東京都特殊詐欺対策における自動通話録音機設置運用要綱 平成27年4月28日 27青総治第12号 (目的) 第1 この要綱は、東京都が特殊詐欺対策として行う、都内居住者への自動通話録音機(以 下「本機」という。)の貸与等について、必要な事項を定めることを目的とする。 (運用概要) 第2 本機は、東京都が購入し、警視庁に所属換え又は区市町村に譲与した上で貸与する。 (貸与対象世帯) 第3 本機は、都内の高齢者(おおむね65歳以上)が居住する世帯で、居住者が本機の 設置を希望している世帯(以下「貸与申込者」という。)に対して貸与する。 (貸与手続) 第4 貸与申込者から、「自動通話録音機貸与申込書」(別記第1号様式)の提出を受け た警視庁及び区市町村(以下「警視庁等」という。)は、本機を貸与することが適当 と認められる場合には、本機を貸与し、あわせて、「自動通話録音機使用上の注意事 項等について」(別記第2号様式)を交付して、本機の貸与目的、設置及び使用方法、 注意事項等の説明を行うこと。 (留意事項) 第5 本機の運用に関して、東京都及び警視庁等は、都内の高齢者及びその家族等に対し 広報啓発を行い、理解と協力を求め、積極的な普及に努めること。 2 警視庁等は、「自動通話録音機管理表」(別記第3号様式)により貸与及び管理状況 を明らかにしておくこと。 3 警視庁等は、把握した貸与申込者等の個人情報を、本事業の範囲内に限定して適切に 管理し、それ以外の目的には使用しないこと。 (被貸与者の順守事項) 第6 本機は、電話による詐欺や電話を使用した犯罪を未然に防止するためのもので、そ の他の用途による使用及び転貸、売却をしないこと。 2 本機は、東京都以外の場所で使用しないこと。 3 本機は、貸与後、おおむね一週間以内に設置し、特殊詐欺の未然防止に留意すること。 4 何れかの事情により、本機が不要となった際は、貸与を受けた機関へ返却すること。 (補則) 第7 この要綱に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。 附 則 この要綱は、平成27年6月1日より施行する。
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