フォーラムのご案内 9. フォー ラ ム (聴講無料) 詳細プログラムは2015年春季大会ウェブサイトをご覧下さい. http://www.jsae.or.jp/2015haru/program.html ※フォーラムテキスト:大会期間中は会員資格を問わず2,000円〜4,000円(消費税込) フォーラム受付 :会議センターメインホール 8:30〜17:00 :アネックスホール入口 8:30〜17:00 5月20日 (水) 会議センター メインホール 1. 2035年のエネルギー展望 −一次エネルギー,二次エネルギーはどうなるかを考える− 9:30〜12:30 [テキスト 2,000円(税込)] 自動車を取り巻く世界情勢は進展国の人口増・モータリゼーションの拡大,高齢化,都市部への人口集中,自動車の安全安心技術,通信技術の 進展,地球温暖化抑制への取組み,化石エネルギー枯渇懸念への対応など多岐に渡ると考えられる.一方, 日本では急速な人口減,脱-石油の考え 方,需要構造の変化などが予想され,エネルギーの多様化,CO2削減・エネルギーベストミックス,エネルギーの使い方などをキーワードとして, エネルギー関連での多くの課題があると見られる. ここでは2050年を見据え自動車の在り方を議論するためのベースとしてエネルギーに関する 基本的な議論を講演とパネルディスカッションで明らかにする. 企画:エネルギー部門委員会 プログラム 9:30 開会の辞 全体挨拶・委員会概要 司会:飯田 訓正(慶應義塾大学) 9:55 世界と日本の一次エネルギー動向とその違い 古関 惠一(東燃ゼネラル石油) 10:10 日本の二次エネルギー「燃料」 ・ 「水素」 ・ 「ガス」の状況と課題 盛満 耕造(石油エネルギー技術センター) 11:20 導入「自動車技術から注目される一次・二次エネルギー」 菊池 勉(日産自動車) 11:50 講演者によるパネルディスカッション パネリスト:全員 12:30 閉会の辞 平野 創(成城大学) 10:45 日本の二次エネルギー「電力」の状況と課題 星野 優子(電力中央研究所) 11:20 パネルディスカッション 司会:平野 創(成城大学) 9 2. 2050年の社会情勢を見通した交通システムと自動車用動力の方向性 −将来の自動車社会にどのように備えたらよいか− 13:30〜17:30 [テキスト 3,000円(税込)] 現在,社会・交通システム委員会と将来自動車用動力システム委員会では,2050年を見通して2030年から予想される自動車社会,及び自動車用 動力システムの変化の予想と対応技術の方向性,戦略提言をまとめる活動を開始している. そこで今回,合同でフォーラムを企画し,両委員会の代表および外部からの専門家に加わっていただき,社会・交通システムから見た自動車産業の 方向性と将来自動車用動力システムから見た自動車動力の方向性や自動車技術会として取り組む方向性に関して講演・パネルディスカッションを 行い参加者と課題の共有を図り理解を深めてゆきたい. 企画:社会・交通システム委員会/将来自動車用動力システム委員会 プログラム 13:30 開会の辞 司会:河原 伸幸(岡山大学) 全体挨拶 大聖 泰弘(早稲田大学) 16:10 モデレータ導入 石 太郎(早稲田大学) 16:20 石油と経済から展望する2030-2050年 中田 雅彦(テクノバ) 13:40 グローバル自動車産業の現状と将来課題 〜自動車産業の競争優位の 変化と日系自動車メーカーの戦略と課題 中西 孝樹(ナカニシ自動車産業リサーチ) 14:20 自動車産業戦略2014と今後の社会 田中 宗介(経済産業省) 14:50 自動車を巡る環境行政について 〜豊かな未来社会に向けて〜 永井 啓文(国土交通省) 15:30 社会・交通システム委員会 活動概要 (社会・交通システム委員会 活動概要報告) 石 太郎(早稲田大学) 16:30 自動車会社が考える近未来の方向性 前田 義男(本田技術研究所) 16:40 パネルディスカッション パネリスト:大聖 泰弘(早稲田大学) 中西 孝樹(ナカニシ自動車産業リサーチ) 中田 雅彦(テクノバ) 前田 義男(本田技術研究所) 17:25 モデレータ総括 石 太郎(早稲田大学) 15:50 自動車用将来動力システム委員会 活動概要 大聖 泰弘(早稲田大学) 閉会の辞 河原 伸幸(岡山大学) 16:10 パネルディスカッション アネックスホール F203+ F204 3. カー・ロボティクス −自動運転の社会導入に向けた最新動向と課題− 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] カー・ロボティクスは,2008年より自動車技術会とロボット学会が合同で立ち上げた「カー・ロボティクス調査専門委員会」が提唱しているもので, 自動車とロボットを融合させ,新しい発展を期待しようという試みをさしている.