❷１面続き／手術支援ロボット導入・高性能ＣＴやＭＲＩなども ❹茅ヶ崎徳洲会病院・盛大に竣工祝賀会開催・内覧会には 4,836 人が参加発行：一般社団法人徳洲会〒102-0083　東京都千代田区麹町3-1-1　麹町311ビル8階　TEL：03-3262-3133 制作：一般社団法人徳洲会　編集室〒102-0083　東京都千代田区麹町3-1-1　麹町311ビル8階 TEL：03-6272-3687　FAX：03-3263-8125 Email：[email protected] 気軽に相談できる看護部木　下看護部長ライマリケア（総合診療）、がん医療を診療の柱とし、小児から高齢者まで各年代院（静岡県）、和泉市立病院（大阪府）に次いで３番目。生駒病院は救急医療、プは手術以外の保存療法も今村正敏院長は「当院分署名運動を背景に建設。年間、医療法人徳洲会市との協力体制の下、病が指定管理者として生駒良の伝統ある神社仏閣とた生駒総合病院に代わる脳神経外科、整形外科、科、循環器内科、外科、診療科（内科、消化器内児科、産科医療を含む要望が高い救急医療や小診療科目は市民からの院運営を担う。ち着いた外観は、東生駒駅ホームの目の前に見ることができる。同院は年前に閉院し市の中核病院として、延小児科、腎臓泌尿器科、産婦人科、リハビリテーべ約３万件の市民によるション科、放射線科、麻酔科）でスタート。同院の診療コンセプトは、各年代の患者さんに合った「優しい医療の提供」だ。たとえば高齢患者さんのなかには、侵襲が大きい手術を避け疾患との共存を考えたほうが、過ごせるケースがある。最上階は近隣住民の憩いの場として屋上庭園を配したれのライフステージで最ひかりにわ建物中心部には４つの吹き抜け「光庭」を配し、採光による省エネを図るとともに、温かな自然光また、大規模災害を想いえる。このため同院は定し、免震構造を採用、が患者さんの癒やしになしており、外科療法、化非常用電源や給水設備将来、放射線治療装置（リ学療法、放射線療法の３るよう工夫した。本柱で、がん治療にあたティリティ（公益性）をであることをふまえユー同院の建物は市立病院病院建設課長は「災害時石田浩・子ども健康部・制を整備。生駒市役所の後も診療が継続できる体す」と石田課長は強調。の大きな目的のひとつでれ迅速化は生駒病院建設「救急患者さんの受け入ケースが少なくない。重視した。（井水）も確保し、被災難易度が高い前立腺全摘る考えだ。除術などを大阪医科大学も良い治療法は何か、患きたいと思います」と所者さんと一緒に考えてい信表明。で、地上７階、地下２階延床面積２万８０８８㎡敷地面積５５００㎡、担えればと思います」と、内専門診療科に紹介、同命の砦』としての役目も民の生命を守る『いわばつ傷病者を受け入れ、市には近隣病院と連携しつ対応し、必要があれば院が救急医療の窓口として博一・救急総合診療部長同院では、最初に田口の協力を得ながら安全に建て。生駒山など豊かな同院の災害医療機能をア手術に適応がある場合２人に１人ががんに罹自然と東生駒の街並みがでも、タライ回しの危険院で対応しきれない傷病かん行えるよう配慮。患し、３人に１人ががん一望できる最上階に、講ピールする。でも、安全性に十分に配慮しつつ、身体的な負担で死亡する現在、がんは堂・交流センターと屋上りが少ない内視鏡下手術な市中病院が避けては通れ同院は精細な動きが可ないコモンディジーズ（一とりでどを提供する。年代や生活背景によって、能な手術支援ロボットがある場合は、まず受けの方々が気軽に病院に立が入院加療が必要な重症急医療（超重篤ではない院があるものの、二次救を対象とした三次救急病辺には超重篤な患者さんのが救急医療だ。同院周域からの要望が強かった同院に対し、とくに地一刻一秒を争う急性心駒病院がもつことも説明。渡し〟としての役割を生命救急センターへの〝橋田口部長は専門病院や救うにしていきます」と、態で他院に引き継げるよし「できる限り安全な状その間に次の搬送先を探入れて初期治療を行う。ち寄り、憩える場所とな患者さんへの医療）体制筋梗塞などには、循環器救急医療体制を整備っている。は薄く、搬送先がなかな時間対応する。