平成27年産米集荷・販売方針について

No.1
平成27年4月1日
発行:
JA グル ープ 新潟
1 . 基本 方 針
「生 産者手取 りの最大 化」に向 け、JA と全農県 本部が一 体となっ て
需要 の確保・ 拡大をは かるとと もに、マ ーケット のニーズ に的確に 対
応し た生産・ 集荷・販 売の取り 組みをお こなう。
2 . 重点 方 針と 主 な取 組 内容 に つい て
(1 )需要に 応じた高 品質米の 安定生産
○
○
注:アンダーラインを引いた箇所は、
主なポイントおよび新たな取組事項
需給改善に向けた主食用米の適正生産をはかるとともに、マーケットの動向に的確に
対応した生産を推進します。
近年の品質低下は、新潟米の安定販売やブランド力を揺るがす大きな懸念材料となっ
ていることから、気象変動や地域の生産実態を踏まえた栽培指導に取り組み、県全体の
底上げと高位安定をはかります。
○ 「コシヒカリ」の適正生産によるブランド力維持と、
「こしいぶき」
「ゆきん子舞」等
への生産誘導による新潟米の需要拡大をはかるため、コシヒカリ作付目標70%(県全
体)の達成に向けて、銘柄誘導対策の3本柱に取り組みます。
(2 )JA・ 全農県本 部への出 荷結集
○
集荷・販売目標を32万1千㌧(本県生産数量目標の62%)に設定し、全国の消費
者・実需者へ年間を通して計画的・安定的に販売することにより、
「新潟米」の需要確保
と販売力・ブランド力の向上をめざします。
○
営業倉庫の活用、仮置きスペースの確保、庭先集荷計画の見直しなどにより、庭先滞
貨の解消をはかります。
○
担い手層への対応を強化するため、農業経営の安定に資する生産提案や情報提供など、
JAの総合力を発揮した推進をおこないます。
1
※掲載内容の無断使用・転載を禁じます。
(3 )販売力 の強化
○
早期・安定的な需要確保と卸・実需者との結び付き強化をはかるため、播種前・収穫
前契約および大口需要者等との複数年契約を推進します。
○
JAグループ一体となった販売推進や宣伝事業の強化などを通じ、新潟米全体の需要
の拡大をはかります。
○
実需者のニーズを踏まえ、多収性品種や特定の用途に適した品種の取扱いなど、マー
ケットインの発想にもとづく生産提案型の取引の拡充をめざします。
○
酒米・もち米については、契約栽培制度を通じ、計画生産と安定販売に取り組みます。
(4 )水田活 用の推進
○
27年産の販売環境については、飼料用米の生産拡大など需給改善に取り組んでいま
すが、過剰作付の動向や作柄によっては再び供給過剰となり、厳しい環境が続くことも
想定されます。
○
主食用米の需給改善と生産者手取り向上の観点から、自主的取組参考値の達成を基本
に、JAグループ全体で9万トン程度の水田活用米穀に取り組みます。
○
水田活用米穀全体(加工用・米粉用もち米を除く)で、用途間の生産者手取りに大き
な格差が生じないよう、水田活用の直接支払交付金を踏まえ、精算額の調整をおこない
ます。
【水田活用米穀の精算額調整イメージ】
加工用米
(うるち)
備蓄米
輸出用米
米粉用米
(うるち)
精算額
精算額
精算額
精算額
飼料用米
精算額
直接支払
交付金
(8万円/10a)
2万円/10a
契約面積
支払金
契約面積
支払金
契約面積
支払金
直接支払
交付金
直接支払
交付金
8万円/10a
8万円/10a
8万円/10a
8万円/10a
6万円/10a
3 . 出荷 契 約の 重 要性 に つい て
」
※飼料用米については、他の用途と検査規格が
異なるため精算額が異なります。
○
JA・全農県本部は、生産者との出荷契約にもとづき販売計画を策定し、確実な需要
の確保と全量販売に向けて、卸・実需者との播種前・収穫前契約など早期の契約締結に
取り組んでいます。
○
また、卸・実需者の取扱規模が拡大するなか、販売先からの信頼を獲得するため、年
間供給量の安定確保・拡大が必要となっています。
○
「新潟米」の販売力強化をはかるため、出荷契約数量の最大限の積み上げと、出荷契
約にもとづく確実な出荷をお願いします。
27年産米出荷契約の詳細につきましては、JAから配布される「出荷契約・約定事項」
や「お知らせ」等でご確認ください。
(全農新潟県本部
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米穀部)
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