センサ,ECU, アクチュエータなどの構成が近い両者の技術融合に より,移動のさらなる知能化が図られ, また新たなモビリティが発想され,提案されつつある.本フォーラムでは, 「カー・ロボティクス —自動運転の 社会導入に向けた最新動向と課題—」 と題して関係省庁の取り組みや施策の最新動向のご紹介などを含め,技術課題や法的課題や今後の展開 などについて,各分野の専門家の方々に講演していただく.好評いただいた昨年度及び12月の名古屋でのフォーラムに引き続いての最新動向の 講演を予定している. 企画:カー・ロボティクス調査研究委員会 プログラム 9:30 開催挨拶(フォーラム趣旨説明) 司会:大日方 五郎(中部大学) 11:25 自動運転に向けた法的課題と法的責任 中山 幸二(明治大学) 9:40 高齢者のための人間・機械協調型運転支援 二宮 芳樹(名古屋大学) 11:55 パネル討論(自動運転の未来像とは) パネリスト:全員 コーディネータ:大日方 五郎(中部大学) 10:10 自動運転関連の取組について (仮) 吉田 健一郎(経済産業省) 10:35 次世代ITSを支える情報通信技術の展開 森下 信(総務省) 11:00 自動運転に関する国際的動向と国土交通省の取り組み 久保田 秀暢(国土交通省) 10 12:25 終了挨拶 大日方 五郎(中部大学) 4. EV向けワイヤレス充電の最新動向 −標準化動向と走行中給電への期待− 13:30〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] EV向けワイヤレス充電の実用化に向けた活動が国内外で急速に進展しており,IEC,ISO等での国際標準化も佳境にある. 国内での産業化を見据えた簡易な制度の整備の動き,並びにそれを受けたITU,CISPRなどの国際的な活動も活発に行われている. 加えて,来るべき走行中給電の技術開発,実証が欧州,韓国等で活発に進められてきている.日本での研究・実証も各分野で意欲的に進められて いる.その最新動向を紹介し, 日本での研究・実証を加速し, 日本の技術的優位を確保するために関係者の関心を高める. 企画:ワイヤレス給電システム技術部門委員会 プログラム 13:30 司会:横井 行雄(企画委員会 幹事) 13:35 挨拶 堀 洋一(東京大学) 13:40 EV/PHEV用ワイヤレス給電国際標準化の取り組みと動向 南方 真人(日本自動車研究所) 14:20 ワイヤレス電力伝送の制度化,標準化の取り組み 佐々木 邦彦(デンソー) 15:00 鉄道車両向け非接触給電の取組み 柏木 隆行(鉄道総合技術研究所) 15:40 2kW走行中非接触給電装置の開発 望月 正志(昭和飛行機工業) 16:20 電界結合走行中給電によるバッテリーレス電動カート 大平 孝(豊橋技術科学大学) アネックスホール F205 5. 自動車開発におけるモデル流通の展望と課題 −スタンダードの必要性− 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] 現在, 自動車業界にとって,短期間に効率的に付加価値をつけたものづくりが出来るのかという, 日本のものづくりのプロセスの改革が求められて いる. これらの課題に対応できる手段の一つとして, シミュレーションモデルを活用したOEMとサプライヤー間のコンカレントな開発(MBDによる 開発)が挙げられる. これを実現するためには,本フォーラムで取り上げるようなスタンダードに沿ったモデルの開発流通が必要不可欠であるが, これ までユーザ側においても問題意識が薄かった.ベンダー主導ではニュートラルな議論には限界があり,自動車技術会というニュートラルなユーザ の立場で議論する場を設け,広く情報発信する目的でフォーラムを開催する. 企画:国際標準記述によるモデル開発・流通検討委員会 プログラム 司会:辻 公壽(トヨタ自動車) 9:30 自動車開発におけるモデル流通の展望と課題 加藤 利次(同志社大学) 10:00 自工会における3D図面JIS化活動の状況 島田 宏美(日本自動車工業会) 10:30 FMI仕様を活用した非因果的モデル接続手順紹介 嶋田 敏(本田技術研究所) 11:10 委員会検討モデルの紹介 電力マネージメント 小川 誠(いすゞ中央研究所) 11:40 自動車シミュレーションのための劣化バッテリモデルの検討 千葉 毅(パナソニック ストレージバッテリー) 11:50 委員会検討モデルの紹介 オルタネータモデル 日合 大輔(デンソー) 12:00 ワイヤーハーネスモデル 玉井 康弘(矢崎総業) 12:10 委員会検討モデルの紹介 電動パワーステアリングモデル 鵜飼 文郎(ジェイテクト) 12:20 質疑・応答時間 11:20 委員会検討モデルの紹介 熱マネージメント 小宮 聖司(神奈川工科大学) 11:30 委員会検討バッテリーモデル 藤田 幸雄(GSユアサ) 11 6. 