超高速開発コミュニティ 講演資料 アプリケーション開発の高度化 ~AP開発近代化への挑戦!~ 2015年4月24日 日本電気株式会社 プロジェクト・マネジメント統括本部 主席PMO 大場 彰夫 最近のミッションクリティカルAP開発の傾向 Page 2 © NEC Corporation 2015 最近のミッションクリティカルAP開発の傾向 難易度UP! 1.開発期間、開発コスト コストDOWN! ①上流工程の難易度、工数増大 目的や要求が複雑化してきており要件定義や外部設計に多くの時間がかか る傾向が強くなっている(特に大規模開発) ②開発全体のコスト(期間と費用)削減 開発のコスト(期間と費用)削減への強い要求 -期間は、月単位の短縮 -費用は、年率 数%~10%程度の圧縮 過去 基本設計 機能(実装)設計 BD FD (10%) (20%) 詳細設計~製造/単体テスト DD~M/UT 結合試験 SI 総合試験 PT (40%) (20%) (10%) 上流工程(30%→50%) 現在~ BD FD DD~M/UT SI PT (20%) (30%) (20%) (20%) (10%) 上流の設計コストが 増大 Page 3 © NEC Corporation 2015 開発全体の コストは、減少 プロダクトスコープ=顧客のビジネスゴールの明確化 が要件定義で確定できず設計工程に持ち越される 傾向が強くなっている。 最近のミッションクリティカルAP開発の傾向 TCO DOWN! 2.TCOや品質への要求 品質UP! ①システムライフサイクルを通じたTCO削減 ・最小限の投資で最大限の効果を期待されるため、かつてのように新規に システムを開発するのではなく、システムを変更しながら継続的に使用する 傾向が強くなっている。 ②「品質」の作り込みへの要求 ・システムのライフサイクルを通じて「早く安く良く」開発すること、維持の効率的 かつ高品質が期待されてきている。 そのために、仕様の追加やゆらぎに強いAP構造の実現、業務フローやUIの 早期確立、試験範囲が容易にわかる設計が必要になってきている。 「品質」とは 新規開発 プロダクトスコープ: 顧客のビジネスゴールの達成 プロジェクトスコープ: 品質(Q)、費用(C)、納期(D) の達成 追加開発 追加開発 追加開発 1回/Q 1回/Q 1回/Q これまで これから Page 4 © NEC Corporation 2015 最近のミッションクリティカルAP開発の傾向 3.開発リソース 優秀な人材確保 DOWN! ①優秀なSEリソースの確保が厳しい 最近のSEは新3Kと呼ばれるほど人気が低迷しており、そのため人的リソース の確保が難しく、特に優秀なリソースの確保が難しい。 また、離職率は比較的高く、熟練者の育成が難しくなってきている。 ②熟練した(高スキルの)IT技術者は高齢化(2020年問題) ・バブル期の対象採用時期の熟練した(高スキルの)IT技術者は高齢化 ・バブル崩壊後の採用抑制の影響で開発の中心となる技術者が大幅に減少 IT技術者 年齢マップ 40歳台 後半 バブル崩壊後の 採用抑制期 IT技術者にも 深刻な2020年 問題 20歳台 前半 Page 5 © NEC Corporation 2015 20歳台 後半~ 30歳台 前半 30歳台 後半~40 歳台前半 バブル期の 大量採用 50歳台 前半 50歳台 後半~65歳 開発リスクの発生状況 Page 6 © NEC Corporation 2015 新規開発:リスクの埋め込み工程と原因 工程(●:リスク埋め込み、■:リスク検出、★リスクコスト発生 プロジェクト PJ規模 受注時点 A 10億円以上 B 10億円以上 C 10億円以上 D 5~10億円 E 1億円未満 要件定義 ● ● ● 設計 製造・テスト ■ ★ ● ■★ ■★ ● ● 運用 ・サービス ■★ ■★ 【主な発生原因】 受注時点で要求の確認が不足 し設計レビューで客先から多くの機能不足を指摘された ・受注時点で要求の確認が不足 ・要件定義が曖昧 要件確認が曖昧 のまま設計したためテストまで齟齬に気づかなかった ・体制構築時に業務を熟知しているメンバ、設計に熟知したメンバのアサインが不足 