日本語ユーザーマニュアル

日本語ユーザーマニュアル
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安全にお使いいただくために
WARNINGS…お使いになる前に必ずお読みください。
ご注意 :
将来ご覧になる場合に備えて、安全や操作を説明している本書は保存しておいてください。注意事項が本
書や製品に表記されています。本書に表記された使用上の注意に従って操作してください。
換気 :
換気のために設けられたスロットをふさいだり、換気に必要な空気の流れを妨げるような場所に本
機を設置しないでください。本機をラックやフライトケースに収納して使用する場合、適切に換気される
ように設置します。
湿度 :
火 災 や 電気 ショ ッ ク を避 ける た め、本 機を 雨 や 霧の 中、埃 っぽ い 場所 、湿度 の 高い 場 所 でお 使い に な らな
いでください。内部に水分が侵入しないよう、液体の入った物を本機の上に置かないでください。
熱:
本機を極端に高温になる場所、あるいは直射日光の当たる場所に設置すると、火災の原因になる場合が
あります。本機を熱源になる電源部、パワーアンプ、暖房器具などの近くに設置しないでください。
環境 :
本機を極端に汚れている、ほこりっぽい、高温になる、振動するといった場所で使用あるいは保管しな
いでください。煙草の灰や 飲み物がこぼれるような場所、とくにスモークマシンなどの煙がかかるよ
うな場所には設置しないでください。
取扱 :
本機の操作部や表面に損傷を与えないよう、重量のある物を載せたり、とがったもので表面をひっかい
たり、乱暴に扱ったり、振動を加えたりしないでください。移動の際、本機が損傷を受けないようご配
慮ください。輸送の際は適切に梱包してください。
サービス :
本機を霧で濡らした場合、本機に液体をこぼした場合、あるいは開口部から内部に異物が入ってしまっ
た場合、電源コードやプラグが損傷している場合、雷が鳴っている場合、本体から煙や悪臭、ノイズが
発生した場合は、速やかに使用を中止して電源コードを抜き、お求めになった販売店まで修理をご依頼
ください。
設置 :
本 機 を 設 置 す る 場 合 は 本 書 で 説 明 し て い る 方 法 に 従 っ て く だ さ い 。パ ワ ー ア ン プ の 出 力 を 直 接 本 機 に 接
続しないでください。音声のコネクター、プラグは専用に作られた物をお使いください。
聴力の保護 :過 大 な 音 量 で 試 聴 さ れ る こ と は 、試 聴 さ れ る 方 の 聴 覚 に 危 害 を 及 ぼ し 、音 響 シ ス テ ム に 損 傷 を 与 え ま す
の で お や め く だ さ い 。ま た ヘ ッ ド ホ ン な ど に よ る 耳 に 近 い と こ ろ で 試 聴 さ れ る 場 合 も 音 量 に 十 分 ご 注 意
ください。大音量で長時間試聴していると、限られた 周波数帯域もしくは広い帯域において難聴にな
る原因となりますので気をつけてください。
ご注意:分解や改造はしないでください。感電または火災の原因となりま
す。内部点検や調整、修理は販売店にご依頼ください。
この印は、分解をした際に感電の恐れがあることを注意喚起します。
この印は、分解をした際に思わぬ怪我や危害を及ぼす可能性があることを
注意喚起します。
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目
次
安全にご使用頂くための注意事項............................................................................................................................................. 3
はじめに.............................................................................................................................................................................................. 5
Scarlett Solo Studio Pack について.......................................................................................................................................... 5
パッケージ内容………………………………………………………………………………………………………………… 6
システム条件…………………………………………………………………………………………………………………… 6
MAC OS ……………………………………………………………………………………………………………………6
Windows ………………………………………………………………………………………………………………… 6