交通事故自動通報の実現に向けた具体的戦略 13:30〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] 交通事故自動通報(ACN)は,交通事故に遭遇した被害者を救済するための迅速な救命救急医療体制を確立するのに有効なシステムであるが, ACNは事故発生を通知するだけであるため, これに傷害予測情報などを付加したACNすなわち先進交通事故自動通報(AACN)への進化が急務と なっている. ところが,ACN自体の普及が現在非常に立ち遅れており, これを打開することも最も急がれる課題となっている.そこで,本フォーラムで は, 「交通事故自動通報の実現に向けた具体的戦略」 と題して,ACNの普及のための方策についての提言を行い,同時にAACNの実現に必要な 事項とその解決策ならびに準備状況について医学と工学における学識経験者・自動通報事業を行っている組織・自動車業界および国土交通省の 担当者などから報告をして頂き,一日も早いAACN実現の必要性を訴えたい. 企画:交通事故傷害予測と自動通報に関する検討委員会 プログラム 13:30 挨拶とフォーラム開催趣旨 司会:北岡 哲子(東京工業大学) 15:30 AACN傷害予測アルゴリズムについて 西本 哲也(日本大学) 13:50 事故自動通報システムに関する海外の動向と国内の検討状況 村井 章展(国土交通省) 15:50 交通事故自動通報の実現に向けたロードマップ 宇治橋 貞幸(日本文理大学) 14:10 事故自動通報に対する自工会の取組み 佐藤 泉(トヨタ自動車) 16:10 総合討論 司会:北岡 哲子(東京工業大学) パネリスト:全員 14:30 交通事故自動通報の運用と課題 齋藤 信夫(日本緊急通報サービス) 14:50 HEM-Net AACN研究会の取り組み 益子 邦洋(南多摩病院) 15:10 AACN千葉県先行運用 本村 友一(日本医科大学千葉北総病院) アネックスホール F206 7. 自動車プラスチックリサイクルの意義 13:00〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] 近年,石油系燃料を使用しない電気自動車や燃料電池車の開発により, 自動車メーカーはエネルギー面での石油依存を解消する取組みを行って いる. しかし,素材としてのプラスチックは石油から製造されることから,石油が枯渇してしまった場合,素材面から自動車の製造が困難になる. この ことから,将来の自動車製造において, プラスチックのマテリアルリサイクルは今取り組まなければならない重要な課題であると言える. 本フォーラムでは,最新のプラスチックリサイクル技術を紹介すると共に, プラスチックを使用する他分野でのリサイクルの現状と課題を解説し, 自動車プラスチックリサイクルの役割と意義について討論を行う. 企画:リサイクル技術部門委員会 プログラム 第1部 テーマ「プラスチックリサイクルの現況」 司会:大矢 仁史(北九州市立大学) 第2部 テーマ「プラスチックのリサイクル技術」 司会:丸山 慎一(トヨタ自動車) 13:00 開会の挨拶 佐野 慶一郎(関東学院大学) 15:15 家電混合プラスチックの選別技術と自己循環リサイクルの進展 井関 康人(三菱電機) 13:05 エネルギーシステムからみた自動車プラスチックリサイクルの役割 中田 俊彦(東北大学) 15:40 ハイグレードリサイクル 高野 敦司(いその) 13:45 プラスチック製容器包装リサイクルの現状 浅川 薫(日本容器包装リサイクル協会) 第3部 パネルディスカッション 14:25 Significance of recycling and reuse carbon fibers from automobile application Thomas Reussmann(TITK(チューリンゲン繊維プラスチック研究所) ) 12 16:10 自動車プラスチックリサイクルの未来 司会:外川 健一(熊本大学) 16:55 パネリスト:中田 俊彦(東北大学) 浅川 薫(日本容器包装リサイクル協会) 丸山 慎一(トヨタ自動車) 井関 康人(三菱電機) 高野 敦司(いその) 閉会の挨拶 古山 隆(東北公益文科大学) 5月21日 (木) 会議センター メインホール 8. Post 2025年の乗用車用パワートレーンの主流は? −低CO2時代に内燃機関は,生き残れるか?− 9:30〜13:00 [テキスト 3,000円(税込)] 地球温暖化を緩和するために,世界各国でCO2排出量を大幅に削減すべく自動車会社はCO2削減技術の開発に取り組んでいる. 今回ガソリン機関部門委員会では,日欧の自動車関連各社の代表の方々に加え,官・学の代表に加わっていただき,近未来のパワートレイン技術 の方向性や課題を語っていただき,その後のパネルディスカッションの論議を通じて,参加者と共通の技術課題や今後の技術進化の方向性などを 参加者と共有して頂き,更に, フォーラムに参加していただいた内燃機関の若手技術者,研究者のモチベーション向上につながることを期待したい. 