第 4号 対面式・歓迎会,運動部壮行会が行われました。

牛久ドリーム
第4号
2015.4.10
茨城県立牛久高等学校 校長通信
対面式・歓迎会,運動部壮行会が行われました。
4月10日(金)の5・6限に,体育館で対面式・歓迎会,運動部壮行会が行われま
した。対面式・歓迎会では,挨拶の他に部活動紹介があり,たいへん盛り上がりました。
運動部壮行会とは,これから各大会に望む運動部員全員に対する激励の会です。運動
部壮行会で,激励のことばとして私がお話しした内容は以下の通りです。
◆運動部壮行会での校長からの激励のことば◆
テーマ:「一球入魂」
運動部の皆さんに激励のことばを送ります。まず,運動部の皆さんに質問をします。
飛田穂洲(とびたすいしゅう)という人物を知っている人は,手を上げてください。
それでは「一球入魂」という言葉を聞いたことがある人は,手を上げてください。
「一球入魂」は,野球に取り組む姿勢を,飛田穂洲が表した言葉です。
飛田穂洲は,「学生野球の父」といわれた人で,明治時代の水戸中学校,現在の水戸一高
の出身です。水戸一高の敷地内に胸像があります。彼は,水戸中学校・早稲田大学で野球
選手として活躍し,その後早稲田大学野球部監督となって黄金時代を築きました。
彼の野球論の特徴は,「一球入魂」という言葉で知られるように,精神性の重視にあります。
また,試合でいかなる状況においても実力を発揮しうるために,練習では常に最善をつ
くすべしとし,厳しい練習の末に真の実力が備わると説きました。
「一球入魂」は,何も野球に限ったことではありません。すべての競技に当てはまると
思います。球技でない競技の人は「球」の文字を置き換えて見るといいでしょう。弓道な
ら「一射入魂」,陸上なら「一走入魂」「一投入魂」でしょうか。
運動部では,日々の練習に真剣に取り組む姿勢が大切です。
実力を発揮するためには,何事に対しても,魂を込めて最善を尽くすこと。本気で取り
組むことが大切です。特にぎりぎりの競った試合では,最後は精神力の勝負となります。
魂を込めて,本気で,大会に望んでください。
みなさんの活躍を心から応援しています。頑張ってください。
■水戸一高内の
飛田穂洲の胸像