内科が阪府への市外搬送となるか見つからず奈良市や大家族だけでなく地元住民庭園を設け、患者さんや「必要とされる病院へ」今村院長最善の治療法が異なるた「ダヴィンチ」を導入し、般的な疾患）になったと同じ疾患でも患者さんのら高齢の方まで、それぞ積極的に提示し、小児か生駒病院は近鉄奈良線患者さん目線の医療を提供の病態や生活背景に沿い、患者さん目線の「優しい医療」の提供を目指す。め、多彩な治療選択肢を地域医療とプライマリケアを重視北米型ＥＲに米国流の家庭医療も生駒市立病院（奈良県、２１０床）が６月１日、医療法人徳洲会を指定管理者と H E A D L I N E 提供していく。直　言して開院する。徳洲会グループが自治体病院の指定管理者となるのは榛原総合病高齢の方たちに手厚く優しい医療は大切 12 外来診療室は外観と同じくシックなイメージ月曜日 5 月4 日東生駒駅から徒歩約３分、６月１日の診療開始以降、奈良駅から車で約㎞）の好立地。奈 20 美しい自然に調和した落（約 20 残りの人生をより快適に（２面に続く） 24 4/MAY 2015 No. 978 病院建設を求める市民の署名を背景にできた生駒市立病院ニアック）の導入を予定木下美智子・看護部長は「医師に聞き忘れたことや、ちょっとした不安など気軽に相談できる敷居の低い看護部を目指します」と抱負を語る。同院は分娩を取り扱うため、母乳外来など「気軽に相談に妊婦さんの不安に応える場も開来ていただけれ設する考えだ。「核家族化で相ば」と笑みを浮かべる木下部長談する相手がいないという妊婦さんは多くおられます。駅近の立地を利用し、何かのついでに相談に来ていただけるような雰囲気をつくりたいですね」（木下部長）。また「外来でも、入院時の病棟看護師に会いたい」という患者さんの声があることから、長期入院していた患者さんの外来受診時には、病棟看護師が外来看護を担当できるように、病棟と外来のコラボレーションも考えている。患者さんの多種多様な悩みに応えるには、先を見とおす能力と責任をもって行動できるスキルが必要だ。そこで同院看護部は教育を重視。新人だけでなくブランクのある看護師、急性期病院の看護経験のない看護師のために、パートナーシップ制を導入する。これは上級看護師が経験の浅い看護師のパートナーとなり、教育したりキャリアパスの相談に乗ったりする制度で、看護の質向上に寄与する。「教育体制がしっかりし、看護師が自信をもって看護すると、患者さんも安心できます」と、木下部長は後進の育成に強い意欲を見せている。病棟やナースステーションは竹林をイメージした緑を配色 10 採光による省エネと自然光による癒やしを目的とした吹き抜け「光庭」 ❸徳洲会オンコロジープロジェクト・呼吸器部会の設置決定・第２回肺がん研究会を開催／10 周年記念講演会・向井亜紀さんを講師に／ NPO 法人 TMAT・ネパールに先遣隊・大地震被災者を救援へ前任地でも、徳洲会グループが指定管理を請け負う自治体病院の院長を務めた今村正敏院長。市立病院の運営に最も重要なことは「市民の方々と一緒に病院のス「一緒に病院のタイルをつくっていくことだスタイルをつくりと思います」と笑顔で語る。ましょう」と今村院長もちろん、病院運営のノウハウやスタッフ教育など徳洲会のスケールメリットを生かせるところは最大限に活用。そのうえで、行政や医師会、市民団体など地域の意見を積極的にくみ取り、運営方針に反映していく考えだ。今村院長は「１病院でできることには限りがある」との考えから、近隣の医療機関や介護・福祉施設との連携推進に意欲的。市から要望が強い訪問診療を自院だけで行うのではなく、在宅医療を担う地元クリニックの後方支援病院としての役割も果たしていく。「夜間や休日などクリニックの先生方が対応しづらい時間帯に何かあれば、当院を利用していただきたいと思います」と呼びかける。将来的には、地域の医師らが同院で検査を直接オーダーできる医療機器のオープン利用や、入院設備を利用できる開放型病床などのシステムも導入する考え。「自治体病院は住民の方々に必要とされなくては意味がありません」と、今村院長は“地域のニーズに応えられる病院”を目指す。 12 生命だけは平等だいのち聞新洲徳 ❶ 平成 27 年 5 月 4 日　月曜日│No.978 生駒市立病院６月１日に新規開院医療法人徳洲会が指定管理者