企画:ガソリン機関部門委員会 プログラム 9:30 開会の辞 司会:前田 義男(本田技術研究所) 田中 大二郎(ヤマハ発動機) 9:30 ガソリン機関部門委員会委員長フォーラム開催の挨拶 島崎 勇一(ETAS) 11:20 Efficiency in development of automotive electronics as key for mastering the powertrain of the future- Unlocking the next level in model-based design through virtualization - Wolfgang Sienel ( BOSCH Gr. ETAS ) 9:35 これからの低炭素社会における自動車のあり方 千田 二郎(同志社大学) 11:45 「Post 2025年の乗用車用パワートレーンの主流は?」 モデレータ導入 村瀬 英一(九州大学) 9:50 自動車産業政策の今後.規制と振興の狭間で. 田中 宗介(経済産業省) 11:55 パネルディスカッション モデレータと講演者8名による討論 10:05 将来の自動車用パワートレーン技術開発の方向性 友田 晃利(トヨタ自動車) 12:50 パネルディスカッション総括・閉会挨拶 村瀬 英一(九州大学) 10:20 あと100年,内燃機関が戦うために今やるべきこと 平工 良三(日産自動車) 12:55 閉会の辞 前田 義男(本田技術研究所) 田中 大二郎(ヤマハ発動機) 10:35 内燃機関技術開発の現状 大津 啓司(本田技術研究所) 10:50 乗用車用内燃機関の進化構想について 山本 寿英(マツダ) 11:05 Future Passenger Car Powertrains - Trends beyond 2020 Gunter Fraidl(AVL List GmbH) 9. モータスポーツフォーラム 13:30〜15:30 展示会来場者や学生に大変好評を得ている企画で,各社におけるモータースポーツに関わる活動や取組などについてご講演いただきます. 企画:学術講演会運営委員会 プログラム 司会:佐々木 隆(日野自動車) 挨拶:景山 一郎(日本大学) 13:30 次世代レースエンジン(NRE)の開発 田中 淳哉(トヨタ自動車) 14:10 NISSAN GT-R nismo GT3 開発と世界のレースへ参戦 小山 洋一郎(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル) 14:50 ワールドスーパーバイク用車両の開発 山本 日出彦(川崎重工業) 13 会議センター 315 10. 英国自動車フォーラム:英国におけるイノベーション 13:30〜17:00 英語講演 同時通訳あり [テキスト 3,000円(税込)] 本フォーラムでは,英国から最先端の低炭素技術を市場に送り出すべく設立された10億ポンド(1,800億円)規模の先端推進システム技術センター (APC:Advanced Propulsion Centre)の概要と,現在行っているプロジェクトの進捗について,具体的な2つのプロジェクトの事例を用いながら, 説明する. また同時に,現在低炭素車両の高度な研究に,4.2億ポンド以上を費やし,200以上のプロジェクトを行っているInnovate UK (IUK,旧TSB: Technology Strategy Board)のポートフォリオについても紹介する. 「低炭素電動機構の開発・製作のグローバルセンター」 として位置づけるべく 2014年に先端推進システム技術センター(APC:Advanced PropulsionCentre)は設立された. セッション内では,APCとIUKの役割と,それがグローバルな自動車関連業界にとって, どのような利益や強みにつながるかについてを用いながら, 英国の技術革新の見通しについての概要を述べる. 企画:英国大使館/国際委員会 プログラム 13:30 Introduction - The UK's innovation chain, supporting R&D in the UK Paul Gadd(Innovate UK) Garry Wilson(APC) 13:55 Design and optimisation of a highly integrated EV driveline Melanie Michon(Romax Technology) 14:15 Turning technologies into products Bob Austin(Productiv) 14:35 The Compact SPARCS Wankel rotary engine Nathan