間をそれぞれ除算する。 B教諭の場合 1人目の育休 1年5ヶ月 → 1年除算 2人目の育休 9ヶ月 → 除算なし H27.4.1 H26.4.1 H22.4.1 採用 1 2 産 休 3 育休 4 産 1年5ヶ月 5 育休 9ヶ月 休 ☆H27.3.31現在で、5-1=4 年経験者となり、H27.4.1 現在で 5 年目なので、H27 の対象者となる。 ③ 以前にも正規採用経験がある場合 C教諭の場合 1人目の育休 1年5ヶ月 → 1年除算 2人目の育休 1年1ヶ月 → 1年除算 H15.3.31 退職 H11.4.1 採用 1 2 産 休 ☆最初の経験年数は 再採用後は 3 育休 1年5ヶ月 4 産 休 育休 1年1ヶ月 4-1-1=2年 H27.3.31 現在で2年経験 2+2=4年経験 H27.4.1 現在で5年目なので、平成 27 年度の対象者となる -4- H25.4.1 再採用 1 H27.4.1 2 3 Ⅱ 研修の実施 1 研修のねらい これまでの教員としての実践を振り返り、学級・学年経営、教科指導、生徒指導等にかかわる専 門的知識並びに技能の向上を図る。 2 研修の内容 小学校・中学校 〈主催:県教育委員会〉 研修名 内容 研修場所 日数 期日 1日 小:6/11(木) 中:5/21(木) 旅費の 請求先 ・セルフチェックシートを用いて、5 年間の教職経験を振り返りながら中 生徒指導力 向上研修 堅者としての自覚を高める。 ・生徒指導に関する知識を高めるとと 総合教育 センター 総合教育 センター もに、指導力の向上を図る。 ・授業づくりや学級経営について、初 任者とともに実践を語り合うことを 教師力 向上研修 通して、自己課題を明確にし、課題 各教育 解決の見通しをもつ。 事務所 1日 小中:7/30(木) 各教育 事務所 ・信州Basicを用いて、授業の基本を確 認する。 ※期日の都合が合わない場合は、研修場所へ連絡し、期日の変更や代替について相談すること 3 提出書類の記入上の注意及び提出書類に係る留意事項 (1) 猶予について 対象者が所属する学校の校長は、対象者が学校行事や健康上のやむを得ない事由で5年経験者研 修の全てを受講することができない場合、当該対象者の「指定研修猶予願(様式第 40 号)」を作成 し、下の提出期限までに、総合教育センター所長(以下「所長」という。)あてに提出する。 様式第 40 号 提出期限 指定研修猶予願 平成 27 年4月 24 日(金) なお、研修を猶予された研修対象者は、5年経験者研修の全てを、次年度に改めて受講しなけれ ばならない。 <研修猶予の例> ◇産、育休中(年度内に産、育休に入ることがあらかじめ分かっている場合も含む) ◇療休、介護休暇等 ◇内地留学、長期校外研修 ◇日本人学校勤務、団体役員専従期間 ◇健康上、受講不可能な場合 ◇育休明け 1 年未満で研修の実施が困難であると本人からの申し出があった場合 ◇その他、県教育委員会が認めた場合 ※ 対象者の指定については、総合教育センターが行う。 ※ 前年度より引き続き猶予の場合も年度ごとに提出すること。(年度途中の猶予願も、総合教育セ ンターに連絡の上、同様に提出する。) -5- 指定研修猶予願 (様式第 40 号) 1部 4月 24 日(金) 小・中学校長 総合教育センター (2) 研修延長について ア 校長は、対象者が学校行事や健康上のやむを得ない事由で、「生徒指導力向上研修」に出席す ることができない場合、 「指定研修延長願(様式第 41 号)」を作成し,所長あてに提出する。 様式第 41 号 指定研修延長願 イ 校長は、当該「延長願」が受理された場合、該当の対象者(以下「指定研修延長者」という。) に、所長が指定する次年度の研修講座を受講させなければならない。 ウ 研修延長をした場合、指定研修延長者の、次年度に指定された研修講座の修了をもって、5年 経験者研修を修了したものとする。 エ 指定研修延長者が、次年度に指定された研修講座を受講できない場合、校長は、 「指定研修猶予 願(様式第 40 号)」を所長あてに提出する。 オ 上記エで研修を猶予された研修対象者は、その次年度に、5年経験者研修の全てを改めて受講 しなければならない。 (3) 指定研修延長者の異動への対応について ・指定研修延長者が異動する場合、所属校の校長は、異動先の学校(以下「新任校」という)の校 長に、5年経験者研修延長の旨を連絡するとともに、 「指定研修延長者異動届(様式 10)」を、総 合教育センター所長に1部、所管の教育委員会に3部提出する。 ・所管の教育委員会は、所管の教育事務所長に2部提出し、教育事務所長は教学指導課長に1部提 出する。 ・指定研修延長者が、特別支援学校(特別支援教育課)や長野市立小中学校(長野市教育委員会)へ 異動する場合、管轄機関(教学指導課・長野県総合教育センター、特別支援教育課、長野市教育委 員会)は協議によって、指定研修延長者が受講する研修講座を指定する。 指定研修延長願(様式第 41 号) 1部 小 次年度の研修講座を指定 ・ 総合教育センター 中 指定研修延長者異動届(様式 10) 1部 学 校 2部 -6- 指定研修延長者 異動届(様式 10) 1部 教学指導課 異動届(様式 10) 教育事務所 指定研修延長者 (一部保管) 3部 市町村教委 (様式 10) (一部保管) 指定研修延長者異動届 (4) 欠席届の手続きについて 校長は、対象者が学校行事や健康上のやむを得ない事由で、教師力向上研修を欠席するときは、 速やかにその旨を当該研修の主催機関に通知し、欠席届(様式1)を提出する。