マットナイロンフィルム エンブレムNZ、セービックスYNZ

No. N-058
マットナイロンフィルム
『EMBLEM®NZ』、『SEVIX®YNZ』の御案内
1.ユニチカマットナイロンフィルムの特徴
・
・
・
・
練込みタイプのマットフィルムであるため、摩擦や熱シール等によるマットの脱落が発生しません。
ナイロンベースであるため、マットOPPやマットPETに比べて優れた耐ピンホール性を有しています。
ノンバリアタイプ(NZ)はボイル・レトルト処理が可能です。
バリアタイプ(YNZ)は輸送や加工の際に発生する屈曲や伸長といったストレスによる酸素バリア性の
低下がほとんど発生しません。
エンブレムⓇNZ の基本物性
項目
厚み
引張強度
引張伸度
引張弾性率
MD
TD
MD
TD
MD
TD
突刺強力
加熱収縮率
MD
TD
MD
TD
ヘーズ
光沢度(非処理面)
摩擦係数
非処理面/
(μk)
非処理面
コロナ処理面
濡れ張力
非処理面
測定条件:23℃×50%RH
測定法
ハイデンハイン法
単位
μm
%
%
NZ
15
220
230
90
90
2.5
2.3
10
2.2
1.1
3.5
2.0
50
20
ON
15
240
270
100
100
2.5
2.3
10
1.8
0.6
3.2
1.9
4
160
JIS K7127
MPa
JIS K7127
%
JIS K7127
GPa
先端半径 0.5mm
乾熱
160℃×5 分
熱水
100℃×5 分
JIS K7136
JIS Z8741
N
JIS K7125
-
0.28
0.35
JIS K6768
mN/m
50
38
50
36
%
2.ユニチカマットナイロンフィルムのラインナップ
ベース基材
銘柄
特徴
NZ
一般タイプのマット Ny です。
ボイル・レトルト処理が可能です。
YNZ
NZ にバリアコート(Y コート)を施したタイプです。
酸素透過度は 10ml/(m2・day・MPa)@20℃×65%RH です。
ナイロン
3.ユニチカマットナイロンの実用性能評価
耐ピンホール性
エンブレムⓇ
『NZ』
セービックスⓇ
『YNZ』
MXD 系
複層 Ny
EVOH 系
複層 Ny
エンブレムⓇ
ON
突刺強力(N/枚)
10.0
10.0
10.0
9.5
10.0
屈曲 3000 回(個/A4)
1~2
1~2
2~3
2~3
0~1
10 回
○○○
○○○
○○○
○○○
○○○
20 回
○○○
○○○
○××
○○×
○○○
40 回
○○○
○○○
×××
×××
○○○
60 回
○○×
○○×
○○×
80 回
○××
○××
○○×
100 回
×××
×××
×××
250
10
摩擦
【四つ折り法】
LL50 との貼合せ
○:ピンホール無
×:ピンホール有
ガスバリア性
ml/(m2・day・MPa)
70
15
250
測定環境:23℃×50%RH(突刺)、20℃×65%RH(屈曲、摩擦、ガスバリア性)
4.ユニチカマットナイロンの推奨用途例
用途
既存構成例
マット OPP/シーラント
マット PET/シーラント
バリア Ny/シーラント
菓子
珍味
フタ材
詰替え
マット印刷/バリア Ny/シーラン
ト
マット OPP/バリア Ny/シーラン
ト
紙/バリア Ny/シーラント
Ny/Ny/イージーピール
Ny/EVOH/イージーピール
Ny/シーラント
Ny/AlVM・PET/シーラント
マット印刷/Ny/シーラント
提案構成
効果
NZ/シーラント
耐ピン性付与
YNZ/シーラント
意匠性付与
ハイバリア化
YNZ/シーラント
加工適性の向上
層構成の簡略化
ハイバリア化
NZ/Ny/シーラント
NZ/EVOH/シーラント
NZ/シーラント
NZ/AlVM・PET/シーラント
NZ/シーラント
※注:本資料の数値は、当社試験による測定値の代表例であり、保証値ではありません。
ご使用に際しては、必ず実際の包材構成での事前確認をお願い致します。
意匠性付与
意匠性付与
加工適性の向上