Bailey(Advanced Innovative Engineering(UK)) 15:35 Energy Vectors in the Automotive Industry Derek Charters(MIRA Ltd) 15:55 EV Lite - Light Weight EV battery designed for automated assembly and improved servicablility Mark Ireland(The MTC) 16:15 Demonstration of a Digital Displacement® hydraulic hybrid bus - a globally affordable way of saving fuel Jamie Taylor(Artemis Intelligent Power Ltd) 16:35 Questions 14:55 Questions 15:15 New Driving Posture for Improved Ergonomics Robert Bateman(Nissan Technical Centre Europe) アネックスホール F203+ F204 11. 自動車のイノベーションを生む材料技術 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] 環境,燃費,軽量化,安全,エネルギー,資源など, 自動車を取巻く環境は,益々厳しくなってきている.材料部門委員会では,鉄鋼,軽金属,化成品分 野から自動車の進化・革新に貢献する材料技術の情報を広く報知する活動を行っている. 自動車およびものづくりの根幹を支える基盤である材料 技術について,その技術動向,更にはイノベーションを生む材料技術に焦点をあて,材料フォーラムを企画した. 自動車及び関連材料製造に携わる 関係者の参加のもと,今後の自動車用材料技術の方向性を共有したい. 企画:材料部門委員会 プログラム 9:30 司会:坂手 宣夫(マツダ) 9:30 挨拶 鈴木 徹也(茨城大学) 11:15 高延性ダイカスト用Al-Mg系合金部材における鋳造性改善と組織 および機械的性質 才川 清二(富山大学) 9:35 モビリティ社会のイノベーションに向けた材料技術への期待 梅村 晋(トヨタ自動車) 11:45 長繊維強化ポリプロピレンの自動車分野への応用 武井 洋(日本ポリプロ) 10:05 自動車用鋼板の最新溶接・接合技術 池田 倫正(JFEスチール) 12:15 挨拶 坂手 宣夫(マツダ) 10:35 自動車用浸炭材料・技術の開発動向 井上 圭介(大同特殊鋼) 14 12. 車体の最新技術 13:30〜17:30 [テキスト 4,000円(税込)] 欧州ではEuroCarBodyが毎年開催され,欧州内で販売される自動車については,車体の展示を行い,車体のベンチマークを行っている. これらの 最新の車体情報をベースに,材料,接合などの要素技術について現実の車体に即した議論が行われている.一方,日本では,車体の要素技術に 関しては,様々な学会活動があり,個々に論議されているが, これらの要素技術も含め総合的に論議することにより,車体としての最適な構造へと 繋げることができるものと考えられ, この議論の場の立ち上げが必要である.本フォーラムでは,最新の車体のコア技術について, 自動車メーカーの 理解と協力のもとに数社から車体展示を伴う発表を行い,聴講者との議論を行い,車体技術のあるべき姿を追求する.そして,本フォーラムの議論 を踏まえ,今後,発表者,聴講者の両者にとってメリットのある車体技術に関する会議へ発展させる足がかりとし,国内メーカーの総合的な車体 技術力の向上に繋げる. 企画:構造形成技術部門委員会 プログラム 13:30 委員長挨拶 司会:森 孝男(富山県立大学) 15:20 マツダ デミオの車体技術 松岡 秀典(マツダ) 16:10 車体展示と議論 幹事挨拶 石田 恭聡(マツダ) 16:25 新型アルトの軽量化技術 板倉 章(スズキ) 13:40 自動車産業の競争力強化に向けて 田中 宗介(経済産業省) 17:15 車体展示と議論 14:20 車体軽量化に関わる構造技術, 構造材料に関する課題と開発指針の検討 今西 大介(新エネルギー・産業技術総合開発機構) 17:30 閉会 15:00 質疑と議論 アネックスホール F205 13. 事故実態把握に向けた事故調査・分析はどうあるべきか? 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] 近年,死亡者数の減少が鈍化しており,様々な方面からの対策検討が必要であり,改めて,社会情勢や交通環境を踏まえた事故の実態把握が求め られている.