平成26年度事業報告の件

報告事項:第1号
平成26年度事業報告の件
平成26年度のわが国の経済は、4月の消費税率8%への引き上げに伴う消費の落ち込みにより、
2四半期連続のマイナス成長に陥りましたが、日銀による空前の金融緩和を背景に株高、円安
基調となり、これに原油安が作用したこと、さらに消費税再増税が延期されたこともあって、
業種や地域、企業規模によってバラツキがあるものの、全体として景気は「緩やかに回復」
しつつあると見られています。
不動産業界においても、大都市圏や都心部などで地価上昇がみられるなど、長期にわたる
「デフレ不況」にもやや明るさも見られる中、国は中古住宅流通・リフォーム市場の活性化を
成長戦略の柱の1つとして掲げ、施策の充実を図ってきています。
このような状況のもと、本会は「公益社団法人」として3年目に入り、公益事業・共益事業
を核として積極的な協会運営に取り組んできました。
まず、本年4月の「宅地建物取引士」スタートに合わせ、法定講習会の内容充実への対応、
コンプライアンスを含む倫理規程の制定、各種様式類の改訂準備などを進めました。
政策提言活動においては、京都市の開発許可で整備された道路のうち行き止まり道路は開発者
管理とされ市に引き取られない問題を取り上げ、改善に向けた提言(案)をとりまとめました。
また、
「代理納付」については、本会の意見が十分に取り入れられた形で舞鶴市、京都市においても
導入が始まりました。
研修業務においては、
「土地調査問題」の教訓を踏まえて平成25年度から始めた「合同人権
研修会」を開催するとともに、北部地域でも同様の内容で開催し、研修機会の幅を広げました。
地域活性化事業では、初めての取組みとして一般消費者を対象としたセミナー「かしこい
不動産の買い方」を開催し、安心・安全な不動産取引の普及・啓発に努めました。
一方、会員支援事業では、懸案であった「女性部会」の発足が昨年8月に実現し、セミナー
の開催など活発な交流活動が始まりました。青年部においても、災害時緊急連絡網づくりや
全支部青年部合同研修会の開催などを通して積極的な意見交換が行われました。
組織運営においては、会員増強のため各支部で積極的な入会勧誘活動に取り組んでいただいた
ほか、平成25年度に引き続き「不動産業開業支援セミナー」を開催いたしました。また、保有
資産の一部を無利子から定期預金での運用とし、財務改善を図りました。
以下、「平成26年度事業計画」に基づいて実施された各種事業の執行内容について、委員会
ごとにご報告します。
-20-
記
Ⅰ.情報提供委員会 (委
◎
員 長
古 田 彰 男)
地域政策推進
1.「不動産の表示規約及び同景品規約」に関する研修会の開催
標記規約の周知及び遵守を図るために、会員と会員から広告制作の依頼を受ける広告
媒体社・広告代理店及び広告印刷業者並びに全日京都担当役員(公正取引委員会)と本会
役員(地域政策推進、広報・流通)を対象とした研修会を次のとおり開催しました。
日
時
平成26年9月9日(火) 午後1時30分∼
場
所
本部会議室
対 象 者
会員、広告媒体社、広告代理店、広告印刷業者、担当役員(全日京都・本会)
出席者数
110名
研修内容及び講師
「不動産の表示規約及び同景品規約について-トラブル予防!不動産広告の実践実務-」
不動産アカデミー
代表
中 村 喜久夫 氏
2.不動産広告表示実態調査の実施
折込みチラシ・パンフレット等の物件掲載内容が「不動産の表示規約及び景品規約」に
基づき適正に表示されているか事前に点検する広告書面審査並びに宅建業法及び表示規約等
に抵触する疑いのある広告を対象に現地調査する実態調査を実施しました。
広告書面審査
①
日
時
平成26年10月9日(木) 午後1時30分∼
②
場
所
本部会議室
③
議
題
実態調査の実施計画、調査箇所(範囲)の決定及び広告表示の審査に
ついて
実態調査
①
日
時
平成26年11月18日(火) 集合時間(正午・午後1時)
② 調 査 地 域
京都市内及び周辺地域
③
10班編成、45名
編成及び人員
④ 対 象 業 者
20社(京都宅建会員8社・全日京都会員12社)
⑤ 対 象 物 件
20件(分譲宅地1件・売地3件・売家9件・売マンション1件・
賃貸マンション6件)
⑥
調査実施団体等
京都府建設交通部建築指導課・京都府府民生活部消費生活安全センター・(公社)近畿
地区不動産公正取引協議会・(株)京都新聞COM営業局・(一社)関西広告審査協会・
(公社)京都府宅地建物取引業協会・(公社)全日本不動産協会京都府本部
-21-
⑦
調査対象業者に対する措置
調査対象業者(20社)について調査結果報告書等を添え、(公社)近畿地区不動産公正
取引協議会へ送付しました。
なお、同協議会の措置委員会で審議された結果、本会々員においては、1社が警告・
義務講習会受講、2社が文書注意・自主研修会受講、5社が自主研修受講という結果
となりました。
3.投書等による広告書面審査及び指導・措置の実施
「違反広告の疑いがあり、指導を求める」との通報を受け、審査したところ、不動産の
表示規約に抵触していることが判明したため、事情聴取を行い指導(1件)しました。
4.新入会員等義務研修会に講師として参画
毎月1回開催される同研修会において、不動産広告の表示方法について、
「不動産の表示
規約及び景品規約」に基づき、委員が輪番制で講師として参画しました。
5.(一社)関西広告審査協会主催の関係官庁連絡会に参画
関係官公庁、宅建業協会、消費者団体及び報道関係者等で構成される同連絡会(隔月1回
開催)に委員長等が出席し、広告問題等について協議しました。
6.京都市主催の「平成26年度一斉公開建築パトロール」に参画
京都市が違反建築防止週間(平成26年10月15日(水)∼同月21日(火))の一環として10月
16日(木)に実施された標記パトロールに副委員長、担当理事が参加しました。
7.不動産に関する調査研究・政策提言事業
空き家関係
①
平成26年9月11日(木)、本部会議室において、担当副会長、委員長が京都市都市
計画局まち再生・創造推進室長、空き家対策課長と面談して、京都市の「地域の空き家
相談員」制度について説明を受けるとともに、空き家対策事業について意見交換を
行いました。
② 京都市の「地域の空き家相談員」募集に際し、京都市の依頼文を対象地域の会員
各位へメール・FAXにて送信するとともに、協会ホームページに掲載するなど、
その周知に協力しました。
なお、応募者数は147名(会員並びに会員の従業者は119名)で、129名(同105名)が
