mbed NXP LPC1768評価用ベースボード ☆Board Orange(スターボード・オレンジ) 組立てマニュアル(簡易版) 10.回路図 1 2 3 4 1.はじめに GND A CN1 DC 5V 1 2 3 4 5 6 7 8 CN2 microSD C1 0.1u GND GND TP27 TP25 GND 2.仕様 C2 0.1u B SD_DI SD_DO SD_CK SD_CS SD_CS SD_DI SD_CK B SD_DO 3V3 BAT1 C11 GND 47u TP28 TP26 8 7 TP24 VDD TP23 DCH TP22 GND 6 5 C6 0.1u GND TP21 TRG TH C3 0.1u OUT CNT D6 BAT43 RES D5 BAT43 IC1 LMC555 3V3 GND 1 2 3 4 C5 0.1u GND LCD BIAS用負電源DC-DCコンバータ 必要に応じて部品実装 GND R1 4.7K C7 1000PF GND A この度はmbed NXP LPC1768評価用ベースボード、StarBoard Orange (スターボード・オレンジ:以下☆Board)を お買い上げ頂きありがとうございます。☆boardは、mbed NXP LPC1768を使用したアプリケーションやシステムを より容易に作成・評価するために作られた評価用ベースボードです。LAN、microSD、USB Host、LCD I/F等を備え ており、それらを使用したアプリケーションやシステムを即座に構築し、実験・評価ができます。また、ACアダプ タ入力も備えるため、開発後はスタンドアローンでの使用も可能です。基板上にはフリーエリアや外部回路との接 続用コネクタのプリントパターンも用意されているため、デバイスの追加や回路の拡張も容易にできます。 尚、本マニュアルは、簡易版となっておりますので、より詳しい情報は、mbed.orgのNotebookに順次掲載します ので、併せてご覧ください。 http://mbed.org/users/logic_star/notebook/star_board_orange/ DB7 DB5 E RS TP5 TP9 TP13 TP17 CN4 C4 0.1u GND 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 C DB6 DB4 DB2 DB0 RW BIAS VDD mbed DB7 DB5 DB3 DB1 E RS VSS mbed NXP LPC1768 DB7 14 DB5 12 10 8 E 6 RS 4 2 GND 13 DB6 11 DB4 9 7 5 RW 3 1 TEXT-LCD J3 GND VLCD GND CN8 VLCD J2 GND -2V GND J4 C ■搭載I/F ・TEXT LCD I/F ・microSD ・USB Host TYPE-A ・LAN ・mbedコネクタ パラレル接続用端子を装備。ブレッドボード用のジャ ンパー線を挿してブレッドボードとの配線も簡単です。 また基板拡張用のコネクタを追加実装することによっ てスタックした基板側でもmbedのすべての信号線を 利用することが可能です。 ・ACアダプタ入力 2.1φセンタープラス 5V安定化タイプが使用できます。 スタンドアーロン動作させるときに使用します。 ・CR2032リチウムコイン電池(基板裏面・オプション) mbed内蔵のRTCのバックアップ電源として使用しま す。 ■基板サイズ ・ICB-293(サンハヤト社)互換サイズ(72×95mm) ネジ穴、ランド位置を互換設計しているため追加回路 をICB-293上で構成し、容易にスタックすることが可 能です。 ■その他の特徴 ・フリーエリア (20×5ホール) 追加デバイスを搭載するためのフリーエリアを準備し ました。 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 TP8 TP12 CN7 RDRD+ TDTD+ DD+ DB7 DB6 DB5 DB4 E RW RS 3V3 DB6 DB4 RW RW GND D D3 1S3 D4 1S3 C12 47u C10 47u GND GND 3V3 C9 0.1u C8 0.1u 5V RF1 VLCD RUSBF075 3.3V 5V J1 LED_LA LED_LK LED_RK LED_RA 5V GND 3V3 5V GND 3.3V PWR GND フリーエリアに配置 PWR GND GND GND C14 47u E GND DD+ TD+ TDRD+ RD- 1 2 3 4 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 GND C13 0.1u GND R3 R2 GND CN3 USB CN9 LAN ・部品の型名、定数は変更の可能性があります。 ・一部のパスコンについては、実装を省略する場合があります。 E mbedベースボード Starboard Orange (スターボード・オレンジ) Version 1.5 2010/07/11 2011/05/02 Copyright (c) 2010-2011 GPS Labo @logic_star 3.基板図 J5 GND TP16 VR1 100K D 1 2 3 4 4 1 マニュアル03版 Copyright (c) 2010-2011 GPS Labo @logic_star 4.部品表 5.組立 StarBoard Orange部品表 確認 実装順番 記号 品名 □□ 31 CN1 2.1mm標準DCジャック □□ 1 CN2 microSDコネクタ □□ 22 CN3 USBコネクタ TYPE-A □□ - CN4 SIL-20P □□ 23 CN5 ピンソケット 20Px2 40P □□ 24 CN6 ピンソケット 20Px2 40P □□ - CN7 SIL-20P □□ 25 CN8 ピンソケット 7Px2 14P □□ 32 CN9 パルストランス内蔵LANコネクタ □□ 37 BAT1 CR2032コイン電池ホルダ □□ 7 C1 積層セラコン □□ 8 C2 積層セラコン □□ 9 C3 積層セラコン □□ 10 C4 積層セラコン □□ 11 C5 積層セラコン □□ 12 C6 積層セラコン □□ 13 C7 積層セラコン □□ 14 C8 積層セラコン □□ - C9 積層セラコン □□ 16 C10 電解コンデンサー □□ 17 C11 電解コンデンサー □□ 18 C12 電解コンデンサー □□ 15 C13 積層セラコン □□ 19 C14 電解コンデンサー □□ 2 R1 抵抗 □□ - R2 抵抗 □□ - R3 抵抗 □□ 3 D3 整流用ショットキーバリアダイオード □□ 4 D4 整流用ショットキーバリアダイオード □□ 5 D5 ショットキーバリアダイオード □□ 6 D6 ショットキーバリアダイオード □□ 21 IC1 タイマーIC □□ 20 VR1 半固定抵抗 □□ 26 J1 ピンヘッダ 1Px3 3P □□ 27 J2 ピンヘッダ 1Px3 3P □□ 28 J3 ピンヘッダ 1Px3 3P □□ 29 J4 ピンヘッダ 1Px3 3P □□ 30 J5 ピンヘッダ 1Px3 3P □□ 36 J1~J5用 ジャンパーピン □□ 33 RF1 ポリスイッチ □□ 34 LCD LCDキャラクタディスプレイモジュール □□ 35 スペーサ LCD固定用 11mm :完成品で未実装の部品 :完成品で未実装の部品(DC-DC Converter部分) 型番 2DC0005D100 DM3AT-SF-PEJ - - - LCDに含まれる J0011D21B CH25-2032 0.1μF 0.1μF 0.1μF 0.1μF 0.1μF 0.1μF 1000PF 0.1μF 0.1μF 47μF/35V 47μF/35V 47μF/35V 0.1μF 47μF/35V 4.7KΩ 未実装 未実装 1S3 1S3 BAT43 BAT43 LMC555CN 100KΩ - - - - - - RUSBF075 SC1602BS-B(-SO-GB-K) AS-2611(廣杉計器)等 Ver.1.5.2用 2011/03/22 完成品での実装 備考 秋月電子通販コード ○ C-01604 ○ 基板単体品:実装 C-02395 ○ C-00160 未実装 ○ C-00085 ○ C-00085 未実装 ○ C-00169 ○ P-00819 未実装 P-00706 ○ ○ 未実装 DDConv.部 ○ 未実装 DDConv.部 未実装 DDConv.部 未実装 DDConv.部 ○ 未実装 実装省略可 ○ P-03120 ○ P-03120 ○ P-03120 ○ ○ P-03120 未実装 DDConv.部 未実装 未実装 ○ I-01707 ○ I-01707 未実装 DDConv.部 I-03013 未実装 DDConv.部 I-03013 未実装 DDConv.