Weekly Market Research Report 2015年6月8日号 今週の POINT 国内株式市場 株高・円安のトレンド継続も短期的な調整を意識 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - 西松建設【東証1部 1820】ほか テーマ別分析 MERS禍の拡大が顕著、関連銘柄を探る 話題のレポート 向こう3ヵ月間の中小型株有力銘柄リスト スクリーニング分析 スクリーニングからモレがちな銘柄への見直し 今期最終黒字を見込む銘柄 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 1 展望 今週の市場見通し Vol. 121 Weekly 2015 06 08 国内株式市場 マーケット概観 3 新興市場 4 米国株式市場 2 3 マーケットを読む 今週の分析銘柄 5 為替市場 米ドル/円予想レンジ 6 債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6 今週のポイント 7 日経平均株価 8 FISCO Selection 西松建設〈1820〉東証 1 部 9 三重交通グループホールディングス〈3232〉東証 1 部 10 テックファーム〈3625〉JASDAQ 11 エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート〈3850〉東証マザーズ 12 読者の気になる銘柄 テクニカル妙味銘柄 4 5 カテゴリー考察 連載コラム フマキラー〈4998〉東証 2 部 13 アドベンチャー〈6030〉東証マザーズ 14 新電元工業〈6844〉東証 1 部 15 ワイヤレスゲート〈9419〉東証マザーズ 16 ダイワボウホールディングス〈3107〉東証 1 部 17 楽天〈4755〉東証 1 部 17 ジグソー〈3914〉東証マザーズ 18 フォトクリエイト〈6075〉東証マザーズ 18 テーマ別分析 19 スクリーニング分析 20 先週の話題レポート 21 信用需給動向 22 ゴルフと相場 23 1 2 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 株高・円安のトレンド継続も短期的な調整を意識 ■ギリシャ問題や米雇用統計を控えこう着 先週の日経平均はこう着。注目された日経平均の連騰記録は 12 日間で途絶えたが、今年に入って 3 日続落がないなど、と リシャの財政破綻とユーロ離脱のリスクは増大した格好。先送 りではあるが月末まで延長したことで、目先的には落ち着きを 見せてきそうだが、上値の重石となる。 にかく下げない相場展開となった。ギリシャの債務問題に対し ては 5 日の国際通貨基金(IMF)への融資返済期日が債権国と の支援合意の期限となるなか、 欧州市場の重石になった。 また、 ■短期的に調整意識、週末にメジャーSQ 米雇用統計が通過したことにより、仕切り直し的な動きに向 米国では雇用統計の発表を控えているなか、全体としてはこう かう可能性はありそうだ。しかし、日経平均は足元で高値圏で 着感の強い相場展開は想定されていた。しかし、欧米市場の大 のこう着が続いており、テクニカル的には短期的に調整入りが 幅な下落に対しても、日経平均は小幅な下げにとどまってい 意識されるところ。シカゴ先物にさや寄せする格好で上昇を見 た。また、利益確定の流れが強まる局面に対しても、相対的に 込むが、20400-20650 円処のボックスを抜け切れないと、こう 出遅れているセクターや銘柄への物色が続いており、日本株に 着感の強い相場展開が続きやすい。週末には 6 月の先物オプシ 対する物色の強さがうかがえた。 ョン特別清算指数算出(メジャーSQ)を迎えるため、手掛けづ らさもありそうだ。 ■円安・株高のトレンドは継続 こう着感が強まる局面においては、個人主体によるテーマ株 今週は 5 日の米雇用統計の結果を受けた、利上げの時期に対 などの材料銘柄中心に値幅取り狙いの動きが活発化するだろ する思惑等が相場の変動要因になりそうである。失業率は前の う。韓国では中東呼吸器症候群(MERS マーズ)と呼ばれる感 月より僅かに悪化したが、市場が注目する農業分野以外の就業 染症が流行しているが、管理の甘さが問題視されており、隔離 者数は前月比28万人増と市場予想平均の20万人を大幅に上回 対象者は一気に倍増する可能性なども伝えられている。感染症 って増加した。この結果を受けて、米連邦準備理事会(FRB) 対策の関連銘柄への物色は続きそうである。また、韓国旅行を が早ければ 9 月の FOMC(連邦公開市場委員会)に利上げを開 予定していた外国人 1 万人余りが予約を取り消したとの報道 始するとのコンセンサスを維持した格好である。 がされている。9 割が中国人とみられ、訪日につながる可能性 堅調な米雇用統計で雇用市場の改善が示されたことから、為 替市場ではドルは全面高となり、円相場は NY 時間で一時 1 ド がある。そのため、改めてインバウンド消費関連などへの物色 も期待されそうだ。 ル 125 円 80 銭レベルに。シカゴ日経 225 先物清算値は大阪比 120 円高の 20580 円となり、週明けの日経平均はこれにさや寄 せする格好からのスタートになろう。 ■中国の経済指標、A 株の MSCI 採用に関心 なお、経済指標では 8 日に 1-3 月期の国内総生産(GDP)改 引き続き、5 月労働市場情勢指数(LMCI)など雇用関連の経 定値、4 月の国際収支、5 月の中国の貿易収支などの発表が予 済指標の結果等を受けて、利上げ開始の時期対する思惑から上 定されているほか、ドイツの主要国首脳会議(G7 サミット) 下に振れやすいと考えられる。もっとも米国との連動性は薄れ が閉幕する。9 日には 5 月の中国の消費者物価指数、10 日に 4 ており、一方で緩和政策が継続することで、円安・株高のトレ 月の機械受注、11 日には中国で 5 月の鉱工業生産、小売売上 ンドは継続するとの見方は不変。金融セクターや輸出関連など 高、固定資産投資が発表されるほか、米国でも 5 月の小売売上 への物色が意識されやすいであろう。 高が発表される。とりわけ中国の経済指標の発表が多いが、モ ルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI) ■ギリシャ問題は上値の重石 は 9 日、A 株として知られる中国本土株をその世界的なベンチ また、想定内ではあるが、ギリシャ政府は IMF に対し、6 月 マーク(運用指標)に採用するかどうかを決める。採用される 中に期限を迎える数件の債務約 17 億ドル(約 2100 億円)をま ようだと、グローバルな資金の流れにも影響を与えることにな とめて一括返済する計画を申し入れた。一括支払いは IMF の規 るため、市場の関心は中国に向かいやすいだろう。 則で認められているが、支払い先送りはあまり前例がなく、ギ 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の市場見通し 国内株式市場 新興市場 6 月 IPO に向けた換金売りが重しだが底堅い展開に ■引き続きテーマ株・材料株物色は活発に マザーズ指数 今週の新興市場は、6月IPO案件の上場日が迫ってきたこと による換金売りが需給面の弱材料となるものの、相対的な出 遅れ感を手掛かりとした中小型株物色の継続で底堅い展開 となることが想定される。短期の値幅取り狙いの物色も多 く、値動きの荒い銘柄が多いことには注意が必要となるが、 引き続きテーマ株・材料株物色は活発となるだろう。 情報セキュリティ関連や衛生品・感染症対策関連のテーマ については、問題の収束に時間を要するとみられることか ら、市場での関心も継続しそうだ。 ■モルフォやラクーン、シーシーエスの決算に注目 また、今週は8日にストリーム<3071>、9日にアスカネット <2438>、10日にラクーン<3031>、シーシーエス<6669>、11日 にテックファーム<3625>、12日にファーマフーズ<2929>、 Hamee<3134>、モルフォ<3653>、エニグモ<3665>、フリービ ット<3843>、サンバイオ<4592>、スリー・ディー・マトリッ クス<7777>、日本テレホン<9425>と、週末にかけて多くの決 算発表が予定されている。好業績で躍進するモルフォに加 え、ラクーンやシーシーエスに注目したい。 モルフォ<3653> IPO関連では、ヘリオス<4593>の公開価格が決定している。 ブックビルディングはやや低調と観測されていたが、仮条件 の上限となった。また、先週実施されていたブックビルディ ングでは、スマートバリュー<9417>やマーケットエンタープ ライズ<3135>が人気を集めていた。今週は2件のブックビル ディングが継続するほか、新たに中村超硬<6166>など5件が 開始される。なお、先週は富士山マガジンサービス<3138>な ど3件の7月IPOが発表された。 円 シーシーエス<6669> 円 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の市場見通し 米国株式市場 経済指標を受けた利上げ見通しの変化に注目 (11 日) 、 5 月輸入物価指数 (11 日) 、 5 月生産者物価指数(PPI) ■先週の動き (12 日) 、6 月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(12 日) 週初は、中国の製造業指数が低調となり追加金融緩和観測 などの発表が控えている。小売売上高は前月比 1.2%増と予 が拡大、中国株が上昇した流れを受け、買いが先行。5 月 ISM 想されており、個人消費が堅調であることが確認されれば、 製造業景況指数や5 月建設支出が予想を上振れたことも好感 利上げ観測が一段と強まるだろう。輸入物価指数は低調な値 され、緩やかに上昇する展開となった。週半ばに入り、ギリ が続いているが、原油価格は上昇したものの、引き続きドル シャ債務問題で国際債権団が同国政府への「最後通告」とな 高が進んでおり、大幅な改善は考えにくい。 る合意文書の起草を開始したことが報じられ、先行き懸念か 8 日から 12 日にかけてアップルの世界開発者会議 (WWDC) ら下落したが、5 月 ADP 雇用統計が市場予想をやや上回った の開催が予定されている。OS X や iOS などソフトウェアの最 ことから、週末に発表される雇用統計への期待感が高まり上 新版に関して、新たな機能やサービスが発表されるのが恒例 昇に転じた。4 月貿易赤字が縮小したほか、欧州中央銀行 となっているが、アップルは昨年、ヘッドフォンや音楽スト (ECB)総裁発言を受けた堅調な欧州の株式相場を受け、米 リーミングを手掛けるビーツ社の買収を発表しており、新し 国株も連れ高となり、上げ幅を拡大した。週末にかけては、 い定額制音楽サービスについて何らかの言及があるかに注 世界的な長期金利の上昇に加え、ギリシャ債務問題への根強 目したい。また、携帯端末向け次期基本ソフト「iOS 9」の い懸念から欧州株が全面安となったことや、堅調な雇用統計 発表が確実視されており、地図アプリに交通機関の乗り換え を受けた早期利上げ観測の拡大が嫌気され下落した。結局、 案内機能が加わるとの思惑が広がっている。 週を通じて主要株価指数は下落した。 先週、石油輸出国機構(OPEC)は生産枠を現行の日量 3000 万バレルで据え置くことを決定した。原油の市場価格が緩や かながら回復基調にあることで、価格よりも市場シェアを確 ■今週の見通し 保することを優先したようだ。今月末には、核問題の包括的 先週の雇用統計は、16-17 日に開催される連邦公開市場委 解決に向けた枠組みでイランと欧米などが交渉期限を迎え 員会(FOMC)前に公表される最も重要な経済統計であったが、 る。最終合意に至った場合には 2000 万バレルともいわれる 景気動向を反映する就業者数や平均時給の伸びの加速を受 イランの備蓄原油が輸出に向かうことになることから、原油 け、年内の利上げ観測が強まったことから株価下落の要因と 価格は暫くの間、低調に推移することになりそうだ。イラン なった。年内の利上げを予想する見方が多いが、今週も大幅 国内の石油産業は未だ投資余地が残されており、複数の石油 に良好な経済指標が発表された場合、9 月の FOMC での利上げ 関連会社が制裁解除後に可能となる投資機会について興味 が意識され、株価下落に繋がる可能性がある。 を持っていることから、各社の動向にも注視したい。 経済指標関連では、4 月卸売在庫(9 日) 、5 月小売売上高 5 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場 為替市場 米ドル・円 予想レンジ 今週のドル・円は強含みか。米労働市場の改善によって今月 16-17 日の連邦公開市場委員会(FOMC)を含めた早期利上げへ の思惑が台頭しており、リスク選好的なドル買いは継続する可 能性がある。 中東やウクライナにおける地政学的リスクの増大、ギリシャ の債務問題は投機的なドル買い・円売りを抑制する要因となる が、為替相場が円高に振れる局面では本邦機関投資家による外 債投資などに絡んだドル買いが着実に入ることが予想されて いる。現時点でドル安・円高が急速に進行する可能性は低いと みられる。 【米国下院での大統領貿易促進権限(TPA)法案採決】 オバマ米大統領に環太平洋経済連携協定(TPP)の早期妥結 のための大統領貿易促進権限(TPA)を与える法案は、上院で 可決された後、下院で審議されている。下院予算委員長は法案 成立へ自信を示しているものの、民主党議員などの反対により、 124.00 127.00 円 【米国の雇用関連指標】 8 日には 5 月労働市場情勢指数(LMCI) 、9 日にはイエレン FRB 議長などが注目している 4 月求人労働異動調査(JOLT)が 発表される。JOLT(求人件数)が大幅に増加した場合、6 月を 含めて早期利上げの思惑はさらに高まることが予想される。 【米国の 5 月小売売上高】(11 日) 5 月小売売上高は、前月比+1.1%と予想されており、4 月の 0.0%からの増加が見込まれている。4-6 月期国内総生産(GDP) の算出に使用されるコア小売売上高(自動車、ガソリンスタン ドの売上、建材を除く)も増加する見込み。予想通りならば、 ドル買い材料となりそうだ。 長期国債利回り予想レンジ ■先週の動き 先週の債券相場は軟調に推移した。欧米諸国などの長期金利 が上昇したことや円安が進行したことを嫌気して、債券先物 6 月限は 4 日の夜間取引で 146 円 74 銭まで下落した。10 年国債 入札と 30 年国債入札はまずまず無難な結果となったが、外部 環境の悪化を意識して一部投資家による長期債の売りが観測 されており、債券相場の上値は重くなった。債券先物 6 月限は 147 円 01 銭でこの週の取引を終えた。 なお、2 日に行われた 10 年国債入札における最低落札価格 は 99 円 49 銭、平均落札価格は 99 円 52 銭、応札倍率は 2.71 倍。最低落札価格は事前予想をやや上回った。