そのため,現状の事故実態把握の重要性を示す内容をはじめ,既存データの有効活用や連携,新たなデータの取得や既存データとの 連携など,実態把握に有効な調査・分析について話題提供頂き,改めて今後に必要な調査・分析とはどうあるべきかを議論したい.例えば,既存の事 故データ,保険データ,医療データなどの連携,車載データ (ドラレコ,EDR他)や新たなデータの取得や連携,それらをいかに活用するかなど,切り 口を変えた分析や,多くのデータとの連携, あるいは,新たなデータの収集・分析など, データのあり方や活用の仕方を議論,再認識する場としたい. 企画:インパクトバイオメカニクス部門委員会/トラフィックセイフティ部門委員会 プログラム 9:30 開会の挨拶 司会:桜井 実(日本自動車研究所) 11:30 討 論「事故実態把握に向けた事故調査・分析はどうあるべきか?」 司会:槇 徹雄(東京都市大学) 9:35 車両安全政策のための事故分析 〜現状と課題〜 東海 太郎(国土交通省) 9:55 発生場所の経度・緯度を使った交通事故分析 山田 晴利(交通事故総合分析センター) 10:15 科学警察研究所におけるマクロ分析, ミクロ調査の紹介 大賀 涼(科学警察研究所) 10:50 安全技術開発のための事故調査分析とEDR・ドライブレコーダ 吉田 傑(日本自動車工業会) パネリスト:東海 太郎(国土交通省) 田中 祥夫(交通事故総合分析センター) 大賀 涼(科学警察研究所) 吉田 傑(日本自動車工業会) 北村 憲康(東京海上日動リスクコンサルティング) 12:25 閉会の挨拶 桜井 実(日本自動車研究所) 11:10 事故防止につなげる事故シーンのパターン分類について 北村 憲康(東京海上日動リスクコンサルティング) 15 14. 地球環境とこれからの自動車技術がたどる道 −CFD技術を使った未来予想図− 13:30〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] 地球温暖化に伴う環境変化が人類に大きな影響を及ぼすことが懸念されており,今後の自動車開発もそれを考慮せざるを得ない状況にある. 一方自動車開発の場面で広く普及しているCFDは地球規模の大気や海洋流れ予測にも用いられており技術的に共通する部分も多い.そこで本 フォーラムでは地球温暖化がもたらす環境変化に適応するための自動車技術と環境を保護するための自動車技術に着目し,その技術開発にCFD が貢献していることを具体的な事例を通じて分かりやすく紹介する.合わせて地球温暖化に関連して地球シミュレータで実施した大気や海洋流れ のCFD解析事例や,環境変化に関連してPM2.5の大気質シミュレーションについても紹介する. 企画:CFD技術部門委員会 プログラム 13:30 挨拶 司会:伊藤 裕一(木更津工業高等専門学校) 15:40 リアルワールドシミュレーションが拓く新たな自動車空力 坪倉 誠(神戸大学) 13:35 地球温暖化予測モデルとは何か? 河宮 未知生(海洋研究開発機構) 16:10 新型FCVの開発におけるCFDの活用-小型高性能燃料電池スタック設計 への活用- 井田 敦巳(トヨタ自動車) 14:10 PM2.5の大気質シミュレーション 木村 真(日本自動車研究所) 14:40 CFD技術を用いた環境変化対応・快適空調システム開発 松永 和彦(いすゞ自動車) 16:40 挨拶 伊藤 裕一(木更津工業高等専門学校) 15:10 粒子法(MPS法)を使った冠水路解析の実用化検討 川上 浩(プロメテック・ソフトウェア) アネックスホール F206 15. グローバルに取り組む日本の生産技術 −生産技術者・製造技術者の課題共有と交流− 13:30〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] 日本の自動車メーカ生産技術系の方々に集まって頂き,各社の生産技術思想とグローバルへの取組みについて講演をして頂き,その後パネルディ スカッション形式で世界で日本メーカが戦うための生産技術開発の方向性と, オールジャパンとして共通で取組み可能な技術課題などについての 意見交換を行いながら,今後の日本の生産技術の方向性を一緒に考えて頂く場とする. 企画:製造技術部門委員会 プログラム 13:30 開会 司会:倉橋 秀範(ホンダエンジニアリング) 16:20 パネルディスカッション:All-Japanでの生産技術取組み課題について 司会:倉橋 秀範(ホンダエンジニアリング) 13:32 挨拶 杉田 直彦(東京大学) 13:35 基調講演:自動車技術会ALL-Japan取組みへの期待 浜田 昭雄(本田技研工業) 13:50 トヨタ自動車の生産技術の取組みとグローバル展開(仮) 新美 俊生(トヨタ自動車) 14:10 日産自動車の生産技術とグローバル取組み 秋葉 芳男(日産自動車) 14:50 ホンダの生産技術とグローバル取組み 山下 行秀(本田技研工業) 15:20 スズキの生産技術とグローバル取組み 松本 利昭(スズキ) 