現 行 改 訂 空港土木施設の設置基準・同解説 空港土木施設の設置基準・同解説 平成 26 年 4 月 平成 27 年 4 月 1 備 考 現 行 改 3.4.4 着陸帯の勾配 3.4.4 着陸帯の勾配 (省令 79 条関係) (省令 79 条関係) 着陸帯の勾配(部分勾配)は、特別の理由があると認められる場合を除き、次表に示す 規格を有するものとする。 滑走路長 A、B C、D E、F、G、H 2,150m以上 1,500m以上 2,150m未満 500m以上 1,500m未満 1.5% 1.75% 2.0% 2.5% 備 5.0% 着陸帯の等級 滑走路長 A、B C、D E、F、G、H 2,150m以上 1,500m以上 2,150m未満 500m以上 1,500m未満 最大横断勾配 非計器用着陸帯として 1.非計器用着陸帯とし 2. 1に規定する部分 必要な最小区域内の部 て必要な最小の区域内 以外の部分 分の最大縦断勾配 の部分 1.5% 1.75% 2.0% 2.5% 5.0% (1)着陸帯の縦断勾配は、できる限り急激な変化を避けることが望ましい。 (1)着陸帯の縦断勾配は、できる限り急激な変化を避けることが望ましい。 (2)精密進入を行わない(非計器用)着陸帯として必要な最小の区域内の部分以外の着陸帯 (2)精密進入を行わない(非計器用)着陸帯として必要な最小の区域内の部分以外の着陸帯 の部分の縦断勾配は、車両の通行を可能とするため 5%を超えないことが望ましく、次 の部分の縦断勾配は、車両の通行を可能とするため 5%を超えないことが望ましく、次 のことを考慮する必要がある。 (a) 着陸帯内のいずれにあっても、車両が自走できること。 (b)場周道路から滑走路の方向ができる限り広角度で見渡せること。 のことを考慮する必要がある。 (a) 着陸帯内のいずれにあっても、車両が自走できること。 (b)場周道路から滑走路の方向ができる限り広角度で見渡せること。 (3)既設滑走路の嵩上げに伴い、その摺付けの影響が広範囲に及ぶ場合は、滑走路縁から (3)既設滑走路の嵩上げに伴い、その摺付けの影響が広範囲に及ぶ場合は、3.2.5「滑走路の 10mまでの部分において横断勾配を 5%まで許容することができる。 (4)着陸帯の横断勾配は、航空機が滑走路から逸脱した場合の人命の安全を図り、航空機の 損傷を軽微にとどめるため、図-3.4.2 に示すとおりとしている。 ショルダー」に示す滑走路のショルダーの幅までの部分において横断勾配を 5%まで許 容することができる。 (4)着陸帯の横断勾配は、航空機が滑走路から逸脱した場合の人命の安全を図り、航空機の 損傷を軽微にとどめるため、図-3.4.2 に示すとおりとしている。 図-3.4.2 着陸帯の横断勾配 図-3.4.2 (精密進入を行う着陸帯で着陸帯幅 300mの場合) 着陸帯の横断勾配 (精密進入を行う着陸帯で着陸帯幅 300mの場合) (5)ショルダー(舗装)と着陸帯の植生部の境界(図-3.4.2 のB-B’)は、芝等の成長に ともない舗装面より植生部が高くなりショルダー部の排水が不良となる可能性がある ことから、5cm 程度の段差を設けることが望ましい。 (6)着陸帯内のグライドスロープ用地の縦横断勾配については、第5章「空港用地の要求性 能と性能規定」5.3「航空保安施設用地」に示している。 考 着陸帯の勾配(部分勾配)は、特別の理由があると認められる場合を除き、次表に示す 規格を有するものとする。 最大横断勾配 非計器用着陸帯として 1.非計器用着陸帯とし 2. 1に規定する部分 必要な最小区域内の部 て必要な最小の区域内 以外の部分 分の最大縦断勾配 の部分 着陸帯の等級 訂 (5)ショルダー(舗装)と着陸帯の植生部の境界(図-3.4.2 のB-B’)は、芝等の成長に ともない舗装面より植生部が高くなりショルダー部の排水が不良となる可能性がある ことから、5cm 程度の段差を設けることが望ましい。 (6)着陸帯内のグライドスロープ用地の縦横断勾配については、第5章「空港用地の要求性 能と性能規定」5.3「航空保安施設用地」に示している。 