別紙 2 2015 年 5 月 JICE アフリカチームアフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ（ABE イニシアティブ）「修士課程およびインターンシップ」プログラムインターンシップ実施要領 1. 目的（当プログラムにおけるインターンシップの位置づけ）当プログラムは、日本企業のアフリカでのビジネス展開を支援できるような人材を育成することを目的に実施しています。従って、当プログラムで実施するインターンシップも、その一環として実施することを想定しておりますが、人材育成の側面のみならず、日本企業にとっても、アフリカの現地事情や留学生の知識・経験等を活用した商品開発や課題解決に繋がるような機会にしたいと考えております。以上から、当プログラムにおけるインターンシップは、以下の目的で実施いたします。 ① 日本企業での業務経験を通じて、留学生に日本の企業文化や商習慣を習得させ、その基本理念を母国の経済発展のために生かしてもらう。 ② 日本企業がアフリカでのビジネス展開を検討できるような情報収集や留学生からの提案を聞き出す機会とする。 ③ 日本企業がアフリカへの理解を深め、アフリカを身近に感じ心理的な距離を縮める機会とすると同時に、アフリカ諸国との人的ネットワークを構築する。 2. 実施形態(内容) インターンシップの内容については、日本企業の人材育成方針や目的に応じて、大きく以下の 4 つのパターンを想定しています（サンプル日程については別紙１参照）。 ① 実務実践型日本企業において実際の仕事を経験し、効率的な業務の実施方法、事業の運営管理、組織文化等を留学生に習得してもらいます。 ② 課題解決型日本企業が抱える課題を留学生に提示し、実際の仕事を想定しながら、企業又は企業の顧客の課題解決方法を検討させ、最終日に解決策について発表してもらいます。 ③ 新規開発型日本企業から留学生に対して、自社の商品の特徴やコンセプト等のテーマを説明いただき、そのテーマに沿った新製品やサービスの開発などを最終日に提案してもらいます。別紙 2 ④ 現場視察型日本企業の職場や工場、ショールーム等を視察・見学し、日本企業の先進性及び特色を理解するとともに、日本企業の商品やサービスについて理解を深めることで、帰国後に自国でその PR に貢献することを期待します。以上の他にも、日本企業の目的に沿った実施形態がございましたら、日本企業側でプログラムを組んでいただければ幸甚です。また、③について、もし具体的に商品化やサービス提供の可能性がある場合、JICA が現地での調査を支援する事業（協力準備調査（BOP ビジネス連携促進）、中小企業連携促進基礎調査、等）も活用いただけます。詳しくは、以下のサイトをご参照下さい。 JICA 民間連携事業 http://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/ 3. 実施方法 3-1. 日程案の作成について 2.の実施形態をもとに、日本企業での方針が固まりましたら、以下の方法でインターンシップの日程や内容を確定します。 ① 日本企業側で留学生と調整の上、日程や内容を確定する。 ※日程や内容について、可能であれば別添 1「ポスト票」にご記入の上、JICE 宛(「9. 照会先)参照)に送付いただければ幸甚です。なお、既に提出いただいている日本企業については、既存のポスト票を使用させていただきますので、ご放念下さい。 ② 日本企業側の方針を JICE に伝え、JICE が日程や内容の案を作成する。 ※JICE 側に日程や内容の案を作成依頼される場合は、別添 2「日程案作成依頼書」をご記入の上、JICE 宛てに送付いただければ幸甚です。以上①、②の情報をもとに、日本企業に詳細な日程や内容を伺い、JICE が別添 3「インターンシップ詳細計画書」を作成し、インターンシップの実施を確定させていただきます。その際、別添 4「インターンシップ実施確定通知書」でインターンシップの実施が確定したことをお知らせします。 3-2. 留学生の配置(マッチング)方法について留学生がいずれの日本企業のインターンシップに参加するかは、以下の方法で決定します。別紙 2 ① 日本企業が留学生を推薦していただいている場合、推薦元の日本企業のインターンシップに参加していただきます。 ② 日本企業が関心を持たれている留学生がいましたら、JICE に連絡いただき、JICE から留学生に参加を打診いたします。 ③ 留学生が日本企業に対して関心を持っている場合、JICE から日本企業に対してインターンシップの実施を打診させていただきます。留学生の配置については、JICE から日本企業にご相談の上、決定させていただきます。その際、日本企業側が留学生を面接する機会は設けません。