登録されました。
③ 平成26年12月12日(金)、本部会議室において、京都市都市計画局まち再生・創造推進
室長、空き家対策課長を招き、京都市の空き家対策の現状等について説明を受けた後、
意見交換を行いました。
8.行政等への協力
京都市居住支援協議会に参画
住宅セーフティネット法に基づき、官民協働で高齢者が住み慣れた地域で安心して
暮らせる住まいの確保に向けた取組を進める標記協議会に参画し、委員を派遣しました。
-22-
①
平成26年5月27日(火)
臨時総会
②
平成26年9月12日(金)
第2回臨時総会
③
平成27年3月27日(金)
平成26年度総会
京都市建築物安心安全実施計画推進会議、同分科会に参画
建築物の安心安全に関係する機関や団体により構成する標記推進会議に参画し、施策
の効果的な推進を議論する分科会に委員を派遣しました。
①
平成26年7月28日(月)
全体会議
②
平成26年11月7日(金)
既存建築物対策分科会・定期報告対象建築物拡大分科会
③
平成26年12月18日(木)
細街路対策推進分科会
④
平成27年2月9日(月)
全体会議
京都府居住支援協議会、同設立準備会に参画
住宅セーフティネット法に基づき住宅確保要配慮者の民間賃貸住宅への円滑な入居の
促進を進める標記協議会の設立準備会に参画し、平成27年3月に同協議会が設立され、
本会会長が副会長に選任されました。
①
平成26年6月13日(金)
設立準備会
②
平成27年3月26日(木)
設立総会
京町家等継承ネット(旧:(仮称)京町家等利活用促進協議会)に参画
京町家をはじめとする良質な住宅ストックのうち、建物の老朽化、所有者の高齢化など
による低未利用家屋の継承、利活用の促進を図ることを目的として開催された標記ネット
ワークに参画しました。
①
平成26年9月11日(木)
居住者参加型京町家等空き家再生事業(「借主負担DIY
の賃貸借」モデル事業)第1回研究会
②
平成26年11月21日(金)
京町家等継承ネット設立総会
③
平成26年11月25日(火)
居住者参加型京町家等空き家再生事業(「借主負担DIY
の賃貸借」モデル事業)第2回研究会
④
平成27年1月13日(火)
居住者参加型京町家等空き家再生事業(「借主負担DIY
の賃貸借」モデル事業)契約・資金ワーキング
⑤
平成27年1月28日(水)
居住者参加型京町家等空き家再生事業(「借主負担DIY
の賃貸借」モデル事業)第3回研究会
(公財)京都市景観・まちづくりセンターに平成26年度京町家専門相談員を推薦
京町家の保全・再生の促進を図る標記センターの事業に協力いただく会員を「京町家
専門相談員」として推薦しました。(平成26年8月)
京都市景観デザイン会議に委員を推薦
京都の優れた景観を将来の世代に継承するため、景観政策の更なる進化を図る標記
会議に委員を推薦しました。(平成26年12月)
①
平成26年12月24日(水)
第1回会議
-23-
京都市新築住宅の省エネ基準適合義務化に係る検討会議に委員を推薦
国による省エネ基準適合義務化に先駆け、京都の地域性・独自性を考慮した京都なら
ではの取り組みを検討する標記会議に委員を推薦しました。(平成27年1月)
①
平成27年3月6日(金)
第1回準備会
②
平成27年3月26日(木)
第2回準備会
9.近畿圏不動産流通活性化協議会への協力(中古住宅流通活性化)
平成25年に参画した近畿圏不動産流通活性化協議会において、
「建築・住宅支援センター
協議会」
「関西不動産流通活性化協議会」
と新たに「近畿不動産活性化協議会」を構築し、
その中に「住宅ファイル」
「マニュアル」
「金融」の各部会を設け、中古住宅流通市場の
活性化を図る施策を検討しました。
ワンステート「キャッシュバックモニターキャンペーン」
近畿圏不動産流通活性化協議会が平成26年11月より実施された標記キャンペーンに
ついて、会員へ周知するなど、その募集に協力しました。
インストラクター研修会に参加
ワンステートやインスペクション研修の講師を育成するため、近畿圏不動産流通活性化
協議会が平成27年1月に実施された研修会に参加しました。
10.8月15日からの北部豪雨に係る被災者への居住支援
平成25年7月に締結した「災害時における民間賃貸住宅等の被災者等への提供等に関する
協定」に基づき、京都府災害対策本部より被災者への居住支援の協力依頼があり、協力
いただける40会員を「平成26年8月15日からの北部豪雨に係る被災者への居住支援事業者」
として協会ホームページ「ハトマークサイト京都」に掲載しました。
◎
広報・流通
1.広報誌「すまーと」の発行
業協会・保証協会の公益目的事業活動等を周知するため、年2回(7月・1月)発行し、
協会機関誌「京宅広報」等と同封にて会員並びに関連団体等に送付しました。
2.協会ホームページの運営
行政並びに各委員会等の依頼に基づき、消費者や会員向けの情報を随時掲載しました。
3.(公社)近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)のサブセンターとしての諸施策の推進
物件登録・成約報告の促進
物件登録代行の実施や新入会員等義務研修会を通じて物件登録・成約報告の促進を
図りました。本年度における京都宅建会員及び流通機構全体の新規登録物件数・成約
物件数は、次のとおりです。
-24-
売 買
賃 貸
新規登録数
売 買
賃 貸
成約物件数
京都宅建会員分
近畿圏不動産流通機構全体
12,198件(月平均1,017件)
230,330件(月平均19,194件)
<前年度比3.7%増>
<前年度比2.0%増>
23,186件(月平均1,932件)
473,009件(月平均39,417件)
<前年度比4.6%増>
<前年度比10.8%増>
2,632件(月平均219件)
38,361件(月平均3,197件)
<前年度比3.8%減>
<前年度比0.4%増>
6,148件(月平均512件)
87,684件(月平均7,307件)
<前年度比7.4%増>
<前年度比13.4%増>
レインズへの接続、IP型への移行の促進
レインズ非接続会員並びにF型・IPF型会員について、各支部の協力を得て宅建業
免許更新時に接続、IP型への移行を促進するとともに、新入会員等義務研修会、委員会
主催研修会等においても、その促進を図りました。
本年度末日現在のレインズ形態別状況は、次のとおりです。
◎レ イ ン ズ 会 員 数 2,615名(準会員含む。)
【内訳】I P 型 会 員
