豊 洲 新 市 場 の 整 備 に つ い て 1 概要 3 ○ 豊洲新市場を、首都圏における生鮮食料品流通の中核を担う拠点として、流通環境の変化 に対応できるよう、高度な品質管理や効率的な物流システムを取り入れるとともに、実需 者のニーズに的確に応える新たな市場として整備する。 ○ 施設の主な特徴 ・ 効率的な物流の確保 広い荷捌きスペースの確保、十分な駐車場の確保 ・ 「食の安全・安心」に配慮 閉鎖型施設、搬入から搬出までを温度管理する「コールドチェーン」の確保 ・ 環境への配慮 太陽光発電の導入による自然エネルギーの活用 敷地内緑地や屋上緑化等によるヒートアイランド対策 2 資料2-1 施設計画 5 街区 6 街区 7 街区 合計 主要施設 青果棟 水産仲卸売場棟 水産卸売場棟 管理施設棟 階数 3階 5階 5階 6階 街区面積 約 12.9ha 約 14.3ha 約 13.5ha 約 40.7ha 建築面積※1 約 5.8 万㎡ 約 7.1 万㎡ 約 5.4 万㎡ 約 18.3 万㎡ ※1 連絡ブリッジ、廃棄物集積所、屋外便所、巡視詰所、副電気室などを含めた合計面積 〈参考〉 配置計画 4 築地市場の敷地面積:約 23ha 整備スケジュール ↑晴海方面 6街区 平成27年度 1四半期 晴 状 通 号 水産仲卸売場棟 り 2四半期 3四半期 4四半期 外構工事等 11 業界造作工事等 試行・ 習熟 ) 線 本体(青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟、 管理施設棟)工事 1四半期 月上旬 2 建 設 工 事 4四半期 ( 海 3四半期 開 場 環 2四半期 平成28年度 補助 315 号線 水産卸売場棟 管理施設棟 青果棟 7街区 5街区 ↓有明方面 ~主な取組状況~ ○業界造作 卸売場の低温施設など、大規模造作工事について、本体工事との同時施工の調整を進めている。 業界による店舗等の造作工事が円滑に進むよう、 「業界造作工事にかかる相談室」を設置するとと もに、説明会を実施するなど、きめ細かくサポートしていく。 ○物流 荷捌き場や積込場など物流施設の管理・運用方法について物流調整会議を設置し、業界間の協議、 検討を進めていく。 ○品質・衛生管理 HACCP の考え方を取り入れたマニュアルを作成し、業界への周知、啓発を行い、検証(試行) 等を実施していく。 資料2-2 豊洲新市場 完成予想図 晴海方面 管理施設棟 水産仲卸売場棟 青果棟 環状 2 号線 有明方面 補助315号線 水産卸売場棟 資料2-3 豊洲新市場施設建設の整備状況 ○平成26 年2月 建設工事起工式が執り行われ、建設工事に着手 ① 敷地全景 ② 5 街区 青果棟 (撮影日 4/15) (撮影日 4/18) ④ 7 街区 水産卸売場棟 ③ 6 街区 水産仲卸売場棟 (撮影日 4/16) (撮影日 4/17) 豊洲新市場用地の土壌汚染対策について 資料2-4 1 土壌汚染対策の概要 2 対策工事の経緯 ・ガス工場操業地盤面から下2mまでの土壌を汚染の有無に関わらず、全てきれいな土 と入れ替え、その上にきれいな土で2.5m盛土 生鮮食料品を取り扱う市場用地として、食の安全・安心を確保するため、我 が国を代表する学識経験者による二つの会議体を設置し、科学的見地から複合 的、重層的に土壌汚染対策、工法を検討 ・ガス工場操業に由来する汚染土壌は全て掘削除去し、地下水は環境基準以下に浄化、 さらに、遮水壁の設置や液状化対策などを組み合わせた総合的な対策 平成 19 年 4月 「豊洲新市場予定地における土壌汚染対策等に 関する専門家会議」設置(学識経験者4名) (平成 20 年 7 月まで9回開催) 平成 20 年 8 月 「豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関す る技術会議(以下、技術会議) 」設置 (学識経験者7名) (平成 26 年 11 月まで 18 回開催) 平成 21 年 2 月 技術会議が報告書により対策を提言 平成 23 年 8 月 土壌汚染対策工事着手(5、6、7街区) 平成 26 年 10 月 全街区における土壌汚染対策工事の完了 11 月 技術会議を開催し、土壌汚染対策工事の完了 を確認 3 今後の取組 地下水管理システム等により、永続的に徹底したリスク管理を行い、都民 や市場関係者の安心に資するよう取り組んでいく。
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