平成 27 年度東京都立東久留米総合高等学校（全日制課程）入学式校長式辞桜の花もほころび、春の香り漂うこの佳き日に、多数のご来賓の皆様、そして保護者の皆様の御臨席を賜り、第 9 回の入学式を挙行できますことは、私ども教職員一同厚く御礼申し上げます。保護者の皆様には、本日、お子様の御入学の姿を間近にご覧になって、お喜びもひとしおであろうと拝察いたします。都立東久留米総合高等学校の教職員を代表いたしまして、私どもの持てる力を最大限に発揮し、指導に当たりますことをお約束いたします。ただ今、全日制課程２３８名の入学を許可いたしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在校生、教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。新入生の皆さん、今の気持ちはいかがですか？きっと期待と不安に感じている人がほとんどだと思います。さて、東京都立東久留米総合高等学校、通称、「久留総」入学にあたり、校長として皆さんに、卒業するまでに実行してもらいたいことを 3 つお話しします。第一に、多くの出会いを大切にして下さい。中学校時代と異なり、様々な地域から入学してくる仲間、先輩、そして多くの先生方との出会いを大切にして下さい。卒業するまでに、一生涯つきあえる親友と呼べる人を最低 1 人以上見つけて下さい。また、恩師と呼べる先生を必ず 1 人は見つけて下さい。担任の先生でなくても結構です。教科の先生、部活動でお世話になる先生、誰でもいいです。この親友と恩師は、必ずや在校中だけでなく、卒業後も皆さんの心の支えとなるはずです。出会いを大切にするためには、どうしたらいいのか？コミュニケーションを大切にして下さい。基本的な挨拶、おはよう、ありがとう、さようなら。当たり前かと思いますが、挨拶は、人間関係を築く基本です。どうか毎日実行して下さい。第二に、この 3 年間、たくさん悩んで下さい。特に、自分の進路や将来について悩み抜いて下さい。小学校から中学校へは全員が中学校へ進学し、中学校からはほとんどの生徒が高等学校へと進学しました。しかし、高校からこの先は、1 0 0 人の生徒がいれば 1 0 0 通りの進路先があります。生徒一人一人が自分の将来を見すえて、この 3 年間を過ごして下さい。第三に、久留総の 3 年間でしかできないことを見つけて実行して下さい。部活動や地域でのボランティア活動、何でもいいです。この久留総を卒業するときに、久留総で学べて良かった、この学校のことを誇りに思って卒業できるようにして下さい。以上、校長としてこの 3 年間の高校生活をスタートすることにあたって、その願いをお話しいたしました。さあ、これから、様々な出会いを大切にしながら、楽しい高校生活を一緒にしていきましょう。短いですが、これを入学にあたっての式辞といたします。平成 27 年 4 月 7 日東京都立東久留米総合高等学校長櫛野治和