医芸とスポーツ - 広島県医師会

昭和
年
月
日 第
種郵便物承認
広島県医師会速報(第
号)
年(平成
年) 月
日(
)
第 回広島県医師クラブ対抗テニス大会に優勝して
チーム:Bl
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k
広島市立広島市民病院外科 二宮 基樹
広域公園第 コートは多くのテニスプレー
ヤーにより取り囲まれていました。息をのむス
リリングな攻防のなか、レシーバー藤田のスト
レートアタックがポーチを狙ったアンデスの松
原選手の逆を突く形で決まった瞬間、大きなど
よめきがあがりBl
ac
kJ
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kのメンバーはコート
になだれ込んで藤田・荒木を祝福しました。
クラブ対抗は医師が自由にメンバーを募り
チームを作り出場できる大会です。その象徴が
アンデスです。県内の強豪選手を集めたこの
チームは本大会の常勝チームでした。
そして、我がBl
ac
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kは広島市民病院単独
チームです。それまでアンデスにはまるで歯が
立たなかったのですが、当院にも中四国の強豪
選手が多く集まってくるようになりチームは強
化され、昨年は本大会に優勝することができま
した。レベルの高い本大会で単独病院チームで
の優勝は初の快挙でした。
昨年、仲間と勝利の美酒に酔いながら「この
優勝が最後だろうな」とも思っていました。当
然目標とされ研究されるし、アンデスも練習を
積み重ねてさらにチーム力をアップさせてくる
だろうからというのがその理由でした。正直、
連覇はかなり難しいと考えていました。
しかし、Bl
ac
kJ
ac
kも努力はしていました。
毎週日曜日の : から : に定期練習をして
いるですが、練習メニューは学生並みのなかな
かハードなものでした。中四国の実力選手が多
く集まっているので、練習の質は高く、お互い
に技術交流を続けるなかでメンバーの実力はど
んどんあがり、チーム力が徐々に向上していっ
ているのが分かりました。みんな仕事、学会準
備そしてデートなどに忙しいなか、よく練習を
したものです。
昨年の本大会の後にあった医療メイト杯では
男子は全試合勝ち、女子が 敗しただけでチーム
(
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広島県医師会速報(第
としては全勝優勝しました。そして、今年あっ
た広島市の職域対抗試合では実業団の大会で活
躍する広島市役所テニス部メンバーも参加する
のですが、各部局を破りまさかの優勝を成し遂
げました。実業団の強豪選手が集うなかで病院
チームが優勝するのは大会史上初めてのことで
した。クラブ対抗、医療メイト杯に続くこの夢
のような快挙にみんな戸惑いながらも歓喜し、
そして自信を深めました。私も、
「この強さは本
物だ」と思い始めてはいました。
アンデスとの戦いは事実上の決勝戦でした。
Bl
ac
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ac
kは今年新たに強力な新人を迎えてい
ました。広大テニス部No
.であった橋本です。
橋本の奮闘で冨田・橋本は勝利してくれました
が、住井・吉田は熱戦の末強豪林・金岡ペアに
敗れました。そして、勝敗はNo
.決戦に持ち越
されました。
数々の大会でこれまで名勝負を繰り広げなが
ら無敗を誇るBl
a
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kJ
a
c
k No
.の藤田・荒木ペ
アも強豪の松原・宮迫ペアに − とリードされ、
マッチポイントを握られるという絶体絶命のピ
ンチに何度もたたされました。さすがにこの度
は「神話」が崩れたかと半分諦めかけていまし
た。
ダブルフォールトやストロークミスが多く調
子の上がらない藤田でしたが、荒木は必死に耐
え牽引し続けていました。すると、徐々に藤田
の調子が上がっていき試合は徐々にもつれてき
ました。
− で − とブレークでマッチポイントを
握られていたサーバーの藤田が荒木を呼び寄せ
声をかけました。ギャラリーが注視するなか皆
に聞こえる声で「ダブったらごめんな」。意表を
突かれた荒木も「ええよ」と返す。
この場に及んで何を言うのかと苦笑しました。
しかし、藤田は絶体絶命の状況のなかで nd
s
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を豪快に入れてポイントし − に持ち込