さあ、はじめましょう!…………………………………………………………………………………………………………7
製品の登録……………………………………………………………………………………………………………………… 7
インストール…………………………………………………………………………………………………………………… 8
電源をつける…………………………………………………………………………………………………………………… 8
接続する………………………………………………………………………………………………………………………… 9
Cubase LE 等でのオーディオ設定…………………………………………………………………………………………… 9
使用例……………………………………………………………………………………………………………………………12
マイク・楽器を接続する…. ……………………………………………………………………………………………12
マイクで録音する……………………………………………………………………………………………………… 13
ヘッドホンを接続する………………………………………………………………………………………………… 15
スピーカーに接続する………………………………………………………………………………………………… 16
ハードウェア概要……………………………………………………………………………………………………………… 17
フロントパネル……………………………………………………………………………………………………………… 17
リアパネル…………………………………………………………………………………………………………………… 19
製品仕様…………………………………………………………………………………………………………………………… 20
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はじめに
Scarlett Solo Studio Packについて
この度は、Focusrite 製品をお求めいただき、誠に有難うございます。
このマニュアルは、Scarlett Solo Studio Pack(スカーレットソロスタジオパック)を末永く、ご愛用いただくための設
定や操作に関する情報、およびご使用のソフトウェアでご使用する際の設定や注意点などについて解説いたします。
Scarlett Solo Studio Packは、Focusrite 伝統の高品位アナログプリアンプを装備した、プロフェッショナルオーディオイ
ンターフェイス Scarlett Solo USB オーディオインターフェイスと高品位コンデンサーマイクロフォン CM25、リファ
レンスモニターヘッドフォン HP60 を 1 つのパッケージに収めたコンパクトなスタジオパッケージです。本格的な作
曲ソフトウェア Steinberg Cubase LE も付属しますので、お求め頂いたその日からハイクォリティーなレコーディング
をお楽しみ頂けます。
株式会社ハイ・リゾリューションホームページ
http://www.h-resolution.com
ユーザー登録フォーム
http://www.h-resolution.com/regist/
カスタマーサポートお問合せフォーム
http://www.h-resolution.com/support/contact2.html
製品修理に関するお問合せに関するお知らせ
http://www.h-resolution.com/support/Repair.html
Focusrite 製品アンサーベース(英語)
http://www.focusrite.com/support
Focusrite製品を末永くご愛用いただければと存じます。
Focusrite製品開発チーム
株式会社ハイ・リゾリューション
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パッケージ内容
商品が到着したら、必ず以下の内容が全て内包されているか確認して下さい。
・Scarlett Solo オーディオインターフェイス
・Scarlett CM25 コンデンサーマイク
・Scarlett HP60 ヘッドホン
・アクティベーションカード(付属の Mac/Windows 対応ソフトウェアのライセンス発行とダウンロード)
- Windows用のドライバーソフト、Scarlett プラグイン Suite、Cubase LE、Loopmaster サンプル集、
Novation Bass Station、多言語対応ユーザーマニュアルが登録後ダウンロードできます。
・XLR マイクケーブル
・USB ケーブル
(赤・3m)
(1.5m)
・ユーザーマニュアル
システム条件
Scarlett Solo オーディオインターフェイスをコンピュータでご使用いただくには、次のシステム条件が満たされている
必要があります。
Mac OS X 環境:
・ OS X 10.8 もしくは 10.9
・ USB 2.0 ポート
Windows 環境:
・ Windows 7 もしくは
Windows 8
・ USB2.0 ポート
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さあ、はじめましょう!
※
はじめる前に
インターフェイスをコンピュータに接続する前に、Scarlett ドライバーをインストールしておきましょう。
パッケージに含まれるレジストレーションカード( Download your Software’’)を用いて、Focusrite のホームページ内
にて、最新の Windows 用ドライバーをダウンロードすることが出来ます。
製品の登録
Windows で Scarlett Solo を正常に操作するためには、まずはじめにドライバーソフトをインストールする必要があり
ます。また、Focusrite のウェブサイト内(www.focusrite.com/register)では、他にもたくさんの有効なコンテンツを
ダウンロードすることが可能です。同梱のアクティベーションカードには、製品を登録するためのナンバーが記されて
おり、最新のソフトウェアを入手することができます。
付属ソフトウェアのダウンロードには 、付属のバンドルコードと製品を Focusrite ウェブサイトに登録する必要があり
ます。
詳しくは、弊社ウェブサイト (http://www.h-resolution.com/Focusrite/WebRegistration.html) にて解説しております。
最新のオーディオドライバーのダウンロードウェブサイトは
http://global.focusrite.com/downloads?product=Scarlett+Studio となります。
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インストール
Mac OS
Mac OS で Scarlett Solo を使用する場合、ドライバーを追加する必要はありません。したがってコンピュータに
Scarlett Solo を接続すると、コンピュータの標準オーディオ出力が自動的に、Scarlett Solo が接続されている USB ポ
ートに設定されます。システム環境設定の「サウンド」を開くと、出力・入力の欄に Scarlett Solo が設定されたことが
確認できます。さらに細かい設定を行う場合は、「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「Audio MIDI 設定」の
順で行います。
Windows
1.
ダウンロードした「Focusrite USB drivers」を任意の場所に置き、アイコンをダブルクリックしてインストールを開
始します。
2.
画面の指示に従い、インストールを完了します。
3.
インストールが完了したら、コンピュータを再起動してください。
4.
再起動後、Scarlett Solo をコンピュータに接続してください。
OS が自動的に、オーディオ出力を標準設定のものから Scarlett Solo が接続されている USB ポートに設定します。下
記の方法で、設定されているかどうかを確認できます。
Windows 7 : 「スタート」>「コントロールパネル」>「サウンド」の、’’再生’’/’’録音’’ タブで Scarlett Solo が設定さ
れているか確認します。
Windows 8 : 「設定」>「コントロールパネル」>「ハードウェアとサウンド」>「サウンド」の、’’再生’’/’’録音’’ タ
ブで Scarlett Solo が設定されているか確認します。
電源をつける
Scarlett Solo は、コンピューター(のUSB 端子)からの電源供給によって作動します。電源アダプターは必要ありませ
ん。
*USB ハブを介した接続は、基本おすすめいたしません。もし、USB ハブをご使用の場合は、十分な電源供給がされて
いるかどうかご確認ください。また、ラップトップの充電が消耗している場合、ラップトップによっては外部機器に同
じ電力を供給することができない場合もあります。こういった理由から、ラップトップと一緒に Scarlett Solo を使用す
る場合には、ラップトップを充電しながらのご使用を推奨します。
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接続する
Scarlett Solo をコンピュータに接続する前に、ソフトウェアのインストールを前述の通りに終わらせておきましょう。
それによって、ハードウェアが適切なドライバーを認識し、予期せぬ事態を回避出来ます。
Scarlett Solo には一つの USB 2.0 ポートがリアパネルにあります。ソフトウェアのインストールが終わったら、あとは
USBケーブルを使ってコンピュータに接続するだけです。
※ Scarlett Solo は USB 2.0 規格のオーディオインターフェイスです。よって USB 3.0 のポートには対応していますが、
USB 1.0/1.1 のポートでは正常に作動しません。
Cubase LE 等でのオーディオ設定
Scarlett Solo は Core Audio に対応している あらゆる DAW でご使用頂けます。
ドライバーをインストールしコンピュータに接続すれば、好きな DAW で Scarlett Solo を使うことができます。
Steinberg Cubase LE は、Scarlett Solo を登録すると無料でダウンロードすることが可能です。DAW を一つも持って無
かったとしても DTM を始めることが可能ということです。Cubase のインストール方法や使い方等の詳細は下記のウ
ェブサイトにて閲覧できます。
http://global.focusrite.com/answerbase/how-to-install-and-activate-cubase-le-7
また、Focusriteではチュートリアル動画も用意されています。
http://global.focusrite.com/answerbase/video-how-to-install-and-activate-cubase-le-7.
