平成27年3月期決算説明会

栄研化学株式会社
平成27年4月28日
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
本日の内容
1. 平成27年3月期 連結経営成績
2. 平成27年3月期 重点施策
3. 平成28年3月期 重点施策と連結業績予想
本資料は、金融商品取引上のディスクロージャー資料ではなく、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。
また、本資料に記載されている将来の予想等については、現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものであり、
今後様々な要因によって予想と異なる場合があります。
本資料は、一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。
当社は、本資料の利用により生じたいかなる損害に対しても、一切責任を負いかねます。
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
1
1
平成27年3月期
連結経営成績
2
平成27年3月期 業績総括(1)
(単位:百万円)
平成27年3月期
業績予想
売
上
実
績
構成比
予実差異
前年
同期差異
前年
同期比
高
31,320
31,014
100.0%
▲305
987
103.3%
営 業 利 益
2,900
2,826
9.1%
▲73
▲181
94.0%
経 常 利 益
2,930
3,013
9.7%
83
▲81
97.4%
当 期 純 利 益
1,870
2,100
6.8%
230
115
105.8%
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
3
2
平成27年3月期 業績総括(2)
 国内向け売上高は、消費税増税に伴う駆け込み需要の反動および診療報酬改定の影響を受け
たものの、微増となりました。一方、海外向け売上高は、前期比34.1%増と大きく伸長い
たしました。
 国内では、大腸がん検診用の便潜血検査用試薬、汎用自動分析装置用試薬である『LZテス
ト‘栄研’』シリーズが伸長いたしました。『LZテスト‘栄研’』シリーズでは、胃の健
康度評価(ABC分類※)の検査(ヘリコバクター・ピロリ検査、ペプシノゲン検査)用試薬の売
上が大きく伸長いたしました。
※ ABC分類: 血液検査によって胃の健康度を評価
 海外では、北米、欧州、アジアにおける便潜血検査用試薬・装置の売上が伸びたほか、イタ
リアでの全自動尿分析装置及びその専用試薬である尿試験紙が売上に貢献いたしました。
 利益面では、売上原価率が前期比で0.3ポイント改善いたしましたが、研究開発費の増加と
栄研中国の業績が好転しなかったことにより、営業利益は28億26百万円(前期比; 94.0%)
となりました。なお、当期純利益については、平成26年度税制改正に伴い法人税等が減少
したことにより、21億円(同105.8%)となりました。
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4
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
便潜血検査用試薬(OC)
平成25年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
6,390
3,635
6,791
4,127
7,554
6,791
6,390
4,127
中間
3,573
3,635
平成25年3月期
平成26年3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
平成27年3月期
3,573
7,554
通期
平成26年3月期
 前期比
111.2%
 国内
104.5%
国内販売戦略の奏功
 海外
136.0%
北米、欧州及びアジア
における売上高の伸長
平成27年3月期
5
3
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
免疫血清学的検査用試薬
(OCを除く)
通期
中間
9,262
4,676
平成25年3月期
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
4,676
9,262
4,950
9,636
5,084
9,873
9,636
9,873
4,950
5,084
 前期比
102.5%
 LZ及びEプレート
- ABC分類※関連項目
- MMP-3(自己免疫疾患)
 東ソー関連試薬; 微減
※ABC分類:
血液検査によって胃
の健康度を評価
平成26年3月期
平成27年3月期
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6
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
微生物検査用試薬
平成25年3月期
平成27年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
2,320
4,624
2,375
4,745
2,327
4,654
通期
4,624
4,745
中間
2,320
2,375
2,327
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
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平成26年3月期
4,654
 前期比
98.1%
- 薬剤感受性検査用試薬
- 粉末培地
- 迅速検査用試薬
7
4
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
一般検査用試薬
通期
中間
平成25年3月期
平成27年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
1,021
2,022
1,051
2,132
1,082
2,135
2,132
2,135
1,021
1,051
1,082
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
2,022
平成26年3月期
 前期比
100.1%
 全自動尿分析装置専用試薬
ウロペーパーαⅢ
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8
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
生化学的検査用試薬
通期
中間
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