また、4 日に行 われた 30 年国債入札では最低落札価格が 101 円 35 銭、平均落 札価格は 101 円 49 銭、応札倍率は 3.07 倍となった。 ~ 成立するかどうか予断を許さない状況となっているようだ。 ただし、TPA 法案が米国議会で可決された場合、TPP 交渉が 進展することで、ドル高・円安要因になるとの見方が多い。 債券先物予想レンジ 債券市場 円 146.30 円 ~ 147.00 円 0.42 % ~ 0.52 % ■今週の見通し 今週の債券相場は伸び悩みか。11 日に行われる 20 年国債入 札の結果を見極める展開となるが、利回りの絶対水準を重視す る投資家の需要は期待できないとの見方は多い。円安継続の可 能性があることも 20 年債の需要を抑える一因となりそうだ。 20 年国債入札が低調な結果となった場合、債券先物 9 月限は 146 円台前半まで売られる可能性がある。 ただし、20 年債入札が好調な結果となった場合、10 年債な どの利回り水準は低下し、債券先物は堅調推移となる可能性が ある。 なお、債券先物の中心限月は 11 日までに、6 月限から 9 月 限に移行する。5 日時点で 9 月限は 146 円台後半で推移してい る。 6 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 マーケットを読む 今週のポイント マスクやサミット関連など個別株物色が中心か 今週は週末に 6 月限オプション SQ 値清算を控えていること で、先週よりは指数への関心が高まりそうだ。先物、オプション の商いは足元盛り上がっていないが、オプションの権利行使価 格を意識した思惑的な商いは入りやすく主力株は手掛け難い 状況となろう。 そのようななか、米雇用統計通過後、為替市場でドル買いが 加速したことから、円安メリット銘柄の一角に引続き買いが向かう と想定。このほか、週末に 16 年夏のサミット開催都市に志摩市 が決定したことから、三重基盤の企業は関心が高まりやすい。イ オン、岡三証券といったメジャーな大型株より、百五銀行、第三 銀行、三重銀行といった地銀や、三重交通、近鉄、柿安本店、 井村屋など人の流れが活発化することで恩恵を享受できそうな 銘柄が動意付くかも。また、韓国での MERS 感染者数が増加し ていることから、先週買われたシキボウ、ダイワボウなどマスク関 連銘柄には引続き高い関心が向かおう。一方、韓国への旅行が 敬遠されることで、訪日外国人数が増加する可能性もある。政府 が 20 年 2000 万人の目標を前倒しで実現するプランを策定した こともあり、ラオックス、コメ兵といったインバウンド関連は再び動 きそうな気配。新興市場では、直近 IPO 銘柄の一角に見直し買 いが向かっている。6 月 IPO が来週からスタートすることで換金 売りを警戒といった声も聞かれるが、新興市場の主力株は足元 さほど買われていなかったことで需給面は良好と見る。 日経平均の連騰記録は 12 営業日で途絶えたが、その後も底 堅い動きが続いた。みずほや東電などを中心とした活発な商い は鳴りを潜め、為替の円安推移を材料とした円安メリット銘柄 や、韓国でのMERS感染者拡大に伴う銘柄などに投資家の関心 がシフトした。日経平均の連騰が途絶えても、投資家心理は冷 え込むことなく、大型株を売却した資金を中小型株やテーマ株 に振り向ける格好となった。業種別では、10 年国債の利回りが 今年初の 0.500%台乗せとなったことから保険株が強い動きを 見せた一方、不動産や足元買われていた銀行がさえない。 個別では、韓国 MERS 感染者拡大を受けて、日本エアーテッ クが急騰したほか、シキボウ、ダイワボウなどマスク関連も買わ れた。サクセス HD は筆頭株主による TOB 実施を受けて上昇。 決算発表が一巡したことで投資判断が変更される銘柄が続出 し、大阪チタニウム、東邦チタニウム、V テクノロジー、ダイヘ ン、サンデン、JR 東日本、日本触媒、ダイフク、中部電力などが ポジティブ。一方、スクリーン、ブリヂストン、大東建託がネガテ ィブな動きとなった。ボルテージは短期資金の流出入で乱高 下。前 4 月期業績予想の上方修正を発表した gumi は大幅高と なったが買いは続かず失速。第 1 四半期の減益決算が嫌気さ れた積水ハウスが売られたほか、指数に絡んだ商いが減少した ことで日経平均インパクトが大きいソフトバンク、F リテイもさえな い。 先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く) 上昇率上位銘柄 コード 銘柄 下落率上位銘柄 終値(円) 騰 落 率 ( %) コード 銘柄 925.0 47.53 4465 ニイタカ 6291 日本エアーテック 3639 ボルテージ 2,720.0 43.99 7735 SCREEN HD 6065 サクセス HD 1,488.0 24.52 2695 くらコーポレーション 6274 新川 1,142.0 22.93 1878 大東建託 7897 ホクシン 163.0 22.56 2174 GCAサヴィアン 5727 東邦チタニウム 1,645.0 17.84 7968 8237 松屋 2,281.0 14.57 4755 3656 KLab 1,677.0 14.55 8275 2685 アダストリア 4,040.0 13.80 7717 ブイ・テクノロジー 4,640.0 13.45 2183 リニカル 1,217.0 2168 パソナグループ 949.0 7609 ダイトエレクトロン 931.0 12.44 5108 3903 gumi 1,674.0 12.27 6794 2301 学情 1,391.0 12.09 7715 長野計器 業種別騰落率 終値(円) 騰 落 率 ( %) 上位セクター 騰 落 率 ( %) 1,612.0 -12.34 パルプ・紙 2.08 845.0 -11.70 金属製品 1.85 4,305.0 -8.70 ガラス・土石製品 1.78 12,670.0 -8.49 保険業 1.71 1,403.0 -7.64 精密機器 1.50 TASAKI 2,955.0 -7.51 石油・石炭製品 1.12 楽天 1,896.0 -7.20 非鉄金属 1.08 フォーバル 1,666.0 -6.98 8771 イー・ギャランティ 2,197.0 -6.91 ゴム製品 -4.95 9424 日本通信 430.0 -6.72 海運業 -3.46 13.10 3141 ウエルシア HD 5,340.0 -6.64 空運業 -2.40 12.71 8229 CFSコーポレーション 1,057.0 -6.54 不動産業 -2.24 ブリヂストン 4,854.5 -6.21 銀行業 -1.65 フォスター電機 2,889.0 -6.05 鉱業 -1.48 825.0 -6.04 輸送用機器 -0.79 下位セクター 7 騰落率(%) 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 マーケットを読む 日経平均株価 仕掛け的な売りが入っても 25 日線で下げ一服へ ■連騰記録途絶えるも下値は限定的に 前週(6 月 1 日-5 日)の日経平均は週間ベースで、102.25 円 の下落となった。日経平均、TOPIX の歴史的な連騰記録は 12 連 騰で止まったが、売り崩すような動きは手控えられ底堅い推移 に。ただ、主力株への買いが一服したことから 20500 円を挟ん だこう着相場となった。週半ばからは、6 月メジャーSQ(特別清 算指数)算出を意識した期近と期先のロールオーバーの商いが 先物市場で増加。 5 月の米国の雇用統計やギリシャ債務交渉の進 展など見極めたいとする材料が多かったほか、こうしたロール オーバーも日経平均の方向感を奪う要因となった。 12 連騰後の日経平均は方向感に乏しい展開が続いているが、 過熱感を伴わない上昇だったことから連騰に対する反動は限定 的となっている。とはいえ、5 日移動平均線は下向きとなってお り、日経 JASDAQ 指数や東証 2 部指数と比べると弱いトレンドと 言えよう。とりわけ東証 2 部指数は連日で年初来高値を更新し ていることから、投資資金は主力株から中小型株にシフトして いる様子だ。 5 月の米国の雇用統計通過後、 為替市場ではドル高が加速して いる。週明けの東京市場は、円建て CME 先物の終値 20580 円に サヤ寄せする格好となろう。パラボリックの SAR 値が 20408 円 まで上昇していたが、なんとか「途転」は回避へ。ただ、過度 な円安進行に対する警戒感が政府要人の間で高まっていること から、かつてのような円安進行に絡んだ先物買いは見送りとな ろう。円安メリット銘柄のみ買われ日経平均の上値は引続き重 くなりそうだ。 週末に 6 月限メジャーSQ の算出が控えているが、 先物市場はロールオーバー中心で方向感に乏しいと想定。 先物市場で仕掛け的な売りが入らない限りは 20500 円を挟ん だ静かな推移を想定するが、チャート形状では 25 日移動平均線 20065 円を意識した調整が入りそうな格好に。 売り仕掛けが入る きっかけとしては、上海総合指数の急落やギリシャ債務問題な どが挙げられる。とりわけ、上海株の動向は注意しておきたい。 前週は上海株が急落したタイミングで売り仕掛けが先物市場で 観測された。ロールオーバー中心でも、主力株の商いが減少し ている地合いであれば思いがけない下げとなる可能性も。 一目均衡表(日経平均) ■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲) 円 8 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -1- 西松建設〈1820〉東証 1 部 好業績見通しを見直しで選別物色への期待 ■建設業界では選別物色の動きが進む 建設業界は、決算発表後に清水建設<1803>が大幅上昇となる など、セクター内での選別の動きが進んでいる。中堅建設会社 においても東急建設<1720>が大幅高となっているが、こうした選 別物色の主因は、今期の業績見通しにあると考えられる。総じて 保守的な見方が強い建設セクターだが、清水建設は今期営業利 益 26%増益、東急建設は 33%増益を予想している。同社も今期 の営業利益は 21%増益と高い成長を見込んでいる。目先、選別 物色の対象となってくる可能性も高いと考えられよう。ちなみに、 先週は同じリニア関連と位置づけられる大豊建設<1822>が強い 動きとなっており、刺激材料として捉えられよう。 売買単位 1000 株 6/5 終値 455 円 目標株価 500 円 業種 建設 ■評価引き上げの動きなども支援材料 いる。香港事業における工事損失引当金の追加計上のリスクは 一巡したとの見方は、買い安心感につなっていきそうだ。PBR は 0.8 倍台と株価の割安感は依然として強いほか、配当性向 30% を意識した増配の動きなども評価出来る。心理的な節目となる 500 円レベルを目先の目標値としたい。 先週末には、一部の証券会社で建設セクターの「強気」を再確 認としており、同社に対しては目標株価引き上げの動きを行って ★リスク要因 高水準の信用残など需給面。 1820:日足 ボトム形成後のリバウンドで 25 日線が 支持線に変わる。75 日線とのゴール デンクロス示現でトレンド強まる。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 263,928 2.4% 2,651 3,420 49.1% 2,732 9.85 2013/3連 253,250 -4.0% 2,666 4,307 25.9% 3,411 12.31 2014/3連 314,638 24.2% 4,738 6,106 41.8% 5,586 20.16 2015/3連 342,989 9.0% 8,710 9,938 62.8% 9,220 33.29 2016/3連予 330,000 -3.8% 10,500 10,500 5.7% 10,000 36.11 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -2- 三重交通グループホールディングス〈3232〉東証 1 部 志摩でのサミット開催決定で急動意へ ■三重を基盤にバス事業などを展開 16 年夏に日本で開催される主要国首脳会議(サミット)を三重県 志摩市で開催すると決定したことで注目したい。同社は三重県を 基盤にバス事業などを展開している。15 年 3 月期は伊勢神宮の 式年遷宮効果が無くなったことから減収減益となり、16 年 3 月期 もさえない会社計画となっていた。ただ、サミット効果で集客力が 増すことが想定されることで会社計画は上振れる可能性がある。 サミット開催は来年だが、開催に向けてインフラ整備なども進む と思われることから人の流れが活発化しそうだ。 ■値動きの軽い中小型株には資金が向かいやすく 株価は 4 月に上場来高値 500 円に到達した後はさえない推移 となっている。25 日移動平均線も下向きとなっていることで調整 局面入りが懸念されていたが、週明けはこれらの水準を一気にク リアする展開を期待したい。上場来高値を更新することから需給 売買単位 100 株 6/5 終値 438 円 目標株価 600 円 業種 不動産 面は良好となろう。今週はメジャーSQ 週のため、先物中心の思 惑買いで主力の大型株は手掛け難い地合いとなる可能性があ る。値動きの軽い中小型には資金が向かいやすいと想定。短期 資金を巻き込んだ買いで節目の 600 円をターゲットとする。 ★リスク要因 短期資金の流出入。 3232:日足 25 日線に上値を抑えられる形状だ が、440 円処での値固めの流れに。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 106,724 -1.3% 4,389 3,630 37.2% 1,349 15.32 2013/3連 104,812 -1.8% 3,270 2,743 -24.4% 2,040 23.17 2014/3連 117,497 12.1% 4,751 4,370 59.3% 2,562 28.66 2015/3連 105,843 -9.9% 4,484 4,188 -4.2% 2,792 30.52 2016/3連予 104,000 -1.7% 4,000 3,650 -12.8% 2,600 27.67 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -3- テックファーム〈3625〉JASDAQ 訪日外国人向け情報配信サービスが順調に伸びる ■イータブ・プラスの導入部屋数の増加に期待 インバウンド消費関連の出遅れとして注目する。同社はミライト <1417>と業務提携し、訪日外国人向け情報配信サービス 「ee-TaB*(イータブ・プラス)」を展開している。ホテルや旅館の 客室設置型タブレットによる情報配信サービスであり、順調に導 入部屋数が増加。6 月からは「ベストウエスタンホテル名古屋」に 導入を開始し、中部地方に進出している。政府は観光立国推進 閣僚会議で、訪日外国人を 2000 万人に増やすための新たな行 動計画をまとめるなか、導入ホテルの増加が期待される。 売買単位 100 株 6/5 終値 2106 円 目標株価 2500 円 業種 情報通信 てきている。