1,510名(57.8%)
IPF型会員
688名(26.3%)
F 型 会 員
226名( 8.6%)
非接続会員
191名( 7.3%)
レインズシステムの改善等
(公社)近畿圏不動産流通機構と連携のもと、レインズシステムをより使いやすくする
ため、システムの改善等について検討するとともに会員各位へ周知しました。
4.全宅連統合サイト「ハトマークサイト」事業の推進
「ハトマークサイト京都」未加入会員については、各支部の協力を得て宅建業免許更新時
に加入を促進するとともに、新入会員等義務研修会、委員会主催研修会等においても加入
並びに物件登録の促進を図りました。
全宅連ハトマークサイトのフルリニューアルに伴い、各支部ハトマーク研修会にて
リニューアル内容を説明するとともに、物件登録の促進を図りました。
なお、本年度末日現在のサイト加入状況及び物件登録状況(在庫物件数)は、次のとおり
です。
①
加入会員数
1,796名 (加入率 68.7%)
②
在庫物件数
売買物件:3,279件 賃貸物件:27,665件 合計:30,944件
5.流通センター研修会の開催
レインズIP型システム並びにハトマークサイト京都の利用促進等を図るため、流通
センター研修会を延べ15回開催しました。実施内容は下記のとおりです。
-25-
研修内容
①
レインズIP型システム
②
「まどりっくす・AD-1」
・
「ハトマークサイト京都」
③
「まどりっくす・AD-1」
・
「MAP CREATOR」
④
「まどりっくす・AD-1」・画像処理ソフト「Jtrim」・「レインズ」
⑤
「まどりっくす・AD-1」・画像処理ソフト「Jtrim」・「ハトマークサイト京都」
⑥
「まどりっくす・AD-1」
・
「ハトマークサイト京都」・「レインズ」
開催場所
本部会館、京田辺市商工会館、駅前大千ビル(綾部)
講
師
出席者数
アットホーム(株)、(株)イングの担当者
延べ124名
6.新入会員等義務研修会における流通センター事業の周知
毎月1回実施されている「新入会員等義務研修会」において、流通センター事業及び
指定流通機構(レインズ)、ハトマークサイト京都等について周知を図りました。
7.不動産流通センター業務規則等の違反者に対する審査請求
本年度は、「不動産流通センター業務規則」及び「全宅連倫理規程」の取引関係の規定
違反に対する会員からの審査請求はありませんでした。
また、(公社)近畿圏不動産流通機構から他協会会員との紛争処理に関する委託・調停等
の案件もありませんでした。
Ⅱ.人材育成委員会 (委
◎
員 長
田 修 一)
専門研修・啓発
1.新入会員等義務研修会に講師を派遣
毎月1回開催される標記研修会において、宅建業法のうち主に「第5章業務」の項を
中心に講師を派遣しました。(詳細は、「組織運営委員会(総務部門)」の項参照。)
2.ハトマーク研修の実施(保証協会京都本部と共催)
支部から提出された同計画書に関して、公益性を鑑み、研修内容、テーマ等の確認・助言等
をすると共に、同研修会を各支部において3回実施しました。(7支部により21回開催)
なお、本会ホームページに開催日時・内容等の案内を掲載し、一般公開しました。
3.全宅連キャリアパーソン講座の周知と受講者の募集への協力
同講座の周知と受講者の確保を図るために、次のとおり説明会等を実施したところ、
今年度は287名の方がキャリアパーソン講座の受講申込をされました。
説明会の実施
昨年4月からスタートしたキャリアパーソン講座受講の普及を図るため、下記のとおり
説明会を実施したところ80名の参加がありました。
-26-
①
日 時
平成26年11月11日(火) 午後1時30分∼午後3時30分
②
場 所
本部会議室
③
内 容
「わかりやすい不動産トラブル解決のポイント」
不動産キャリアパーソン講座講師
(一財)不動産適正取引推進機構 上席主任研究員
村 川 隆 生 氏
ハトマーク研修会での周知
各支部で実施されたハトマーク研修会にて各委員によりキャリアパーソン講座の説明
を行うと共に、DVDを利用して同講座を紹介し周知を図りました。
4.人権に関する研修の実施
人権に関する諸問題を適切に対処するため、京都市内会場(京都府・京宅協・全日京都
共催)と京都府北部(本部・第七支部共催)で人権研修会を実施しましたところ、両会場で
合わせて200名を超える参加がありました。
[京都市内会場]
日 時
平成26年10月30日(木) 午後1時30分∼午後3時30分
場 所
ルビノ京都堀川
内 容
「新しい視点から同和問題を考える」
関西大学社会学部 教授
石 元 清 英 氏
[京都北部会場]
日 時
平成27年1月19日(月) 午後3時∼午後4時30分
場 所
天橋立ホテル
内
容
「不動産業界に期待される人権問題の取組み」
大阪企業人権協議会 サポートセンター長
芝 本 正 明 氏
5.宅地建物取引士への移行に係る契約書式の改訂
宅地建物取引士への移行(4月1日)に伴い、当会の不動産売買契約書をはじめとした
契約書式を改訂し、協会ホームページに掲載しました。
◎
委託業務
1.平成26年度宅地建物取引主任者資格試験の実施
標記試験の協力機関として、(一財)不動産適正取引推進機構からの業務委託により、
同試験を次のとおり実施しました。
試験案内の配布
同試験の案内及び申込願書を書店・関係団体の窓口等に備え付けいただき、受験希望者
への配布〔配布期間:平成26年7月1日(火)∼7月31日(木)〕に努めました。〔行政、
関連団体、協会本部及び北部・南部相談所、各書店等において計8,204部配布〕
-27-
受験申込の受付
平成26年度の標記試験申込者数は4,922名でした。
なお、申し込みの内訳は次のとおりです。
①
インターネット申込
②
郵送申込
835名(受付期間26.7.1∼7.15)
4,087名(受付期間26.7.1∼7.31)
宅建試験監督員等業務説明会の実施
平成26年10月6日(月)及び7日(火)の2日にわたり、各支部より選出いただいた198名
の試験監督員及び本部員を対象とした標記説明会を実施いたしました。
平成26年度宅地建物取引主任者資格試験の実施
次のとおり、標記試験を実施いたしました。
①
試験日時
平成26年10月19日(日) 午後1時∼午後3時
(登録講習修了者は午後1時10分より)
②
会
③
受験者数
●京
※全
場
都
同志社大学
京田辺校地 (京都府京田辺市多々羅都谷1−3)
3,870名(前年比+2.8%) [受験率78.6%(前年比-0.1%)]
一 般 受 験 者