実際に Cubase を操作している映像を閲覧できるので、ユーザーガイドとともにぜひ参考にしてみてください。
アプリケーション内にもヘルプ用のファイルが数多く収録されています。
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※
DAW によっては Scarlett Solo を標準設定の出力・入力装置として自動的に認識しないものもあります。その場合
には、DAW のデバイス設定のページでドライバーを手動で設定しましょう。(Mac の場合は Scarlett Solo USB
ドライバーを、Windows の場合は Focusrite Scarlett を選択しましょう)ASIO/Core Audio ドライバーを設定す
る場所がわからない場合は、各 DAW の説明書を参照してください。下図は、Cubase において正しい デバイス
設定 ができている状態の例です(Mac の例)。
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Scarlett Solo ドライバーが優先する オーディオデバイス *1 として一度選択されると、DAW のオーディオ出力/入力
設定画面に表示されます。お使いになる前に、出力/入力を設定しておきましょう。下図の場合は、2 種類の出力と 2 種
類の入力が Cubase のデバイス設定で認識された状態です。
下図の場合は、2 種類の出力と 2 種類の入力が Cubase LE
VST Connections のデバイス設定で認識された状態です。
*1 Cubase における用語です。他の DAW においては語彙がわずかに変わってきます。
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使用例
Scarlett Soloは、PC 上で使用するあらゆる DAW にとって理想的なオーディオインターフェイスといえます。ここで使
用例を見てみましょう。典型的な接続例がこちらのイラストになります。
マイク・楽器を接続する
上図は、コンピュータで DAW を使用して録音する際の典型的な接続例です。この場合、ヘッドホンやラウドスピーカ
ーで再生してモニタリングしながら、Input 1 にボーカルを、Input 2 にギターを割り当て、レコーディングアプリケー
ションに録音しています。
Scarlett Solo の入力端子はフロントパネルにあります。Input 1 には標準の 3 ピン XLR 端子を採用し、ほとんどのタ
イプのマイクに対応しています。付属のマイクケーブルのオスを差し込みます。
Input 2 は、フォーン端子を使いますが、ギターやベースなどを接続する際は、スイッチを INST に、それ以外のライ
ンレベルの機器を接続する際は、スイッチを LINE の方に切り替えて下さい。
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マイクで録音する
Scarlett CM25 マイクは、ボーカルや多くのアコースティック楽器を録音するのに理想的な、スタジオクオリティーの
コンデンサーマイクです。CM25 を Scarlett Solo の Input 1 に付属のケーブルで接続します。このケーブルにはオス
側とメス側があり、メス側をマイクに接続し、オス側を Scarlett Solo に接続します。
コンデンサーマイクを使用する際には電源が必要になります。基本的に、マイクプリアンプからファンタム電源とよば
れる電源が供給されます。CM25 や他のコンデンサーマイクを Scarlett Solo と一緒に使用するには、フロントパネルの
48V ボタンを押します。次の順序で行ってみてください。
1.
Input の GAIN を、最小にしてください。
2.
マイクを接続してください。
3.
48V を押してください。
4.