インバウンド関連として位置づけられるようだと、関 連テーマとしては相対的に出遅れ感も意識されるところ。目標株 価としては、4 月の乱高下の時の陰線を吸収する流れを想定し、 2500 円とする。 ■カジノ関連からインバウンド関連へ 株価はカジノ関連として動意をみせていたが、昨年 9 月高値を ピークに調整が続いている。ただし、足元では 2000 円処での底 堅さが意識されるなか、先週末にはこのもち合いレンジを上放れ ★リスク要因 資金の逃げ足の速さ。 3625:日足 こう着が続いていたが、25 日、200 日 線レベルを一気に捉える。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2011/7単 2,688 - 246 257 - 70 3100.40 2012/7単 2,745 2.1% 258 260 1.2% 133 5311.74 2013/7単 3,496 27.4% 136 134 -48.5% 51 1729.00 2014/7連 3,498 - 133 130 - -8 2015/6連予 - - - - - 11 - - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -4- エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート〈3850〉東証マザーズ NTT グループがマイナンバー対応支援を活発化 ■引き続きマイナンバー対応の需要顕在化に期待 年金情報流出問題を受けてマイナンバー法改正案の国会審議 が停滞していることがマイナス視され、関連銘柄は足元で利益確 定の流れとなっている。ただ、企業の制度対応は依然進んでお らず、引き続き関連需要の顕在化が期待されるとみてよいだろ う。調整局面には押し目買いのスタンスで臨みたい。こうしたな か、マイナンバー制度への対応で、NTT<9432>がグループを挙 げて企業の支援を活発化していると一部専門紙で報じられたこと から同社に注目した。 ■マイナンバー関連アプリを10月リリース 同社は 4 月 28 日、従業員・取引先のマイナンバーを効率的に 収集・利用可能なパッケージアプリケーションを 10 月から提供す ると発表しており、株価は急動意を見せた。関連サービスの拡大 に加え、NTT グループの顧客基盤を活用したサービス拡販にも 売買単位 100 株 6/5 終値 2075 円 目標株価 2328 円 業種 情報通信 期待したい。16 年 3 月期の会社計画は 2 ケタ増収・営業増益を 見込んでおり、業績期待も高まっている。当面の目標株価は 5 月 11 日高値 2328 円とする。 ★リスク要因 マイナンバー活用機運の後退。 3850:日足 急伸後の調整も上昇する 25 日線が支持 線として機能し、三角もち合い上放れへ。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 3,416 13.8% 342 345 25.5% 182 7903.91 2013/3連 3,601 5.4% 371 377 9.3% 223 9012.00 2014/3連 4,302 19.5% 202 178 -52.8% 95 19.33 2015/3連 4,430 3.0% 225 112 -37.1% 0 0.19 2016/3連予 5,000 12.9% 350 350 212.5% 200 40.36 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -5- フマキラー〈4998〉東証 2 部 デング熱を警戒するシーズンに ■6月から都がキャンペーン開始 大手殺虫剤メーカーの一角。電気蚊取り「ベープ」ブランドで有 名。昨年、70 年ぶりに日本で感染者が確認されたデング熱が、 今年は昨年を上回るペースで拡大している点に注目。東京都は デング熱対策のため今月を「蚊の発生防止強化月間」として、1 日からラッピングバスを運行するなどキャンペーンを展開してい る。感染予防には蚊に刺されないことが重要であり、携帯型電池 式虫除け器「どこでもベープ プレミアム」などデング熱対策を意 識した新製品を市場投入(6 月中旬予定)する同社に注目した。 ■海外で更なる収益機会も 5 月 11 日に発表した 2015 年 3 月期の業績は、国内で殺虫剤 の売上が 2 ケタ増、海外では殺虫剤の需要が通年続く東南アジ アを中心に円ベースで 3 割増と好調だった。今期は、国内では デング熱の拡大可能性、海外では足元で続く円安などが業績拡 売買単位 1000 株 6/5 終値 706 円 目標株価 800 円 業種 化学 大要因に。「将来的には売上高の半分以上を海外で稼ぐようにし たい」との社長コメントも報じられている。株価はデング熱の感染 拡大が思惑視され 5 月から右肩上がりを継続、次の大台となる 800 円を目標としたい。 ★リスク要因 キャンペーンが奏功しデング熱関連消費が下火に。 4998:日足 上昇トレンドラインが継続。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 21,273 -9.4% -961 -908 -242.3% -838 2013/3連 22,556 6.0% -312 -309 -66.0% 142 4.33 2014/3連 28,494 26.3% 655 612 -298.1% 258 8.05 2015/3連 33,308 16.9% 1,447 1,562 155.2% 852 30.60 2016/3連予 35,000 5.1% 1,520 1,650 5.6% 870 31.28 13 - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -6- アドベンチャー〈6030〉東証マザーズ MERS の拡大で訪日客が一段増へ ■訪韓外国人が続々キャンセル オンライン旅行会社。国内外の航空券をインターネットで横断 検索するサイト「スカイチケット」のほか、多言語対応のアクティビ ティ予約サイト「ワナトリップ」を運営する。韓国で MERS 禍の拡大 により、訪韓外国人観光客が続々とキャンセルしていることに注 目。中国人(昨年の訪韓観光客の 4 割、約 612 万人)を中心に、 一定割合の訪韓外国人が韓国から日本へと旅行先を変更すると 想定し、同社のようなインバウンド関連銘柄に物色が集まると予 想した。 売買単位 100 株 6/5 終値 7110 円 目標株価 8000 円 業種 サービス の達成確度も高まる公算。日本の景気回復による国内旅行の伸 張も考慮し、期待感から株価は上場来高値を突破する展開を想 定、節目の 8000 円を目指す。 ■第4四半期の業績拡大に期待 ★リスク要因 PER、PBR での割高感。 5 月 15 日に発表した第 3 四半期累計(2014 年 7 月-2015 年 3 月期)業績では、売上高の進捗率が 78.9%と高い。一方、営業利 益は同55.7%と低いものの、第4 四半期が繁忙期であることに加 えて、前述した要因で訪日外国人の急増が重なれば、通期計画 6030:日足 4 月以降のもち合いレンジを上放れて 下り、上方へのトレンドが強まりやすい。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2011/6単 217 -38.0% - -19 - -18 - 2012/6単 204 -6.0% - -6 - -18 - 2013/6連 635 - -1 -8 - 10 20,560 2014/6連 893 40.6% 30 25 - 21 4656.00 2015/6連予 1,350 51.2% 176 170 580.0% 130 64.30 14 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -7- 新電元工業〈6844〉東証 1 部 円安ドル高の恩恵を享受へ ■今期はASEAN市場で売上拡大へ 足元の為替市場では、1 ドル 125 円台半ばまで円安ドル高が進 んでいる。円安メリット銘柄には追い風の地合いとなっていること から、上期想定為替レートを 1 ドル 115 円で設定している同社に 注目したい。15 年 3 月期は、タイ政情不安で減益となったが、16 年 3 月期は増益を見込んでいる。モビリティ分野で、二輪車市場 において ASEAN 地域を中心に自社製デバイスを搭載した ECU (電子制御ユニット)の売上拡大が見込まれ、電装事業とデバイ ス事業とのシナジー効果が発揮される見通し。また、新エネルギ ー分野では、蓄電システムやパワーコンディショナなどのライン アップ拡充により多様な市場ニーズに対応できる体制を整え、ス マートコミュニティ関連市場の新規開拓を図るとのこと。 売買単位 1000 株 6/5 終値 647 円 目標株価 710 円 業種 電気機器 を下抜けていることから調整継続も意識されそうだが、日足の一 目均衡表の基準線がサポートとして機能。反発が期待できそうな チャート形状と言えよう。1 月につけた年初来高値レベルをター ゲットに。 ★リスク要因 為替の円安推移一服。 ■基準線をサポートに反発へ 足元の株価は 2 日連続で陰線を残している。25 日移動平均線 6844:日足 支持線として機能していた 25 日、200 日 線を下回る。75 日線辺りからのリバウン ド意識。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2012/3連 82,561 -5.5% 5,023 3,699 -39.4% 1,502 13.73 2013/3連 88,426 7.1% 3,333 3,317 -10.3% 4,009 38.06 2014/3連 104,564 18.3% 11,313 10,960 230.4% 12,129 117.71 2015/3連 108,255 3.5% 7,673 7,861 -28.3% 5,252 50.98 2016/3連予 109,000 0.7% 9,500 9,300 18.3% 6,300 61.15 15 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週の分析銘柄 -8- ワイヤレスゲート〈9419〉東証マザーズ 東証 1 部への昇格候補銘柄として注目 ■2月に申請取り下げも市場変更準備は継続 6 月中にも東証 1 部への市場変更を申請すると報じられたガン ホー<3765>が、足元で強い上昇を見せている。東証 1 部への昇 格候補銘柄への関心が高まるなかで、従前より準備を進めてい た同社についても見直しが進むことが見込まれる。今年 2 月、同 社株式に係るインサイダー取引事件を受けて本則市場への変更 申請を取り下げているが、市場変更準備は今後も継続していくと 表明している。 ■訪日外国人増へ国を挙げて通信環境整備の機運も また、訪日外国人客数の年間 2000 万人という目標を前倒し達 成すべく、政府が環境整備を急ぐ方針であることも同社にとって 追い風となるだろう。Wi-Fi 整備は訪日外国人客からの要望が強 いといい、独自に導入を進める商業施設なども多いようだ。ま た、20 年の東京オリンピックに向けて、次世代高速通信技術 売買単位 100 株 6/5 終値 3310 円 目標株価 3765 円 業種 情報通信 「5G」の実現を目指す機運も高まっている。株価は直近で 25 日 線を割り込んでいるものの、3200 円レベルが下値メドとして意識 されている。4 月 27 日に付けた年初来高値 3765 円を再度目指 す展開を想定する。 ★リスク要因 戻り待ちの売り圧力。 9419:日足 足元調整も 75 日線が支持線として意識 されており、リバウンド狙いのタイミング。 (百万円) 会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円) 2011/12単 3,440 198.1% 386 386 241.6% 279 13545.90 2012/12連 5,500 - 597 575 - 423 190.48 2013/12連 7,055 28.3% 785 784 36.3% 483 97.70 2014/12連 9,105 29.1% 794 789 0.6% 499 49.28 2015/12連予 12,472 37.0% 1,350 1,348 70.8% 856 84.53 16 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 読者の気になる銘柄 ダイワボウホールディングス 東証 1 部〈3107〉/韓国 MERS 感染者拡大でマスク需要の思惑が先行 韓国での MERS 感染者拡大を受けて マスク関連銘柄の一角が急騰してい る。ウイルス性感染症の MERS 感染者 は、5 月 20 日の感染者確認以降、次々 と感染者が増え、 6 月 6 日時点では 50 人まで増加し三次感染者数も拡大中。 韓国ではマスクが飛ぶように売れて いるとの話も聞かれており、 マスク需 要の拡大への期待感から短期資金が 流入した。2 日に 287 円まで上げた後 は上ヒゲを残したことから、 徐々に値 幅が狭くなり利益確定売りが先行。 た だ、 韓国での感染者数は拡大の一途を 辿っていることから、 感染者数増加の ニュースが伝われば思惑的な買いが 入ろう。 先週末は切り上がる 5 日移動 平均線が追いついたことから、 週明け は仕切り直しで買いが集まる可能性 も。SQ 週で手掛け難い相場展開とな れば、 こうした高いテーマ性を持つ銘 柄には相対的に資金が流入しやすい と思われる。 円 (株) 楽天 東証 1 部〈4755〉/公募増資実施を受けて希薄化を嫌気へ 公募増資実施が嫌気されている。4 日に国内外の投資家から約 2000 億円 を調達すると報じられた。今年の公募 増資では最大規模となる。成長戦略を 進めるうえで長期の安定資金を確保 するとされている。発行済株式数は約 7%増える計算となることから、寄付 きから売り優勢の展開となった。寄付 き後、最大 1880 億円規模の公募増資 実施を会社側が発表。金額規模が 1 割 ほど減少したものの、発表後もじりじ りと下げ幅を広げるなどさえない展 開となった。5 日も売られたことで、 3 日の終値比 8.8%の下落率と希薄化 を超える下げに。ただ、75 日移動平 均線や 100 日移動平均線ともに割り 込んでいるが、26 週移動平均線がな んとかサポートとなっている。増資を 材料とした下げは一巡か。 円 (株) 17 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market ジグソー 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 今週のテクニカル妙味銘柄 東証マザーズ 〈3914〉 大陽線を残し5 月26 日以来の6000 円 台を回復している(点線・四角A)。出来 高を伴っていることから反発基調は続 くと見る。日足の価格帯別売買高では、 6500 円レベルの商いが非常に多い(点 線・丸B)。