ごあいさつ 第 38 回佐賀救急医学会 実行委員長 藤原 紳祐 (国立病院機構 嬉野医療センター 救命救急センター長) 今回は、第38回佐賀救急医学会を 2015 年 9 月 5 日に、嬉野で開催させて頂くことになり、 大変光栄に思っております。 今回の学会では若干趣向を変え、テーマを院内救急とさせていただきました。昨今、社会情勢 の変化により、医療を取り巻く環境も大きく変わろうとしています。高齢化した社会になり、様々 な病態、合併症を持った多くの患者さんが、受診されたり、救急車にて搬送されています。 受け入れる医療機関もこれらに対応すべく様々な職種の医療関係者が関わり、誠心誠意加療に あたっています。 その中で、いかにスムーズに連携をとるかが、患者さんの予後に大きな影響を与えています。 学会では、最初に教育講演として日本救護救急財団の渡部寿美子さんにコミュニケーションに 関する講演を企画しました。救急現場から病院へ、病院内での他職種間のコミュニケーション における TIPS をレクチャーしていただきます。 更にシンポジウムでは、県内の主要医療機関からの院内救急への取り組みを発表していただき、 ディスカッションしていきたいと思っています。 最後に、特別講演として院内救急での最新の知見を東京ベイ市川浦安医療センターの藤谷茂樹 センター長にご講演頂く予定にしています。 新幹線が来るのはまだまだ先のことで、ご不便をお掛けしますが、嬉野の地に足を運んでいた だき、勉強とともに観光も楽しんでいただければ幸いです。
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