Input の GAIN を少しずつ上げていってください。
※他のタイプのマイク(一般的なダイナミックマイクも含みます)にはファンタム電源は必要ありません。このような
マイクにファンタム電源を通すと故障する可能性があります。ロープライスのコンデンサーマイクは、一般的に15V の
ファンタム電源で使用することが可能です。マイクが 48V のファンタム電源に対応しているかどうか、必ずご確認下
さい。もし対応していなければ、マイクに合うファンタム電源を別途お求めください。
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コンデンサーマイクの使用について
マイクテクニックに関するこのガイドはユーザーマニュアルの範囲を超えていますが、初めてコンデンサーマイクを使
用して録音を行う場合に遵守しなければならない黄金のルールがありますので、ここで解説をします。
・マイクスタンドを必ず使用する
ノイズを防ぐため、必ずマイクスタンドを使用してください。CM25B は、ほとんどのマイクスタンドに取り付けられる径の 5/8 ネジ穴
を搭載しています。ロング、ショート、スタンドタイプなど、様々なマイクスタンドは楽器店などで手に入れることが出来ます。
・マイクの向きを確認する
CM25B はカーディオイド(単一指向性)のマイクです。これはマイクに「前」と「後」が
あることを意味しています。もし前後を逆にした場合は、劣化した音質で録音されることになります。
このマーク(カーディオイドパターン)は、この向きが
マイクの正面であることを表しています。
・部屋の響き(残響)を考えること
多くの人は自宅に優れた響きを持ったレコーディングルームを持っていません。自宅で録音する際は、部屋の響きに注意を払ってくださ
い。一般的には、「デッド」(残響が少ない状態)で録音することが好まれます。その理由として、機材を使用して楽曲に適した残響を
録音後に追加することはできますが、取り除くことは困難だからです。
・マイクに息を吹きかけない
コンデンサーマイクは非常にデリケートです。正常に動作していることを確認するために息を吹きかけないでください。確認する場合は、
マイクのグリル部分(金属の網状の箇所)を軽くこすって信号を確かめてください。
・マイクを置く位置を試してみてください
ボーカルや楽器、ギターアンプから録音する際、マイクを置く位置や向き、角度をいろいろ変え、ベストなサウンドが録音できる場所を
発見してください。
・ノイズに気を付けて!
コンデンサーマイクは非常に高い感度を持っています。時計の針の音、エアコンの動作音、椅子の軋む音、あらゆる音を拾います。録音
する際は可能な限りノイズの元を取り除いてください。
また、不要な低周波ノイズを除去するには、ハイパスフィルター(HPF)が有効です。
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ダイレクトモニタリング
オーディオ機器を扱うとき、 レーテンシー という単語がよく使われるかと思います。これは、入力された音声を録音機
器やソフトウェアに送るときに生じる遅れのことを指します。レーテンシーはモニタリングをしながら録音をするとき
に生じる問題です。
Scarlett Solo はダイレクトモニタリング機能を搭載し、この問題を解決することができます。フロントパネルの DIRECT
MONITOR スイッチを ON にすると、入力された音声が Scarlett Solo のヘッドホンとモニターの出力に直接送られま
す。これによって、レーテンシーがゼロの状態で音声を聴くことができます。
DIRECT MONITOR を ON にする際、Cubase やその他の DAW から送られてきた音声がモニターできる状態のままだ
と入力されている音声が二重に聴こえてしまいます。
ヘッドホンを接続する
Scarlett Solo Studio には、高性能のヘッドホン HP60 が入っています。軽量で耐久性があり、長時間の仕様をしても疲
れにくい使用になっており、調節も可能です。無酸素銅のバランスケーブルを使用した低ノイズのヘッドホンです。フ
ロントパネルの右下にある、ヘッドホンマークのついているソケットに差し込みます。なおこの Output には、どんな
ヘッドホンも差すことができます。ヘッドホンの音量は MONITOR ジョグで調整ができます。
※ヘッドホン使用時は、音量を上げすぎないようにしてください。聴力が大きく失われるおそれがあります。
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スピーカーに接続する
モニタースピーカーを接続する際は、リアパネルの LINE OUTPUTS を使います。一般的なモニタースピーカーはアンプ
を内蔵しているので、直接繋いでしまってかまいません。アンプ内蔵ではないパッシヴスピーカーではステレオアンプ
が別途必要となります。この場合、リアパネルの Output とアンプの Input を接続します。
一般的なモニタースピーカーの接続の仕方
LINE OUTPUTS には RCA 端子のついたケーブルを使って接続します。ケーブルの反対側の端子のタイプはご自身のス
ピーカーに合わせてお選びください。
注意:スピーカーの電源を入れた状態でマイクの電源をつけると、ハウリングを起こす恐れがあります。録音時や、オ
ーバーダビングの際にヘッドホンを使用するときは、常にスピーカーの電源を切るか音量を下げておくようにしてくだ
さい。
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ハードウェア概要
フロントパネル
① .