15:50 未定 平松 淳(経済産業省) 16 パネリスト:新美 俊生(トヨタ自動車) 秋葉 芳男(日産自動車) 山下 行秀(本田技研工業) 松本 利昭(スズキ) 平松 淳(経済産業省) 中尾 政之(東京大学) 青山 秀樹(慶應義塾大学) 武藤 一夫(八戸工業大学) 16:55 閉会挨拶 杉田 直彦(東京大学) 16:58 閉会 倉橋 秀範(ホンダエンジニアリング) 5月22日 (金) アネックスホール F203+ F204 16. Cars that think and communicate I −セルフ・ドライビング・カーに向かって− 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] 近年, 自律・自動運転技術は急速に発展し,実用化に向けた開発も積極的に行われている. このような自動車技術の革新は,自律・自動運転(走行)に関わる技術だけでなく,人と車に関わる車載機器・車両制御技術や車が周囲と通信する 機器など,自動車技術のあり方に大きく影響する.そこで,本フォーラムでは,エレクトロニクス,ITS,マルチメディア3部門委員会合同で,安全で 信頼できる自律・自動運転の実現に必要な,車が自ら考え,運転者や周囲と協調する技術について議論し,近未来技術やその可能性を紹介し, 将来の方向性について考える.特にIではシステムやその可能性について議論する. 企画:エレクトロニクス部門委員会/ITS部門委員会/マルチメディア部門委員会 プログラム 11:00 自動運転技術の変遷と今後 鈴村 将人(トヨタ自動車) 司会:中村 哲也(デンソー) 9:30 Cars that think and communicateの開催にあたって 小菅 一弘(東北大学) 9:40 SIP - adus* 自動走行システム〜人々に笑顔をもたらす交通社会を目指して〜 *adus: Innovation of Automated Driving for Universal Services 渡邉 浩之(内閣府) 11:30 “知能”を持つクルマの実現と自動運転の展望 安藤 敏之(日産自動車) 12:00 ITS WC Detroit 自動運転技術の紹介 波多野 邦道(本田技術研究所) 10:10 Automatic Driving Activities at Volkswagen Thomas Form(Volkswagen AG) 17. Cars that think and communicate II −セルフ・ドライビング・カーに向かって− 13:30〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] 近年, 自律・自動運転技術は急速に発展し,実用化に向けた開発も積極的に行われている. このような自動車技術の革新は,自律・自動運転(走行)に関わる技術だけでなく,人と車に関わる車載機器・車両制御技術や車が周囲と通信する 機器など,自動車技術のあり方に大きく影響する.そこで,本フォーラムでは,エレクトロニクス,ITS,マルチメディア3部門委員会合同で,安全で 信頼できる自律・自動運転の実現に必要な,車が自ら考え,運転者や周囲と協調する技術について議論し,近未来技術やその可能性を紹介し, 将来の方向性について考える.特にIIでは,将来のセルフ・ドライビング・カーを実現するために必要な要素技術について議論する. 企画:エレクトロニクス部門委員会/ITS部門委員会/マルチメディア部門委員会 プログラム 13:30 セルフ・ドライビング・カーに向かって-自動運転を支える技術 司会:飯星 明(本田技研工業) 14:55 日本における高精度衛星測位技術 小暮 聡(宇宙航空研究開発機構) 13:35 高度運転支援システム用センサの現状と将来展望 深谷 直樹(デンソー) 15:40 自動運転の未来と課題 津川 定之(産業技術総合研究所) 14:15 自動運転技術をサポートする高精度地図データベースの取組み 竹川 道郎(ゼンリン) 16:20 自動運転システム普及に関する経済学的考察 三好 博昭(同志社大学) アネックスホール F205 18. スポーツする二輪車 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] 日本は世界に冠たる二輪車製造国であり,モータースポーツにおいても日本製のオートバイや日本人選手が世界最高峰のレースで活躍している. また一方ではアマチュアレースやサーキットの体験走行など,二輪車ユーザーのレベルに応じてモータースポーツに触れる機会も多く存在する. しかしながら, このような二輪車のモータースポーツの現状について,必ずしも一般に広く認知されているとは言い難い.本フォーラムでは二輪車 のオンロード・オフロード問わず,様々なカテゴリーのレースに参戦するメーカー等からの話題を集め,二輪車モータースポーツの最新情報を提供 するとともに,その魅力を広く訴求していきたい. 