当該研修の担当 者と相談の上、主催機関の長の指示により、代替研修を受講させる。 様式1 5年経験者研修欠席届 小・中学校長 欠席届(様式1) 1部 該当研修機関 (5) 遅刻及び早退の手続きについて 校長は、対象者が学校行事や健康上のやむを得ない事由で、遅刻又は早退する場合は、研修講 座の主催機関の長あてに連絡をし、当該主催機関の定める様式により、遅刻又は早退の届を提出 する。 総合教育センターが主催する「生徒指導力向上研修」を遅刻又は早退する場合は、 「研修講座遅 刻・早退届(様式第 70 号)」を所長あてに提出する。 様式第 70 号 研修講座 小・中学校 遅刻・早退届(様式第 70 号) 1部 -7- 遅刻・早退届 総合教育センター Ⅲ 作成書類(様式) (様式 1) 平成 教育事務所長 年 月 日 様 立 校長 5 年 経 験 者 研 修 欠 席 届 下記のとおり、5年経験者研修を欠席します。 記 対象者の職氏名 職名 教諭 氏名 欠席の理由 欠席期日 年 月 日 欠席する研修名 代替研修として、次の研修の受講を許可願います。 研 修 名 研 修 期 間 月 日( )~ -8- 月 研 修 会 場 日( ) 学校 職印 (様式 10) 平成 年 月 日 長野県教育委員会事務局教学指導課長 様 総 合 教 育 セ ン タ ー 所 長 様 立 学校 校長 指定研修延長者 職印 異動届 下記のとおり、指定研修延長者(「指定研修延長願」が受理された対象者)の異動を報告します。 記 対象者の職氏名 職 名 氏 名 現在の勤務校 学 該当教育事務所 異動先の学校 郡 市 名 学 校 名 校 教育事務所 学 研修延長 講座名 -9- 校 平成 (様式第 40 号) 年( 年) 月 日 (該当箇所に○印を記入) 高校初任者研修 2年次研修 高校初任者研修 3年次研修 5年経験者研修 10年経験者研修 指 定 研 修 猶 予 願 総合教育センター所長 様 学校コード番号 学校名 校長名 職 このことについては、下記のとおりです。 記 対 象 者 氏 名 職 猶予の事由 - 10 - 名 職員番号 印 平成 ( 様 式 第 41 号 ) 年( 年) 月 日 (該当箇所に○印を記入) 5年経験者研修 10年経験者研修 指 定 研 修 延 長 願 総合教育センター所長 様 学校コード番号 学校名 職 印 校長名 このことについては、下記のとおりです。 なお、次年度の同一講座を受講します。 記 対 象 者 氏 名 講 座 - 番 - 号 職 講 座 名 職 名 - 講 平成 延長の事由 - 11 - 年 座 員 期 月 番 号 日 日( ) 平成 (様式第 70 号) 年( 年) 月 日 (該当箇所に○印を記入) 初任者研修 5年経験者研修 10年経験者研修 キャリアアップ研修 校長・教頭研修 希望研修 研 修 講 座 遅 刻 ・ 早 退 届(該当箇所を○で囲む) 総合教育センター所長 様 学校コード番号 学校・園名 校長・園長名 職 印 電話番号 FAX番号 このことについては、下記のとおりです。 記 受講者氏名 講 座 番 号 - - 職 講 座 名 名 職 員 番 号 講 座 期 間 - 月 遅刻 ・ 早退 の事由 (該当箇所を○で囲む) -12- 日( )~ 月 日( ) -13- B 確かな人権 意識と共感力 ・よいものや必要なものを学ぼうとする意欲と謙虚さを持っ ている。 ① 教科指導、生徒指導、学級 経営等を的確に実践する力 ・先輩教員の姿から、専門的な知識や技能を学ぼうとしてい ② グローバル化、情報化、特 る。 別支援教育等の課題に対応 できる力 ・よい授業を数多く見ようとしている。 E 「教育のプ ロ」としての 高度な知識や 技能 ・教育等に係る最新情報に常に触れ、課題意識を持とうとし ている。 ① 知識や技能を常に刷新し ようとする意欲や態度 ② 同じ目的に向かってチー ムで対応する力 ・分からないことや困っていることを、同僚や上司に相談し、 課題を解決しようとしている。 ① 地域社会の発展に主体的 ・地域等にある素材を積極的に教材化しようとしている。 に寄与する力 ② 郷土を愛し、地域の自然、 歴史、文化及びそこに住む ・教員が社会的な存在であるという自覚のもと、地域の行事 やボランティア活動等に積極的に参加している。 人々を尊重する態度 D 目標実現に 向け、柔軟に 対応する力 C 地域社会と 連携・協働す る力 ・児童生徒や保護者の話をよく聴こうとしている。 ① 全ての人の人権を尊重す る態度 ・児童生徒を理解したり保護者と連携・協力したりするため ② 児童生徒や保護者の思い の手法を学んでいる。 (悲しみや喜び)を感じ取る 力 ・自分はもちろん、同僚のあり様にも配慮している。 ・児童生徒をよく見ることに徹し、児童生徒の理解を深めて いる。 ・教員の社会的責務に関する理解を深め、信頼される存在を 目指し、確かな判断力をもって行動しようとしている。 ① 社会の秩序と規律を遵守 し、信頼される存在 ② 教員としての責務の自覚 ③ 子どもに関する確かな科 学的知見と深い人間愛 チェック項目 A 高い倫理観 と使命感及び 確かな子ども 理解 資質能力 評価 実施した研修 評価 A:よく当てはまる B:どちらかというと当てはまる C:あまり当てはまらない D:当てはまらない セルフチェックシート(5年経験者研修)
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