3-11 3-11 2 H25.3.26 付一部改訂 (H26.4.1 適用)にお ける修正漏れ 現 行 改 訂 15mのうち、本文で規定する値を超える範囲(アウターショルダー)については、防 15mのうち、本文で規定する値を超える範囲(アウターショルダー)については、防 塵処理を行うことを標準とする。 塵処理を行うことを標準とする。 (3)逸脱した航空機の走行に耐えられるショルダー以外の防塵処理を行う範囲の表面処理 については、ライフサイクルコスト等も考慮し適切に検討を行う必要がある。確実な防 塵対策として緊急時の車両走行を考慮した舗装による処理を標準とするが、当該空港の 塵対策として緊急時の車両走行を考慮した舗装による処理を標準とするが、当該空港の 運航状況等を考慮し、影響がないと想定される場合には、芝による防塵処理で対応する 運航状況等を考慮し、影響がないと想定される場合には、芝による防塵処理で対応する ことができる。 ことができる。 や除雪車両による作業性を考慮して、本文に規定する値以上とすることができる。 (5)誘導路のショルダーの横断勾配は、最大横断勾配 2.5%とすることを標準とするが、着 陸帯と重複する範囲の勾配については、3.4.4「着陸帯の勾配」によることを原則とする。 ただし、既設誘導路の嵩上げに伴い、その摺付けの影響が広範囲に及ぶ場合には 5.0% まで許容することができる。 考 (3) 逸脱した航空機の走行に耐えられるショルダー以外の防塵処理を行う範囲の表面処理 については、ライフサイクルコスト等も考慮し適切に検討を行う必要がある。確実な防 (4)誘導路のショルダーの幅は、航空機と除雪によって生じる雪堤とのクリアランスの確保 備 (4) 誘導路のショルダーの幅は、航空機と除雪によって生じる雪堤とのクリアランスの確保 や除雪車両による作業性を考慮して、本文に規定する値以上とすることができる。 (5) 誘導路のショルダーの横断勾配は、最大横断勾配 2.5%とすることを標準とするが、着 陸帯と重複する範囲の勾配については、3.4.4「着陸帯の勾配」によることを原則とする。 ただし、既設誘導路の嵩上げに伴い、その摺付けの影響が広範囲に及ぶ場合には 5.0% まで許容することができる。 また、既設誘導路帯の一部を(2)で規定するアウターショルダーとして使用する場合に 限り、当面、最大横断勾配を 5.0%まで許容することができる。 既設の誘導路帯をア ウターショルダーと して使用する場合に 限り、経済性等を考慮 し一時的(抜本的な改 良工事等が行われる 迄)に 5.0%まで許容 する。 3-24 3-24 3 現 行 改 滑走路標識 3.10.3 滑走路標識 (省令 79 条関係) (省令 79 条関係) 3.10.3 滑走路標識は、次表に示す区分により標示するものとする。 指示標識 滑走路中心線標識 滑走路の末端に近い場所に、進入方向から見た滑走路の 滑走路標識は、次表に示す区分により標示するものとする。 指示標識 方位を磁北から右回りに測ったものおよび平行滑走路の 場合は左側からの順序を標示すること。 場合は左側からの順序を標示すること。 滑走路の縦方向の中心線上に、滑走路の縦方向の中心線 滑走路中心線標識 計器着陸用滑走路について、滑走路の末端から 6mの場 目標点標識 滑走路距離灯が設置されていない滑走路について、滑走 滑走路末端標識 滑走路縁標識 計器着陸用滑走路について、滑走路進入端から 6mの場 所に、滑走路進入端であることを標示すること。 滑走路中央標識 滑走路距離灯が設置されていない滑走路について、滑走 路の横方向の中心線上に、滑走路の横方向の中心線を標 路の横方向の中心線上に、滑走路の横方向の中心線を標 示すること。 示すること。 滑走路の末端から 150m以上の場所に、滑走路上の着陸 目標点標識 目標点を標示すること。 接地帯標識 滑走路の縦方向の中心線上に、滑走路の縦方向の中心線 を標示すること。 所に、滑走路の末端であることを標示すること。 滑走路中央標識 滑走路進入端に近い場所に、進入方向から見た滑走路の 方位を磁北から右回りに測ったものおよび平行滑走路の を標示すること。 滑走路末端標識 訂 900m以上の長さを有する滑走路について、末端から 150 滑走路進入端から 150m以上の場所に、滑走路上の着陸 目標点を標示すること。 