東明館高校は、平成27年度文部科学省「スーパーグローバルハイ スクール(SGH)」事業において、 「SGH アソシエイト」に選定され ました。 ○ 東明館高校は、平成27年度文部科学省「スーパーグローバルハイスクール」事業に おいて、 「SGH アソシエイト」に選定されました。佐賀県内では本校のみです。 ○ SGH は、急速にグローバル化が加速する現状を踏まえ、社会課題に対する関心と深い 教養に加え、コミュニケーション能力、問題解決能力等の国際的素養を身につけ、将来、 国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高校段階から育成する目的で設定された文 部科学省の事業です。 ○ SGH 事業をふまえたグローバル・リーダー育成に資する教育の開発・実践に取り組む 高校が「SGH アソシエイト」と位置づけられ、SGH とともに、SGH コミュニティを形 成します。SGH コミュニティは、将来のグローバル・リーダー育成に資する教育の開発・ 実践に取り組むため、それぞれの学校における取り組みに関する情報を共有するととも に、取り組み状況を発信するための場となります。 ○ 平成27年度は、SGH に56校、SGH アソシエイトに55校が選定されました(日本 の全高校数は、4981校)。 ○ 東明館高校は、SGH アソシエイトとして、 「発展途上国において調査と交流を行い、国 際的支援に求められるグローバル人材の育成を目指すこと」および「地域理解と地域支 援や政策提言のあり方についての研究を行い、国際的地域支援で活躍できる資質と能力 を持ったグローバル人材を育成すること」を目標としています。 ○ 具体的には、 「住環境の整備と公衆衛生の増進」をテーマとして、国際的な高大連携の 仕組みの中で「体験、交流、異文化理解、価値の共有の体験システム」を構築します。 ○ これによって、東明館の生徒は、異文化体験、異文化交流および価値の共有の高まり を通じて、英語でコミュニケーションを図ることのできる力が向上するとともに、提案・ 研究を通じて問題解決能力が育成されます。 ○ これまでも東明館は、充実した英語教育に加え、グローバル人材育成のための教育を 進めてきましたが、SGH アソシエイトに選定されたことから、さらにブラッシュアップ するとともに、斬新で大胆な教育の展開を図ります。 1 ○ 現在、東明館は、中学3年次にシンガポール・マレーシアへの修学旅行を行い、高校 2年次にロンドン・パリを修学旅行で訪問して異文化とふれあうきっかけとなる体験を 提供してきました。さらには、中学3年修了時の春休み期間に希望者によるオーストラ リアでのホームステイを実施しています。 ○ 東明館のグローバル人材育成の教育は、年次進行で行われます。 1年次には、情報収集力と編集力を身につけます。具体的な取り組みは、 「大学の研究 者、企業、国際機関の関係者によるキャリアガイダンス」 「海外の学校とのスカイプ授業」 などです。 2年次には、編集した情報や自らの考えを現地調査や現地体験から見直し、論理的思 考力と批判的思考力を身につけます。具体的な取り組みは、 「国内外でのインターンシッ プやフィールドワーク」 「パネルディスカッション」 「高校生による国際会議開催」など です。 3年次には、論文作成力と情報発信力を身に付けます。具体的には、「グループ討議」 「論文作成」 「プレゼンテーション」です。 ○ 東明館は、昨年度から立命館大学および立命館アジア太平洋大学(APU)との教学連 携を強めてきました。昨年度に、総合学園である学校法人立命館(立命館大学、APU、 小学校1校、中学4校、高校4校)と学校法人東明館学園(東明館中学校高等学校)が 新たにグローバル人材育成に向けた連携協定(教学連携、教職員研修などの人的交流な ど)を締結したことにより、一段と連携が強まります。立命館大学と APU は、ともに文 部科学省のスーパーグローバル大学(全国37大学)に選定されています(日本の四年 制大学数は、781校)。 ○ 東明館のグローバル人材育成教育は、国内外の教育・研究機関や国際的に展開してい る日本企業との連携・協力により進められます。 (以上) 2
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