ニッポンバラタナゴから考える持続可能な地域づくり

報道関係者各位
News Release
平成 27 年 6 月 5 日
三井住友信託銀行
株式会社 TREE
ニッポンバラタナゴから考える持続可能な地域づくり
― ICT 活用型 ESD 授業、企業と NPO の協働により八尾市(大阪)にて実施 ―
三井住友信託銀行と株式会社 TREE は、このほど次世代を担う子供たちに、自然共生型社会の
大切さを伝える教育支援事業の一環として、大阪府八尾市で活動する NPO 法人ニッポンバラタ
ナゴ高安研究会と連携し、絶滅危惧種であるニッポンバラタナゴの保護活動を通じて持続可能
な地域づくりについて学ぶ ESD プログラムを八尾市立中高安小学校(大阪府)にて実施します。
<概要>
三井住友信託銀行株式会社(東京都千代田区/取締役社長 常陰均)と株式会社 TREE
(神奈川県横浜市/代表取締役 水野雅弘)は、次世代を担う子供たちに、自然共生型社会
の大切さを伝える教育支援事業として、ICT を活用した ESD(Education for Sustainable
Development:持続可能な開発のための教育)プログラムを展開しています。
5 年目となる今年は、大阪府八尾市で活動する NPO 法人ニッポンバラタナゴ高安研究会
と連携し、ニッポンバラタナゴの保護活動を通じた持続可能な地域づくりについて学ぶ映
像教材を作成しました。この映像教材を活用した授業を、6 月 12 日(金)に八尾市立中高
安(なかたかやす)小学校(大阪府)にて初めて実施します。
ニッポンバラタナゴは、絶滅が最も危惧されている日本固有の淡水魚です。大阪府八尾
市は、自然と共生する暮らしによって育まれた美しい里山風景が残され、ニッポンバラタ
ナゴの日本有数の生息地となっています。けれども、昨今の社会情勢の変化に伴い、この
地域からも、ニッポンバラタナゴが暮らせる自然が少なくなってきました。ニッポンバラ
タナゴを守ることは、ニッポンバラタナゴと共生する他の生きものや周辺一帯の自然を守
ることにもつながり、ひいては地域の歴史・文化を守ることにも関係しています。そこで
三井住友信託銀行八尾支店では、ニッポンバラタナゴ高安研究会の協力のもと、10 年前か
ら店舗でのニッポンバラタナゴの飼育・展示を行ってきました。
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今回の授業では、新たに映像教材を制作し、教育現場で活用することによって、子ども
たちがニッポンバラタナゴと関係する他の生きものや自然、人の暮らしにも目を向けるき
っかけを提供します。映像教材は、授業後、家庭で保護者とともに視聴することができ、
これにより学校の学びと家庭学習を結びつける効果が期待されています。
作成された映像教材やカリキュラムはウェブサイトに掲載され、八尾市内の他の小学校
でも活用されるよう整備されます。
<スケジュール>
授業は以下日程にて開催されます。本取り組みについて是非ご紹介いただければ幸いです。
<記>
日時: 6 月 12 日(金)午前 10 時 45 分〜12 時 30 分(3・4限)
場所: 八尾市立中高安小学校
(八尾市服部川 6 丁目 200 番地 Tel: 072-941-8003)
授業実施者: NPO 法人ニッポンバラタナゴ高安研究会 加納義彦代表理事
*本事業は、地域協働型の、多様な主体との連携が評価され、
「国連生物多様性の 10 年日本
委員会」の推薦する連携事業としても認定されています。
【お問い合わせ・取材のご相談】
株式会社 TREE
231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通 11 横浜情報文化センター10 階
電話:045-227-8828 (今井) Email:[email protected]
三井住友信託銀行 経営企画部 CSR 推進室
100-8233 東京都千代田区丸の内一丁目 4 番 1 号
電話: 03-6256-6251(石坂)
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