接地帯標識 900m以上の長さを有する滑走路について、滑走路進入 m以上 922.5m以下の場所に、滑走路上の着陸接地区域 端から 150m以上 922.5m以下の場所に、滑走路上の着 を標示すること。 陸接地区域を標示すること。 精密進入を行う計器着陸用滑走路およびその他の滑走路 滑走路縁標識 精密進入を行う計器着陸用滑走路およびその他の滑走路 で境界が明確でない滑走路について、滑走路の長辺に、 で境界が明確でない滑走路について、滑走路の長辺に、 滑走路の境界線を標示すること。 滑走路の境界線を標示すること。 積 雪 離 着 陸 区 域 標 滑走路の離着陸可能区域の長辺に、積雪時における滑走 積 雪 離 着 陸 区 域 標 滑走路の離着陸可能区域の長辺に、積雪時における滑走 識 識 路の離着陸可能区域を標示すること。(積雪時において 路の離着陸可能区域を標示すること。(積雪時において 滑走路の境界が明確でない場合に限る。) 滑走路の境界が明確でない場合に限る。) 3-36 3-36 4 備 考 H26.10.16 付 省令改 正に伴う改訂 現 行 改 (2)滑走路中心線標識の設置において、将来ILSの設置を予定している場合には、その幅 を 0.9mとすることが望ましい。 備 考 (2)滑走路中心線標識の設置において、将来ILSの設置を予定している場合には、その幅 を 0.9mとすることが望ましい。 (3)滑走路末端標識の縦縞の幅は、表-3.10.1 に示すものを標準とする。 表-3.10.1 滑走路幅 訂 (3)滑走路末端標識の縦縞の幅は、表-3.10.1 に示すものを標準とする。 滑走路末端標識の縦縞の幅 表-3.10.1 滑走路縁標識の有無 有 無 60m 1.7m 1.8m 45m 1.7m 30m 滑走路幅 滑走路末端標識の縦縞の幅 滑走路縁標識の有無 有 無 60m 1.7m 1.8m 1.8m 45m 1.7m 1.8m 1.6m 1.8m 30m 1.6m 1.8m 25m 1.8m 2.0m 25m 1.8m 2.0m 15m 1.6m 1.8m 15m 1.6m 1.8m (4)滑走路中央標識は、滑走路距離灯のない滑走路に設置することを原則としているが、運 航上よい目標となるため、設置することが望ましい。 (4)滑走路中央標識は、滑走路距離灯のない滑走路に設置することを原則としているが、運 航上よい目標となるため、設置することが望ましい。 なお、滑走路中央標識の設置位置は、AIP による公示距離に関わらず、航空法第 46 条に 基づき告示された滑走路の横方向の中心線上に標示することを原則とする。 (5)滑走路長 1,500m以上の場合の目標点標識および接地帯標識の内側間隔は 18~22.5m (5)滑走路長 1,500m以上の場合の目標点標識および接地帯標識の内側間隔は 18~22.5m 羽田空港において移 設進入端方式が導入 (H26.10.16 付 省令 改正関連)されたこと から、中央標識の設置 位置を実滑走路長の と規定しており、接地帯灯の内側の横間隔と同一とすることを原則とする。目標点標識 と規定しており、接地帯灯の内側の横間隔と同一とすることを原則とする。目標点標 および接地帯標識の内側間隔は、「飛行場灯火設置要領」(国土交通省航空局)において、 識および接地帯標識の内側間隔は、「飛行場灯火設置要領」(国土交通省航空局)にお 中央に設置する旨、明 接地帯灯の内側間隔を 18mを標準としていることから、18mを標準とするが、航空灯火 いて、接地帯灯の内側間隔を 18mを標準としていることから、18mを標準とするが、 確に記載した。 関係者と協議の上、規定値の範囲内で内側間隔を広げることができる。 航空灯火関係者と協議の上、規定値の範囲内で内側間隔を広げることができる。 接地帯標識の縦縞の間隔は、図-3.10.2 に示すとおり、1.5mを標準とする。 図-3.10.2 接地帯標識の縦縞の間隔は、図-3.10.2 に示すとおり、1.5mを標準とする。 接地帯標識の縦縞の間隔 (6)滑走路とショルダーの境界が明確ではない滑走路では、滑走路の縁を示す標識を設ける 図-3.10.2 接地帯標識の縦縞の間隔 (6)滑走路とショルダーの境界が明確ではない滑走路では、滑走路の縁を示す標識を設ける ことを原則とする。