公営企業の用途廃止施設の処分に要する経費に係る地方債 施 ・将来にわたって活用する見込みがない公営企業施設等であって,これを整理することで事業規模の適正 設 化及び経営の効率化が図られるもの。 等 ・法令等により早急に処分が必要な施設等。 【概 要 】 一般会計債における公共施設等の除却についての地方債の特例措置の創設に合わせ,水道事業等に限定されて いた「用途廃止施設の処分に要する経費」の財源に充てるための公営企業債の発行を認める取扱いを全ての事業 区分に広げるもの。 【対 象 事 業 】 1 要件 次の条件のいずれかを満たしていること。 (1)将来にわたって活用する見込みがない公営企業施設等を整理することで事業規模の適正化及び経営の効率 化が図られること。 (2)法令等により早急に施設等の処分が必要なこと。 2 要件の確認 起債の協議又は許可申請に当たっては,別途定められた「公営企業施設等整理債に関する事業計画書」を策 定,提出すること。 ※ なお,一般会計債の公共施設等の除却についての地方債(除却債)の起債においては「公共施設等の総合的 活計画的な管理に関する計画」に基づいて行われる事業であることが必要だが,公営企業施設等整理債におい ては,当該計画は要件としない。 【対 象 経 費 】 用途廃止施設の処分に要する経費(以下の合計額から資産売却代金等の収入を控除した額) ・施設及び設備の撤去並びに原状回復に要する経費 ・施設を建設した際の補助金等の返還に要する経費 ・施設を建設した際の公営企業債の繰上償還に要する経費 等 【充 当 率】 充当率 100% 【資金及び償還期間】 1 銀行等引受資金 原則10年以内※ 2 市場公募資金 原則10年以内※ ※ただし,企業債繰上償還金については,当該公営企業債の残存償還期間内とする。 【充当対象事業の例(参考) 】 1 施設撤去(平成26年度から) 2 水道施設等整理債対象事業(従来の取扱いに変更なし) 3 軌道撤去及び路面復旧(平成26年度から) 4 移転建替え(平成26年度から) 5 病院の統合・再編(他病院があることによって特会が残る場合の病院廃止を含む。 ) (平成26年度から) ※ 現地建替えについては,既存施設の除却費用について新施設の建設事業を実施するために直接必要と認めら れる場合には,各事業債の対象となる。 (取扱い変更なし) 129 公営企業の用途廃止施設の処分に要する経費に係る地方債充当対象事業の例 1-1 施設撤去 除却 2-1 移転建替え 撤去 各事業債において、「用 途廃止施設の処分に要 する経費」の財源に充て るための公営企業債の 発行を認める(公営企業 施設等整理債) 【平成26年度から】 1-2 水道施設等整理債対象事業 除却 撤去 各事業債において、「用 途廃止施設の処分に要 する経費」の財源に充て るための公営企業債の 発行を認める(公営企業 施設等整理債) 【平成26年度から】 除却 2-2 病院の統合・再編(他病院があることによって特会が残る 場合の病院廃止を含む。) これまでどおり「用途廃 止施設の処分に要する 経費」の財源に充てるた めの公営企業債の発行 を認める(公営企業施設 等整理債) 【これまでの取扱いに変 更なし】 病院事業債において、 「用途廃止施設の処分 に要する経費」の財源に 充てるための公営企業 債の発行を認める(公営 企業施設等整理債) 【平成26年度から】 除却 除却 1-3 軌道撤去及び路面復旧 除却 撤去 〈参考〉 現地建替え 交通事業債において、 「用途廃止施設の処分 に要する経費」の財源に 充てるための公営企業 債の発行を認める(公営 企業施設等整理債) 【平成26年度から】 除却 130 建替 既存施設の除却費用に ついては、新施設の建 設事業を実施するため に直接必要と認められ る場合には、各事業債 の対象 【これまでの取扱いに変 更なし】
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