3,130名(男2,288名
女 842名)
登録講習修了者
740名(男 555名
女 185名)
国 192,029名(前年比+3.1%) [受験率80.6%(前年比+1.2%)]
一 般 受 験 者 151,802名(男109,185名 女42,617名)
登録講習修了者
④
40,227名(男 28,554名 女11,673名)
合格者数
●京
※全
都
711名(前年比+22.7%) [合格率18.4%(前年比+3.8%)]
一 般 受 験 者
504名(男 363名
女 144名)
登録講習修了者
204名(男 141名
女
63名)
国 33,670名(前年比+18.3%) [合格率17.5%(前年比+2.2%)]
一 般 受 験 者
23,660名(男16,619名
女 7,041名)
登録講習修了者
11,010名(男 6,739名
女 3,271名)
※合格判定基準 全50問中32問以上の正解(登録講習修了者は45問中27問の正解)
⑤
合格者内訳 ●京 都
平均年齢 33.6歳(男34.0歳 女32.6歳)
業 種 別 不動産業34.2% 金融業6.5% 建設業8.2%
学生20.3% 主婦3.1% その他27.8%
※全
国 平均年齢 35.3歳(男35.9歳 女33.9歳)
業 種 別 不動産業34.1% 金融業8.7% 建設業10.7%
学生10.5% 主婦4.0% その他32.0%
そ の 他 最高齢合格者 77歳(男性・大阪)
最年少合格者 12歳(男性・愛知)
-28-
⑥
合格発表
●日 時
平成26年12月3日(水)
●方
合格証書の送付及び不動産適正取引推進機構HP
法
京都府では、12月3日から3日間につき本部会館前に
合格者一覧(受験番号のみ)を掲載。
※
なお、今回の試験業務の執行状況について調査するため、(一財)不動産適正取引推進
機構から職員2名が派遣され、業務監察を実施されました。その結果、平成26年12月16日
開催の試験事務総括会議において、
「適正に行われていた」との評価を得ました。
2.宅地建物取引主任者「法定講習会」の実施
京都府知事の指定する講習会実施団体として、標記講習会を次のとおり実施しました。
開講回数
24回
受講者数
2,082名
講習科目及び講師等
①
人権問題等について及び宅建業法の改正点
京都府建設交通部建築指導課 副課長
〃
②
松
井 正 明 氏・小 埜 利 武 氏・青 野 和 平 氏
紛争事例と関係法令および実務上の留意事項
顧問弁護士
④
清 水 雅 之 氏
改正法令の主要な改正点と実務上の留意事項
一級建築士
③
主 査
武 部 一 郎 氏
尾
藤 廣
喜 氏・山 﨑 浩 一 氏・冨 増 四 季 氏
改正税制の主要な改正点と紛争事例および実務上の留意事項
税
理 士
市
原 洋 晴 氏・笹 井 雅 広 氏・北 脇 七 生 氏
3.取引主任者証交付業務の実施
京都府からの委託業務として、京都登録の宅地建物取引主任者に対して取引主任者証交付
業務を実施し、本年度においては、2,500名を対象に取引主任者証を交付いたしました。
4.宅建取引業免許「更新申請」及び「変更申請」の受付業務の実施
京都府からの委託業務として、京都市内(西京区大原野・大枝の各町を除く。)に主たる
事務所を設置して事業を営む宅建業者に対して、宅建業法第3条第3項に規定する宅建業
免許更新申請及び同法第9条に規程する変更届出書等の受付業務を行いました。
なお、本年度の受付状況は次のとおりです。
免許更新
116件
変 更 届 607件
5.取引主任者「新規登録」及び「変更届」受付業務の実施
京都府からの委託業務として、宅建業法第19条に規定する取引主任者の登録及び同法
第20条に規定する登録内容の変更についての受付業務を行いました。
なお、本年度の受付状況は次のとおりです。
新規登録申請
487件
変更登録申請 1,117件
-29-
書換(裏書)申請 347件
Ⅲ.社会貢献委員会 (委
◎
不動産相談
員 長
田 辺 博 一)
(委員長代理
田 中 邦 彦)
1.不動産無料相談業務の実施
安全・迅速・確実な住まい選びの方法や、不動産取引の正しい知識等について一般消費者
からの相談に応じ、また、取引に関する苦情の解決を図るため、保証協会「苦情解決・研修
業務委員会」と共同で不動産無料相談業務等を次のとおり実施しました。
不動産無料相談業務
①
相 談
日
【本部】毎週 火曜日・金曜日
受付時間 午後1時∼3時30分
【北部・南部】
毎月 第1・第3火曜日 受付時間 午後1時∼3時30分
②
場
所
【本部】京都府不動産無料相談所
(本部会館2階)
【北部】京都府不動産無料相談所(北部) (北部相談所内)
【南部】京都府不動産無料相談所(南部) (南部相談所内)
③
担当相談員
【本部】不動産相談委員及び保証協会「苦情解決・研修業務委員」
【北部】不動産相談委員
【南部】南部相談所専任相談員(内、1名は不動産相談委員と兼任)
④
相談受付件数並びに相談内容
内 容
業 者 に 関 す る 相 談
契約(事前相談含)に関する相談
物 件 に 関 す る 相 談
報 酬 に 関 す る 相 談
賃 貸 借 に 関 す る 相 談
申込証拠金等の返還
賃
明 渡 し時 補 修 ・ 敷 金返還
貸
契
約
更
新
借
契 約 (事 前 相 談 含 )
契
賃 料 ・ 価 格 等
約
そ
の
他
手 付 金 に 関 す る 相 談
税 金 に 関 す る 相 談
ロ ー ン 等 に 関 す る 相 談
登 記 に 関 す る 相 談
業法・民法に関する相談
建築(建基法含)に関する相談
価 格 等 に 関 す る 相 談
国土法・都計法等に関する相談
そ
の
他
合
計
本部
48
81
62
21
260
16
61
15
68
27
73
9
11
6
6
27
7
28
1
54
621
-30-
北部
1
4
1
0
3
0
0
0
1
0
2
0
0
0
1
0
0
0
0
4
14
南部
2
3
0
0
4
0
1
0
3
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
10
計
51
88
63
21
267
16
62
15
72
27
75
9
11
6
7
27
8
28
1
58
645
⑤
苦情相談受付件数並びに相談内容
内 容
業 者 に 関 す る 相 談
契 約 に 関 す る 相 談
物 件 に 関 す る 相 談
報 酬 に 関 す る 相 談
賃 貸 借 に 関 す る 相 談
手 付 金 に 関 す る 相 談
