平成 26 年発生の死亡災害事例（確定）番号署別発生月業種１奈良１月土木工事業災害発生概要橋梁建設工事において、足を滑らせ防網上に墜落したが、衝撃で防網結束部が外れ、約１５メートル下に墜落した。金属部品を旋盤に取り付け、切削作業の後に仕上げのため、旋盤に取２葛城１月金属製品製造業り付けたまま回転させ、両手にてペーパー掛けを行っていたところ、軍手が旋盤の金具に引っ掛り、上腕ごと旋盤に巻き込まれた。農業用配管移設のため、縦５ｍ、横１.３ｍ、深さ１.９ｍにわたり溝３奈良１月土木工事業を掘削した後、当該溝内で配管取付け作業をしていたところ、側壁が崩壊し、土塊が直撃した。４葛城１月道路貨物運送業５奈良２月土木工事業トラック荷台で荷降ろし作業中、誤って地面に墜落したものと推定される。下水管敷設工事において掘削溝内で配管確認作業を行っていたところ、掘削溝の壁面が崩落し、アスファルト塊が頭部に激突した。畳んだままの状態で棚にもたせ掛けた脚立に上り、その棚上に載せて６奈良３月浴場業あったトイレットペーパーが収納された段ボール箱を降ろそうとしたところ、脚立ごと転倒し、後頭部を床面で強打した。起因物事故の型足場墜落、転落旋盤はさまれ、巻き込まれ地山、岩石崩壊、倒壊トラック墜落･転落地山、岩石崩壊、倒壊はしご等（脚立）墜落、転落番号署別発生月業種災害発生概要起因物事故の型林道地中を横断している排水管内に堆積した砂利を、一人が管内に入ってかき出し作業を行っていたところ、急に前方（山側）から滞留して７大淀４月土木工事業いた水が流れ出してきたので、慌てて避難のため後方（谷側）管外に飛地山、岩石び出したところ、管の外部で作業の補助をしていた被災者の姿がなく、墜落、転落捜索した結果、谷側下方約 35ｍの位置に土砂とともに埋まっている被災者が発見されたものである。工場建屋解体工事現場において、外周の養生シートを取り付けてあっ８桜井５月建築工事業た骨組み（丸太）を解体するため、建設機械（解体用つかみ機）のつか解体用機械み具の上に労働者を載せて作業をしていたところ、当該労働者が約４ｍ墜落、転落の高さから墜落し死亡したもの。スレート屋根倉庫の塗装作業を行っていた被災者がスレートを踏み抜いて約 8.7ｍ下の床に墜落したもの。９奈良７月建築工事業被災者は、安全帯を着用していたが、長さ約 10ｍの親綱の先端部分に設けられたフックに安全帯のフックを掛けていたため、被災者が床に屋根踏み抜き接地する前に安全帯が有効に機能しなかった。（親綱の長さが墜落高さよりも長かった。）トンネル内（片側１車線道路）を走行していたトラックがセンターラインをはみ出し、対向してきたワンボックスカーと正面衝突した。 10 大淀８月建築工事業トラックの助手席に乗っていた労働者が死亡し、トラックを運転していた労働者とワンボックスカーに乗っていた労働者 6 名の計 7 名が軽傷トラック交通事故を負ったもの。廃材の廃棄のため、ダンプトッラクを運転、林道脇の廃材捨て場にトラックを後ろ向き停車し、被災者がトラックを降りたところ、トラック 11 大淀８月農業が道路の傾斜によって逸走（前進）したので、トラック運転席側ドアをトラック開けて乗り込もうとしたところ、トラックが道路山側擁壁に接触したたはさまれ・巻き込まれめ、擁壁に押されたドアとトラック車体の間に体を挟まれた状態で発見されたもの。番号署別発生月業種起因物災害発生概要事故の型木造住宅屋根の雨漏り箇所の確認のため、単独で屋根に上った被災者が、大きな音の後に、地上に倒れているのが発見されたもの。 12 桜井８月建築工事業被災者の傍らに脚を広げた状態の脚立が横たわっていたことから、脚立を梯子代わりに使用していたものと推定され、これらの状況より、脚はしご等墜落・転落立又は屋根から墜落したものと思われる。ゴミ焼却施設内の一般市民持込みゴミの受付場において、パッカー車 13 奈良９月清掃業へゴミの積み込み作業を行っていた被災者が、後進してきた一般市民運転の乗用車とパッカー車との間に体をはさまれ死亡した。乗用車はさまれ・巻き込まれ被災者は、スーパーマーケット駐車場において車両誘導業務を行って 14 奈良 10 月警備業いた。駐車場へ入ろうとした加害車両に巻き込まれ負傷し、療養中のところ乗用車交通事故約 40 日後に死亡した。勾配 20 度の傾斜地において、トラック荷台へのドラグショベルの積 15 奈良 11 月道路貨物運送業み込み作業時、荷台にドラグショベルを積載後、トラック運転手がトラトラックックのアウトリガを収縮させたところ、トラックが逸走（前進）し、当はさまれ・巻き込まれ該運転手がトラック後輪部に轢かれて死亡した。