教師海外研修過年度参加者対象 実践共有会 募集要項

2015 年 4 月
JICA 地球ひろば
2015(平成 27)年度 JICA 地球ひろば
教師海外研修過年度参加者対象
開発教育指導者研修
実践共有会 募集要項
1. 背景
世界が直面する様々な地球規模の課題への対応の必要性や、それら課題に対応可能なグ
ローバル人材育成の必要性が増す中で、開発教育や国際理解教育が果たす役割も大きくな
ってきています。国際協力機構(JICA)は、開発教育支援事業の一つとして、「教師海外
研修」を長年にわたり実施しています。「教師海外研修」とは、国際理解教育/開発教育に
関心を持つ教員を対象に、開発途上国の国際協力等の現場を訪問し、そこで学んだ内容を
活かして自らの所属する学校で授業実践を行うというものです。冒頭の状況下では、この
教師海外研修に参加した教員が果たし得る役割も高まってきていると考えます。
また、最近、課題解決的な学習やアクティブ・ラーニングといった取り組みが謳われる
中、既に教師海外研修参加者が取り組んできた国際理解教育/開発教育の実践は、同取り組
みの先行事例となるようなものが多数あると考えられます。
そこで、全国各地で国際理解教育/開発教育に熱心に取り組む教師海外研修の参加者を対
象に、今後のさらなる取り組み・実践に向けて、参加者間での取り組みの共有や、新たな
学びや気づきの場を提供したく、本研修を実施することとなりました。また、本研修を通
じて、当機構としても参加者の取り組みを知る機会としたいと考えております。
2. 目的
この実践共有会は次のことを目的とします。
国際理解教育/開発教育に取り組む教員が、互いの実践やワーク・教材等の共有を通し、
今後の自らの取り組みに役立つ知見や事例を得る。加えて、この共有会において、児童・
生徒の能動的な参加を取り入れた教授・学習法や汎用的能力の育成にかかる昨今の議論等
も踏まえつつ、今後の活動もしくはワーク等の案を作成し、研修終了後の実践につなげる。
3. 実施体制
主催:独立行政法人国際協力機構(JICA)
※委託先(運営事務局)
:公益社団法人 青年海外協力協会
4. 実施期間・場所
2015(平成 27)年 8 月 28 日(金)~29 日(土)
JICA 地球ひろば(東京都新宿区市谷本村町)
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5. 人数
合計 30 名程度
※募集目安:小学校、中学校、高校 各 10 名程度
6. 外部有識者(アドバイザー)(予定)
中央大学 教授
森茂 岳雄 氏
当機構が実施する教員向けプログラム全般(本共有会を含む)のアドバイザーである
次の方々にもご協力いただく予定です。
国立教育政策研究所 教育課程調査官 濵野 清
氏
(特活)開発教育協会 事務局長
氏
中村 絵乃
7. 参加資格
以下のすべてを満たす方。
(1)平成 20 年度から平成 24 年度に実施した「教師海外研修(一般コース)
」への参加者。
(研修参加後 3 年度から 7 年度が経過した方)
(2)「教師海外研修」参加後、学校現場において国際理解教育/開発教育の実践をされて
きた方。
なお、その実践の内容は、地球的規模の課題、開発途上国の課題、日本と開発途上
国との関係等が取り扱われたものであること。
(3) 上記 4.実施期間の全プログラムに参加できる方。
(4) 本共有会参加後、今年度中の実践を成果報告書として提出できる方。
(5) 本募集要項に記載された事項を理解し、共有会に積極的に参加をするとともに、参
加後には参加を通じて得られたことを所属学校や教員ネットワーク等の場におい
て積極的に活用する意欲のある方。
8. 応募方法
(1) 提出書類
① 2015(平成 27)年度 JICA 地球ひろば 開発教育指導者研修
教師海外研修過年度参加者対象 実践共有会 応募用紙
※別紙のフォームにご記入ください。
② これまでの国際理解教育/開発教育の実践事例
 募集要項をお読みになり、これまでにご自身が取り組まれた国際理解教育/開
発教育の実践や取組の中で、他参加者にとっても参考になり得る、あるいは、
今後の実践に向けて学びやヒントになり得る実践事例がわかるもの(学習指
導(活動)案、教材、ワーク等)をご提出ください。
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 実践事例がわかるものであれば、学習指導案(活動案)、教材(写真可)、ワ
ーク(写真可)等のいずれか、あるいはそれらの組み合わせでも構いません。
 なお、国際理解教育/開発教育の実践や取組の内容は、地球的規模の課題、開
発途上国の課題、日本と開発途上国との関係等が取り扱われたものとしてく
ださい。
 必要に応じて説明文書(フォーマット自由)を添付ください。説明文書を添
付いただく場合には、A4 サイズ 1 枚程度に簡潔にまとめてください。