税 金 に 関 す る 相 談
ロ ー ン 等 に 関 す る 相 談
登 記 に 関 す る 相 談
業法・民法に関する相談
建築(建基法含)に関する相談
価 格 等 に 関 す る 相 談
国土法・都計法等に関する相談
そ
の
他
合
計
件数
1
18
8
1
5
2
0
0
0
4
2
0
0
0
41
「亀岡市」
・
「福知山市」各相談室における不動産相談件数
相談件数
亀岡市総合福祉センター
福知山市役所
計
10
8
18
事情聴取の実施
一般消費者からの取引に関する相談案件の解決を図るため、事情聴取会議を必要に
応じて実施するとともに、苦情解決業務に該当する案件については、保証協会「苦情解決・
研修業務委員会」に移管しました。
2.研修会の実施
一般消費者からの複雑多岐に亘る相談に対し迅速かつ的確な対応処理を図っていくため、
不動産相談役員を対象とした研修会を保証協会「苦情解決・研修業務委員会」と合同で
次のとおり実施し、より一層の専門知識の向上に努めました。
日 時
平成26年9月25日(木) 午後1時30分∼
演
寄せられた「疑問・質問に対する回答と解説」
題
出席者
38名
日 時
平成26年12月8日(月) 午後1時30分∼
演
寄せられた「疑問・質問に対する回答と解説」
題
出席者
32名
日 時
平成27年2月23日(月) 午後1時30分∼
演
設問のグループディスカッション・発表に対する回答と解説
題
出席者
34名
以上、講師は鴨川法律事務所
弁護士
-31-
山 﨑 浩 一 氏
3.(公社)全日本不動産協会京都府本部と情報交換会を開催
平成27年1月29日、相談業務、苦情解決業務及び両団体会員が関与する苦情解決申出
案件のその後の動き等について、全日京都府本部の苦情解決担当役員と情報交換会を開催
しました。
◎
地域活性 (委員長代理
西
村 孝 平)
1.一般消費者への啓発事業
住教育セミナー「かしこい不動産の買い方」を開催
気に入った住まいを安心して確実に購入していただけるように、マイホームを初めて
買われる方、将来の購入に向けて検討中の方を対象とした標記セミナーを次のとおり開催
するとともに、セミナー終了後には事前申込者を対象に「不動産相談」を実施しました。
①
日 時
平成27年2月14日(土) 午後1時30分∼3時30分
②
場 所
本部会議室
③
演 題
住教育セミナー「かしこい不動産の買い方」
④
講 師
社会貢献委員会(地域活性) 委員長代理
⑤
参加者
一般消費者48組(55名)〔参加申込者数 57組(70名)〕
⑥
相談者
13組〔相談申込者数12組〕
、金融相談(京都銀行・京都中央信用金庫・
西 村 孝 平
京都信用金庫)3組
2.地域事業
「北区民ふれあいまつり2014」に参画
不動産無料相談コーナー(相談件数5件)を中心に、不動産取引についての参考資料
(不動産無料相談所の案内リーフレット、住まいの購入ガイド・売却ガイド、マンガで
わかる住まいの賃貸借、
宅建ポケットティッシュ)を配布し、
区民との交流に努めました。
①
日 時
平成26年6月1日(日) 午前10時∼午後2時30分
②
場 所
船岡山公園(北区北大路通千本東入南側)
「福知山産業フェア」に参画
不動産無料相談コーナー(相談件数5件)を開設し、一般消費者からの「太陽光発電
による遊休地の活用方法の留意点」、「田舎暮らし物件の取得の仕方」等の相談に対応
するとともに、協会の事業活動の広報に努めました。
①
日 時
平成26年10月18日(土)∼19日(日) 午前9時30分∼午後4時
②
場 所
福知山三段池総合体育館、及び周辺
「下京区ふれ愛ひろば」に参画
不動産無料相談コーナー(相談件数3件)を中心に、不動産取引についての参考資料
(住まいの購入ガイド・売却ガイド、宅建ポケットティッシュ)及び子供向けお菓子を
配布し、区民との交流に努めるとともに、協会の事業活動の広報に努めました。
①
日 時
平成26年11月9日(日) 午前11時∼午後3時30分
②
場 所
梅小路公園芝生広場
-32-
3.社会貢献活動
清掃美化活動
①
平成26年7月5日(土)
阪急桂駅周辺
②
平成26年8月8日(金)
大堰川緑地東公園・グランドと住宅地周辺道路
③
平成26年11月20日(木)
長岡京市立産業文化会館周辺
Ⅳ.業務サポート委員会 (委
員 長
合 田 雅 人)
1.パンフレット「平成26年度会員サポート事業のご案内」の作成及び会員への配付
会員を対象とした各種サポート事業についての概要、メリット、問合せ先を一冊にまと
めた標記パンフレットを作成し、広報誌に同封のうえ配付、ホームページに掲載(PDF
形式)、支部審査会開催時に会員へ配付、本部等事務局の窓口並びに新入会員義務研修会に
て受講者への配付等により、会員周知及び利用促進に努めました。
2.会員専用不動産広告「ハトマーク・ナビ」発行への協力
会員特別料金で不動産広告を掲載できる標記広告について、会員周知に努めました。
なお、同広告は昨年度に引き続き、京都新聞の本紙に掲載しました。
発 行 日
平成26年5月31日(土)・6月28日(土)・7月26日(土)・8月30日(土)・
9月27日(土)・10月25日(土)・11月22日(土)・平成27年1月31日(土)・
2月28日(土)・3月28日(土)
発 行 元
(株)京都新聞COM・(株)新通(広告代理店)
配布地域
京都府・滋賀県 京都新聞発行エリア全域[491,307部]
3.協会・ハトマークPR業務
会員業務支援の一環として、全宅連系宅建協会員のシンボルマークである「ハトマーク」
及び宅建協会員が不動産取引を行う際の「安心・信頼」並びに協会実施の不動産無料相談
業務等を、上記の会員専用不動産広告「ハトマーク・ナビ」に掲載し、一般消費者へPR
しました。
4.宅地建物取引主任者賠償責任補償制度の加入者の募集
宅地建物取引主任者を対象とした標記補償制度(取扱代理店:(株)宅建ブレインズ、引受
保険会社:損害保険ジャパン日本興亜(株))について、案内パンフレットを広報誌〔7月
(中途加入)・9月(平成27年度新規加入)〕に同封のうえ配付し、会員周知及び加入促進に
努めたところ、今年度は53名(42会員)の新規加入及び途中(追加)加入がありました。
なお、前年度からの更新者は、1,040名(678会員)です。
5.総代理店制度の周知及び加入促進
平成23年5月16日、本会と兵庫宅建(株)との業務提携により、同社が実施する損害保険
の総代理店制度(引受保険会社:富士火災)の取扱いを開始いたしました。