部 I-00958 ○ P-03283 ○ C-03949 ○ C-03949 ○ C-03949 ○ C-03949 ○ C-03949 ○ J1~J5用 P-03687 ○ P-00506等で代替 ○ P-00040 ○ 10mm+ワッシャー 2 ☆Board基板のみを購入された方は、『4.部品表』を 参考に部品の購入、ハンダづけを行ってください。 ■ハンダづけ 背の低い部品から順にハンダづけを行います。『4.部 品表』の実装順番の欄にある数字を参考に小さい数字の 部品から順にハンダづけを行ってください。 【ご注意】 (1)microSDコネクタは、ハンダづけ済です。 ※SMD(表面実装部品)のため (2)LANコネクタ(CN9)は、基板に押込み過ぎると斜めに 実装されてしまいますので、よく確認の上、ハンダづ けを行ってください。 ■LCDの装着 LCDユニットと☆BoardをCN8で接続し、LCDユニット 右上のネジ穴を利用しでスペーサで固定してください。 6.調整 (1)mbedを正しく実装します。 (2)J1~J5を以下のとおりセットします。 J1:5V J2:GND J3:VLCD J4:GND J5:GND (3)CookbookにあるTEXT-LCDアプリケーション http://mbed.org/cookbook/Text-LCD のインポートを 行い以下の部分を変更してください。 main.cpp: TextLCD lcd(p10, p12, p15, p16, p29, p30); // rs, e, d0-d3 ↓ TextLCD lcd(p24, p26, p27, p28, p29, p30); // rs, e, d0-d3 続いてコンパイルを行い、生成されたオブジェクトを mbedにダウンロードを行ってください。このとき、 ☆Boardは、PCからのUSB給電のみで動作することがで きますので、ACアダプタを接続する必要はありません。 (4)mbedのリセットボタンを押下します。 (5)VR1を調整し、LCDのコントラストを調整します。 7.回路説明 ■LCD I/F 一般に広く売られているTEXT-LCDユニットを接続する ことが出来ますが、LCDユニットの種類によって、1,2ピ ンの電源極性が異なります。使用するLCDユニットに合 わせて、J2, J3を正しく設定してください。 ■LCD BIAS用負電源DC-DCコンバータ(チャージポンプ) 通常、この回路部分の実装は必要ありませんが、以下 の場合には、実装を行い動作させてください。 ①PCからのUSB電源の給電電圧が低く十分なLCDの コントラストが得られない場合。 ②5V用LCDを3,3Vで動作させる場合。 ■USB Host TYPE-A USBデバイスへの電源供給は、PCからのUSB給電また は、ACアダプタから行われますが、ACアダプタを使用し ない場合は、mbedならびに☆Boardの内部回路での電圧 ドロップにより、5Vを下回ります。また供給出来る電流 にも制限がありますので、USB Host機能を使用する場合 は、必ずACアダプタを使用してください。 ■ACアダプタ入力 2.1φセンタープラス 5V安定化タイプが使用可能です。 ■CR2032リチウムコイン電池(基板裏面) 電源オフ時にmbed内蔵のRTCをバックアップしたい場 合は、電池ホルダーを別途購入し、ハンダづけを行って ください。尚、コイン電池のショートは、大変危険です ので、実装には充分注意を払ってください。また本ボー ドを長時間使用しない場合は、コイン電池をホルダーか ら取り外してください。 ■ジャンパー(J1~J5)設定 J1:LCDへの供給電圧の選択(5V or 3.3V) J2、J3:LCDへの供給電圧極性の選択 ※詳細は『10.回路図』を参照してください。 J4:LCD BIASの選択 ※通常はGNDに設定。 J5:LCDのRW制御の選択 ※RW制御を行わない場合はGNDに設定。 8.注意事項 本ボードは、mbedの実験、評価用基板として、設計されています。静電気対策や安全対策など工業製品の品質基準 レベルを満たしておりませんので、組込み用途等には使用しないでください。 9.サポート ご購入いただいた☆Boardの不具合等に関しては、以下までお問い合わせ下さい。 きばん本舗 [email protected] 技術サポートに関しては、mbed.orgで行う予定です。詳しくは、以下ページでご案内致します。 http://mbed.org/users/logic_star/notebook/star_board_orange/ 3
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