熟知したメンバのアサインが不足 した Page 7 © NEC Corporation 2015 追加・変更開発:リスクの埋め込み工程と原因 長く使い続ける が故の課題 流用の誤り/影響調査漏れ ノウハウ等の伝達不足 … 母体のバグ 追加・変更 37% 開発特有 のバグ 63% 設計書の記述不足 /わかりやすさ不足 【原因】 ドキュメント記載 不足 流用誤り : 影響調査漏れ : グループ間での : レビュー不足 ノウハウ&PJ共通 知識の伝達不足 21% 14% 14% : 14% バグ混入原因 (母数29件 X-PJの総合試験&商用バグ分析) Page 8 © NEC Corporation 2015 【原因】 ドキュメント記載 漏れ AP開発近代化への挑戦! 労働集約型開発から知識集約型開発へ Page 9 © NEC Corporation 2015 労働集約型開発から知識集約型開発へ (労働集約型) 上流設計の期間が多くとられるために、短縮された中流工程(製造~評価)以降を 要員の稼働増でまかなう労働集約による開発スタイル ①中流工程以降では、人的リソースを期間と規模に応じて投入 ②開発要員のスキルにより品質と生産性が変動する 2020年問題 解消 目指すべき開発手法 3Kの脱却 (知識集約型) 開発要員の労力を上流工程(設計)や評価の設計に注力させ、中下流工程はでき るだけツールによる自動化により「均質化」と「生産性向上」を行なう開発スタイル ①上流工程の設計や評価試験の設計に時間と労力をかける ②ツールの自動化によって中下流工程を均質化かつ効率化させる ③設計情報の共有および維持フェーズにおける効率化のために、 設計情報を一元管理し、メンテナンス性の向上やデグレードの抑止を行う Page 10 © NEC Corporation 2015 知識集約型AP開発の狙い 均質化と効率化 作り込みバグ0化 ▌上流で品質を作りこみ中流から下流は自動化へ ・品質の作りこみは上流で行う。しかし、仕様は必ずしも全て確定するわけでは ないため、各フェーズで手戻りが容易な設計情報の一元管理を実現。 ・もの作り(製造)やテストは、自動化によって作りこみバグのゼロ化を目指す。 品質の作りこみ 品質の確認 要件定義 受け入れテスト 基本設計 総合テスト 結合テスト 機能(実装)設計 設計情報の 一元管理 詳細設計 単体テスト 製造 (コーディング) もの作り Page 11 © NEC Corporation 2015 自動化 適用範囲 知識集約型AP開発ソリューション 品質の作りこみへの要求 (高品質・高保守性) 最近のAP開発の傾向 短期開発 上流工程の期間拡大 開発費用圧縮 優秀なリソース確保難 システムライフサイクル を通じたコスト(TCO) 削減 仕様の追加やゆらぎに 強いAP構造の実現 業務フローやUIの早期確立 試験範囲が容易にわかる設計 追加・変更開発の問題 流用の誤り/影響調査漏れ ノウハウ等の伝達不足 etc. 流用誤り 母体のバグ 追加・変更 37% 開発特有 のバグ 63% : 21% 影響調査漏れ : 14% グループ間での : 14% レビュー不足 ノウハウ&PJ共通 : 14% 知識の伝達不足 バグ混入原因 (母数29件 X-PJの総合試験&商用バグ分析) 標準化 アドバンスド SDE DOA イテレーション 開発 業務モデル化 ルールエンジン 画面自動生成 テストシナリオ自動生成 テスト自動実行 AP開発テクノロジ 融合 リポジトリ 一元管理 スモールチーム ディレクタ 開発 組織 OODA プロジェクトマネージメント AP開発テクノロジとプロジェクトマネジメントの【融合】 Page 12 © NEC Corporation 2015 知識集約型AP開発ソリューションによる狙いと効果 特徴 母体 品質 確保 業務フローを徐々に詳細化(レベル化)し顧客との間で 発生しがちな仕様齟齬・誤認識を防止。 上流の設計手法が統一され、下流での実現に依存し ないため、要員のローテーションが可能。 ○ 画面 自動生成 ツール連携によって上流の設計情報を漏れなく下流に 連携させ、上流から下流への設計仕様の継承漏れを 防止。