留学生が所属する大学の指導教員にインターンシップを実施いただける日本企業を紹介いただいた場合、JICE が指導教員に日本企業側のご担当者を確認し、JICE から日本企業に対してインターンシップ実施の詳細について確認させていただきます。 3-3. 使用言語について使用言語については英語となりますが、通訳の支援等が必要な場合には、JICE にご相談ください。 3-4. 今後のスケジュールについて今後の進め方については、以下のスケジュールを想定しています。ステップ時期企業 JICA/JICE 留学生エントリーの案内・募集エントリー 2015 年 4 月末ポスト票、日程案作～5 月 15 日成依頼書送付・インターンシップ応募受付開始の案内・ポスト票、日程案作成依頼書回収マッチング 2015 年 4 月下旬～5 月末ブリーフィ 2015 年ング 6月 2015 年実施 7 月～9 月 (夏期休暇) 終了後インターンシップ企業と留学生のマッチング受入れ留学生・時期インターンシップ詳細計画の決定書の作成誓約書の取付け宿泊先等の手配インターンシップ交通費・宿泊費・生活費支実施払アンケート回答誓約書作成報告書作成別紙 2 3-5. 日本企業へのお願い留学生情報の閲覧当プログラムに登録いただいている日本企業については、以下のサイトにて、留学生プロフィールを公開しておりますので閲覧することができます。その際に、ご関心のある留学生がおりましたら、JICE へお問い合わせいただくか、本人に直接連絡を取っていただいて結構です。留学生に面談することが決まった場合には、JICE にご連絡下さい。 ABE イニシアティブポータルサイト http://education-japan.org/africa/ ポスト票作成、日程案作成依頼書の送付 2015 年 5 月 15 日インターンシップを受け入れていただける場合、別紙 1「ポスト票」又は別紙 2「日程案作成依頼書」に必要事項をご記入の上、5 月 15 日（金）までに JICE 宛にお送りください。提出いただいたポスト票は、留学生が閲覧できるようにポータルサイトへの掲載します。 4. 実施時期基本的には、留学生の夏季休暇期間を利用して実施する予定です。期間は 1～2 週間を想定しています。但し、日本企業側のご都合により夏期休暇期間内での実施が困難な場合や、1 週間以内でなければ実施できない場合は、JICE までご相談下さい。なお、留学生のインターンシップへの参加は、当プログラムにおいて必須事項ですので、自己都合による不参加は認めない方針です。 5. 費用インターンシップ実施に係る留学生の宿泊費、実施場所までの往復交通費、生活費については、JICA が負担いたします。但し、インターンシップ期間中の交通費(実施場所までの往復交通費は除く)につきましては、留学生 1 名あたり 3 万円までとさせていただきます。また、留学生に対する給与の支払い等は行わないでください。なお、以上の費用以外は JICA 側では負担できませんので、予めご了承下さい。また、視察旅行等、日本企業側でご同行いただくご担当者の費用については、ご負担いただきますようお願いいたします。 6. 誓約書日本企業側の情報については、留学生がインターンシップ以外の目的で使用しないよう、開始前に留学生から別添 5「誓約書」を提出させ、日本企業側に共有させていただ別紙 2 きます。その他、各企業において別途誓約書等取付ける必要がある場合は、インターンシップ初日に取付けをお願いいたします。 7. 保険留学生がインターンシップ期間中に、日本企業側の備品を破損した場合や、他人に怪我等を合わせた場合に備え、事前に人身賠償事故および物損賠償事故に適応される保険に加入させます。留学生本人の怪我・病気については、加入済み保険の適応内となります。 8. コンプライアンスの遵守について各企業の責任におきまして、コンプライアンスの遵守を徹底し、十分注意いただきますようお願い申し上げます。参考：JICA 不正腐敗防止ガイダンス（http://www2.jica.go.jp/ja/odainfo/pdf/guidance.pdf ） 9. 照会先 JICE 留学生事業部アフリカチーム Tel: 03-6838-2713、080-2264-1708 片山( [email protected] )、染谷（ [email protected] ） 10．その他本実施要領は、2014年12月24日付「ABE イニシアティブ」夏期インターンシップポスト票作成依頼と内容的には重なるものですが、先般行われた「アフリカビジネスネットワーキングフェア」を踏まえ、再度周知させていただくものです。以上別添 1：ポスト票別添 2：日程案作成依頼書別添 3：インターンシップ詳細計画書別添 4：インターンシップ実施確定通知書別添 5：誓約書