6 月 IPO も近いことから、こ の水準では戻り待ちの売り圧力が強ま る可能性も。一方、この水準を一気にク リアできれば上場来高値 8300 円を意識 した展開も視野に入る。 フォトクリエイト -5 B A 東証マザーズ 〈6075〉 出来高はさほど増加していないが、足 元陽線連発で 4 月 27 日の戻り高値 1762 円を上抜いている。日足の一目均衡表で は、雲上限を上放れている(点線・四角 A)ほか、遅行スパンも実線をクリア(点 線・丸B)。上へのバイアスが強まること で、年初来高値 1952 円更新を意識した 展開を想定する。 基準線 転換線 遅行スパン 先行スパン1 先行スパン2 B 18 A 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 カテゴリー考察 テーマ別分析 MERS 禍の拡大が顕著、関連銘柄を探る ■感染症予防からインバウンドまで 重篤な肺炎などを引き起こす「中東呼吸器症候群(MERS=マーズ) 」のコロナウイルスの感染者が、韓国で顕著に増加している。 5 月 20 日に韓国初の感染者が確認されてから、6 月 6 日時点の感染者は死者 4 人を含む計 50 人となった。5 日時点で韓国の小中学 校などの休校措置は 1300 校を超えたほか、5 日時点の隔離者数は 1820 人にまで拡大している。ソウル市内ではマスクが売り切れ る店が出たと報じられるなど、パニックに陥っているもよう。 また、韓国を訪れる外国人観光客では、1-3 日の 3 日間に 1 万人超が訪韓旅行予約をキャンセルしたと報じられるなど、既に経 済面での影響が出始めている。一連の対応に関して政治への批判も高まっており、5 日に発表された朴大統領の支持率は、前週比 6 ポイント減の 34%に急落。 経済的関係性も深い隣国での感染拡大とあって、日本市場でも先週に入ったころから MERS 関連とみられる銘柄が動意づいた。 そこで今週は、改めて関連銘柄を探ってみたい。 まずは日本で感染者が確認される可能性が考えられる。その場合、韓国と同様にマスクや感染予防商品の売上げが伸びるだろう。 また、韓国を訪れる外国人観光客が減り、その観光客が日本に流れるパターンも考えられる。ちなみに、2014 年の訪韓外国人観光 客は過去最高の約 1400 万人だったが、そのうち中国人が約 612 万人と最多で、外国人観光客全体の 4 割強を占めた。これら訪韓 外国人のうち何割かが日本に向かうという展開が想像でき、訪日インバウンド関連銘柄が改めて注目される公算も。 また、MERS とは直接的関係はないが、昨年、70 年ぶりに日本で感染者が確認されたデング熱の感染者数が、今年は昨年を上回 るペースで広がっている点にも注意を向けておきたい。国立感染症研究所によると、デング熱の患者報告数として、昨年は 5 月 5 日~11 日の 1 週間に 54 人が確認されたが、今年は 5 月 4 日~10 日の 1 週間に既に 80 人に達している。昨年動意づいたデング熱 の関連銘柄を今から仕込んでおく手も。 ■MERS・デング熱の関連銘柄 コード 1975 2483 3088 3161 3179 3328 3625 3681 3727 4005 4527 4557 4574 4583 4689 4755 4951 4998 6030 6040 6097 6897 6946 7419 7432 7447 7829 7834 7963 7980 8120 8202 8256 9419 9616 9729 銘柄 朝日工業社 翻訳センター マツキヨHD アゼアス シュッピン BEENOS テックファーム ブイキューブ アプリックス 住友化学 ロート製薬 医学生物 大幸薬品 カイオムバイオ ヤフー 楽天 エステー フマキラー アドベンチャー スキー場開発 ビューホテル ツインバード アビオニクス ノジマ ダルトン ナガイレーベン サマンサJP マルマン 興研 重松製作所 大木 ラオックス プロルート ワイヤレスG 共立メンテ トーカイ 市場 東証1部 JASDAQ 東証1部 東証2部 マザーズ マザーズ JASDAQ マザーズ マザーズ 東証1部 東証1部 JASDAQ 東証1部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 マザーズ マザーズ 東証2部 東証2部 東証2部 JASDAQ JASDAQ 東証1部 マザーズ JASDAQ JASDAQ JASDAQ JASDAQ 東証2部 JASDAQ マザーズ 東証1部 東証1部 コメント 感染症対策のためのクリーン化技術など 訪韓を敬遠した外国人が増加し翻訳ニーズ増加へ マスク拡販、訪日外国人増加など恩恵多数 防護服・環境資機材事業など 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 「転送コム」や代理購入サービス「Buyee」などが増加も 訪日外国人向け客室設置型タブレットサービス 多言語通訳サービス「V-CUBEトランスレーター」を開始 インバウンド向け「おもてなしビーコン」など デング熱防除向け業務用殺虫剤「スミプロ」開発 高機能マスク「アルガード抗菌・花粉マスク」 病院や検査センターを対象に臨床検査薬の研究など 二酸化塩素を用いた感染予防製品「クレベリン」 ADLib(R)システムで大規模感染症の抗体研究 感染発覚後は外出が減り検索やECが伸張へ 感染発覚後は外出が減りECが伸張、インバウンド関連も デング熱関連として「虫よけアロマプラグ」 主力の殺虫剤が売上の7割強。「スキンベープ」など 訪韓から訪日へ外国人旅行客がシフトへ 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 空気清浄機やサーキュレーターなど 赤外線サーモセンサー 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ ラボ環境の構築など、研究関連事業を展開 医療白衣で国内シェア60%超のトップメーカー 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 防じん・防毒マスク、オープンクリーンシステムなど 産業用防じん・防毒マスクや呼吸器など 医薬品卸業者。衛生医療・介護用品などに注力。 訪韓から訪日へ外国人旅行客がシフトへ 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 訪韓を敬遠した外国人が増加しインバウンド消費が伸張へ 安価なホテル「ドーミーイン」を展開 手術着のネクサージ等リネンサプライを手掛ける 6/5終値(円) 446.0 3,560.0 5,050.0 1,080.0 1,760.0 2,400.0 2,106.0 1,663.0 1,288.0 765.0 1,810.0 540.0 1,909.0 1,007.0 533.0 1,896.0 1,099.0 706.0 7,110.0 5,640.0 2,135.0 393.0 263.0 2,574.0 269.0 2,314.0 1,241.0 256.0 1,920.0 856.0 477.0 373.0 438.0 3,310.0 6,910.0 4,590.0 時価総額(億円) 151.64 59.96 2,759.12 65.72 210.67 294.39 138.51 156.31 164.27 12,664.16 2,134.51 140.71 259.28 221.01 30,354.08 25,220.95 252.77 232.83 158.71 225.60 205.90 35.48 74.42 622.45 38.19 884.78 438.02 31.30 97.99 61.63 67.12 2,476.27 85.85 338.24 1,254.21 827.14 売買代金25日平均 (百万円) 12.19 11.45 1,226.09 499.06 105.41 169.85 247.87 135.84 105.81 5,793.93 1,181.11 16.85 466.48 634.03 9,459.06 9,049.59 24.83 171.30 159.61 556.94 45.71 13.89 481.29 314.70 118.45 42.01 206.21 694.89 131.32 71.54 0.66 8,654.87 3,345.22 550.07 1,111.83 47.04 出所:フィスコ作成 19 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 カテゴリー考察 スクリーニング分析 スクリーニングからモレがちな銘柄への見直し ■今期最終黒字を見込む銘柄 日経平均が高値圏でのもち合いをみせるなか、利益確定の流れをみせながらも、出遅れ感のある金融株などへの循環物色がみら れる。先高期待が強いなか、出遅れ感の強い銘柄などには値ごろ感からの見直しなども含めて、関心が向かいやすいだろう。また、 これまで増収増益や高 ROE、増配といった条件からの抽出が多く、それら条件にあった銘柄への投資家の関心も高い。ただ、これ ら条件で人気化している銘柄等も、利益確定の対象になりやすい。そこで、業績面に着目するものの、増益ではなく、 (1)前期最 終赤字から今期黒字転換を予想(コンセンサス含む) 、 (2)年初来高値からの下落率が 10%以上の銘柄を挙げている。 ■今期黒字転換を見込み、高値から 10%超押している銘柄 コード 銘柄 市場 6/5株価 (円) 年初来高値 日付 株価(円) 騰落率 (%) 決算期 予想 純利益 (百万円) 前期 純利益 (百万円) 9478 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ JASDAQ 231.0 2015/1/6 436.0 -47.0 16年3期 120 -26 3328 BEENOS マザーズ 2,400.0 2015/2/13 4,385.0 -45.3 15年9期 550 -450 -129 6840 アドテック JASDAQ 271.0 2015/2/4 437.0 -38.0 16年3期 50 9385 ショーエイコーポレーション JASDAQ 278.0 2015/3/3 430.0 -35.3 16年3期 150 -30 1724 シンクレイヤ JASDAQ 374.0 2015/1/5 557.0 -32.9 16年3期 110 -682 6330 東洋エンジニアリング 東証1部 313.0 2015/1/5 456.0 -31.4 16年3期 3,000 -20,965 7312 タカタ 東証1部 1,352.0 2015/1/9 1,951.0 -30.7 16年3期 20,000 -29,558 5199 不二ラテックス JASDAQ 275.0 2015/4/15 390.0 -29.5 16年3期 320 -159 3358 ワイエスフード JASDAQ 361.0 2015/4/13 508.0 -28.9 16年3期 19 -33 5104 日東化工 東証2部 100.0 2015/3/4 139.0 -28.1 16年3期 10 -103 4651 サニックス 東証1部 384.0 2015/5/11 520.0 -26.2 16年3期 2,820 -4,966 4736 日本ラッド JASDAQ 373.0 2015/3/26 483.0 -22.8 16年3期 176 -1,212 9826 JEUGIA 東証2部 165.0 2015/2/26 213.0 -22.5 16年3期 58 -54 4824 メディアシーク マザーズ 527.0 2015/3/24 679.0 -22.4 15年7期 27 -110 7878 光彩工芸 JASDAQ 264.0 2015/1/27 338.0 -21.9 16年1期 54 -66 5282 ジオスター 東証2部 613.0 2015/1/5 775.0 -20.9 16年3期 390 -267 3121 マーチャント・バンカーズ 東証2部 153.0 2015/4/15 193.0 -20.7 16年3期 35 -646 2788 アップルインターナショナル 東証2部 228.0 2015/2/16 287.0 -20.6 15年12期 197 -1,030 7920 三浦印刷 東証2部 137.0 2015/2/27 171.0 -19.9 16年3期 230 -62 9723 京都ホテル 東証2部 915.0 2015/4/27 1,135.0 -19.4 15年12期 57 -345 9640 セゾン情報システムズ JASDAQ 1,298.0 2015/3/9 1,610.0 -19.4 16年3期 2,080 -4,707 4364 マナック 東証2部 509.0 2015/6/3 630.0 -19.2 16年3期 240 -290 7600 日本エム・ディ・エム 東証1部 534.0 2015/2/2 659.0 -19.0 16年3期 700 -391 6090 ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ マザーズ 1,128.0 2015/2/20 1,379.0 -18.2 16年3期 12 -34 9969 ショクブン 東証2部 495.0 2015/3/16 600.0 -17.5 16年3期 237 -313 7867 タカラトミー 東証1部 707.0 2015/4/13 851.0 -16.9 16年3期 1,300 -1,817 3604 川本産業 東証2部 381.0 2015/6/4 457.0 -16.6 16年3期 190 -1,053 6022 赤阪鐵工所 東証2部 171.0 2015/3/26 204.0 -16.2 16年3期 100 -226 6064 アクトコール マザーズ 1,845.0 2015/4/9 2,199.0 -16.1 15年11期 170 -1 2467 バルクホールディングス セントレックス 194.0 2015/4/17 230.0 -15.7 16年3期 30 -15 3160 大光 東証2部 845.0 2015/1/8 989.0 -14.6 15年5期 240 -144 9475 昭文社 東証1部 876.0 2015/2/24 1,025.0 -14.5 16年3期 500 -7,042 2664 カワチ薬品 東証1部 1,878.0 2015/4/15 2,197.0 -14.5 16年3期 2,500 -4,673 3627 ネオス 東証1部 687.0 2015/3/2 777.0 -11.6 16年2期 100 -982 7733 オリンパス 東証1部 4,190.0 2015/3/19 4,730.0 -11.4 16年3期 56,000 -8,737 7916 光村印刷 東証1部 267.0 2015/3/17 298.0 -10.4 16年3期 210 -42 6779 日本電波工業 東証1部 981.0 2015/3/27 1,093.0 -10.2 16年3期 1,200 -569 出所:FISCO アプリ、QUICK のデータを元にフィスコ作成 20 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 カテゴリー考察 先週の話題レポート 向こう 3 ヵ月間の中小型株有力銘柄リスト ■MUMSS では最新の JEFF モデル上位銘柄を更新(クオンツ) MUMSS では、中小型株のスクリーニングモデル Japan Explorer Focus-list Finder (JEFF モデル)の最新リスト(2015 年 6 月分) を更新した。