企画:二輪車の運動特性部門委員会 プログラム 司会:平澤 順治(茨城工業高等専門学校) 9:30 開会の挨拶 石井 宏志(川崎重工業) 9:35 二輪車の特性から見るモータスポーツ 景山 一郎(日本大学) 10:15 トライアル車両による競技と災害支援 木村 治男(ヤマハ発動機) 11:05 電動バイクレースの歴史と現状──マン島のTT Zeroを中心に 小林 ゆき (モーターサイクルジャーナリスト) 11:45 MotoGPマシンの開発 幕田 洋平(ホンダ・レーシング) 12:25 閉会の挨拶 片山 硬(久留米工業大学) 17 19. 日中韓自動車フォーラム −Japan-China-Korea Automotive Forum 2015− 13:30〜17:00 英語講演 同時通訳あり 自動車技術会,SAE-China並びに Korean Society of Automotive Engineersは,最も重要な自動車市場へとなったアジアにおける自動車技術の 普及・振興を支えていく重要なパートナーであることを認識し, 日本・中国・韓国の年次大会等において共同フォーラムを開催している. 本年は,Development of Energy-Saving and New-Energy Vehiclesと題して,低燃費/新エネルギー自動車の開発事情について,中国・韓国・ 日本の研究者を交えて最新情報をお伝えする. 企画:国際委員会 アネックスホール F206 20. 自動車の情報セキュリティ −セキュリティの脅威に対する自動車の取り組み− 9:30〜12:30 [テキスト 3,000円(税込)] 自動車の電子制御技術の発展および,車外ネットワークとの接続拡大により自動車において情報セキュリティの脅威が高まりつつある. このため, 自動車の車載ネットワークおよび,そこに接続されるECUにおいても,適切なセキュリティ機能を正しく実装することが必要であり, 自動車の安全を 確保するために情報セキュリティ技術の標準化が求められている. フォーラムでは, 自動車を取り巻く脅威と情報セキュリティ技術に関する講演を頂くと共に, 自動車技術会の情報セキュリティ小委員会にて作成した 「自動車の情報セキュリティ分析ガイド」に関する報告を行ない, 自動車の情報セキュリティのあり方について議論したい. 企画:規格会議/電子電装部会/情報セキュリティ小委員会 プログラム 司会:小熊 寿(トヨタIT開発センター) 9:30 挨拶 井上 弘敏(本田技術研究所) 9:40 車載組込みシステムのセキュリティの課題と動向 高田 広章(名古屋大学) 10:20 自動車の情報・物理セキュリティに関する先端研究から 松本 勉(横浜国立大学) 11:00 「自動車の情報セキュリティ分析ガイド」の概要 萱島 信(日立製作所) 11:40 リスク分析手法 RSMA方式 山下 普史(デンソー) 12:00 車載Head Unit製品への「自動車の情報セキュリティ分析ガイド」適用 の考察 三澤 学(三菱電機) 21. 次世代車両開発の基礎となるタイヤ像を探る −タイヤ性能関連図からの考察− 13:30〜17:00 [テキスト 3,000円(税込)] 道路交通騒音に関する各種規制も,他の分野と同様に国際調和の流れの中にある. タイヤに関しては,転がり抵抗, ウェットグリップ,騒音の三つ 揃えでの規制が行われる予定であるが, これらへの対応技術は背反することが多く,技術的な課題が多い.本フォーラムでは,環境行政・国際調和 に立脚し, タイヤ騒音を取り巻く世界や国内の現状を俯瞰し,運動性能と騒音の観点から作成したタイヤ性能の技術連関図を考察し,次世代の タイヤのあるべき姿を考察する. 企画:タイヤ騒音特設委員会 プログラム 13:30 活動概要報告 司会:石濱 正男(神奈川工科大学) 15:30 タイヤ性能の技術連関図 中島 幸雄(工学院大学) 13:40 わが国の自動車単体騒音低減対策 中谷 育夫(環境省) 15:45 タイヤ騒音発生メカニズムの知見と研究の整理 和氣 充幸(ブリヂストン) 14:00 欧州の道路交通騒音低減に向けた総合政策とタイヤ/路面騒音低減 への取り組み 大野 英夫(自動車工業会・日野自動車) 16:00 タイヤ振動騒音シミュレーションの展望 山崎 徹(神奈川大学) 14:20 低騒音舗装に関する現況および今後の展望 藤田 仁(日本道路) 14:40 タイヤ諸性能の計測システムと手法整理 猿渡 克己(小野測器) 15:10 車両運動性能・乗り心地とタイヤ特性の知見整理〜安全・安心から見た タイヤ像〜 原口 哲之理(名古屋大学) 18 16:15 次世代タイヤの動向 中島 幸雄(工学院大学) 16:30 全体Q&A 石濱 正男(神奈川工科大学)
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