上流の設計情報からソースを自動生成。 ○ ○ テスト シナリオ 自動生成 上流の設計情報からテストシナリオを自動生成。 リポジトリ情報と連携するため試験仕様書の作成が容 易。 ○ ○ クロス リファレンス 設計オブジェクト間の参照・非参照関係をわかりやすく 表示し画面・帳票、テーブル等の影響についての分析 が可能 ○ ②業務モデル化/フレームワーク 純粋な業務処理に専念できるためAPの製造・試験の 生産性が向上 ○ ○ ③テスト自動化 自動でテスト実行するため短期間で全てのテストができ、 設計以降で作りこまれたバグを全て摘出可能。 ○ ○ ④イテレーション開発 机上で設計した画面の操作性や業務仕様の適性を早 期に評価可能。 業務フローやUIの早期確立と開発要員の熟練度/ス キル向上が可能。 ○ ○ ■AP開発テクノロジ ① ア ド バ ン ス ド D O A / S D E レベル化 設計ツール メタ連携 アドバンスドDOA/SDE 要求分析 方式設計 (基本設計・実装設計) 開発期間 短縮 製造・UT 影響調査が 確実・容易 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ テスト自動化 評価 (AP&PF) イテレーション開発(AP開発&PF構築) Page 13 © NEC Corporation 2015 バグ 混入 防止 ○ フレームワークベース開発 詳細設計 追加・変更 が容易な 設計 知識集約型AP開発ソリューションによる狙いと効果 ■プロジェクトマネージメント連携 特徴 母体 品質 確保 追加・変更 が容易な 設計 影響調査が 確実・容易 バグ 混入 防止 ⑤設計情報の一元管理 仕様の追加、変更がある場合はリポジトリの 情報を検索し影響度を調査。 ○ ○ ○ ○ ⑥ディレクタ組織 業務間相互レビューの参画による仕様齟齬 の防止。 スモールチームを横通しで管理し、管理スパ ンの適正化を実施。 ○ ○ ○ ⑦スモールチーム開発 ピーク時の要員数を落とし、プロジェクトマネ ジメントの難易度低減。 開発チームは一定量での開発(100~200 KL)の集団として、チーム間の情報連携を 実施。 ○ ○ ○ 「観察(Observe)→予想(Orient)→決断 (Decide)→実行(Act)」を素早く繰り返すこ とによって迅速かつ合理的な意思決定を実 現。それによってプロジェクトが予定通り健 全に遂行されているかを判断。 ⑧OODA Page 14 © NEC Corporation 2015 開発期間 短縮 ○ ○ 知識集約型AP開発ソリューションを支える AP開発テクノロジ/ツール群 Page 15 © NEC Corporation 2015 知識集約型AP開発ソリューションのツールマップ ①画面自動生成・DBアクセス自動生成・テストケースの自動作成による開発コスト低減と生産性の向上 ②部品化によるソフトウェア再利用による開発コスト低減と生産性向上 ③業務知識(ビジネスルール)をルールベース化しリポジトリで一元管理による仕様の共有化 ④イテレーション開発+スモールチーム開発により、仕様のゆらぎを抑制 プ ロ ジ ェ ク ト 間 ⑤OODAで迅速な意思決定、プロジェクト運営 画面系 設 計 ビジネスロジック SDEリポジトリ (設計情報一元化) PJ内の部品化 SDEジェネレータ リアルタイム画面デザイナー DBアクセス 自動生成 PJ間の部品化 CGAAロールアウトコンテンツ テストケースの自動生成 評 価 テスト自動実行 リポジトリで一元管理(業務知識をルールベース化) 全 体 イテレーション開発+スモールチーム開発+OODA ディレクタ組織 Page 16 データチェック CGAA画面UI標準 画面自動生成 製 造 アクセスロジック © NEC Corporation 2015 ルールエンジン プ ロ ジ ェ ク ト 単 位 設計情報の一元管理(リポジトリ) ・ビジネスレイヤでは、ビジネスプロセスレベル(システム間)の仮想のビジネスルール、 エンティティを定義しリポジトリ化 ・個別システムでは、サービスレイヤのビジネスルール、エンティティを定義しリポジトリ化 ・機能追加時は、ビジネスレイヤの設計情報から全体最適の観点で機能配置を実現 ★ ビジネスフロー図 (全体) ビジネス レイヤ サービス レイヤ フレームワーク レイヤ ビジネス プロセス ビジネス ルール エンティティ APフレームワーク ビジネス プロセス ビジネス ルール エンティティ APフレームワーク ビジネス プロセス ビジネス ルール ★ ビジネスフロー図(詳細) エンティティ APフレームワーク ミドルウエア レイヤ OS レイヤ Page 17 システム © NEC Corporation 2015 システム システム システム に閉じた リポジトリ ビジネスプロセス (システム間)の リポジトリ リポジトリ :構造の階層(レイヤ)化イメージ ■業務の世界とシステムの世界を構造化(モデル化) ・業務とシステムの目線レベルに合わせてリポジトリ構造を階層(レイヤ)化する。 ・各階層(レイヤ)のレベルに合った視点の情報を格納し、階層(レイヤ)間で関連付け。 モデル化 事業・業務要素 システム要素 階層(レイヤ)化 レベルB0:事業/サービス レベルS0:システム レベルB1:ビジネスプロセス レベルS1:サブシステム 関連付け レベルS2:業務機能 レベルB2:業務アクティビティ レベルS3:システム機能 レベルS4~S5:システム処理 Page 18 © NEC Corporation 2015 リポジトリの効果 その① ビジネスフロー ■リポジトリ構造の中核であるビジネスフロー ビジネスの世界とシステムの世界をつなぐ決め手となる手続きの流れと情報の流れを表現 B0 B1 ビジネス プロセス 事業・サービス 事業・サービスカテゴリ 会社の関心ゴト (やりたいこと)がわかる 事業 事業サービス 商品 データ系 Aサービス 音声系 会 社 モバイル系 パッケージ ソリューション系 B2 案件発掘 Bサービス Cサービス ・ ・ ・ その他 業務アクティビティ /業務機能 ビジネスプロセスフロー 業務方の関心ゴト (やりたいこと)がわかる 標準ステップ 初期提案 ビジネスプロセス 顧客情報 収集 案件登録 現場調査 申込 ・ ・ ・ 申込作成 ・ ・ ・ 情報 S2 S3 システム 機能 業務 ターゲティング オーダ登録 契約・請求 情報登録 申込書 出力 ・ ・ ・ 概念データ © NEC Corporation 2015 システム 処理 システム化業務フロー システム システム処 業務シーンにおける 機能フロー 理設計 システム連携がわかる 機能 システムX 機能1 システムY 機能5 システムX 機能3 システムZ 機能4 論理 データ 事業・業務要素 Page 19 S4~ 処理 PGM001 PGM002 PGM010 PGM021 PGM022 PGM030 物理 データ システム要素 UIの要件確定を上流の早い段階で短期に実施 発注者、利用者の CSが向上 利用者 発注者 (レビュー) ・動くAPを利用者に渡 して要件確認 開発者 ・実際に動くAPにデータを表示して合意 ・設計書も出力してレビュー ・微調整はその場で修正・再作成して確認 Page 20 © NEC Corporation 2015 ハイブリッド開発プロセスによるシステム構築 仕様が揺れやすい画面要件の確定には「アジャイル型手法」を適用し、システム全体は 品質・コスト・納期の基準確保に実績のある「ウォータフォール型手法」を適用する 「ハイブリッド開発プロセス」での開発をサポート 開発サイクル① 画面要件の確定 開発サイクル② DB、外部I/F等外部仕様の確定 開発サイクル③ ビジネスロジック開発 ウォーターフォール型 手法 アジャイル型 手法 要 件 定 義 画面設計 ソース/設計書生成 ユーザー受入テスト お客様 アジャイル型 手法 DB、帳票、外部I/F、 ビジネスルールの 自動生成 ユーザー受入テスト リアルタイム開発デザイナー 総 合 テ ス ト ビジネスロジック設計 製造・単体テスト 結合テスト ロールアウト機能 ビジネスロジック 開発者 内部設計 データ ソース コード 検証データ Point1: 画面設計 Page 21 © NEC Corporation 2015 Point2: 自動生成 ユ ー ザ ー 受 入 テ ス ト ダイナミックな画面要件決定のための仕掛け ▌ 要件定義のその場で実APを生成し開発期間・開発コストを削減する開発基盤 ▌ GUIエディタ上で、テンプレートを活用しドラック&ドロップでAP開発が可能 Step1:事前準備 リアルタイム開発デザイナー AP雛型の作成 Step2:画面の遷移情報や処理概要を整理 機能概要入力 ・画面、画面遷移、業 務ロジックの自動生成 のためのプロジェクト用 ひな形整備 ※整備には、ロールア ウト機能を利用 画面処理説明入力 画面エディタ を起動 プロパティ設定 JavaScript編集 © NEC Corporation 2015 ソース コード Excel 表示用データ APサーバ ドラッグ&ドロップ で自由に画面を デザイン 部品定義 ファイル SDE 設計書 部品選択 Page 22 ワンクリックで設 計書とソースを 自動生成 画面遷移定義 画面レイアウト編集 プロジェクト カスタマイズ可能 Step4 : Step3 :ドラック&ドロップでユーザーと画面をデザイン Step5 : 実際に動かしな がらユーザーと要 件を最終確認 パターン化による開発の効率化 アプリケーションをパターン化することにより自動生成領域の拡大と、品質・生産性を確保 画面レイアウト、画面遷移制御、 入力コントロール、DBアクセス処理、 などを パターン化することで 一括自動生成 設計情報から、推奨アーキテクチャに 沿ったソースコードを自動生成。 画面(PR層)のみならず、 AP層・DB層含めアプリケーション 全体が対象 スケルトン 自動生成, Page 23 © NEC Corporation 2015 設計情報から 自動生成 フレームワーク 提供部 ルールエンジン:ビジネスルール自動生成 業務の可視化・簡素化及び迅速なルール変更・開発効率化を実現 ツール ビジネスルール 抽出・整理 業務設計/機能設計 ディシジョンテーブル 利用 ディシジョンテーブル テンプレート ルールの運用方法や 性能要件によって使い分け ディシジョンテーブル コンパイラ コンパイル済 ルール パッケージ作成 ルール パッケージ ルールの定義 *BRMS (Business Rule Management System) ルール リアルタイム開発 デザイナ ランタイム ルール呼出 ライブラリ AP層 (共通部品) BRMS アダプタ ルールエンジン ルールエンジン ルールエンジン (BRMS実装) (BRMS実装) (BRMS実装) BRMS実装に応じて アダプタを切り替え可能 ルールオブジェクトの プール・再利用可能 製造 PR層 SDE Java Studio Page 24 © NEC Corporation 2015 AP層 その他 開発ツール フレームワーク等 ルール プール機能 テストシナリオの自動作成からテスト自動実行の狙い ★リスク回避型テストからリスク0化へのパラダイムシフト★ ▌設計情報をツールによって連携することで ・設計書→テスト仕様書への転記の誤りや漏れを防止 ・テスト仕様書をしっかり書くことでテスト観点の漏れや確認漏れの防止 ・テスト仕様を一元管理することで仕様追加時やバグ修正時のテスト仕様 書の再利用による効率化 ▌テストを自動実行することで ・テスト仕様にある全てのテストを自動実行することで安価かつ短期間 で漏れの無いレグレッションテストの実現 *人海戦術で行うテスト地獄からの脱却* 品質は上流で作りこみを行う。テストはあくまでも設計したことが実 現できているかを確認するもの。 