奈良県宇陀地域ごみ処理広域化検討調査業務委託 公募型プロポーザル実施説明書 1.調査の目的 奈良県宇陀地域における循環型社会の形成及び活力ある地域づくりを目指し、ごみの広域処理 の実現化を図ることを目的に、関係市村が連携・協働して、広域及び効果・効率的な事業規模や システム構築の観点から、この広域化にかかる諸課題を検証するための専門調査を実施する。本 調査の実施を通して、関係市村が、広域化の促進を協議するとともに、事業化の方向性を合意・ 共有するための基礎資料として活用する。 なお、本調査の成果は、この広域化を事業化する際に国に提出することになる「循環型社会形 成推進地域計画」に活用する。 2.一般事項 (1) 委託業務名 奈良県宇陀地域ごみ処理広域化検討調査業務 (2) 実施主体 奈良県宇陀地域ごみ処理広域化推進協議会(以下「協議会」という。) ・構成団体:宇陀市、曽爾村、御杖村 ・事務局 :奈良県宇陀市榛原下井足 17 番地の 3(宇陀市市民環境部環境対策課内) (3) 調査対象地域 宇陀市、曽爾村、御杖村(以下「宇陀地域」という。) (4) 委託期間 契約締結の日から平成28年3月29日(火)まで (5) 委託金額 4,500千円(消費税及び地方消費税を含む。)の範囲内 支払いは委託業務の履行確認後、一括して行う。 (6) プロポーザルの性格 ・本プロポーザルは公募型により実施する。 ・本プロポーザルは、与えられた条件下において参加者の調査・企画力を「提案」を通して 評価し、委託業者を選定するものです。したがって、調査等の業務は、必ずしも委託業者 の提案どおりに実施するものではありません。 (7) 問い合わせ 奈良県宇陀地域ごみ処理広域化推進協議会事務局(宇陀市市民環境部環境対策課内) 〒633-0292 奈良県宇陀市榛原下井足17番地の3 TEL:0745-82-2202 FAX:0745-82-7234 E-MAIL:[email protected] 1 / 9 3.調査内容 上記「1.調査の目的」により、現施設(宇陀クリーンセンター、東宇陀クリーンセンター) を統合して新たな中核施設(焼却施設等)を整備(供用開始は平成34年7月で仮設定)するこ とを与件として、宇陀地域にふさわしいごみの広域処理のあり方を追及するため、以下の事項に かかる検討調査を実施する。 (1) 重点検討事項の検討調査 ① ごみの広域処理に伴う施設の機能・規模及び運営方法等の検証 ・現状及び将来予測から、宇陀地域にふさわしいごみ処理フローを検討したうえで、中核 施設の機能・規模及び運営方法等を検証する。 ・そのうえで広域化により期待される効果(経済性・環境保全性)を試算・検証する。 ・中核施設の立地条件(選定基準等)について、有識者等の活用も視野に入れ、評価手法 を検討・構築する。 ② 中核施設の事業費試算等 ・ふさわしい処理方式を選定するための比較検証を行う。 ・処理体制案(組織・人員等)を検討する。 ・施設整備及び維持管理の概算事業費を試算する。 ③ 受益と負担のあり方の検証 ・ごみ処理の広域化に伴う各市村及び住民負担のあり方について、現状と比較考量して検 証する。 ④ 中核施設の整備を契機とした新たな地域振興策の企画 ・熱利用及び施設・土地活用による新たな地域振興策を企画する。 ⑤ 推進計画の作成 ・中核施設の供用開始までの間に取り組む必要のある事項について、 課題等を検討のうえ、 推進スキームを構築する。 ⑥ その他目的達成のために必要となる事項についての検討調査 (2) 成果のとりまとめ 重点検討事項の成果を、広域化を事業化する際に国に提出することになる「循環型社会形成 推進地域計画」に効率的に活用できるようにするため、必要となる諸元を可能な限り加え、事 業化の方向性を示す構想案としてとりまとめる。 上記「3.調査内容」について、プロポーザルにより参加者に対して、参加者と協議会事務局 の作業領域を明確にして提案することを求め、審査及び契約により決定する。 4.参加資格 単独または共同提案によるものとします。 (1) 単独提案者の資格 提案の資格を有する者は、次に掲げる要件を全て満たす者とする。 ① 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4の規定に該当しない者であ ること。 ② 協議会の構成団体のいずれかの市村又は奈良県から、入札参加停止の措置を受けていない こと。 2 / 9 ③ 会社更生法(平成14年法律第154号。以下「新法」といいます。)第17条の規定によ る更生手続開始の申立て(新法附則第2条の規定によりなお従前の例によることとされる更 正事件(以下「旧更正事件」といいます。)に係る新法による改正前の会社更生法(昭和2 7年法律第172号。以下「旧法」といいます。)第30条の規定による更生手続開始の申 立てを含みます。)をしていない者又は申立てをされていない者であること。ただし、新法 に基づく更生手続開始の決定(旧更正事件に係る旧法に基づく更正手続開始の決定を含みま す。)を受けた者については、更生手続開始の申立てをしなかった者又は申立てをなされな かった者とみなします。 ④ 平成12年3月31日以前に民事再生法(平成11年法律第225号)附則第2条による 廃止前の和議法(大正11年法律第72号)第12条第1項の規定による和議開始の申立て をしていない者であること。 ⑤ 平成12年4月1日以降に民事再生法第21条の再生手続き開始の申立てをしていない者 又は申立てをされていない者であること。ただし、同法に基づく再生手続開始の決定を受け た者であっても、再生計画の認可の決定を受けた者については、再生手続開始の申立てをし なかった者又は申立てがされなかった者とみなします。 ⑥ 国土交通省の建設コンサルタント登録規程(昭和52年建設省告示717号)による建設 コンサルタントの登録(廃棄物部門)を受けていること。 ⑦ 協議会の構成団体のいずれかの市村において、競争入札に参加する必要な資格を有するも のであること。 ⑧ 管理技術者として、技術士(衛生工学部門(廃棄物管理)、または総合技術監理部門(衛 生工学「廃棄物管理」)を配置できること(公告日において3か月以上の雇用関係にあるこ と)。 ⑨ 平成17年度から平成26年度の間に、地方公共団体(一部事務組合や広域連合を含む。 以下同じ。)又は地方公共団体により構成される団体との間で、ごみ処理広域化にかかる構 想や計画策定業務の元請け実績を有すること。 (2) 共同提案の場合の資格等 複数の事業者による共同提案を行う場合は、次に掲げる事項に留意すること。 ① 必ず幹事者を決め、全提案者の代表者名を記載し、それぞれの代表者印を押した共同企業 体委任状及び共同体協定書を提出すること。その際、代表者の印は契約時に使用するものと 同一とする。 ② 幹事者及び構成員は、 他の構成員が行う行為に対しても連帯してその責を負うこととする。 ③ 各事業者は複数の共同提案に参加することはできない。また、共同提案に参加しながら自 らが単独で提案を行うことはできない。 ④ 幹事者及び構成員の変更は、原則としてできない。 ⑤ 幹事者は(1)①~⑨、構成する各事業者は(1)①~⑤に該当すること。 5.参加方法 本プロポーザルへの参加を希望される場合は、参加申込書及び提案書を指定期限までに提出し てください。提出方法は、持参または郵送によることとし、郵送による場合は、簡易書留等の確 実な方法によるものとし、提出期限必着とします。 なお、提出された参加申込書等の内容、参加資格条件について審査し、不適切な場合は非選定 の通知を行います。 3 / 9 (1) 参加申込書(様式1~様式3)の提出 ① 提出期間 平成27年4月13日(月)から平成27年5月1日(金)まで (ただし、午前9時から正午まで、及び午後1時から午後5時までの宇陀市役所の開庁日 に限る。)。 ② 提出場所 2.(7)に同じ ③ 提出書類 ・参加申込書(様式1) ・会社概要(様式2) ・業務実績(様式3) (2) 提案書の提出 ① 提出期間 平成27年5月1日(金)から平成27年5月15日(金)まで (宇陀市役所の開庁日のうち、午前9時から正午まで、午後1時から午後5時までの間とし ます。)。 ② 提出場所 上記2.(7)に同じ ③ 提出書類 1)企画提案書(A4用紙5枚程度にまとめる。参考資料の添付可。) 6部 ・「3.調査内容」の各項目について、検討調査の着眼点、及び協議会事務局に求める作 業を明確にしたうえで、実施方法及びスケジュールを提案する。 2) 実施体制(様式自由)6部 上記4.(1)⑥の管理技術者、担当者等を明記し、各人の過去の業務実績を記載してくだ さい。 