なお、境界が明確な場合とは、滑走路がコンクリート舗装、ショ ことを原則とする。なお、境界が明確な場合とは、滑走路がコンクリート舗装、ショ ルダーがアスファルト舗装のような場合である。 ルダーがアスファルト舗装のような場合である。 滑走路縁標識の設置位置および寸法は、図-3.10.3 を標準とする。 滑走路縁標識の設置位置および寸法は、図-3.10.3 を標準とする。 3-42 3-42 5 現 行 改 訂 備 考 H26.10.16 付 省令改 正に伴う文言の変更 滑走路進入端 滑走路進入端 図-3.10.3 滑走路縁標識 図-3.10.3 滑走路縁標識 また、他の滑走路や誘導路と交差する所では、滑走路縁標識は不要であり、この場合、 また、他の滑走路や誘導路と交差する所では、滑走路縁標識は不要であり、この場合、滑 滑走路縁標識は誘導路のフィレット曲線の始点までとし、この点より誘導路縁標識を設 走路縁標識は誘導路のフィレット曲線の始点までとし、この点より誘導路縁標識を設置す 置することを標準とする。誘導路縁標識と滑走路縁標識の接続の例を図-3.10.4 に示す。 ることを標準とする。誘導路縁標識と滑走路縁標識の接続の例を図-3.10.4 に示す。 図-3.10.4 誘導路縁標識と滑走路縁標識の接続の例 (7)精密進入を行う計器着陸用の滑走路と精密進入を行わない滑走路等が交差する所では、 精密進入を行わない滑走路等の滑走路標識を省略することを標準とする。 (8)積雪離着陸区域標識は、滑走路灯火の点灯および滑走路の除雪等により滑走路の境界を 明確にすることができない場合に、設置することとしている。 図-3.10.4 誘導路縁標識と滑走路縁標識の接続の例 (7)精密進入を行う計器着陸用の滑走路と精密進入を行わない滑走路等が交差する所では、 精密進入を行わない滑走路等の滑走路標識を省略することを標準とする。 (8)積雪離着陸区域標識は、滑走路灯火の点灯および滑走路の除雪等により滑走路の境界を 明確にすることができない場合に、設置することとしている。 (9)滑走路標識の色彩は白を標準とするが、積雪の多い地域での雪とのコントラストや、沖 (9)滑走路標識の色彩は白を標準とするが、積雪の多い地域での雪とのコントラストや、沖 縄における石灰岩系を用いた舗装路面とのコントラストなど、白色では滑走路面と区別 縄における石灰岩系を用いた舗装路面とのコントラストなど、白色では滑走路面と区別 がしにくい場合には、黄色を用いることができる。 がしにくい場合には、黄色を用いることができる。 (10)滑走路のターニングパッド標識は、ターニングパッドにおいて航空機が 180 度転回を (10)滑走路のターニングパッド標識は、ターニングパッドにおいて航空機が 180 度転回を 行う場合の走行経路を示すものであり、ターニングパッド中心線標識およびターニング 行う場合の走行経路を示すものであり、ターニングパッド中心線標識およびターニング パッド縁標識を設けることを標準とする。 パッド縁標識を設けることを標準とする。 滑走路のターニングパッド中心線標識は、3.2.6「滑走路のターニングパッド」におい 滑走路のターニングパッド中心線標識は、3.2.6「滑走路のターニングパッド」におい 3-43 3-43 6 現 行 改 訂 備 て設定したノーズギアの軌跡に沿って設けることを標準とし、ターニングパッドの縁標 て設定したノーズギアの軌跡に沿って設けることを標準とし、ターニングパッドの縁標 識は、誘導路縁標識に準じることを標準とし、これらの標識の色彩は、黄色を標準とす 識は、誘導路縁標識に準じることを標準とし、これらの標識の色彩は、黄色を標準とす る。 る。 なお、滑走路のターニングパッド標識の例は参考資料-3に示している。 考 なお、滑走路のターニングパッド標識の例は参考資料-3に示している。 3.10.4 過走帯標識 3.10.4 過走帯標識 (省令 79 条関係) (省令 79 条関係) 過走帯標識は、舗装された過走帯上に次に示す区分により標示するものとする。 過走帯標識は、舗装された過走帯上に次に示す区分により標示するものとする。 