直近 3 ヵ月の JEFF スコア上位 20%のパフォーマンスは、+8.2%とユニバース平均(+7.5%)を上回ったとしている。 足元の日本株市場は大型株中心の相場展開となっており、中小型株にとってはやや厳しい展開になったと指摘。当該モデルのスコ アに基づく分位別パフォーマンスを見ると、第 1 分位と第 5 分位の差が出ており、モデルに基づく銘柄選択は有効であったとして いる。なお、当記事では、JEFF モデル上位スコアリスト 420 銘柄のうち、上位 30 銘柄をフィスコにて抜粋して掲載した。 ■2015 年 6 月の JEFF スコアリスト(上位 30 銘柄を抜粋) 順位 コード 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 6155 5017 4047 5456 4080 1879 3653 7264 3738 7298 7968 4992 3742 9438 9969 7820 3388 1930 7421 5727 3103 4611 5999 6413 6476 6920 3237 4572 6507 3649 銘柄名 高松機械工業 富士石油 関東電化工業 朝日工業 田中化学研究所 新日本建設 モルフォ ムロコーポレーション ティーガイア 八千代工業 TASAKI 北興化学工業 ITbook エムティーアイ ショクブン ニホンフラッシュ 明治電機工業 北陸電気工事 カッパ・クリエイトHD 東邦チタニウム ユニチカ 大日本塗料 イハラサイエンス 理想科学工業 富士テクニカ宮津 レーザーテック イントランス カルナバイオサイエンス シンフォニア テクノロジー ファインデックス 東証33業種 機械 石油・石炭製品 化学 鉄鋼 化学 建設業 情報・通信業 輸送用機器 情報・通信業 輸送用機器 その他製品 化学 情報・通信業 情報・通信業 小売業 その他製品 卸売業 建設業 小売業 非鉄金属 繊維製品 化学 金属製品 機械 機械 電気機器 不動産業 医薬品 電気機器 情報・通信業 株価 (¥;5/29) 1,140 425 918 1,181 442 569 6,390 1,357 1,727 1,073 3,195 474 1,642 796 494 1,650 1,334 1,156 1,180 1,396 59 188 1,025 2,461 781 1,754 314 1,269 250 1,639 時価総額 (¥mn) 12,563 33,228 52,827 8,503 6,564 34,914 31,619 8,883 136,561 25,798 12,079 14,213 26,112 47,616 5,857 20,130 16,098 28,865 64,936 99,494 34,074 27,928 14,350 116,667 10,711 41,345 11,659 10,561 37,236 42,593 ORNリ H営業 アセッ H出来 JEFF ORN成 予想 H信用 ビジョ マージ トグ 高回転 買い スコア 長率 ROE ン ン ロース 率 5.00 5 5 5 5 5 5 5 4.82 5 5 4 5 5 5 5 4.71 5 5 5 5 4 4 5 4.53 5 5 5 3 5 5 4 4.15 5 4 5 2 5 4 4 4.06 5 3 5 5 5 4 1 3.95 5 5 5 5 5 3 -1 3.60 4 4 4 5 0 5 5 3.55 3 -1 5 5 5 3 3 3.53 5 4 1 5 5 3 2 3.52 5 2 2 4 5 4 3 3.52 4 4 3 5 4 2 2 3.42 5 5 5 5 0 5 1 3.39 3 4 5 5 2 2 2 3.38 5 3 2 2 5 3 4 3.34 5 3 4 5 1 2 4 3.32 4 3 3 3 4 5 2 3.32 5 4 5 5 -2 5 4 3.30 5 5 5 3 5 -4 1 3.28 5 5 4 4 0 4 3 3.27 2 5 4 5 5 2 -2 3.24 4 1 4 5 3 2 3 3.22 2 2 4 3 2 5 5 3.21 3 2 2 5 3 2 5 3.19 5 -1 5 5 0 5 5 3.17 2 2 4 5 3 5 1 3.16 5 5 4 2 0 3 5 3.14 5 5 2 3 0 5 5 3.13 4 4 1 5 3 4 2 3.13 1 4 5 3 5 -2 2 出所:日経 NEEDS-BULK/FDS、AstraManager、Bloomberg、FactSet より三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券が作成。 注意:2015 年 6 月の月初時点の JEFF スコア上位銘柄 420 銘柄のうち上位 30 銘柄をフィスコにて抜粋。 21 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data 評価損益率は買い方改善・売り方悪化 信用残高 金額ベース 単位:百万円 5 月 29 日申し込み時点の 2 市場信用残高は、金額ベー スで買い残高が 11 億円減の 2 兆 8866 億円、売り残高が 420 億円増の 8683 億円だった。買い残高が 2 週連続で減 少、売り残高は 3 週連続で増加した。買い方の信用評価 損益率は前週の-6.94%から-6.56%に改善、売り方の評 価損益率は-7.06%から-7.85%に悪化している。 この週(5 月 25-29 日)の日経平均は前週末比 298.74 円高の 20563.15 円だった。米国の早期利上げ観測の再燃 によって円相場が円安に振れて推移するなか、日経平均 は連日で 15 年ぶりの高値水準を更新している。ギリシャ 不安などを受けた海外株安の流れから、利益確定の売り が先行する局面がみられたが、出遅れているセクターへ 信用倍率(倍) の物色が強まっていた。 個別では日ダイナミク<4783>の信用倍率が 3.07 倍から 1.02 倍に厚みを増している。連日ストップ高をつける強 い値動きとなり、売り買いともに信用残が積み上がって いる。ロイヤルHD<8179>は 0.42 倍から 0.16 倍に。足 元で調整していたインバウンド関連を見直す流れに。ヤ フー<4689>は 9.62 倍から 3.72 倍に取組みが大きく改善。 アリババとの提携を手掛かりに急伸するなか、売り買い ともに積み上がっている。 取組みが改善した銘柄 コード 市場 銘柄 6/5終値 (円) 4783 JASDAQ 日ダイナミク 1,684.0 8179 東証1部 ロイヤルHD 4689 東証1部 ヤフー 2281 東証1部 プリマハム 5411 信用買残 (5/29:株) 信用売残 (5/29:株) 信用倍率 (5/29:倍) 信用買残 (5/22:株) 信用売残 (5/22:株) 125,600 40,900 信用倍率 (5/22:倍) 1,075,000 1,054,300 1.02 2,116.0 109,900 686,900 0.16 136,000 324,500 0.42 533.0 10,843,900 2,913,900 3.72 8,270,600 859,500 9.62 344.0 4,912,000 9,621,000 0.51 1,063,000 874,000 1.22 東証1部 JFEHD 3,015.5 994,600 416,900 2.39 1,431,400 272,900 5.25 2651 東証1部 ローソン 8,670.0 31,700 145,800 0.22 62,400 136,000 0.46 6326 東証1部 クボタ 2,064.5 794,000 610,000 1.30 985,000 371,000 2.65 6861 東証1部 キーエンス 67,650.0 55,900 36,400 1.54 71,600 23,700 3.02 8163 東証1部 サトRS 912.0 770,900 1,962,000 0.39 1,900,900 2,488,400 0.76 9502 東証1部 中部電 1,929.0 371,700 579,500 0.64 537,200 429,800 1.25 9983 東証1部 ファーストリテイ 50,960.0 68,900 417,400 0.17 110,400 341,400 0.32 9201 東証1部 JAL 4,145.0 591,800 454,800 1.30 695,900 289,600 2.40 5108 東証1部 ブリヂストン 4,854.5 1,109,500 409,000 2.71 2,041,100 414,700 4.92 6740 東証1部 JDI 523.0 9,302,300 2,597,000 3.58 11,614,100 1,795,600 6.47 22 3.07 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 ゴルフと相場 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 連載コラム ゴルフと相場 (332) 国際保安官 [1] 冷戦とスポーツイベント ■ 第 1 次冷戦時代のオリンピック ■ 米国:国際保安官 1979 年にソ連がアフガニスタンに侵攻した時、カーター米第39 代 アメリカ合衆国憲法は、第8条10項において、「公海上で犯された 大統領は、1980 年のモスクワオリンピックへのボイコットを主導 海賊行為および重罪行為ならびに国際法に違反する犯罪を定義 し、冷戦下での戦術として国際的なスポーツイベントを利用する し、これを処罰する権限」を米国議会に与えている。そして、1977 悪しき前例を作った。 年に施行された「連邦海外腐敗行為防止法」では、米国企業、米 1984 年、ソ連は米国のグレナダ侵攻を非難して、共産圏に対して 国事業を展開する企業が、政府関係者に賄賂を払うことを違法行 ロサンゼルスオリンピックへのボイコットを主導した。 為として禁じている。 基軸通貨である米国ドルの国際的な送金は、スイフト(SWIFT:国 際銀行間通信協会)網を経由して、ニューヨーク連邦準備銀行の ■ 第 2 次冷戦時代のワールドカップ 2014 年、ロシアがウクライナのクリミアを併合した時、欧米は、 口座振替で決済される。 ロシアに対して経済制裁を課し、欧州諸国は、2018 年のロシアで 米国商務省傘下のアイキャン(ICANN)は、インターネットを経由 のサッカーワールドカップへのボイコットを計画している。 する情報を監視している。 2015 年5 月、リンチ米司法長官は、スイスのチューリヒ州警察に 米国国家安全保障局は、エシュロン(Echelon)で世界の通信を傍受 対し、FIFA の関係者を巨額賄賂事件で身柄を拘束し、訴追のため している。 に米国に身柄を引き渡すことを要請した。 スイス当局と米国当局は、ワールドカップの開催国として、2018 ■ 米国 対 国際サッカー連盟(FIFA) 年ロシアと 2022年カタールがFIFA 視察団の調査報告書で最下位 2015 年 5 月、米国司法省は国際サッカー連盟の幹部を巨額増収 だったにも関わらず決定された理由を調査している。 賄事件で訴追したが、その理由は以下の通りかと推定される。 プーチン・ロシア大統領は、ブラッター氏に対して 2018 年のサッカ 1)米国企業が贈賄に関与した可能性、米国の金融機関が関与し ーW杯のロシア開催をやめさせるよう圧力があったと指摘し、米 たマネーロンダリングの可能性があること。 国の捜査の狙いがロシア大会の中止にあると批判した。 2)ロシア制裁として、2018 年のロシアワールドカップ開催を阻止 すること。 [2] 米国名門クラブでの女人禁制解禁 3)クリントン第 45 代米大統領誕生に向けて、欧州主導の FIFA へ ゴルフの総本山としてルールを統括してきた英国の R&A は、米 反感を抱くヒスパニック系有権者の票を獲得すること。 国のオーガスタナショナル GC による「女人禁制」解禁という新し 4)欧州諸国のアジアインフラ投資銀行への参加を牽制する意味 いルールを、「グローバルスタンダード」として受け入れた。 で、世界最大のグローバルスポーツであるサッカーの総本山の ブラウン元英首相は、「オーガスタナショナル GC が女性を受け入 牙城分断(欧州 対 新興国)。 れるのになぜ R&A は受け入れないのか。米国南部の州でできる 2015 年 5 月 29 日、汚職事件を抱える FIFA の第 65 回総会での会 ことを、なぜスコットランドではできないのか。我々はこの国の差 長選挙で、ブラッター会長は、加盟全 209 協会中 133 票の支持を 別について真剣に考えなくてはならない」と非難していた。 獲得して 5 期連続の当選を果たしたものの、6 月 2 日に辞意を表 ■ オーガスタナショナル GC (会員:約 300 名) 明した。 「サッカー界における世界最大の汚職組織は FIFA。スイス当局は 卑怯者の巣に入り込み、何人かのサッカー界の高官を逮捕した。 多くの詐欺師や泥棒がサッカーに害を及ぼしている」(元ブラジル 1933 年に球聖ボビー・ジョーンズが設立した名門クラブであり、 毎年 4 月にマスターズ・トーナメントが開催される。 2012 年、女性会員の受け入れを発表し、80 年余りに及ぶ女人禁 代表ロマーリオ氏) 制に幕が下ろされた。 「汚職に手を染めた FIFA 幹部は透明性を憎み、いかがわしい取 ■ R&A(ロイヤル・アンド・エンシェントクラブ)(会員:約 2400 名) 1754 年に設立されゴルフのルールを統括してきたゴルフの総 引と嘘を重ねてきた」 (元アルゼンチン代表マラドーナ氏) 本山。 2014 年、女性会員の受け入れを発表し、260 年余りに及ぶ女人 禁制に幕が下ろされた。 