同制度は、参画会員が損害保険の代理店を行う際に、代理店業務の一部(保険料試算・
各種書類作成など)を総代理店が代行することにより、会員の代理店業務における負担を
軽減することができるもので、同制度について会員周知に努めました。
-33-
6.宅建ファミリー共済の代理店募集
標記の賃貸物件入居者向けの家財・什器備品保証や借家人賠償保証等の少額短期保険に
ついて、(株)宅建ファミリー共済関西営業所より会員に対する代理店募集の協力依頼が
ありましたので、案内文書を広報誌に同封の上、会員への周知に努めました。
7. 京都宅建・ろうきんローン制度の周知及び推進
昭和63年4月より近畿労働金庫と業務提携している標記のローン制度について、新入
会員等義務研修会等を通じて会員への周知を行いました。
8.エクソンモービル給油カードの周知
兵庫宅建(株)と(株)イチネンとの提携により実施の、全国(一部除く)の指定ガソリン
スタンドにおいて一律価格で給油できる標記カードについて、案内文書を新入会員等義務
研修会等にて配付し、会員への周知に努めました。
9.不動産コンサルティング近畿ブロック協議会への協力
不動産コンサルティング業務に対する社会的認知度を高めるための「教育」の実施を目的
として設立された、近畿地区の不動産業界団体による横断的な組織「不動産コンサルティング
近畿ブロック協議会」が主催する「基礎教育」(全3回)研修会、及び不動産コンサルティング
マスターの「専門教育」(全2回)の周知、受講者募集等に協力しました。
10.ハトマーク健診の実施
会員が人間ドック及び脳ドック等の医療健診を全額自己負担で受診する場合に限り、
本会と提携している京都府下14ヶ所の医療機関(提携先医療機関はハトマークサイト京都
に掲載)において、
会員特別価格にて受診できる標記健診を実施するとともに同健診の周知
に努めました。(平成22年7月1日より実施)
同健診は、会員代表者のみならず、代表者と生計を一にする配偶者及び従業員並びに
役員等が受診対象者です。
11.集団取扱「がん保険制度」並びに「医療保険制度」への加入促進
アメリカンファミリー生命保険会社(募集代理店:(株)トータル保険サービス)との間の
集団取扱により、全宅連推せんによる同保険制度の周知に努めました。
12.協会機関誌「京宅広報」の発行
業協会・保証協会の共益目的事業活動等を周知するため、年6回(奇数月)発行し、全宅連・
全宅保証発行の不動産総合情報誌「リアルパートナー」等と同封にて会員並びに関連団体等
に送付しました。
13.協会ホームページの運営
会員専用ページの「本部行事予定」を毎日、「不動産無料相談の受付件数」を定期的に更新
しました。
14.会員の業務相談の実施
会員からの宅建業法等に関する相談申込み(所定の申込書でのファクシミリ等による
相談申込み)について、班編成による輪番制等にて対応しました。(相談件数227件)
-34-
15.会員対象「法律相談」(顧問弁護士)の実施
鴨川法律事務所での顧問弁護士による会員の「法律相談」を実施しました。(事前の日時
設定をした後に相談実施、30分の相談料を協会負担、相談件数73件)
16.(一社)全国賃貸不動産管理業協会(全宅管理)京都支部への協力
よくわかる全宅管理・入会申込書の配付
標記協会への入会促進を図るため、各支部審査会やハトマーク研修会の開催時に全宅
管理制作「よくわかる全宅管理・入会申込書」を会員に配付し、京都支部の事業に協力
しました。(京都における同会の会員数229会員)
会員研修会の実施に協力
標記協会への入会促進及び会員の研修事業の一環として、次のとおり会員等研修会が
実施され、これに協力いたしました。
①
日
時
②
参加人数
③
テ ー マ
平成26年11月10日(月) 午後1時30分∼午後4時10分
67名
第1部 ○「ローコストで行う空室対策の極意!!」
○「
(一社)全国賃貸不動産管理業協会の事業について)」
講師:(一社)全国賃貸不動産管理業協会
業務企画委員長
岡 田 日出則 氏
第2部 収益物件購入提案書作成支援ソフト
「賃貸管理サポート2012・賃貸住宅事業収支計算ソフトPro2012」
説明者:(株)リアルプロ・ホールディングス
代表取締役
遠 藤 雅 志 氏
17.実務セミナーの実施
実務における知識・技術の向上及び人材育成などを目的とした会員支援事業の一環として、
次のとおり標記セミナーを開催しました。
① 日
時
平成26年11月27日(木) 午後1時30分∼
②
参加人数
114名
③
演
「どうなる!?日本経済の行方∼アベノミクスと日本経済復活の秘策∼」
題
講師:株式会社経世論研究所 所長
中小企業診断士
① 日
時
三 橋 貴 明 氏
平成27年2月27日(金) 午後1時30分∼
②
参加人数
84名
③
演
「どうなる!?日本経済の行方∼アベノミクスと日本経済復活の秘策∼」
題
講師:京都大学大学院工学研究科教授
京都大学レジリエンス研究ユニット長
藤 井
-35-
聡 氏
18.女性部会の設立及びセミナー等の開催
女性会員(従業員を含む)の資質の向上及び交流の機会の拡大並びに積極的な協会事業
への参画を目的として、
標記の女性部会を設立いたしました。(平成26年7月31日規約制定、
同年8月1日設立)
また、部会活動の一環として、次のとおりセミナーを開催するとともに、セミナー終了後、
併せて懇談会も行いました。
① 日
時
平成26年9月19日(金) 午後1時20分∼午後3時20分
②
参加人数
44名(代表者21名・従業員23名)
③
テ ー マ
「女子力を鍛える!!」
講師:京都中央信用金庫 西野山支店長
① 日
時
中 西 佳代子 氏
平成26年11月17日(月) 午後1時20分∼
②
参加人数
27名(代表者7名・従業員20名)
③
テ ー マ
「女性が社会で戦っていくための秘訣!!」
講師:オフィスアドバイザー
① 日
時
白 石 多津子 氏
平成27年3月12日(木) 午後1時20分∼
②
参加人数
23名(代表者9名・従業員14名)
③
テ ー マ
「上手な法律事務所の使い方!!」
講師:坂口俊幸法律事務所 事務局長
中 塚 和 喜 氏
19.青年部会の開催
各支部に支部青年部が「協会本部事業・支部事業並びに関連団体・災害ボランティア
団体への協力と人材育成のための研修会・勉強会、福利厚生事業及び親睦活動などを通じ、
相互の交流を深め、次代の協会を担う人材育成と資質向上と新しい不動産流通業務の推進
を図ることを目的」として設置されているなか、各支部青年部事業の統一化を図ることを