Page 25 © NEC Corporation 2015 テスト自動実行:テストツール連携全体図 SE CI(継続的インテグレーション)環境 リアルタイム開発デザイナーで 要件定義を実施 3 ビルド・テスト環境 コミット テストシナリオのカバレッジを 測定カバー率を100%にする APサーバ SVN 要件定義で実際に画面を動かし 本番に近いデータで仕様確認 (資産管理) 1 -- ------ ---------------- ------ -------------- ---------- -------------------- ------ -------------- ---------- ------------- ------ -------------- ---------- ----- -- ------ ---------------- ------ -------------- ---------- -------------------- ------ -------------- ---------- ------------- ------ -------------- ---------- ----- AP 自動 ビルド カバレッジ測定 DBサーバ Excel 日次 CDI 日次 セキュリティ他静的検査ツール ユーザ テストケース生成 設計情報から網羅性の高いテストケース を自動生成(※開発中) テストケース デザイナ 自動テスト 2 テストケース生成 テスト仕様書生成 GUIテスト 自動化ツール 4 Evidence 画面 キャプチャ 画面 キャプチャ (マスタ) 結果報告書自動生成 テスト仕様書 兼 結果報告書 (Excel) ・報告サマリ 、係数報告、画面キャプチャ マスタの画面キャプチャ と比較(レイアウトレベルのデ グレードを防止) テストケース生成 画面遷移情報、画面項目定義情報から、網羅度の高いテストケースを自動生成。(画面網羅、遷移網羅、同値分割、境界値、属性) テスト自動化ツール用のテストケース、テストスクリプトを自動生成。テスト自動化準備の負担を軽減。 自動テスト ビルド・テスト環境での「CDI」、「テスト実施」、「テストカバレッジ測定」を日次で実行することにより、継続的な品質作りこみを実施 テスト結果のレポート作成を自動化し、テスト実施者の作業を補助 Page 26 © NEC Corporation 2015 知識集約型AP開発ソリューションを支える プロジェクトマネジメント (PDCAとOODA) Page 27 © NEC Corporation 2015 知識集約型AP開発ソリューションのプロジェクトマネジメントの狙い ▌QCDの確保、特に品質の確保(PDCAサイクル) 標準化 “やるべきこと”を“もれなくやること” スーパーマンでなくともできるようにすること 均質化 ▌QCDの確保、特に品質の確保がなされているかの確認(OODAサイクル) 標準化 PDCAサイクル プロセス(やるべきこと) ルール(やった結果の判定、承認) リソース(スキル、工数、期間) 環境(設備、ツール、開発場所) 均質化 OODAサイクル 進捗管理/品質管理 ★OODA:「観察(Observe)→予想(Orient)→決断(Decide)→実行(Act)」 を短期間に(素早く迅速に)繰り返す。 (観察)状況の変化、計画との乖離を観察・評価する (予想)状況が今後どう変化するのか予想する (決心)予想に基づいて今後の行動を決定する。 (実行)決定した案を実行する。 Page 28 © NEC Corporation 2015 スモールチーム開発/ディレクタ組織 チームビルディング コミュニケーション ■スペシャルSE集団による知識集約型開発 ・上流工程の設計はデザインの要素を多く含むため、優秀なSE(スペシャリスト)の知識を集約した 開発が重要 ・スモールチーム(少数精鋭)にすることによって知識の集約化を図る ・多くの場数を踏ませて優秀なSE (スペシャリスト) を育成 ■スモールチーム開発の特長 ・チームメンバーは、10~30人までとし、管理階層は、3階層までが効果的 ・開発部隊をスモールチームに分け、大規模開発の管理スパンの適性化を図っていく ・PJローテーションもチーム単位で開発するためチームリーダとチームメンバの連携が強固になり、 生産性が向上 ・ディレクタ組織での統括的かつ横通しの仕様連携及び、開発時の問題点解決策の流通が容易 ディレクタ組織 チームリーダ チームリーダ スモールチームA スモールチームB チームリーダ スモールチームC スペシャリスト集団 Page 