東芝メディカルシステムズ ITEM 2015 http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/ 主な展示製品 < ▶ テーマ Area Detector CT 「Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition」 ● 360 degree safety−目を引く技術、心に残る信頼 4月17日に国内販売を開始した Area Detector CT「Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition」がなによりも 目立っていた。その他、患者にやさしい先進のテクノロジーを搭載した CT やMRIをはじめ、数多くの新製品や MRIシステム「Vantage Titan 3T」 ● ● X線循環器診断システム天井走行式Cアーム 「CAS-930A」 ● Area Detector CT 回診用X線装置「Mobirex」 ● 超音波診断装置 「Aplio 500 Platinum Series」 「Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition」 ● 医用画像処理ワークステーション 「Vitrea V7」 ● 新検出器 PURE ViSION Detector と、新しい逐 点も見逃せない。 ルーチン検査だけでなく動態検査 次近似再構成法 FIRST(順投影適用モデルベース や小児検査など、 より低線量撮影が望まれる検査に 逐次近似再構成) を搭載。新検出器は素材の最適化、 適用できる 3rd Generation ADCT である。 により感度が向上し、いっそうの被ばく低減とクリ CT「Aquilion PRIME」 ● MRIシステム「Vantage Elan 1.5T」 新技術が展示され、多くの来場者を迎えていた。 DASの実装密度の最大化による電気ノイズ低減など CT「Aquilion Lightning」 ● Large Bore TOF PET-CTシステム 「「Celesteion」 ● 放射線治療システム「Versa HD」 ● 医用画像情報システム 「RapideyeCore Smart Edition」 ● NEW アな画像を実現している。またFIRSTは空間分解能 と低コントラスト検出能を向上させ、 従来のX線CT の画像再構成(FBP:Filtered Back Projection) に比べ、低線量で高画質な画像の提供を可能にした。 膨大な演算量という問題については、 新開発の専用 画像再構成システムにより、FBP と並列で処理する ことで、 精査で使用可能な画像再構成速度を実現。診 断の妨げとなる、 肩や骨盤など骨に囲まれた領域な どの撮影時に発生するストリークアーチファクトも 低減が可能となる。システム全体を見直し、再構成 装置自体をコンパクトにして省スペース化を図った CT 「Aquilion Lightning」 Aquilion ONE ViSION Edition NEW 架台のハードウェアを一新し、 小型化を追求した ことで、 最小設置面積9. 8㎡という同社製CTスキャ ナーのなかでも最小クラスの設置スペースを実現。 その一方で多様な検査に対応するために、 16列マル チスライスCTでは最高クラスの780㎜大開口径を 実現。患者の圧迫感を減らし、 検査環境を向上させ た。また新検出器 PURE ViSION Detector に加 えて被ばく低減技術、 逐次近似画像再構成応用の AIDR 3D Enhanced を搭載。同技術は純生デー タベース処理プロセスでのNPSモデルの搭載や、各 種パラメータの改良により、 コントラスト差の少な い領域でのノイズやストリークアーチファクトのさ aquilion Lightning らなる低減を実現し、空間分解能の劣化を抑える。 次近似画像再構成を応用した SEMAR(Single 高画質・低被ばくという、相反する命題を高次元で Energy Metal Artifact Reduction)の標準搭載で 両立させた 「AIDR 3Dの進化形」 である。さらに、 従 軽減。さらに高いコントラストの取得が可能となり、 来 CTでは困難であった金属アーチファクトを、逐 検査適応の拡大が見込まれる。 CT 「Aquilion PRIME」 NEW 最小設置スペース14. 8㎡を実現し、電源容量や待機電力を抑える ことで省エネを図った製品。他の新製品 2 機種と同様に新検出器 PURE ViSION Detector に加え、AIDR 3D を進化させた AIDR 3D Enhanced 、 および金属アーチファクトなどを低減する画像再構 成技術 SEMAR を搭載し、 被ばく低減と画質向上の両方を実現。また 今回コンソールシステムを一新するにあたり、操作室に設置するユニ ットを小型化したことで、卓上への設置も可能となり、 検査室だけで なく操作室においての省スペース化や作業スペースの拡張を可能とした。 Aquilion PRIME 新検出器“PURE ViSION Detector”。 感度が向上し、一層の被ばく低減とクリア な画像を実現する。 天井走行式Cアーム 「CAS-930A」 NEW 3D撮影は近年、 血管撮影中の使用が標準となってきた。また外科 処置とカテーテル手技を融合したハイブリッド治療では、患者頭部 側に麻酔器や経食道超音波装置などを設置するなど、治療の環境に 変化が見られる。この状況に対応すべく、同製品が開発された。 患 者左右どちらの側面からのCアーム挿入でも3D撮影が可能で、 210度の回転範囲を実現したことによりワークフローを改善。また 最速80度/秒、約3秒での撮影が可能となり、造影剤注入時間を短 く設定できるようになった。 さらにDoseRite DTS や DoseRite Spot Fluoro といった線量マネージメントコンセプトDoseRite の各機能も搭載可能で、線量低減や管理を最新の状態で利用できる。 X 線循環器診断システム「Infinix Celeve™-i INFX-8000C および INFX-8000H(手術台 組み合わせシステム)」に新型天井走行式 Cアーム 「CAS-930A」を組み合わせる 血管造影画像から画像濃度の変化をカラー 表示し、造影剤の動態を視覚的に表示する Parametric Imaging に 新し い 表 示 法 Color Coded Circulation(CCC)を 追加。造影剤の流れる方向を動画表示する ことで、直感的に理解しやすくする。 回診用X線装置 「Mobirex」 NEW 新型スリム支柱を採用し、 コンパクトでユーザビリティを大幅に 向上させた製品。大容量バッテリーを搭載した電動走行タイプで、 X線照射も電源ケーブルを接続することなく撮影が可能である。照 射野ランプをLED化することで消費電力の削減も実現。病室、手術 室、 救急処置室などスペースの限られた空間でもさまざまな検査に 迅速に対応でき、検査効率の向上が期待できる。キーレスエントリ ーである点も、繁忙きわめる日常業務ではうれしい。最大出力は 14kW (通常出力) と32kW (高出力) の2種類のタイプから選択で き、 ワイヤレスハンドスイッチなどのオプションを組み合わせるこ Mobirex とが可能。 MRIシステム 「Vantage Titan 3T」 NEW 昨年の北米放射線学会 (RSNA) 直前に発表された3T装置の最新 オプション Saturn Gradient Option(SGO)が展示された。開 発コンセプト BOOST のもと、画質、撮像時間、自由度が向上。新 型傾斜磁場コイル Saturn Gradient や三層冷却システムなどによ り発熱や振動を少なくし、オープンボアでは困難だった、傾斜磁場 における安定した高出力化を実現している。さらにソフトウェア M-Powerのバージョンが V2.5に進化し、撮影時の位置決め時間 短縮をはじめ、検査効率や操作性を向上させた。 Vantage Titan 3T
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