マイク入力端子(Input 1):この端子はマイクロフォンと接続します。
マイクロフォンを接続する場合は、両端が XLR 仕様の一般的なマイクケーブルを使用します。
この端子は、コンデンサーマイクロフォンなどのプロ用のレコーディングに使用するマイクに対応します。
また、この端子は、マイク入力専用となっていますので、外部のプリアンプやエフェクト機器の出力端子を接続するこ
とはできません。
* ケーブルの形状や仕様についてご不明な場合は、製品をお求めになられた販売店にお問い合わせください。
② .
GAIN 01(入力1ゲイン):入力1の入力レベルを設定します。より良いサウンドでレコーディングをするには、
適切な入力レベル設定が必要です。このノブの外周には、適切な入力レベル設定を補助するためのリング LED が装備
されています。この円形のインジケーターは入力レベルに応じて点灯色が変化し、音量をあらわします。以下の解説を
参考にレベルを設定してください:
LED が緑色に点灯した場合、-24dBFS 以上のレベルの信号が入力されていることを示します。
LED が赤色に点灯した場合、信号レベルが 0dBFS(最大)に到達していることを示します。
LED が赤色に点灯しない程度の信号レベルになるようにゲインを調節します。
③ .
48V スイッチ:入力端子を通じて、48V の電源供給のオン・オフをします。コンデンサーマイクロフォンを接
続した際にこのスイッチをオンにします。ダイナミック仕様のマイクロフォンを使用する場合は、スイッチをオフにし
ます。このスイッチをオンにすると、赤色に点灯します。コンデンサーマイクロフォンを接続する場合、マイクロフォ
ンや接続機器に損傷をあたえないために、このスイッチをオフにし、音量(❻)を最小にしてから接続をおこないます。
接続完了後、スイッチをオンにしてから音量をあげます。
④ .
楽器入力端子(Input 2): この端子はエレキギターやベースなどの楽器と接続します。この端子は楽器レベル
専用となっていますので、エレクトリック アコースティックギター内蔵のプリアンプ以外のプリアンプやエフェクター
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の接続には適していません。これらの機器を接続した場合、レベル過多になる場合があります。
* 例外として、楽器レベルで出力が可能な機器は使用できます。
⑤ .
GAIN 02(入力2ゲイン):入力 2 の入力レベルを設定します。より良いサウンドでレコーディングをするに
は、適切な入力レベル設定が必要です。GAIN 01(❷)と同様、このノブの外周には、適切な入力レベル設定を補助する
ためのリング LED が装備されています。LED の点灯色とレベルの関係については、GAIN 01 の項目をご覧ください。
⑥ .
INST/LINE : 入力 2 を適した信号の方に切り替えます。
⑦ .
MONITOR(モニター)ボリューム:メイン出力の音量を設定します。
⑧ .
USB インジケーター:Scarlett Solo とコンピュータ/ iPad が正しく接続されている際に点灯します。
⑨ .
DIRECT MONITOR(ダイレクトモニター)スイッチ:ダイレクトモニタリング機能を設定します。スイッチを
オンにした場合、ダイレクトモニター機能が有効となり、入力信号はコンピュータに送られるとともに、Scarlett Solo の
ヘッドホンとメイン出力の両方に直接送られます。この機能を活用することで、コンピュータの処理能力を消費するこ
と無く、レーテンシーの無いモニタリング環境を実現します。
【ご注意】このスイッチをオンにした際、入力信号の音が 2重 に聞こえる場合、DAW ソフトウェア側の入力モニタ
ー機能をオフにしてください。Scarlett Solo のダイレクトモニター機能は、モノラルソースのモニターが片側のチャン
ネルだけ聴こえることを防ぐため、モノラル仕様となっています。そのため、ステレオ入力した信号のパンニングなど
のステレオ効果は無効となります。(コンピュータで録音する信号には影響しません。また、コンピュータから送られ
てくる信号はステレオでモニターできます。)
⑩ .
