第11号 久留米市立諏訪中学校 学校だより

第11号
久留米市立諏訪中学校
清
学校だより
新
平成27年6月5日
編集責任者
校 長 権 藤
博 文
●第一回「地域学校協議会」を開催しました!
本校の地域学校協議会のメンバーは、久留米市地域学校協議会運営等規
程に基づき、地域代表7名、保護者代表2名、元PTA代表3名、学校代表
3名、計15名の委員で構成しています。
今回、5月26日(火曜日)午前10時から午前11時20分まで、約1
時間30分にわたり、協議会を開催しました。
本校では7年目(H21年度設置)の「地域学校協議会」を開催しています!
◆学校と家庭・地域が協力し合い、子どもたちの
「学ぶ力」を一緒に育てましょう。
学校
●「確かな学力」を育てる学習指導を
●子どもの意欲を高めるような家庭学習の提案を
家庭
●生活リズムを整え、学習に集中できる環境を
●認め、励まし、対話のある、温かい触れ合いを
地域
●豊かな体験活動の中で「わかる力」の育成を
●大人と子どもが共に学び合う場所づくりを
平成19年度から平成23年度までの5ヶ年計画
で、市内46小学校と17中学校に「地域学校協議会」
が設置され、各学校で実働しています。
実は、久留米市教育委員会では、平成16年度から
3年間、福岡県重点課題研究指定「学校教育システムの改善モデ
ル地域指定」を受け、久留米市立山川小学校及び筑邦西中学校を
研究指定校とし、「保護者・地域に信頼される学校づくりをめざし
た新しいシステムの構築」に取り組んできました。
平成19年度に、山川小学校と筑邦西中学校が、それまでの学
校評議員制度から、正式に「地域学校協議会」に移行しました。
これまでの学校評議員制度では、「校長の求めに応じて、学校運営に対しての意見を述
べることができる」ものでした。それに対して、今回の地域学校協議会は、「明らかにな
った学校と保護者・地域が協働して取り組むべき課題について、地域・保護者及び学校
Point 1
の双方に提言を行うことができる」ものです。
【地域学校協議会が目指すもの】
地域の子どもたちの育ちの見守り
子どもを中核に
した地域コミュ
ニティ
地域
子ども
基本的な生活習慣など
生活の土台づくり
光
水
地域学校協議会が、最終的に
目指すものは、地域・学校・家
庭それぞれの教育力の再生と向
上です。地域の子どもたちを、
学校と家庭と地域が手を取り合
って見守りながら育てます。
意図的・計画的な
教育活動
家庭で教えるべきことは、
●「家庭生活のリズムと学習習慣をつくること」
●「社会のルールを守ること」
※子どもの教育を支えるのは、学校だけで終わっ
てはいけない。
家庭では、基本的な生活習慣 ※家庭でも学習を継続させて欲しい。
学校
家庭
養分
など生活の土台づくり、地域で
(家庭への呼びかけ『学習の手引き』)
は、地域の子どもたちの育ちの
見守り、学校では、意図的・計画的な教育活動をそれぞれが行いま
す。
子どもを植物に喩えると、家庭は【養分】、地域は【光】、学校は【水】の役割をそれぞれ果たしま
す。何かが欠けても、正常に植物は育ちません。子どもにとって、家庭・地域・学校の連携とその働
きは不可欠なものです。
本年度も、入学式、体育祭、文化発表会(合唱コンクールを含む)などの学校行事の参観とともに、
地域学校協議会を年4回開催する予定です。
●第1回協議会
5.26(火)10:00~11:20a.m.開催
・委員の委嘱 ・校内巡回(授業参観) ・本年度の学校経営について(本校の現状と課題について)
・地域学校協議会の果たす役割について
・質疑及び協議
・その他
《主な意見交換・協議内容》
・不登校の現状と課題について ・校内適応指導教室について
・生徒の授業態度について
・福祉餅つきへの協力要請 ・授業づくりで大切にすること ・教室環境づくりで大切にすること
・部活動の遠征費について ・部活動への加入率
・安心して楽しく学べる学校になっているか
・地域のつながりの低下
・家庭の教育力の低下 など
夢いっぱいの諏訪中学校
今日も、大好きな先生に会えるいっしょに笑い、励まし合う友たちに会
える
のびのび活動できる学級がある 友だちから頼りにされる 授業がわ
かる
●●頭の体操●●
校長室の窓
1966年 に 初 版 が 発 行 さ れ た 『 頭 の 体 操 』 第 1集 は 、 こ れ ま で に な い ク イ ズ の 本 で し た 。
逆転の発想、常識がくつがえされるという、奇想天外な発想が必要なクイズの本です。なか
なか面白く、手強い問題ばかりです。
Q1 (制 限 時 間 ・ 5 分 )
ゆう ち よ う
ウェストミンスター寺院の大時計は、時を告げる鐘がたいへん悠 長 に