23 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 1 2 3 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 スケジュール レーティング 投資主体別売買動向 資料編 今週のMarket Data 経済カレンダー 2-4 決算カレンダー 5 格上げ・買い推奨 6 格下げ・売り推奨 7 総括コメント 8 市場別データ 9 4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 10 5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証 1 部) 11 雲下抜け銘柄(東証 1 部) 12 1 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 経済カレンダー - 1 Market Data 6 月 8 日~6 月 14 日 ※全て日本時間で表示 内容 日付 曜日 時間 6月8日 月 08:50 国際収支(4月) 08:50 GDP改定値(1-3月) 08:50 貸出・預金動向(5月、日本銀行) 08:50 対外債務・資産負債残高(3月末一次推計、日本銀行) 13:30 特定サービス産業動態統計(4月) 13:30 企業倒産(5月) 14:00 景気ウォッチャー調査(5月) 15:00 独・貿易収支(4月) 15:00 独・経常収支(4月) 15:00 独・鉱工業生産指数(4月) 15:30 榊原経団連会長が定例記者会見 20:00 ブ・ FGV消費者物価指数(IPC-S)(6月7日まで1カ月間) 20:25 ブ・週次景気動向調査 23:00 米・労働市場情勢指数(5月) 23:20 ブ・自動車販売台数(5月) 27:00 ブ・貿易収支(週次)(6月7日まで1カ月間) 決算発表 LIXILグループ 中・貿易収支(5月) 米・アップル、2015年の世界開発者会議(WWDC)(サンフランシスコ、12日まで) 独・G7サミット(7日から) 独・安倍首相がG7サミット後記者会見 6月9日 火 08:50 マネーストック(5月、日本銀行) 10:30 中・消費者物価指数(5月) 10:30 中・生産者物価指数(5月) 11:50 石破地方創生担当相が会見「地方から創生するわが国の未来」 12:00 スポットLNG価格調査(5月) 14:00 消費動向調査(5月) 14:00 移動電話国内出荷(4月) 14:45 スイス・失業率(5月) 15:00 工作機械受注(5月) 16:15 スイス・消費者物価指数(5月) 17:30 英・貿易収支(4月) 18:00 欧・GDP改定値(1-3月) 20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-DI)(5月) 23:00 米・卸売在庫(4月) 23:00 米・JOLT求人件数(4月) 安倍首相がG7サミットから帰国 2 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 経済カレンダー - 2 Market Data 6 月 8 日~6 月 14 日 ※全て日本時間で表示 日付 曜日 時間 6月10日 水 08:50 機械受注(4月) 08:50 国内企業物価指数(5月) 08:50 機械受注(4月) 08:50 企業物価指数(5月、日本銀行) 08:50 貸出約定平均金利(4月、日本銀行) 10:00 佐藤日銀審議委員が講演(13:30から記者会見) 内容 11:00 中古車販売台数(5月) 16:00 トルコ・GDP(1-3月) 16:30 フェイルの発生状況(5月、日本銀行) 16:30 タイ・タイ中央銀行が政策金利発表 17:30 英・鉱工業生産指数(4月) 20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週) 21:00 ブ・IBGEインフレ率IPCA(5月) 27:00 米・財政収支(5月) 中・マネーサプライ(5月、15日までに) 中・元建て新規貸出(5月、15日までに) 中・経済全体のファイナンス規模(5月、15日までに) 印・貿易収支(5月、15日までに) 6月11日 木 06:00 NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 08:01 英・RICS住宅価格(5月) 08:50 法人企業景気予測調査(4-6月期) 08:50 対外対内証券売買(先週) 08:50 マネタリーサーベイ(4月、日本銀行) 10:30 豪・失業率(5月) 11:00 オフィス空室状況(5月末) 14:30 中・固定資産投資(5月) 14:30 中・鉱工業生産指数(5月) 14:30 中・小売売上高(5月) 15:00 投信概況(5月) 17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(6月7日まで1カ月間) 20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(6月) 20:30 ブ・COPOM議事録公表 21:30 米・小売売上高(5月) 21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 21:30 米・輸入物価指数(5月) 22:45 米・消費者信頼感指数(先週) 23:00 米・企業在庫(4月) 25:00 米・家計純資産(1-3月) 韓国・韓国銀行(中央銀行)が政策金利発表 6月12日 金 10:00 営業毎旬報告(6月10日現在、日本銀行) 11:00 発受電速報(5月) 13:30 第3次産業活動指数(4月) 17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高 17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額 18:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(4月) 21:00 印・鉱工業生産(4月) 21:00 印・消費者物価指数(5月) 21:30 米・生産者物価コア指数(5月) 23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(6月) 株価指数先物・オプション、特別清算値(SQ)算出 露・株式市場は祝日のため休場 6月14日 日 中・海外直接投資(5月、18日までに) 3 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 スケジュール 日米主要経済指標のポイント ■(日)4 月経常収支 8 日(月)午前 8 時 50 分発表 (予想は、+1 兆 6874 億円) 参考となる 3 月実績は+2 兆 7953 億円の大幅黒字となった。貿易収支の改善が寄与した。4 月に ついては貿易赤字額が前年同月比で大幅に減少していることや第1次所得収支の黒字が高水準を維持することから全体として も大幅な黒字となる見込みだが、黒字額は 3 月実績を下回る見込み。 -------------------------------------------------------------------■(日)1-3 月期国内総生産改定値 8 日(月)午前 8 時 50 分発表 (予想は、前期比年率+2.8%) 参考となる速報値は+2.4%。先日発表された 1-3 月期法人企業統計では、設備投資額が前期比 +5.8%の高い伸びを記録しており、改定値(2 次速報値)は上方修正される見込み。民間在庫と公共投資の伸びはやや鈍化し、 個人消費はやや伸び悩むことが予想されているが、市場予想は妥当か。 -------------------------------------------------------------------■(米)5 月小売売上高 11 日(木)午後 9 時 30 分発表 (予想は、前月比+1.2%) 参考となる 4 月実績は 0.0%。自動車や家具などの販売減少が影響した。5 月については自動車販 売が回復していることから、大幅な伸びとなる見込み。高級品の販売増加も見込まれており、市場予想は妥当な水準か。 -------------------------------------------------------------------■(米)6 月ミシガン大学消費者信頼感指数 12 日(金)午後 11 時発表 (予想は、91.0) 参考となる 5 月確定値は 90.7 で予想を下回った。雇用環境は特に改善していないが、先行きについては 84.2 で悪くない。6 月の数字は 5 月実績をやや上回る可能性があり、市場予想は妥当な水準か。 -------------------------------------------------------------------- 4 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 決算カレンダー Market Data ※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。 日付 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月8日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月9日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月10日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月11日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 コード 1873 2163 2301 3071 3246 4627 5938 7856 8142 9636 1405 1844 2373 2438 2910 2923 3169 3180 3658 4238 6097 6898 9632 9692 9743 1766 3031 3161 3248 3458 3811 4026 4358 4924 6669 6905 7614 8842 2751 2830 3421 3625 4989 5218 7827 7850 8077 8925 9681 1383 1758 2159 2929 3038 3134 3159 3318 3320 3361 3524 銘柄 東ハウス アルトナー 学情 ストリーム コーセーアールイ ナトコ LIXIL G(06/08) 萩原工業 トーホー きんえい サーラ住宅 大盛工業 ケア21 アスカネット ロックフィール サトウ食品 ミサワ Bガレージ イーブック ミライアル 日ビュホテル トミタ電機 スバル興 シーイーシー 丹青社 東建コーポ ラクーン アゼアス アールエイジ シーアールイー ビットアイル 神島化 TYO DR.シーラボ シーシーエス コーセル オーエムツー 楽天地 テンポス アヲハタ 稲葉製作 テックファーム イハラケミカル オハラ オービス 総合商研 小林産 アルデプロ ドーム ベルグアース 太洋基礎 フルスピード ファーマフーズ 神戸物産 Hamee 丸善CHI メガネスーパ クロスプラス トーエル 日東網 上場部名 東証1部 ジャスダックS 東証1部 マザーズ ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証2部 東証2部 東証2部 ジャスダックS マザーズ 東証1部 東証2部 東証1部 マザーズ 東証1部 東証1部 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証1部 東証1部 マザーズ 東証2部 マザーズ 東証2部 東証1部 東証2部 東証1部 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証1部 ジャスダックS 東証2部 東証1部 ジャスダックG 東証1部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS 東証1部 東証2部 東証1部 ジャスダックS ジャスダックS マザーズ マザーズ 東証1部 マザーズ 東証1部 ジャスダックS 東証2部 東証1部 東証1部 時刻 13:00 日付 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 6月12日 コード 3653 3662 3733 3770 3843 3903 4355 4592 5971 6091 6336 6656 7777 7831 7899 7968 8013 8079 8927 8979 9425 9734 銘柄 モルフォ エイチーム ソフトウェアサー ザッパラス フリービット gumi ロングライフ サンバイオ 共和工業 ウエスコHD 石井表記 インスペック 3Dマトリックス ウイルコHD MICS化学 TASAKI ナイガイ 正栄食 明豊エンター スターツPR 日本テレホン 精養軒 5 上場部名 マザーズ 東証1部 ジャスダックS 東証1部 マザーズ 東証1部 ジャスダックS マザーズ ジャスダックS 東証2部 東証2部 マザーズ ジャスダックG 東証2部 ジャスダックS 東証1部 東証1部 東証2部 ジャスダックS 東証REIT ジャスダックS ジャスダックS 時刻 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 レーティング 格上げ・買い推奨 格上げ・買い推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 6月1日 6月2日 証券会社 6月4日 6月5日 社名 レーティング 目標株価(円) 3401 帝人 NEUTRAL→BUY格上げ いちよし 2484 夢の街 A新規 みずほ 3281 GLP 中立→買い格上げ 9437 NTTドコモ UNDERPERFORM→中立格上げ 岩井コスモ 1944 きんでん A新規 三菱UFJ 2168 パソナ NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 680→1300 5007 コスモ石 UNDERWEIGHT→NEUTRAL格上げ 125→188 6473 ジェイテクト NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 2000→2800 9437 NTTドコモ UNDERPERFORM→NEUTRAL格上げ 1900→2100 5105 洋ゴム NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 2600→3300 9502 中部電 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 1390→2500 9505 北陸電 UNDERWEIGHT→NEUTRAL格上げ 1360→1700 SMBC日興 5012 東ゼネ石 2→1格上げ モルガン 6806 ヒロセ電 UNDERWEIGHT→EQUALWEIGHT格上げ 岩井コスモ 7609 ダイトエレク A新規 CS JPモルガン 6月3日 コード UBS 430→550 140000 2000→2150 - 1100→1500 13333→18500 - 野村 6586 マキタ NEUTRAL→BUY格上げ 6000→8000 CS 1803 清水建 NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 880→1200 大和 8316 三井住友 3→2格上げ 東海東京 3668 コロプラ OUTPERFORM新規 野村 2002 日清粉G NEUTRAL→BUY格上げ 5726 大阪チタ BUY新規 4000 5727 邦チタニウム BUY新規 1700 3100 1320→1900 9437 NTTドコモ REDUCE→NEUTRAL格上げ 1910→2300 JPモルガン 8801 三井不 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 3700→4200 シティ 8227 しまむら 3→2格上げ 8500→13900 8729 SONYFH 1新規 3040 8750 第一生命 1新規 3600 8795 T&DHD 1新規 2780 みずほ 4044 セ硝子 UNDERPERFORM→中立格上げ 500 大和 6371 椿本チ 3→2格上げ - 8028 Fマート 4→3格上げ - 8270 ユニー 4→3格上げ - いちよし 9956 バロー A新規 シティ 6444 サンデンHD 2→1格上げ 780→800 みずほ 6622 ダイヘン 中立→買い格上げ 580→760 大和 8227 しまむら 3→2格上げ 6 - - 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 レーティング 格下げ・売り推奨 格下げ・売り推奨 ※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。 