目標に掲げ、①支部青年部の携帯電話等電子メール通信網の構築、②支部青年部規約の
廃止及び本部青年部会規約の制定(案)、③青年部員(従業員)増強の方策、④支部青年部員
(代表者・従業員)対象の懇談会・交流会の計画、⑤青年部会の今後の諸問題、について
順次検討するとともに、執行部へ「青年部会」改革および改称について上申いたしました。
①
平成26年8月28日(木)
② 9月26日(金)
④
平成27年1月23日(金)
⑤ 2月5日(木)
③ 11月13日(木)
全支部青年部合同研修会等の開催
昨年度まで各支部青年部が実施されていた研修会を、本年度から当委員会(部会担当)
が主宰となり、各支部青年部員間の交流と青年部員の資質向上を図るため、次のとおり
開催しました。
-36-
○
日
時
平成27年2月5日(木) 午後4時30分∼
○
場
所
京都ロイヤルホテル&スパ
○
参加人数
162名
○
演
「明日からの生き方変えたる!」
題
講師:関西京都今村組 最高顧問
今 村 克 彦 氏
20.京都青年中央会主催の事業に参画
京都青年中央会主催の諸会議や講習会等に役員等が積極的に出席し、情報交流や意見
交換等を行いながら、団体同士の相互の連携を深めました。
21.平成26年度 京都宅建 親睦ゴルフ大会、ソフトボール大会の実施
本年度の各親睦大会は、本部主催により、会員間の親睦を図るために、次のとおり開催
しました。
親睦ソフトボール大会
①
期
日
平成26年10月1日(水)
②
会
場
横大路グランド(伏見区)
③
参 加 数
10チーム
④
成
Aゾーン
績
優 勝
第三支部Bチーム ・ 準優勝
Bゾーン 優 勝
第二支部
第四支部
親睦ゴルフ大会
①
期
日
平成26年11月12日(水)
②
会
場
亀岡カントリークラブ(亀岡市東別院町)
③
参加人数
122名
④
成
[個人]
績
優 勝
岡
準優勝
宮 原 一 人 (第六支部)
第三位
伊 藤 整 一 (第三支部)
[団体] 優 勝
第三支部 ・ 準優勝
第三位
Ⅴ.組織運営委員会 (委 員 長
◎
康 博 (第三支部)
第六支部
第一支部
梶 原 義 和 ・ 委員長代理
大 江 康 照)
総務部門
1.新入会員及び新任代表者に対する義務研修会の実施
新入会員及び新任代表者に対して、毎月1回、当委員会(入会審査)の翌日に人材育成
(専門研修・啓発)、情報提供(地域政策推進)、社会貢献(不動産相談)各委員会及び保証
協会「苦情解決・研修業務委員会」の役員等に講師を依頼し、延べ12回開催しました。
(新入会員数は「入会審査」の項参照。)
-37-
2.不動産業開業支援セミナーの開催
不動産業に興味がある方や不動産業の開業を検討されている方を対象とした標記セミナー
を次のとおり開催しました。
開催日時
平成26年12月17日(水) 午後1時30分∼
開催場所
本部会議室
内
容
①
開業案内DVD視聴
②
宅建業の新規免許申請における注意点(京都府担当官)
③
会員サポート事業の概要(講師:業務サポート委員長)
④
不動産業開業体験談(講師:会員2名)
⑤
宅建免許取得から京都宅建入会までの流れ(事務局職員)
⑥
個別相談会(希望者のみ)【セミナー終了後】
セミナー参加者
37名(内、女性6名)<参加申込者数44名>
個別相談会相談者
12名<個別相談会希望者数18名>
3.協会ホームページ内、支部ページの構築
協会ホームページ内に各支部からのお知らせや支部会員が閲覧できる「支部のご案内」
ページを構築しました。
4.平成26・27年度「会員名簿」の発行及び会員名簿貼付用「新入会員シール」の作成
本年度の役員改選に伴い、各支部協力のもと業協会・保証協会「会員名簿」を発行する
とともに、同会員名簿に貼付する平成26年9月以降入会者の「新入会員シール」を作成し、
会員に配付しました。
5.平成26年度定時総会の会務運営
総会当日の受付業務等を担当し、円滑な運営に努めました。
6.入会案内リーフレットの作成
標記リーフレットの在庫払底に伴い、現行の掲載内容に加筆・修正を加え作成し、新規
免許業者等に送付等しました。
7.役員傷害保険業務
役員災害補償規程に基づき、標記保険を締結(継続)するとともに、保険契約の円滑な
運用に努めました。
8.平成27年新春賀詞交歓会の開催
標記交歓会を次のとおり開催しました。
開催日時
平成27年1月6日(火) 午前11時∼
開催場所
京都ブライトンホテル
出 席 者
237名
-38-
◎
財務部門
1.予算の執行及び金銭執行並びに在庫管理
予算の執行に当たっては、事業運営上、諸経費の節減を心がけ効率的運営に配慮して、
執行に努めました。
また、合理的な運営を図るとともに各委員会にご理解とご協力を願って平成27年度予算
原案を策定致しました。
2.会費の徴収に関する業務
会費徴収業務の効率化・迅速化を図るため、平成18年度より会費の「自動引き落とし
(口座振替)」を実施するとともに、新入会員及び未契約会員に対し、各支部の支部長・
財務担当役員のご協力を頂いて会費の「自動引き落とし(口座振替)」同意書並びに「口座
振替依頼書」の回収に努めました。
また、未納会費については、保証協会と協力して実情の把握と催告をねばり強く実施
致しました。
なお、保証協会定款第12条第7号(支払義務を1年以上履行しなかったとき)に基づく
保証協会会費未納者に対し、会員資格喪失申請手続き(5件)を行いました。
3.会館建設借入金返還に関する残務整理
本年度は会館建設借入金の返還はありませんでした。
4.監査
平成25年度決算に関し会計及び業務処理状況を平成26年4月18日に、また、平成26年度
の業務執行状況等について、平成26年10月9日及び平成27年2月9日にそれぞれ中間監査
を受け、収入・支出ともにその内容に違算もなく、報告書のとおり正確であることを認め
られました。
◎
本部支部連絡調整:LC (専務理事
北 川 安 彦)
本部・支部間の連携を緊密にするため、①本部からの各支部への各種事業の連絡・協力
要請、②各委員会からの各支部への委員会事業の連絡・協力要請、③各支部からの本部
への各種要望、④各支部からの支部事業の報告、⑤各支部における日常業務に関する情報
交換、の各事項等について協議しました。
◎
入会審査
1.入会申込者の資格審査
毎月定例日に保証協会と合同で委員会を開催し、「入会審査基準」等に基づいて厳正
公平に審査を行い、次のとおり承認しました。
新入会承認
正会員
70名 ・ 準会員 10名
-39-
2.会員の免許更新の審査