鳴る。12時を知るためにはかなり長いこと鐘の数を数えていなくては
な ら な い 。鐘 の 音 の 間 隔 を 5 秒 と し て 、1 2 数 え る の に 、何 秒 か か る か 。
また、6時だと知るためには何秒かかるか。
* 悠 長 = 落 ち 着 い て い て 気 の 長 い こ と 。の ん び り と し て 急 が な い こ と 。ま た ,そ の さ ま 。
Q2 (制 限 時 間 ・ 1 分 )
5匹の猫が、5匹のねずみを、5分間で捕えるという割合でいけば、百匹の
ねずみを100分間で捕まえるには、何匹の猫が必要か。
Q3 (制 限 時 間 ・ 3 0 秒 )
100チームが出場する野球の試合で、優勝決定までに、最低、何試合必要か。
Q4 (制 限 時 間 ・ 1 0 秒 )
スクリューで動く1本マストの船が、横浜を出発して、サンフランシスコまで航
海した。船のどの部分が、もっとも多くの距離を動いたことになるか。
Q5 (制 限 時 間 ・ 5 分 )
チ ー タ と ラ イ オ ン が 平 原 で 片 道 1 0 0 メ ー ト ル の 折 り 返 し 競 走 (合 計 2 0 0 メ ー ト
ル )を し た 。 1 跳 び で 、 チ ー タ は 3 メ ー ト ル 、 ラ イ オ ン は 2 メ ー ト ル 走 り 、 こ の 歩 幅
は最後まで変わらない。しかし、そのかわりに、チータは、ライオンが3跳びする
あいだに、2跳びしかできない。さて、この勝負はどちらが勝つか。
〈教訓〉提出された問題が、現実にどのような意味をもつか。それをよく考えないと、とんだ落とし
穴に陥ることになる。とくに、数字が出てくる問題は要注意。数とは、極度に抽象化された概念だか
ら、その数が現実にもつ意味をよく吟味せずに、ただ、その数が登場してきたからというだけで、そ
の数をそのまま計算すると、思わぬ失敗をすることになる。
A1
12時の場合、55秒。6時の場合、30秒。
5×12=60秒となるか、鐘は、12以上多くなることはないから、12番めの鐘が鳴ったとた
ん に 、 1 2 時 と わ か る 。 1 つ め か ら 1 2 番 め ま で の 鐘 の 間 隔 は 1 1 あ る か ら 、 5× 11= 55秒 。
6時 の 場 合 は 、 6 つ め の 鐘 の あ と に 、 7 つ め が 鳴 る か ど う か は 、 5 秒 経 過 し て で な い と わ か ら な い 。
し た が っ て 5× 6= 30秒 。
〈教訓〉5→5→5なら、100→100→100などと、図式的に考えてはいけない。
それは、学校で習いおぼえた比例概念の誤用である。
A2
5匹。
5匹が5分で。5匹つかまえる。もう5分続ければ、10匹つかまえる。つまり、10分で10匹、
20分で20匹と、5匹の猫は、働き続けることができるのである。
〈教訓〉複雑そうに見える問題も、視点を変えることによって、こんなに簡単になる。むろん、視点
の変え方、どういう新しい視点をとるか、それ自体が1つの重要なアイディアである。しかし、この
問題を知ることによって、新しい視点の立て方の、少なくとも1つのヒントは得られるはずだ。
A3
99試合。
1試合するごとに1チームが負けて消えていく。優勝チームとは、残りの99チームが負けて消え
たときに決まるもの。とすれば、とうぜん、優勝が決まるまでに99試合が必要ということになる。
〈教訓〉落とし穴は1つだけとはかぎらない。ほっと安心したときに、別な落とし穴に落ち込む可能
性がある。たわいのない問題のようだが、決して、こういった落とし穴に油断してはいけないという
警告を発するための、準備運動としてあげてみた。
A4
スクリューの先。
地球は丸いから、外側の軌道を動くマストのてっぺんと答えがちだが、違う。
〈教訓〉一跳び3メートルで二跳びと、一跳び2メートルで三跳びというのは、ぴったり割り切れる
距離のときは、むろん差がない。たんなる直線コースの200メートル競走と、折返し点のある競走
との違いを、現実に即して、分析的に考えていけば、さほど困難な問題ではないはず。
A5
ライオン。
このチータとライオン。走る速度は、まったく同じである。しかし、ライオンは、100
メートルの折返し点までを、ちょうど、50跳びで走る。ところが、チータのほうは、99メートル
のところまでは順調にいくが、次の1跳びで、折返し点を越え、102メートルのところまで行って
しまう。そして、この102メートルの地点から、引き返すから、チータは、往復で4メートル分だ
け損をしてしまう。したがって、勝負はライオンの勝ちとなる。
(引 用 文 献 :「 頭 の 体 操 」 第 1 集
著者:多湖 輝
発行所:株式会社 光文社)