情報通信政策から見たICT 研究の 5年後、10年後 2015.05 下條真司(大阪大学/NICT) 情報通信審議会、技術戦略部会 新たな情報通信技術戦略の在り方 中間報告書(案) 平成27年5月25日 • 情報通信技術は「人・もの・コト✖知 性」へ いろいろな転換点 • キャリアモデルから公共インフラ • エンジニアリングからコードへ • 研究から技術実証、社会実証へ 重要なコトは • 社会の変革とユーザーの受容性の醸成 • トライアル、失敗、改善のPDCAを • シビックテック • みんなが参加、みんながプログラマー スーパーテストベッド=Living Lab 仮想化 meets Cloud Robots クラウド 大規模計算 要求に応じた 仮想NWの 使い分け 広域・低遅延NW Visible Robot 狭域・⾼高到達率率率NW Virtual Robot Unconscious Robot 狭域・低遅延NW 環境センサー NW ストレージ ディスプレイ装置 ビデオストリーム等 Global Goal Service Measurement Feedback Service スマートフォン 携帯端末 新たなテストベッドのあり方(議論中) IoTによるサービスイノベーションと インフライノベーションがつながる、 次世代のICTエコシステムの確立 アプリケーション開発 フィールド実証実験 スケーラビリティ検証 既存IoT技術との共存 国内外 IoT テストベッド連携 ClouT/FESTIVAL FI-PPP/Smart America スマートシティの 工場、ビル制御 取り組み 耐災害ICT技術 サービス・インフラ 融合の仕組み (サービス仮想化) ビッグデータ インターネットによる 旧来のイノベーションエコシスステム グローバル通信基盤としての Internet Protocol (IP)により その上下のレイヤで多様な技術が独自進化 IoTデバイス IoTサービス NFV ソフトウエア NWノード ワイヤレス網 5G/B5G、 WiFiなど 新世代NW技術 HIMALIS、CUTEi、 PIAXなど SDN/SDI クラウド エミュレーション StarBED 光コア網 400G/1T 光統合ノード エッジインテリジェンス基盤技術の研究開発 本研究では、次世代のIoTとしてエッジデバイスと連携したインテリジェンス(エッジインテリジェンス)を実現するための基盤技術を開発する。センサー デバイスの超高性能化(精細化、ハイスピード化、多元化、分散化)に対応し、かつプライバシーや性能、信頼性といったサービスポリシーを、アプリ ケーション、デバイス、コンピューティング、ネットワークの一体化により実現する。成果は次世代テストベッド上にプロトタイプ展開するとともに、 API等を通じたユーザによる利活用が可能なものとする。 クラウド クラウドは中央集権的なアプローチであり、 エッジ領域でのインテリジェンスに必要な SDN/NFV技術は、ICTインフラの制御を インフラリソースの爆発的な増加に プログラム可能にすることで、必要な 対応出来ない インフラリソースを必要なところに提供が コア網バックボーン 可能 エッジインテリジェンス 管理系 サービススライス エッジ リソース 本研究では、ODENOSやLagopusといった 工場オート SDN/NFV基盤技術を活用し、エッジインテリ メーション ジェンスを実現する基盤技術の確立を目指す ウエアラブル 病院 建築現場での 次世代のIoTでは、飛躍的に進化したエッジデバイスと 連携したインテリジェンス(エッジインテリジェンス)を実現 パトロール用 安全自動監視 侵入者の自動判定 ウエアラブル 情報端末 人間とコンピュータの調和 RTとICTの融合のために 自動運転、 • 社会的な実証実験 • ロボット介護 • ユーザーの受容性の 醸成 • パーソナルデータの 活用 • 制度設計が必要 • さまざまなトライア ルが必要 • • IoT 新たなテストベッド=Living Lab Living Lab • 課題を発見し、デザイン思考で取り組む • 早いサイクルで、構築、計測、学習(プロトタイ ピング)を繰り返す • ユーザー参加型、対話型 • オープンイノベーション 工場、オフィス、家庭、街、田舎、農場、、、、 NICT 板谷聡子氏ご提供 イノベーションを阻むもの 研究開発のジレンマ • ユーザーは最新技術などいらない、安定して使える技 術が欲しい • 研究者にとって、現実世界の様々な条件はノイズ。ばっ さり切り落としてどれかに集中したい • 研究で考えたユースケースが有効であるとは限らない。 • 研究者にとって、現実世界には論理で解決しない問題 がいっぱい。論文に書けない。研究者にとって、論文 のみが必要 これからやるべきコト • • 社会実装 • 我を捨てよう • 中途半端ではなく • 社会学者、経済学者と共に 技術実証 • ビジネスプランと共に • 自治体、工場、学校、街 • 異業種、異分野がコミュニケートできるコンソーシアム 活動の例 • 学校教育分野 • • ディジタル教科書、learning analitic 街、自治体 • シビックテック、smart city, インクルーシブ • 耐災害 • スポーツ • 工場 • 家 • スマホセンサー 『新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発および実証 課題: 提案課題 : 課題A 大規模スマートICTサービス実証基盤を用いたアプリケーション実証 日欧が連携する都市型Smart ICT実験環境の創出とアプリケーション実証 FESTIVAL: FEderated interoperable SmarT ICT services deVelopment And testing platforms 提案者名:大阪大学、ナレッジキャピタル、 立命館大学、京都産業大学、JR西日本コミュニケーションズ、アクタスソフトウェア、社会システム総合研究所 EU側提案者名:CEA Leti, Universidad de Cantabria, Engineering, Easy Global Market, Inno TSD, Ayuntamiento de Santander, Sopra NICTが設置する大規模Smart ICTテストベッドJOSEと欧州で開発が進められてきた様々なテストベッド技術と実証実験の経験を連携させ、種々のセンサー から得られるデータをビッグデータとして解析し、新たな価値を生み出すサービスを生み出すことを目的とする。そのため、うめきた(大阪市)、リヨン駅、 サンタンデルという都市で省エネ、ショッピング、街ナビといったサービス開発と都市生活者を含めた実証実験を行うことにより、プライバシー、セキュリ ティに配慮した都市におけるスマートサービス開発のビジネス化に対する知見をうることを目的とする。 センサー、アクチュエータ、 カメラ、ユーザ端末等 SOCIOTAL : IoT business platform Smart Santander BUTLER : IoT platform Grand Lyon, métropole intelligente Scalable a nd S ecure WoT p latform Autonomous M 2M p latform 実験的プラットフォームの連携 xEMS 機械学習分散処理フレームワーク PIAX: P 2P Interactive Agent eXensions testbeds 計算リソース& ストレージリソース Smart Shopping Smart Energy Smart Community Health care 高付加価値都市サービスの創造 Grand Front Osaka, Knowledge Capital Smart Building Smart Home Real-‐life testbeds, field trials -‐ Europe » Large scale experimentation in real-‐life environments: Santander, Lyon, ˃ Smart city, smart building, open data, participatory sensing » Smaller scale, experimental platforms » Smart home, smart health, smart transport, art Art&Science Real-‐life testbeds, field trials -‐ Japan » Large scale experimentation in real-‐life environments: Osaka train station: smart city, smart building » Smaller scale, experimental platform at Osaka and Kansai area » Smart POS, smart energy, smart health, smart transport, Osaka Osampo service(ISID)
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