免許更新に該当する会員に対しては、「免許更新における会員の資格審査実施要領」
に基づき、委員会は各支部長に委託して更新審査を行いました。(免許更新対象会員数:
200名)
また、宅建業法により設置・備付が定められている事項に不備がないかを各自で確認
する為の「免許更新時の事務所自主チェック表」を免許更新該当会員に配付し、審査業務
の推進を図りました。
3.新入会員増強の推進(組織運営委員会(総務部門)に協力)
新規開業予定者や新規免許取得者に対して事務所訪問や電話連絡により、当協会の事業
や活動を案内するとともに、新規入会の促進に努めました。
4.会員入退会状況
(正会員)
(準会員)
区分
年月
月始
会員数
H26.4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
H27.1月
2月
3月
計
2,411
2,410
2,408
2,408
2,410
2,407
2,405
2,404
2,409
2,415
2,414
2,414
同月中
入会者数
5
6
8
6
2
5
5
10
9
4
4
6
70
Ⅵ.京宅諮問会議 (委 員
長
退会者数
6
8
8
4
5
7
6
5
3
5
4
15
76
月末
会員数
区分
年月
月始
会員数
2,410
2,408
2,408
2,410
2,407
2,405
2,404
2,409
2,415
2,414
2,414
2,405
H26.4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
H27.1月
2月
3月
計
211
212
212
212
213
213
215
215
213
214
214
210
同月中
入会者数
2
1
0
1
0
2
1
0
1
1
0
1
10
退会者数
1
1
0
0
0
0
1
2
0
1
4
1
11
月末
会員数
212
212
212
213
213
215
215
213
214
214
210
210
千 振 和 雄)
1.開発道路等に係る諸課題の解消に向けて
会長より、
「開発道路等に係る諸課題の解消に向けて」の提言書(案)を作成するように
との諮問があり、外部の有識者も含む11名で「開発道路等に係る諸課題担当チーム」を
組織しました。
同チームでは、伊藤副会長を座長として3回にわたり検討を重ね、提言書(案)「開発道路
の帰属の適正化について(提言)∼良好な都市ストックの形成を目指して∼」をまとめて、
会長に答申しました。
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Ⅶ.提言活動 (会 長
大工園
)
1.私道の給水管埋設時の承諾書問題
平成26年10月30日(木)、本部会議室において、会長をはじめとする担当役員が京都市
上下水道局の水道管路管理センター所長、管理課長、給水課長等と面談し、本件のパブ
リックコメント(市民意見募集)に関する説明をお伺いした後、意見交換を行いました。
平成23年2月に提言を行って以来、最重要事項として取り組んでまいりました要望活動
や意見交換等が実り、平成27年4月1日から「関係条例の一部改正」
「申請手続きの見直し」
が施行されることになりました。
2.地籍調査事業の促進に関する提言
京都府への提言
平成26年10月6日(月)、京都府庁において、会長をはじめとする担当役員が農林水産
部長、農村振興課長等と面談し、「地籍調査事業の未実施・休止市町村への指導」を要望
するとともに、地籍調査の促進に協力していくことを確認しました。
京都市への提言
平成26年10月8日(水)、京都市役所において、会長をはじめとする担当役員が財産
活用促進課長、地籍調査担当課長等と面談し、「強力な実施体制の構築とともに、平成27
年度予算における同事業費の大幅な増額」を要望するとともに、情報を共有していくこと
を確認しました。
3.「公図訂正」並びに「筆界特定制度」等に関する意見交換
平成27年2月26日(木)、京都地方法務局において、会長をはじめとする担当役員が不動産
登記部門の首席登記官、次席登記官等と面談し、
「職権による公図訂正」並びに「筆界特定
制度」等について意見交換を行うとともに、今後も継続していくことを確認しました。
Ⅷ.京宅サポートセンター設立準備特別委員会 (委 員 長
(委員長代理
東
勉)
伊 藤 良 之)
平成26年度定時総会において、業協会とは別団体である「京宅サポートセンター」の設立
が承認され、標記準備特別委員会を設置し、同センターの設立に向け所要の準備を検討して
いました。
しかし、火災保険の契約期間が現行の最長35年間から10年に改定されることにより、当初
計画していた総代理店収入が見込めず、センター設立後の運営が厳しい状況になるものと
判断し、当分の間、センター設立に向けての所要の準備を延期することにしました。
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監 査 報 告 書
平成27年4月20日
公益社団法人京都府宅地建物取引業協会
会
長
大 工 園
様
公益社団法人京都府宅地建物取引業協会
監 事
中 野 雄 介
〃
二 浦 正 和
〃
小 谷
肇
私たち監事は、平成26年4月1日から平成27年3月31日までの事業年度における理事の職務
の執行及び会計について監査を行いました。
その方法及び結果について、次のとおり報告いたします。
1
監査の方法及びその内容
各監事は、理事及び使用人等と意思疎通を図り、情報の収集及び監査の環境整備に努める
とともに、理事会その他重要な会議に出席し、理事及び使用人等からその職務の執行状況
について報告を受け、必要に応じて説明を求め、重要な決裁書類等を閲覧し、業務の状況を
調査いたしました。
以上の方法に基づき、当該事業年度に係る事業報告について検討いたしました。
さらに、会計帳簿又はこれに関する資料の調査を行い、当該事業年度に係る計算書類(貸借
対照表及び正味財産増減計算書)及びその附属明細書並びに財産目録について検討いたし
ました。
2
監査の結果
事業報告等の監査結果
一
事業報告は、法令及び規則に従い、法人の状況を正しく示しているものと認めます。
二
理事の職務の執行に関する不正の行為又は法令若しくは定款に違反する重大な事実は
認められません。
計算書類等の監査結果
計算書類及びその附属明細書並びに財産目録は、法人の財産及び損益の状況をすべて
重要な点において適正に示しているものと認めます。
-51-