3) 受注実績(様式自由)6部 上記4.(1)⑦の業務実績を記載し提出してください。 4) 見積書(様式自由) 6部 費用は委託者選定の評価項目とするとともに、契約の参考とします。 5) 会社概要 1部 会社名、所在地、代表者、設立年月日、資本金、年間売上高、従業員数、主な業務内容 等の記載された会社概要書を提出してください。 ※提案書の表紙には、代表者の押印を行うこと。 6.本プロポーザルに係る交付資料 (1) 交付資料 ① 広域化シミュレーション(検討資料)(県調査・平成 25 年 3 月) ② ごみ処理施設パンフレット(宇陀クリーンセンター、東宇陀クリーンセンター) ③ 奈良県宇陀地域ごみ処理広域化推進協議会規約 ④ 平成 27 年度協議会事業スケジュール ※ その他、新奈良県廃棄物処理計画(平成 25 年 3 月)、奈良県の一般廃棄物処理事業の概要 (平成 24 年度版)は、県HPを参照のこと。 4 / 9 (2) 交付期間 平成27年4月13日(月)から平成26年4月30日(木)まで ただし、協議会事務局における交付は、宇陀市役所の開庁日の午前9時から正午までと午後 1時から午後5時までとします。 (3) 交付場所 2.(7)に同じ。 7.質問及び回答 (1) 受付期間 平成27年4月13日(月)から平成27年4月27日(月)まで (宇陀市役所の開庁日の午前9時から正午までと午後1時から午後5時までの間とします。 ) 。 (2) 質問方法 質問書(様式不問)に質問内容を記入し、事前連絡の上、FAXまたは電子メールにて送付 してください(審査の内容に関係しない軽易な質問内容を除き、電話または口頭による質問は 受け付けません。)。 (3) 提出先 上記2.(7)に同じ (4) 質問内容に対する回答 上記の受付期間内に受理した質問内容を全てまとめ、参加申込書の提出があった全事業者あ て、平成27年4月30日(木)午後5時までに、FAXまたは電子メールで回答します。 8.ヒアリング (1) 実施日時 平成27年5月21日(木)予定(後日、提案者に対し詳細を連絡します。) (2) 実施場所 〒633-0292 奈良県宇陀市榛原下井足17番地の3 宇陀市役所内(予定) (3) 留意事項 ① ヒアリング時間は質疑応答を含めて40分(提案者からの説明20分、質疑応答20分) 程度を予定しています。 ② ヒアリングへの参加者は、5名以内とします。 9.審査及び結果通知 別紙の「奈良県宇陀地域ごみ処理広域化検討調査業務委託にかかる事業者選定基準」に基づき 審査を行い、最も高得点を獲得した者を最優秀提案者として選定します。 審査結果は、全参加者に通知します。 なお、審査結果に関して、理由や点数等の照会・問い合わせには一切応じられません。 5 / 9 10.契約の締結 審査の結果、選定された最優秀提案者を受託者とし、業務委託契約を締結します。 契約額は、提案書を参考に、最優秀提案者との協議により業務実施仕様書を確定した後に決定 するものとし、契約に際しては、正式の見積書を提出していただくことになります。 なお、この協議が不調に終わった場合には、原則、審査において次点となった参加者を受託者 として、同様の手続きを行うこととします。 11.契約の不締結 最優秀提案者の選定後、契約締結までの間に、最優秀提案者について次のいずれかに該当する と認められるときは、契約を締結しないものとします。 (1) 最優秀提案者の役員等(法人にあっては非常勤を含む役員及び支配人並びに支店又は営業所 の代表者、その他の団体にあっては法人の役員と同等の責任を有する者、個人にあってはその 者及び支配人並びに支店又は営業所を代表する者をいう。以下同じ。)が暴力団員(暴力団員 による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号。以下「暴対法」という。) 第2条第6号に規定する暴力団員をいう。以下同じ。)であるとき。 (2) 暴力団(暴対法第2条第2号に規定する暴力団をいう。以下同じ。)又は暴力団員が経営に 実質的に関与しているとき。 (3) 最優秀提案者の役員等が、自社、自己若しくは第三者の不正な利益を図り、又は第三者に損 害を加える目的をもって、暴力団又は暴力団員を利用しているとき。 (4) 最優秀提案者の役員等が、暴力団又は暴力団員に対して資金等を提供し、又は便宜を供与す るなど直接的若しくは積極的に暴力団の維持、運営に協力し、又は関与しているとき。 (5) (3)及び(4)に掲げる場合のほか、最優秀提案者の役員等が、暴力団又は暴力団員と社会的に 非難されるべき関係を有しているとき。 (6) 本契約に係る下請契約又は資材、原材料の購入契約等の契約(以下「下請契約等」という。) に当たって、その相手方が上記(1)から(5)のいずれかに該当することを知りながら、当該者と 契約を締結したとき。 (7) 本契約に係る下請契約等に当たって、上記(1)から(5)のいずれかに該当する者をその相手方 としていた場合(上記(6)に該当する場合を除く。)において、奈良県宇陀地域ごみ処理広域化 推進協議会が奈良県宇陀地域ごみ処理広域化推進協議会との契約の相手方に対して下請契約等 の解除を求め、契約の相手方がこれに従わなかったとき。 (8)競争入札参加資格の制限又は入札参加停止を受けたとき。 12.契約の解除 契約締結後、契約者について 11.の(1)から(7)までのいずれかに該当する事由があると認めら れるとき又はこの契約の履行にあたって、暴力団又は暴力団員から不当に介入を受けたにも関わ らず、遅滞なくその旨を協議会事務局に報告せず、若しくは警察に届け出なかったと認められる ときは、契約を解除することがあります。この場合は、契約者は、損害賠償金を納付しなければ 6 / 9 なりません。 なお、11.の(1)、(3)、(4)及び(5)中「最優秀提案者」とあるのは、「契約者」と読み替える ものとします。 また、提案書等の提出書類に虚偽の記載が明らかになった場合、受託者に重大な瑕疵がある場 合、業務遂行の意思が認められない場合又は業務遂行能力がないと認められる場合は、契約を解 除し、委託先を変更することを妨げないものとします。 13.留意事項 (1) 内容の承諾 本プロポーザルに参加する者は、提案書の提出をもって、本説明書の記載内容を承諾したも のと見なします。 (2) 提出書類の返却 提出されたすべての書類は返却しません。なお、これらの書類については、本業務以外の目 的では使用しません。 (3) 提案書の追加、修正等 提出された提案書の差替え及び追加、削除は、理由の如何に関わらず一切認めません。 (4) 提案等にかかる費用負担 提案書類の作成、提出、ヒアリング等に要する費用は各参加者の負担とします。 (5) 提案者の失格 次のいずれかに該当する場合は、失格とします。 ① 上記4.の参加資格に定めた資格が備わっていないとき。 ② 複数の提案書等を提出したとき。 ③ 提出のあった提案書等が様式及び記載上の注意事項に示された内容に適合せず、その補正 に応じないとき。 ④ 提出書類に虚偽又は不正があったとき。 ⑤ 提案書等の受付期限までに所定の書類が整わなかったとき。 ⑥ その他不正な行為があったとき。 (6) 入札参加停止措置の取り扱い 提出書類の提出後、契約締結までの手続期間中に参加者が入札参加停止措置の事由に至った 場合は、以後の本件に関する手続きの参加資格を失うものとします。また、該当する者が受託 者として特定されている場合は、次順位の者と手続きを行います。 (7) 提案の辞退 提出書類を提出した後に辞退する場合は、速やかに、上記2.(7)の協議会事務局まで連絡す るとともに、書面にて辞退の届け出をしてください。 (8) 再委託等の禁止 受託者は、本件業務を第三者に委託し、又は請け負わせることはできません。ただし、あら かじめ発注者の承認を受けた場合はこの限りではありません。 7 / 9 (9) その他 その他の定めのない事項については、宇陀市契約規則(平成 18 年 1 月 1 日規則第 44 号)に 従うものとします。 8 / 9 別紙 奈良県宇陀地域ごみ処理広域化検討調査業務委託に係る事業者選定基準 評価項目 評価の視点 調査企画力 ・事業趣旨を的確に捉えているか ・着眼点が明確・妥当か ・作業スケジュールが明確・妥当か ・調査手法に合理・客観的根拠を備えているか ・先進的な視点があるか 業務推進力 ・実施体制の充実度 ・実績を有する人材の配置 ・所要経費の効率・妥当性 業務実績力 ・過去の業務実績 9 / 9
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