368
695
357
686
338
658
 前期比
95.9%
 シェア獲得競争の激化
695
686
368
357
338
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
658
9
5
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
器具・食品環境関連培地
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
1,203
2,353
1,192
2,350
1,179
2,324
通期
2,353
2350
2,324
中間
1,203
1,192
1,179
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
 前期比
 価格競争の激化
98.9%
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10
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
医療機器関連
(LAMP関連機器を除く)
平成25年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
2,372
1,088
2,570
1,215
2,716
2,716
2,570
2,372
1,098
1,088
平成25年3月期
平成26年3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
平成27年3月期
1,098
通期
中間
平成26年3月期
1,215
 前期比
105.7%
(国内)
免疫血清学的検査装置
及び微生物検査装置
(海外)
便潜血検査装置
及び尿分析検査装置
平成27年3月期
11
6
製品の種類別区分ごとの売上高
(単位:百万円)
遺伝子関連(機器含む)
平成25年3月期
平成26年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
375
923
413
1,113
462
1,097
1,113
 前期比
98.6%
 遺伝子検査用試薬
- 結核菌群検出試薬など
 特許料収入 498百万円
1,097
通期
923
462
413
375
中間
平成25年3月期
平成27年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
12
海外売上高
(単位:百万円)
海外売上高
平成25年3月期
平成26年3月期
中 間
通 期
中 間
通 期
中 間
通 期
918
1,949
850
2,017
1,238
2,704
売上高
 前期比
平成27年3月期
売上高(製品種類別)
 便潜血検査用試薬(OC): 前期比
 その他(機器を含む):前期比
134.1%
136.0%
129.1%
2,704
通期
1,949
その他
725
2,017
その他
506
その他
562
OC
1,443
OC
1,455
平成25年3月期
平成26年3月期
1,238
中間
918
平成25年3月期
850
平成26年3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
平成27年3月期
OC
1,978
平成27年3月期
13
7
海外売上高(地域別)
北 米
(単位:百万円)
通期
927
853
欧 州
1,049
(単位:百万円)
576
810
通期
415
377
中間
593
240
463
346
中間
263
平成25年3月期
平成25年3月期
平成26年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
平成27年3月期
アジア・他
726
(単位:百万円)
629
通期
中間
502
359
278
263
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
14
貸借対照表(主な増減理由)
平成27年3月期
平成26年3月期
- 主な増減理由 流動資産
流動負債
9,995
(133)
流動負債
9,861
流動資産
26,579
流動資産
25,285
(▲1,294)
固定負債
2,255
(単位:百万円)
-
現金及び預金
受取手形及び売掛金
▲1,442
514
固定資産
有形固定資産
固定負債
1,260
(▲994)
増減額
無形固定資産
長期預金
331
67
2,400
流動負債
電子記録債務
1年内返済予定の長期借入金
純資産合計
24,278
固定資産
12,610
(2,794)
固定資産
9,815
純資産合計
26,639
(2,361)
未払法人税等
235
▲270
116
固定負債
退職給付に係る負債
▲942
純資産合計
退職給付に係る調整累計額
総資産
36,395百万円
総資産 37,895百万円
(対前期末増減: 1,500百万円)
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
利益剰余金
457
1,660
15
8
キャッシュフローの推移
(単位:百万円)
平成26年3月期
平成27年3月期
現金及び現金同等物の期首残高
9,568
営業活動CF
3,410
3,393
投資活動CF
▲779
▲6,652
財務活動CF
▲1,268
▲1,107
現金及び現金同等物に係る換算差額
9
4
10,940
6,577
主な投資活動CF
増減額(百万円)
現金及び現金同等物の期末残高
主な営業活動CF
増減額(百万円)
10,940
税金等調整前当期純利益
3,004
有形固定資産の取得による支出
▲1,048
減価償却費
1,253
定期預金の預入による支出
▲5,803
退職給付に係る負債の増減額
▲218
(減少)
売上債権の増減額
▲504
(増加)
仕入債務の増減額
183
法人税等の支払額
主な財務活動CF
(増加)
▲835
増減額(百万円)
長期借入金の返済による支出
▲270
配当金の支払額
▲674
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16
研究開発費・設備投資の推移
研究開発費(百万円)
設備投資(百万円)
減価償却費(百万円)
2,456
通期
1,840
1,945
1,253
1,226
中間
874
900
1,040
978
1,114
839
693
473
544
497
509
572
平成27年
3月期
平成25年
3月期
平成26年
3月期
平成27年
3月期
259
平成25年
3月期
平成26年
3月期
平成27年
3月期
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
平成25年
3月期