日付 6月1日 6月2日 証券会社 SMBC日興 6月5日 レーティング 目標株価(円) 丸紅 1→2格下げ 880→790 8031 三井物 1→2格下げ 1850→1800 9409 テレビ朝日HD 1→2格下げ 2850→2450 7775 大研医器 A→B格下げ - みずほ 8984 ハウスレジ 買い→中立格下げ 290000 岡三 9503 関西電 強気→中立格下げ 1390 三菱UFJ 6632 JVCKW NEUTRAL→HOLD格下げ 330 6773 パイオニア NEUTRAL→HOLD格下げ 250 6816 アルパイン NEUTRAL→HOLD格下げ 2050 8136 サンリオ OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 4300→3400 9413 テレ東HD NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 2160→1640 大和 4507 塩野義 2→3格下げ JPモルガン 5108 ブリヂストン OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 5200 5110 住友ゴム NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 1900→1850 - 9504 中国電 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 1680→2000 5334 特殊陶 EQUALWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ 3400→3300 6971 京セラ EQUALWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ 6300→6500 6976 太陽電 OVERWEIGHT→EQUALWEIGHT格下げ 1800→2050 6996 ニチコン EQUALWEIGHT→UNDERWEIGHT格下げ 1050→1000 岩井コスモ 4527 ロート A→B+格下げ 三菱UFJ 7269 スズキ NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 3600→3640 9404 日テレHD OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 2050→1960 - 野村 3402 東レ BUY→NEUTRAL格下げ - UBS 5711 三菱マ BUY→NEUTRAL格下げ 450→550 いちよし 7722 国際計測 A→B格下げ 岡三 3407 旭化成 強気→中立格下げ - 岩井コスモ 6395 タダノ A→B+格下げ - 3099 ミツコシイセタン 3→4格下げ - 4521 科研薬 2→3格下げ - 大和 6月4日 社名 8002 いちよし モルガン 6月3日 コード - CS 1878 大東建 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 16000→14000 JPモルガン 8830 住友不 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 5000→4800 SMBC日興 5232 住阪セメ 1→2格下げ 5463 丸一管 1→2格下げ 3400→3500 7731 ニコン 2→3格下げ 1310→1000 ゴールドマン 8031 三井物 中立→売り格下げ シティ 9843 ニトリHD 1→2格下げ 岡三 7769 リズム 強気→中立格下げ 三菱UFJ 7735 SCREEN NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 大和 1332 日水 2→3格下げ JPモルガン 7269 スズキ OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ SMBC日興 3407 旭化成 1→2格下げ 1380→1200 4062 イビデン 2→3格下げ 1700→1900 5700→7000 ゴールドマン 大和 430→480 1550 8400→9600 900→740 3950 4324 電通 1→2格下げ 4634 洋インキHD 1→2格下げ 4536 参天薬 強い買い→買い格下げ 1800→1950 4581 大正薬HD 中立→売り格下げ 7200→7100 4503 アステラス薬 1→2格下げ 7 660→570 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2014/12/8 -1000 8 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 2015/5/25 2015/5/18 2015/5/11 2015/5/7 事業法人 2015/5/25 2015/5/18 2015/5/11 2015/5/7 2015/4/27 2015/4/20 信託銀 2015/4/27 2015/4/13 2015/5/25 2015/5/18 2015/5/11 2015/5/7 2015/4/27 2015/4/20 2015/4/13 2015/4/6 2015/3/30 2015/3/23 2015/3/16 2015/3/9 2015/3/2 2015/2/23 2015/2/16 2015/2/9 2015/2/2 2015/1/26 2015/1/19 2015/1/13 2015/1/5 2014/12/29 2014/12/22 外国人 2015/4/20 2015/4/13 2015/4/6 2015/3/30 2015/3/23 2015/3/16 2015/3/9 2015/3/2 2015/2/23 2015/2/16 2015/2/9 2015/2/2 2014/12/8 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 2015/4/6 2015/3/30 2015/3/23 -600 2015/3/16 -400 2015/3/9 -200 2015/3/2 400 2015/2/23 600 2015/2/16 800 2015/2/9 単位:億円 2015/2/2 -500 2015/1/26 -300 2015/1/19 -200 2015/1/26 -100 2015/1/19 2000 2015/1/13 100 2015/1/13 2500 2015/1/5 200 2015/1/5 -6000 2014/12/15 2000 2014/12/29 -4000 -8000 2015/5/7 2015/5/11 2015/5/18 2015/5/25 4000 0 2014/12/22 -6000 2015/4/6 2015/4/13 2015/4/20 2015/4/27 6000 2000 2014/12/29 単位:億円 2014/12/8 -2000 2015/3/9 2015/3/16 2015/3/23 2015/3/30 4000 2014/12/15 0 -4000 2015/2/2 2015/2/9 2015/2/16 2015/2/23 2015/3/2 8000 2014/12/22 2015/5/25 2015/5/18 -2000 2015/1/5 2015/1/13 2015/1/19 2015/1/26 単位:億円 2014/12/15 2015/5/7 2015/5/11 2014/12/8 2014/12/15 2014/12/22 2014/12/29 6000 2014/12/8 2015/5/25 2015/5/18 2015/5/11 投信 2015/4/27 生・損保 2015/5/7 2015/4/20 2015/4/13 2015/4/6 2015/3/30 2015/3/23 2015/3/16 2015/3/9 2015/3/2 2015/2/23 2015/2/16 2015/2/9 2015/2/2 2015/1/26 2015/1/19 2015/1/13 2015/1/5 2014/12/29 2014/12/22 個人 2015/4/27 2015/4/20 2015/4/13 2015/4/6 2015/3/30 2015/3/23 2015/3/16 2015/3/9 2014/12/8 2014/12/15 展望 2015/3/2 2015/2/23 2015/2/16 2015/2/9 2015/2/2 2015/1/26 2015/1/19 2015/1/13 2015/1/5 2014/12/29 2014/12/22 2014/12/15 週刊相場観測誌 Market 投資主体別売買動向 - 1 総括コメント 外国人投資家は総合で買い越し継続 継続となった。また、個人投資家は 4511 億円と売り越し継続となった。 5 月第 4 週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で 6584 億円と買い越し継続となった。現物についても買い越し その他、事法は 665 億円、信託は 343 億円と買い越し継続となった。投信は 1140 億円、生・損保は 171 億円、都地銀は 271 億 円と売り越し継続となった。自己は現物買いの、TOPIX 先物、225 先物売りで 798 億円と売り越しに転じた。この週の裁定残は、 ネットベースで 2657 億円増加の 3 兆 5318 億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で 1.47%の上昇へ。 単位:億円 単位:億円 0 1500 1000 500 -500 0 -400 -1000 -1500 -2000 1200 単位:億円 1000 1000 800 200 600 0 400 200 -200 0 -800 -400 株式会社フィスコ 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 投資主体別売買動向 - 2 市場別データ 単位:億円 日付 自己 15/02/16 現 物 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 6,615 ▲6,692 1,538 ▲110 ▲179 ▲365 ▲241 434 15/02/23 2,960 ▲4,464 2,682 ▲243 ▲233 ▲395 ▲80 599 15/03/02 ▲393 ▲1,167 2,100 ▲234 287 ▲273 ▲45 ▲34 15/03/09 ▲1,027 ▲1,421 3,062 ▲316 141 ▲176 181 ▲355 15/03/16 752 95 1,334 ▲212 ▲261 ▲176 ▲81 ▲1,346 15/03/23 357 1,429 ▲1,191 ▲493 ▲175 ▲419 ▲211 509 15/03/30 1,155 ▲2,929 4,454 53 ▲300 ▲225 ▲655 ▲1,194 15/04/06 342 ▲3,642 5,910 ▲103 ▲200 ▲300 ▲75 ▲1,379 15/04/13 1,366 ▲3,468 3,084 86 124 ▲298 13 ▲598 15/04/20 1,734 ▲6,010 7,080 ▲805 ▲174 ▲303 ▲6 ▲987 15/04/27 329 822 ▲574 ▲503 ▲68 ▲29 68 ▲150 15/05/07 ▲484 ▲393 584 386 21 ▲2 9 ▲111 15/05/11 1,473 ▲1,820 1,025 175 ▲118 ▲91 ▲9 ▲274 15/05/18 2,841 ▲5,959 4,376 ▲65 492 ▲55 ▲179 ▲636 15/05/25 834 ▲4,659 3,971 ▲279 676 ▲178 ▲190 585 単位:億円 日付 T O P I X 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 15/02/16 ▲6,377 ▲9 6,330 ▲40 ▲0 167 117 ▲53 15/02/23 ▲2,845 54 2,717 37 ▲8 162 ▲296 ▲13 15/03/02 209 17 ▲384 104 ▲0 ▲16 ▲221 293 15/03/09 ▲298 13 883 ▲71 4 ▲299 ▲57 ▲94 15/03/16 ▲690 32 778 151 3 68 ▲513 208 15/03/23 ▲251 ▲75 ▲1,259 488 3 112 ▲1,093 2,071 15/03/30 ▲1,457 25 ▲124 384 ▲39 ▲33 953 298 15/04/06 ▲925 11 818 ▲754 ▲2 13 663 115 15/04/13 ▲497 ▲98 ▲71 109 6 41 602 ▲30 15/04/20 ▲441 ▲26 299 20 26 73 56 ▲28 15/04/27 313 ▲36 473 ▲60 ▲9 ▲27 ▲56 ▲480 15/05/07 365 ▲48 ▲160 ▲15 8 ▲46 30 ▲5 15/05/11 200 129 ▲682 105 5 158 ▲14 106 15/05/18 ▲1,990 69 1,519 ▲17 3 ▲46 1 426 15/05/25 ▲1,139 8 1,450 ▲125 ▲13 28 ▲46 ▲95 単位:億円 日付 日 経 平 均 先 物 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀 15/02/16 1,287 ▲276 2,802 ▲3,183 3 42 ▲66 ▲719 15/02/23 ▲1,029 412 2,571 ▲1,593 ▲19 36 ▲63 ▲233 15/03/02 1,191 197 ▲953 ▲121 1 41 ▲138 ▲158 15/03/09 1,107 182 ▲1,072 208 27 31 ▲296 25 ▲650 15/03/16 1,213 310 ▲2,068 624 37 19 344 15/03/23 ▲468 ▲853 120 886 ▲14 0 ▲47 266 15/03/30 ▲1,228 286 ▲712 1,509 ▲11 0 324 ▲115 15/04/06 1,536 312 ▲408 ▲1,959 ▲10 ▲12 62 558 15/04/13 ▲1,037 150 1,439 52 44 0 ▲73 ▲624 15/04/20 ▲222 ▲148 386 399 ▲22 ▲15 ▲105 ▲276 15/04/27 341 ▲407 ▲1,991 1,801 14 ▲10 106 268 15/05/07 ▲259 819 ▲2,480 1,797 13 0 ▲221 81 15/05/11 ▲70 64 ▲1,229 1,126 ▲28 ▲1 154 15 15/05/18 377 ▲497 3,528 ▲3,491 ▲91 ▲15 63 313 15/05/25 ▲493 140 1,163 ▲736 2 ▲21 ▲35 ▲147 9 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market ※ 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 新規上場銘柄 結果とスケジュール データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。 