板橋区の蝶を調査する会 - 板橋区立エコポリスセンター

平成 26 年度地域自主活動グループ活動報告「板橋区の蝶を調査する会」
◆代表者名:「柏原 建樹」
◆メンバー名:長澤 一男、長澤 寿子、荘司 洋一、神山 健次、浅原 熙、山下 直也、
小野 恭子、梅田 美亜、桜井 義一、佐藤 陽子、櫻井あゆみ、山田 隆、
川口 孝子、柏原 建樹、柏原 桂子
◆活動状況
4 月~11 月までの間、毎月第二土曜日に蝶の観察会を開催しました。今年は赤塚公園、赤塚城址、
赤塚植物園、荒川河川敷、光が丘公園、石神井川沿い(加賀二丁目)を観察しました。
今年も引き続き、蝶の成虫の他に、卵、幼虫、蛹の観察にも力を入れました。
観察結果はエコポリスセンターのサイトに掲載させて頂いております。
板橋区以外の地域の観察も実施しました(4 月に新潟、7 月に八ヶ岳山麓、9 月に奥多)
回数 開催日(曜日)
時 間
参加
者数
回数
開催日(曜日)
時 間
参加
者数
1
4 月 12 日(土)
9:30~13:00
12
6
9 月 13 日(土)
9:30~12:00
6
2
5 月 10 日(土)
9:30~13:00
9
7
10 月 11 日(土)
9:30~13:30
11
3
6 月 14 日(土)
9:00~13:00
5
8
11 月 2 日(日)
9:30~13:00
11
4
7 月 12 日(土)
9:00~13:30
7
9
3 月 14 日(土)
10:00~12:00
9
5
8 月 9 日(土)
9:00~11:30
8
◆1 年間の活動内容
毎月の観察会の他に、メンバーが個人的に観察を行っています。
2014 年度の板橋区内の観察の結果は次のとおりです。
(1)
モンシロチョウ、ナミアゲハ、ヤマトシジミ、キタキチョウ、アオスジアゲハ、ツマグロヒョウモン
は観察する機会が多い種類でした。今年は 44 種類の蝶を観察しました。
(2)
ギンイチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリの観察時期。
(ア) ギンイチモンジセセリ:4 月中旬~5 月中旬、6 月中旬~7 月中旬、8 月中旬~
9 月中旬。(年 3 化)
(イ) ミヤマチャバネセセリ:4 月中旬~5 月中旬、9 月中旬~下旬。(年 3 化?)
(3)
6 月下旬に西台 1 丁目のコクサギでオナガアゲハの終齢幼虫を発見、飼育し 7 月上旬に♀が
羽化しました。
(4)
9 月の観察会でミドリヒョウモン♂を観察しました。場所は赤塚植物園です。
10 月の観察会でオオチャバネセセリを観察しました。場所は荒川河川敷です。
(5)
スジグロシロチョウは観察出来ませんでした。ダイミョウセセリの観察は 1 回に止まりました。
板橋区以外では下記観察会を開催しました。
(1)4 月に新潟県小千谷市にギフチョウの観察に行きました。ギフチョウの他にルリ
シジミ、コツバメ等を観察しました。
(2)7 月に八ヶ岳山麓の立場川にミヤマシロチョウの観察に行きました。ミヤマシロ
チョウの他、ウラジャノメ、スジグロシロチョウ、ミドリシジミ等を観察しました。
(3)9 月に奥多摩にキベリタテハの観察に行きました。時期が早かった為、キベリタ
テハの観察は出来ませんでしたが、ミヤマカラスアゲハ、ツマジロウラジャノ
メ等を観察しました。
◆活動風景(写真、イラストなど)
オナガアゲハ♀
ギフチョウ
ミドリヒョウモン♂
ミヤマシロチョウ
◆その他(他の観察員に向けて一言、感想など)
板橋区の蝶の観察を始めてから 10 年目となりました。その間に 53 種類の蝶を観察しました。
板橋区は緑が多く、又、荒川河川敷が存在することから観察できる昆虫の種類が豊かです。一
方、河川敷の改修工事や開発により蝶の棲息する環境が変化し、観察できる蝶の数が減少す
ることがあります。これからも、蝶の観察と同時に食草の分布等棲息状況を調べ、多くの方に板
橋区の蝶について知って頂くお手伝いをしたいと考えております。