H26.10.16 付 省令改 正に伴う文言の変更 滑 走 路 進 入 端 位 置 (1)接続する滑走路の強度と同じ強度の過走帯の場合 (2)接続する滑走路の強度より小さい強度の過走帯の場合 (2)接続する滑走路の強度より小さい強度の過走帯の場合 滑 走 路 進 入 端 位 置 (1)接続する滑走路の強度と同じ強度の過走帯の場合 備考 備考 1 1 色彩は、明りょうな一色とすること。 (7)過走帯が滑走路と同程度の強度を有する場合の過走帯標識の形状および寸法は、図- 3.10.5 を標準とする。 色彩は、明りょうな一色とすること。 (1)過走帯が滑走路と同程度の強度を有する場合の過走帯標識の形状および寸法は、図- 3.10.5 を標準とする。 3-44 3-44 7 現 行 改 訂 備 考 H26.10.16 付 省令改 滑走路進入端位置 図-3.10.5 過走帯の強度が滑走路強度と同程度の場合の過走帯標識 (8)本文で規定する、接続する滑走路の強度より小さい強度の過走帯の場合における ℓ は、 ショルダーを含む過走帯の全幅から両側 7.5m差し引いた値を 2ℓ としているが、2ℓ が 滑走路幅より大きくなる場合には、2ℓ を滑走路幅とすることを原則とする。 図-3.10.5 過走帯の強度が滑走路強度と同程度の場合の過走帯標識 (2)本文で規定する、接続する滑走路の強度より小さい強度の過走帯の場合における ℓ は、シ ョルダーを含む過走帯の全幅から両側 7.5m差し引いた値を 2ℓ としているが、2ℓ が滑走路 幅より大きくなる場合には、2ℓ を滑走路幅とすることを原則とする。 また、滑走路幅 30m以下の過走帯で、舗装されたショルダーがない場合には、過走帯の縁 また、滑走路幅 30m以下の過走帯で、舗装されたショルダーがない場合には、過走帯の縁 から両側 1.5mを差し引いたものを 2ℓ として求めることを標準とする。 から両側 1.5mを差し引いたものを 2ℓ として求めることを標準とする。 (9)過走帯標識の色彩は、黄色を標準とするが、過走帯が滑走路と同程度の強度を有する過走 帯標識の色彩は、滑走路標識と同色とすることを標準とする。 (3)過走帯標識の色彩は、黄色を標準とするが、過走帯が滑走路と同程度の強度を有する過走帯 標識の色彩は、滑走路標識と同色とすることを標準とする。 3-45 3-45 8 正に伴う文言の変更 現 行 改 訂 備 ICAO 考 Annex14 改 なお、航空機が停止すべき位置を事前にパイロットに認識させることは、滑走路への なお、航空機が停止すべき位置を事前にパイロットに認識させることは、滑走路への 誤進入対策として有効であるため、図-3.10.8 に示すとおり停止すべき位置より滑走路 誤進入対策として有効であるため、図-3.10.8 に示すとおり停止すべき位置より滑走路 正に伴う設置長さの から離れる方向に 45mの長さで視認性を向上させた誘導路中心線標識を設置することを から離れる方向に 47mの長さで視認性を向上させた誘導路中心線標識を設置することを 変更 標準とする。なお、同一線上の誘導路に停止位置標識を 2 基設置する場合で、2 基の間 標準とする。なお、同一線上の誘導路に停止位置標識を 2 基設置する場合で、2 基の間 の距離が 45m以内の場合には、これらの内側で設置することを標準とする。 の距離が 47m以内の場合には、これらの内側で設置することを標準とする。 47m 図-3.10.8 視認性を向上させた誘導路中心線標識 (2)停止位置標識と誘導路中心線標識および誘導路縁標識の関係は、図-3.10.9 に示すと おりである。 図-3.10.8 視認性を向上させた誘導路中心線標識 (2)停止位置標識と誘導路中心線標識および誘導路縁標識の関係は、図-3.10.9 に示すと おりである。 (a)滑走路に接続する各誘導路上 に一基のみ設置する場合 (b)滑走路に接続する各誘導路上 (a)滑走路に接続する各誘導路上 に二基設置する場合 に一基のみ設置する場合 (b)滑走路に接続する各誘導路上 に二基設置する場合 (単位 : m) (単位 : m) 図-3.10.9 停止位置標識と誘導路縁標識 図-3.10.9 停止位置標識と誘導路縁標識 3-50 3-50 9 10
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