証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。 銘柄名 ヘリオス コード 市場 上場日 仮条件 (円) 4593 東M 6/16 1,100~1,200 公募株数 (株) 売出株数 (株) 6,060,000 909,000 公募価格 (円) 初値 (円) 1,200 主幹事 6/5終値 (円) - 野村 - 大和 - 事業内容: 眼科手術用染色剤の開発・販売、iPS細胞由来網膜色素上皮細胞の再生医療用途の研究・開発・製造 スマートバリュー 9417 JQ S 6/16 1,500~1,580 280,000 60,000 - - 230,000 - - SMBC日興 - - SMBCフレンド - 事業内容: 自治体向けクラウドサービス等の提供及び移動体情報通信機器の販売 マーケットエンタープライズ 3135 東M 6/17 1,430~1,500 200,000 事業内容: ネット型リユース事業(販売店舗を有さない、インターネットに特化した多種多様なリユース品の買取及び販売) 3916 デジタル・イ ン フォ メーショ ン ・テクノロ ジー JQ S 6/18 1,200~1,300 250,000 230,000 - 事業内容: 業務系システム開発、組込み系システムの開発及び検証、システム運用サービス、自社開発ソフトウェア販売及びコンピュータ販売事業 中村超硬 6166 東M 6/24 1,640~1,700 600,000 1,353,000 - - 野村 - - - 岡三 - 事業内容: 電子材料スライス周辺事業、特殊精密機器事業、化学繊維用紡糸ノズル事業 エコノス 3136 事業内容: 冨士ダイス 札ア 6/24 550~600 100,000 60,000 古物商、電気器具・住宅設備機器・各種ソフト・楽器及びこれ等に関連する物品の販売、書籍及びこれ等に関連する物品の販売、インターネット を利用した物品の販売、カーボン・オフセット・プロバイダー事業、環境コンサルタント事業 6167 東2 6/25 500~530 0 4,415,000 - - 野村 - 事業内容: 超硬工具(耐摩耗工具)、超硬合金の製造販売 メニコン 7780 東1・名1 6/25 - 1,500,000 800,000 - - 大和、MUMSS - 6/25 - 300,000 706,000 - - SMBC日興 - 300,000 100,000 - - SMBC日興 - 事業内容: コンタクトレンズ等の製造販売 ファンデリー 3137 東M 事業内容: 健康食宅配事業及び企業向けマーケティング支援事業 ナガオカ 6239 JQ S 6/29 - 事業内容: 石油精製・石油化学プラント用の内部装置、取水用スクリーン、水処理装置の製造販売、高速海底浸透取水システム装置の研究開発 富士山マガジンサービス 3138 東M 7/7 - 50,000 129,800 - - みずほ - 191,000 213,900 - - MUMSS - みずほ - 事業内容: 自社Webサイトを用いた、雑誌の定期購読斡旋サービスの提供 クレステック 7812 JQ S 7/8 - 事業内容: 国内外における取扱説明書等の各種ドキュメントの企画・制作・翻訳・印刷事業および梱包資材設計・BPOサービス事業 平山 7781 JQ S 7/10 - 260,000 160,000 - - 事業内容: 製造コンサルティング事業、ファクトリーアウトソーシング事業、人材派遣事業、有料職業紹介事業 10 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1 部) 雲上抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 1721 コムシスHD 1885 東亜建 2580 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 1885 1846 1722.5 1824 前田建 890 886.25 215 190.25 209.5 1890 東洋建 476 462 427 コカ・コーラE 2343 2181.25 2335.5 3109 シキボウ 140 135.75 132 3175 APカンパニー 1879 1868.5 1807.5 3366 一六堂 450 437.5 447.5 3656 KLab 1677 1615.5 1485.5 3756 豆蔵HD 661 656.75 594 3834 朝日ネット 526 503.25 523.5 3864 三菱紙 102 87 101.5 4406 日理化 253 237 251.5 4743 アイティフォー 4975 JCU 5110 5086.25 4470 6140 旭ダイヤ 6284 ASB機械 2420 2405.5 2214 6361 6395 タダノ 1727 1722.75 1615 6444 サンデンHD 634 613 574 6675 サクサ 262 251.5 250.5 6779 7213 レシップHD 7261 マツダ 7504 高速 8425 8706 788.5 480 459.75 466.5 1469 1368 1379.5 荏原製 623 579.5 616.5 6409 キトー 1312 1285.5 1202 6513 オリジン 462 451.75 410 日電波 981 952 969 862 843 800 7245 大同メタル 1308 1301.5 1190.5 2725.5 2721 2648.5 7305 新家工 185 183.5 175.5 901 900 898 7897 ホクシン 163 140.5 145 興銀リース 2685 2566 2666.5 8584 ジャックス 極東証券 1844 1839 1832 8871 ゴールドクレ 620 589 549 2416 2064 2373 11 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 週刊相場観測誌 Market 展望 Vol. 121 Weekly 2015 06 08 一目均衡表雲抜け銘柄 雲下抜け銘柄(東証1 部) 雲下抜け銘柄(東証1部) コード 終値 (円) 銘柄 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) コード 銘柄 終値 (円) 先行スパンA 先行スパンB (円) (円) 2009 鳥越粉 715 740.5 716.5 2485 ティア 629 666.25 636 3284 フージャース 509 517.5 618 6309 巴工業 1687 1766.75 1734 6460 セガサミーHD 1729 1742.5 2142 8732 マネパG 9130 共栄タ 224 225 225 9413 テレ東HD 389 433.25 394 2004 2200.75 2009.5 12 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 【ご投資にあたって】 本レポート記載の内容に従ってお取引される場合、店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式(売買単位未満を除 く)の場合は約定代金に対して最大1.134%(税込み)(ただし、約定代金の1.134%に相当する額が2,700円(税込み)に満たない 場合は2,700円(税込み))の委託手数料をご負担いただきます。 また、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者の信用状況(財 務・経営状況含む)の悪化等、それらに関する外部評価の変化等により損失が生じる恐れ(元本欠損リスク)があります。 なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保 証金などの額を上回るおそれ(元本超過損リスク)があります。なお、商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商 品等の契約締結前交付書面やお客様向け資料をよくお読みください。 【免責事項】 ■ 本資料は株式会社フィスコ(以下「フィスコ社」という)独自の調査・判断に基づくものであり、ひろぎんウツミ屋証券株式会社によ る投資情報ではありません。そのためひろぎんウツミ屋証券は本資料の正確性、完全性について一切の責任を負うものではな く、また、本資料の情報に基づいて被ったいかなる損害についても一切の責任を負いません。 ■ フィスコ社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありませ ん。また、掲載される情報はフィスコ社が信頼できると判断した情報源をもとに作成したものですが、その内容及び情報の正確 性、完全性または適時性について、フィスコ社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。 ■ 本文、データなどに関しましては、著作権法などの法律、規制により知的所有権が保護されており、個人の方の本来目的以外で の使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除く)。 ■ 金融商品(投資信託・外貨預金・公共債等)は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。 ■ 商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、金融商品をお申込の際は、当該商品等の契約締結前交付書面もしくは投資 信託説明書(交付目論見書)の内容をよくお読みください。 私たちはお役に立つ情報提供を常に考え、行動しています。 商 号 等:ひろぎんウツミ屋証券株式会社 金融商品取引業者 中国財務局長(金商)第20号 加入協会:日本証券業協会 本社 〒730-0032 広島市中区立町2-30 電話:082-245-5000(代) htt p://www.hirogin-utsumiya.co.jp 本 店営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ゆめタウン 広島市南区皆実町2-8-17 〒734-0007 広 島出 張所 ゆめタウン広島内 法 人営 業部 〒730-0032 広島市中区立町2-30 ℡:082-245-5000 三 次 支 店 〒728-0013 三次市十日市東1-2-48 ℡:0824-62-3121 ℡:082-252-8415 可 部 支 店 〒731-0221 広島市安佐北区可部5-13-12 ℡:082-815-2600 ℡:082-245-5035 五日市支店 〒731-5127 広島市佐伯区五日市7-4-33 ℡:082-922-0161 福 山 支 店 〒720-0808 福山市昭和町1-1 ℡:084-922-1321 東広島支店 〒739-0014 東広島市西条昭和町3-21 ℡:082-422-3621 ℡:086-222-1561 廿日市支店 〒738-0024 廿日市市新宮1-9-34 ℡:0829-31-6611 ℡:0847-45-8500 岩 国 支 店 〒740-0017 岩国市今津町1-9-26 ℡:0827-22-3161 投 資 相 談 岡山市北区磨屋町1-3 〒700-0826 ブース岡山 広島銀行 岡山支店内 府 中 支 店 〒726-0004 府中市府川町337-1 尾 道 支 店 〒722-0035 尾道市土堂1-11-17 ℡:0848-23-8121 徳 山 支 店 〒745-0015 周南市平和通2-33 ℡:0834-31-5350 因 島 支 店 〒722-2323 尾道市因島土生町塩浜1894-10 ℡:0845-22-2291 防 府 支 店 〒747-0801 防府市駅南町4-1 ℡:0835-22-2871 竹 原 支 店 〒725-0026 竹原市中央1-5-3 ℡:0846-22-2295 宇 部 支 店 〒755-0043 宇部市相生町3-15 ℡:0836-31-1105 三 原 支 店 〒723-0014 三原市城町1-5-12 ℡:0848-67-6681 萩 〒758-0027 萩市吉田町64-2 ℡:0838-25-2121 呉 ℡:0823-21-6401 浜 田 支 店 〒697-0024 浜田市黒川町4185 ℡:0855-22-1515 別 府 支 店 〒874-0935 別府市駅前町12-11 ℡:0977-21-3111 東 京 支 店 〒103-0025 中央区日本橋茅場町1-12-4 ℡:03-3668-7551 支 店 〒737-0046 呉市中通2-4-13 支 店 ネットセンター(インターネット取引) http://www.hirogin-utsumiya.co.jp コールセンター(コール取引) フリーコール:0120-506-084 資料作成:株式会社フィスコ ■本レポートに関するお問合せ■ 株式会社フィスコ 営業開発部 電話:03-5774-2463 E-mail:[email protected] 〒107-0062
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