ステレオヘッドフォン出力端子:標準サイズのステレオフォーン端子のヘッドホン出力です。
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リアパネル
① .
Kensington セキュリティロックポート:市販の Kensington 規格の盗難防止器具を接続するためのポートで
す。
② .
USB 端子:Scarlett Solo と iOS デバイスを接続する際の電源供給、あるいはScarlett Solo とコンピュータを
USB で接続する際に使用します。付属のUSB ケーブル以外のケーブルを使用する場合は、ハイグレード(高品質)のも
のをご用意ください。
【ご注意】コンピュータと接続する際、USB ハブを経由せずに直接の接続をおすすめします。もし、USB ハブを介し
て接続する場合は、電源供給可能な USB ハブをご用意ください。また、USB ハブの仕様によって、予期しないレーテ
ンシー(遅れや反応の悪さのもと)が生じる場合がありますので、その際は別のハブをご用意ください。
③ .
LINE OUTPUT(ラインアウトプット、LEFT とRIGHT):RCA ピン、アンバランス仕様の出力端子です。パワ
ードモニタースピーカーやミキサーなどのモニターシステムと接続します。最大出力レベルは +8dBV です。モニター
やミキサーの左チャンネルには端子の LEFT、右チャンネルには RIGHT から接続します。
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製品仕様
アナログ・デジタル変換
A/Dダイナミックレンジ
106dB A-weighted (全入力)、ADコンバーターチップ ダイナミックレンジ = 114dB
D/Aダイナミックレンジ
106dB A-weighted(全出力)、DAコンバーターチップ ダイナミックレンジ = 114dB
サンプリングレート
24bit / 44.1k、48k、88.2k、96kHz
クロックソース
内蔵クロックのみ
入力 1
周波数特性
20 Hz to 20 kHz +/-0.3 dB
ゲインレンジ
-4 dB
THD
-97 dB
ノイズレベル
-125 dB
ダイナミックレンジ
106 dB (A-weighted)
最大入力レベル
+4 dBu
+46 dB
入力 2
周波数特性
20 Hz
20 kHz +/-0.2 dB
ゲインレンジ
-16 dB
THD
-95dB
ノイズレベル
-109dB
ダイナミックレンジ
106dB
最大入力レベル
+15 dBu
+34 dB
LINE 入力
周波数特性
20 Hz
20 kHz +/-0.2 dB
ゲインレンジ
-21 dB
THD
-93dB
ノイズレベル
-98dB
ダイナミックレンジ
106dB
最大入力レベル
+21 dBu
+29 dB
20
LINE 出力
THD
-100dB
ノイズレベル
-92 dB, Noise = -97 dB (A-weighted)
ダイナミックレンジ
106dB
最大出力レベル
+9 dBu, (アンバランス)
ヘッドホン出力
THD
-100dB
ダイナミックレンジ
106dB
最大出力レベル
+10 dBu (no load)
その他の端子
USB
USB 2.0 タイプB x1
寸法と重量
WxHxD
150mm x 45mm x 100mm
重量
500g
CM25B マイクロフォン スペック
カプセル
タイプ
20mm ダイアフラム コンデンサーエレメント
レスポンスタイプ
カーディオイド(単一指向性)
マイクスタンドマウント
5/8、3/8(アダプター)
パフォーマンス
周波数特性
30Hz - 20kHz
感度
-36dB ± 2dB (0dB = 1 V/Pa)
セルフノイズ
18dBA
最大 SPL
130 dB (1 kHz)
S/N
76 dB (A-weighted)
インピーダンス
150 ohms
電源
48V
HP60 ヘッドホンスペック
タイプ
密閉型
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ドライバー径
53mm
インピーダンス
60ohms
SPL
94 dB ±3 dB
周波数特性
10 Hz ∼ 30 kHz
最大定格出力
1.2 W
ケーブル長
約3m
コネクター
3.5mm / 6.35mm(アダプター)
重量
280g
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