平成26年
3月期
17
9
平成27年3月期
重点施策
18
平成27年3月期 重点施策
日本: 市場におけるシェアアップ
( 1 )便潜血検査(OC)
 大腸がん検診普及活動による市場拡大(継続)
『OCセンサー PLEDIA®(プレディア)』発売
( 2 )一般検査
 尿試験紙ウロペーパーの販売促進
『US-3500』発売
( 3 )免疫血清学的検査(LZテスト、Eプレート、BLEIA、AIA等)
 胃の健康度検査(ABC分類)の普及推進によるピロリ菌抗体検査及びペプシノゲン
 検査用試薬の重点的販売
『LZテスト‘栄研’H.ピロリ抗体』発売
( 4 )微生物検査(ドライプレート、ポアメディア、イムノキャッチ)
 微生物分類同定分析装置『MALDIバイオタイパーMF』発売
 微生物感受性分析装置『DPS192iX』及び『ドライプレート‘栄研’(192プレー ト)』
 と微生物分類同定分析装置の組み合わせによる販売強化
 レジオネラ尿中抗原検査用キット『イムノキャッチ®­レジオネラ』発売
( 5 )遺伝子検査(Loopamp)
 LAMP製品の販売強化(結核菌群、マイコプラズマ等)
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19
10
平成27年3月期 重点施策
海外: グローバル展開の推進(OC、LAMP他)
北
米
 便潜血検査用試薬・装置の販売促進(継続)
欧
州
( 1 )便潜血検査(OC)の普及拡大
 フランス大腸がん国家スクリーニング検査に採用、スペイン マドリード落札
 イングランドなど採用に向けた対応
( 2 )尿試験紙ウロペーパーの販売促進
 イタリアでの販売推進
アジア・他
( 1 )便潜血検査(OC)の普及拡大
 新規採用及び販売拡大に向け対応中(タイ、香港、オーストラリア、ニュージーラ
ンド他)
( 2 )中国事業の展開
 LAMP製品の販売拡大、便潜血検査用試薬・装置の販売推進
 LAMP結核(CFDA認可取得・発売)
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20
平成27年3月期 重点施策
FIND事業
( 1 )結核
 WHO推奨取得に向けた途上国での評価継続実施、データ集計及び解析
( 2 )マラリア
 マラリア撲滅プロジェクトのスクリーニング用試薬販売(継続)
( 3 )HAT(アフリカ睡眠病)
 コンゴ民主共和国、ウガンダでの臨床試験(継続)
 ウガンダ、マラウイ、ギニア、コンゴ民主共和国などでの撲滅プロジェクト用
 試薬販売
( 4 )リーシュマニア症・シャーガス病
 FINDによる試作品の評価
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21
11
株主還元(配当金)
1株あたり配当額: 35円(中間; 17円、期末; 18円)
連結配当総額; 6億38百万円
連結配当性向; 30.4%
期末
中間
18
18
12
12
平成23年3月期
平成24年3月期
特別配当
5円(期末)
増配
5円(期末)
20
20
18
15
15
17
平成25年3月期
平成26年3月期
平成27年3月期
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22
平成28年3月期
重点施策と連結業績予想
23
12
平成28年3月期 重点施策
販売の推進
( 1 )国
内
 販売強化製品群;
○便潜血検査用試薬・装置及び尿試験紙ウロペーパー・装置
○汎用自動分析装置用試薬「LZテスト‘栄研’」シリーズ
○微生物検査用試薬(薬剤感受性検査用試薬、産業分野)
〇東ソー関連試薬(AIA、HbA1c)
〇LAMP製品
〇迅速検査(POCT)
( 2 )海
外
 展開市場でのシェアアップ及び新規開拓
○大腸がんスクリーニングにおけるOCブランドの確立と販売拡大
(国家スクリーニング獲得)
○尿試験紙ウロペーパーの販売促進
○中国でのLAMP製品及び汎用自動分析装置用試薬「LZテスト‘栄研’」
シリーズの販売促進
 新興市場(ASEAN、インド)への展開
 FIND関連製品の展開(結核、マラリア)
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24
平成28年3月期 重点施策
研究開発の強化
( 1 )顧客要望の確実な把握と製品開発への適用
( 2 )LAMP、迅速検査(POCT)製品群の開発推進
 LAMP法を利用した次世代の小型全自動遺伝子検査装置及び多項目検査チップ
 の開発
 迅速検査(POCT)製品群の品揃え
( 3 )OTC試薬(便潜血検査)の開発
( 4 )既存技術のブラッシュアップによる製品改良
( 5 )新規バイオマーカー・新規診断技術の探索研究推進
( 6 )FIND事業(結核・WHO推奨取得)
生産性の向上
( 1 )建物・製造設備の更新による生産能力拡大と製造原価の低減
( 2 )売上原価率の改善及び業務効率化による販管費の削減
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25
13
研究開発費・設備投資の推移
研究開発費(百万円)
設備投資(百万円)
減価償却費(百万円)
4,181
2,766
2,456
1,945
1,700
1,253
1,114
1,226
839
平成26年
3月期
平成27年
3月期
平成28年
3月期
平成26年
3月期
平成27年
3月期
平成26年
3月期
平成28年
3月期
平成27年
3月期
平成28年
3月期
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26
平成28年3月期 業績予想
業績予想
(単位:百万円)
連 結
金 額
売
上
個 別
構成比
対前期比
金 額
構成比
対前期比
高
32,820
100.0%
105.8%
32,750
100.0%
105.7%
営 業 利 益
3,330
10.1%
117.8%
3,380
10.3%
116.4%
経 常 利 益
3,350
10.2%
111.2%
3,380
10.3%
112.1%
当期純利益
2,180
6.6%
103.8%
2,210
6.7%
105.1%
海外売上高
(単位:百万円)
平成27年3月期 実績
海外売上高
海外売上高比率
平成28年3月期 予想
2,704
3,860
8.7%
11.8%
配 当
1,155
(対前期比:142.7%)
(単位:円)
中間配当
期末配当
20
EIKEN CHEMICAL CO., LTD
増 減
年 間
20
40
27
14
栄研化学株式会社
臨床検査薬の総合メーカーとして
人々の健康に貢献していきます。
http://www.eiken.co.jp
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