みました。そして、冒頭のショットを決めまし
た。劇的な幕切れに興奮しながら、
「本当に勝負
に強くなったな」と感慨がありました。
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昭和
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日 第
種郵便物承認
本大会ではもうひとつ印象的なチームが「医
師ローンプラス 」でした。幅広い年齢層で構成
するこのチームはアンデスをも破り堂々の準優
勝を勝ち取られました。二宮・橋本はダブルス
のお手本のような試合運びをする林・和合ペア
に敗れ、Bl
ackJ
ack全体として 勝 敗でした
が、そのうちの 敗を献上することになりまし
た。藤田・荒木も原田・林ペアに − からの逆
転勝ちでした。とても印象に残る強くてバラン
スの良いチームでした。
本大会のレベルは年々上がってきており、
チームとして勝つのは容易ではありません。参
加者全員が早くも来年の大会に期するものもあ
ると思います。しかし、仕事以外にこのように
没頭できる世界をもっている私たちは本当に幸
せ者だと思います。それは、医師同士の交流を
深めるとともに明日からの仕事への意欲を高め
てくれるものでもあります。
永年にわたり本大会を企画して下さっている
広島県医師会と職員の皆様、そして大会委員長
の林 淳二先生に深く感謝を申し上げます。
後日談になりますが、約 週間後の 月 日に
あった中四国医師テニス大会で広島県代表のひ
とつとして参加した我がチームは昨年優勝の岡
山、そして決勝では愛媛を撃破し優勝し中四国
チャンピオンとなりました。優勝への道を比較
しても、この広島県医師クラブ対抗テニス大会
は中四国大会と変わらないレベルをもっている
ことを実感しました。
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日 第
種郵便物承認
【第
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回広島県医師クラブ対抗テニス大会参加者名簿】
(申し込み順)
広島総合病院
代表
馬場 健太
田村 亮
中山 慎也
大下 彰彦
小澤 優道
佐々木 秀
竹林 実
チーム福山
J
A広島総合病院
広島大学病院
J
A広島総合病院
県立広島病院
J
A広島総合病院
J
A広島総合病院
呉医療センター
代表
アンデス
代表
石田内科循環器科
森近内科
冨永内科医院
藤田小児科内科医院
前原病院
小林外科胃腸科
チームおのみち
林 始
金岡 隆平
漆原 貴
松原 啓壮
宮迫 貴正
白根 佑樹
香川 洋輔
西条中央病院
広島大学病院 県立広島病院
県立広島病院
県立広島病院
県立広島病院
県立広島病院
二宮 基樹
藤田 俊彦
荒木 恒太
瀧川 遼
冨田 陽介
住井 淳一
吉田 弥正
橋本 幸繁
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
広島市立広島市民病院
チーム福山
チームおのみち2
0
1
7
医師ローンプラス3
ア
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−
広島総合病院
Bl
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k
なす眼科クリニック
井手内科クリニック
松本病院
J
A尾道総合病院
尾道市立市民病院
平櫛内科医院
J
A尾道総合病院
医師ローンプラス
広
島
総
合
病
院
アンデス
那須 貴臣
井手 武朗
河田 耕一
則行 敏生
吉岡 貴裕
平櫛 順仁
徳毛健太郎
代表
Bl
ackJack
代表
石田 敬典
森近 茂
冨永 知
藤田 仁志
前原 敬悟
小林 正夫
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代表
チ
ム
福
山
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林 淳二
和合 正邦
林 悠太
田丸 卓弥
藤堂 浩敏
原田 洋平
藤井 隆典
チ
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林病院
広島市立安佐市民病院
広島市立安佐市民病院
田丸整形外科
藤堂眼科医院
広島大学病院
藤井循環器内科
勝 順 敗
位
勝
敗
位
勝
敗
位
勝
勝
勝
優
勝
敗
位
敗
位
敗
準 優 勝