(2) 提出方法・提出先
提出方法は 1)郵送/ファックス、2)ウェブ申込の 2 種類があります。いずれかを選び、
以下の要領にてご応募ください。
1) 郵送/ファックス
上記 8.(1)提出書類①と②を合わせて下記の事務局(委託先)担当者宛にご郵送ま
たはファックスにてご応募ください。
※応募先:JICA 開発教育研修運営事務局
教師海外研修過年度参加者向けプログラム担当者宛
公益社団法人 青年海外協力協会 内
住所:〒102-0082 東京都千代田区一番町 23 番地 3 日本生命一番町ビル 5 階
TEL:
(03)3556-5926 FAX:
(03)6261-0249
E-mail:[email protected]
2)ウェブ申込
上記 8.(1)提出書類①については、以下の URL に入り、フォームに必要事項をご
記入ください。
上記 8.(1)提出書類②については、指定の方法でアップロードしてください。も
しくは②のみ、郵送かファックスで上記 8.(2)1)応募先にお送りください。
※URL: https://www5.webcas.net/form04/pub/joca/jissen
記入後、登録ボタンを押すと、申し込みは完了します。申し込みが完了いたしま
すと自身の登録のメールアドレスに完了の通知が届きますので、そちらも必ずご確
認下さい。
(3) 提出期限
2015 年(平成 27 年)6 月 26 日(金)
※郵送の場合は 26 日消印有効、メール・FAX の場合は 26 日 23:59 までの着信有効
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(4)留意事項
提出書類は返却いたしませんのでご留意ください。
9. 参加者決定
7 月中旬までに JICA 開発教育研修運営事務局より文書で通知します。
なお参加者は、地域、校種、教科や経験年数等を勘案して、決定させていただきま
す。(提出いただいた実践事例の優劣を問うものではありません。
)
10. 実践共有会内容
これまで実践した国際理解教育/開発教育の実践事例やワーク・教材作りについて、
参加者間で共有する。さらに、生徒たちの能動的な参加を採り入れた教授・学習法(ア
クティブ・ラーニング)と国際理解教育/開発教育との関連性もふまえつつ、JICA 地球
ひろばの展示物、開発途上国の現状や国際協力に関する資料・素材等を活用した実践
事例やワーク・教材案を協議し、実践共有会終了後の実践に向けた案を作成する。
主な内容は次のとおり。
(プログラムの順序とは異なります)
1) 講義①:国際理解教育を題材としたアクティブ・ラーニング(仮称)
2) 講義②:国際理解教育/開発教育のための JICA 地球ひろば等博物館の活用(仮
称)
3) ワーク①:これまでの実践事例等(提出いただいたものを想定)の共有
4) ワーク②:JICA 地球ひろば展示や資料・ワーク素材を題材とした活動案作成・デ
ィスカッション
※参加者の中で、10 月中旬までに実践報告をされた方、もしくは実践に向けたより詳
細な計画と実施予定日の報告をされた参加者の中から好事例と思われる方については、
その取組について一般公開の実践共有会(3 月予定)等を通じて対外的に発信していた
だくことをお願いしたいと考えています。なお、該当参加者については内容のブラッ
シュアップのために 12 月頃にも短時間の研修を行う可能性もあります。
11. 実践共有会後の実践
成果を踏まえた実践とそれをまとめた成果報告書を提出していただきます。なお報告書
のフォーマットは後日示します。
12. 参加費用
(1) 実践共有会に要する経費のうち、以下の経費を規定に従い JICA が負担します。
(ア) 参加のための国内移動(自宅~JICA 地球ひろば)にかかる旅費
(イ) 宿泊費
(ウ) 国内移動保険加入費
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(2) その他、食費等参加に必要な経費は、参加者に負担願います。
13. その他
(1) 参加者全員に本実践共有会参加後、アンケートへのご協力をいただきます。
(2) JICA 地球ひろばや JICA 国内拠点から、共有会参加を踏まえた各種情報取り纏めや
対外発信への協力依頼をさせていただく場合がありますので、その際は積極的なご
協力をお願いします。
(3) 実践共有会で参加者より報告された実践事例やワーク・教材において、他教員等に
とっても有益であると考えられるものがあれば、JICAとして開発教育の推進の観点
より、JICA刊行物作成やJICA地球ひろば展示に関するワーク・教材作成等の参考に
させていただきます。
以上
別紙 応募用紙フォーマット
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