29 © NEC Corporation 2015 ■ディレクタ組織 各スモールチーム内のチームリーダと仕様管理者から構成 される組織 ・仕様管理を一元的に実施 ・業務間相互レビューの参画による仕様齟齬の防止 ■スモールチーム構成メンバ ①チームリーダ:チームの推進役、ディレクタ組織のメンバ ②仕様管理:チーム内の仕様の把握とチーム間での仕様調整、 ディレクタ組織メンバ ③スイーパー:チーム内外での問題をピックアップし、回避策も含めて調整対策する ④製造メンバ:APアーキテクチャを意識せずに、APを製造するメンバ ⑤テストメンバ:APのテストを実施し、品質を確保するメンバ ⑥品質管理メンバ:チームで製造したAPの品質を管理するメンバ (テストメンバーと重複可) イテレーション開発による成熟度向上 仕様の成熟度向上(ゆらぎ防止) 要員の成熟度/スキル向上 ・スモールチームにより、ピーク時の要員数を落とし、プロジェクトマネジメントを容易にする ・イテレーション開発をすることにより、開発要員の熟練度/スキルの向上を実現し、 開発リスクの低減が図れる ・BD工程が確定後、業務要件の成熟度を段階的に上げ、業務フローの要件やAP構造の確定を 実施することで、仕様、設計の揺らぎを抑えることが可能 ・リポジトリに設計情報が一元管理することによりイテレーションによる設計情報の継承が可能 <これまでの開発> <イテレーション開発> 規模の増加に合わせチームを増加 1チーム多くても 50~200KL担当 チームB BD 要 員 数 チームA チームA 開発工程:イテレーション2 開発工程:イテレーション1 BD FD M/ UT SI PT 開発工程 熟練度/スキル向上 BD工程 イテレーション1(成熟度50%) イテレーション2(成熟度70%) FD工程 FD工程 DD/M/UTI工程 リポジトリ に設計情報を一元管 理しておき、内容をイテ レーションで熟成 Page 30 © NEC Corporation 2015 SI/PT工程 リポジトリ DD/M/UTI工程 SI/PT工程 ・・・ 最後に 超高速開発に必要なことは? Page 31 © NEC Corporation 2015 超高速に開発するには・・・・ プロジェクトGOが早い (要件の確定が早い) 開発中の案件の機能追加に強い (要件の変化対応できる) 社内/外とつなぎやすい (データの適性配置) 品質を設計で作り込み、テスト無用 (自動化による作り込みバグ0化) Page 32 © NEC Corporation 2015 そのために考えることは・・・・今後の課題 プロジェクトGOが早い (要件の確定が早い) 開発中の案件の機能追加に強い (要件の変化に対応できる) ITベンダー非依存の影響分析 (現仕様の可視化・管理し易い構造) Phase分け/追加開発し易い (スモールスタートできる) 他システムに影響を与えない (変化を閉じ込める) 作り易さより、保守し易さを優先する (“複雑さ”を“量”に還元) 社内/外とつなぎやすい (データの適性配置) 品質を設計で作り込み、テスト無用 (自動化による作り込みバグ0化) Page 33 © NEC Corporation 2015 より速い道具を使う (手作業の局所化、自動化、機械化) 品質を担保する機構 (仕様のモデル化とテストの資産化) 機能とデータの分離 (陳腐化しない構造:脱RDBMS?) 未来に向かい、人が生きる、豊かに生きるために欠かせないもの。 それは「安全」「安心」「効率」「公平」という価値が実現された社会です。 NECは、ネットワーク技術とコンピューティング技術をあわせ持つ類のないインテグレーターとして リーダーシップを発揮し、卓越した技術とさまざまな知見やアイデアを融合することで、 世界の国々や地域の人々と協奏しながら、 明るく希望に満ちた暮らしと社会を実現し、未来につなげていきます。 Page 34 © NEC Corporation 2015 Page 35 © NEC Corporation 2015
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