国際ビジネスコミュニケーション学会関東支部会報 January, January, 201 2015 JBCA KANTO CHAPTER BULLETIN BULLETIN No. 97 97 ご挨拶 春暖の候、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。前回 1 月の支部会研究会には 多くの方が参加されました。先生方の有意義な研究発表や講演において活発な意見交換 も行われ、盛況な支部会となりました。次回の支部研究会は下記の日程と場所で行いま す。お忙しいとは存じますが、皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。 次回日程:201 次回日程:2015 2015 年4月 25 日(土) 会場: 会場:法政大学市ヶ谷キャンパス 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・ ボアソナード・タワー6 タワー 階 0610 教室(4 頁参照)前回と会場が異なります 参照) 支部研究会 午後 2 時開始 午後 5 時 終了予定 終了予定 研究会終了後 研究会終了後懇親会 終了後懇親会 201 2014 年 第 95 回関東支部研究会報告 回関東支部研究会報告:研究テーマと発表内容 報告:研究テーマと発表内容 2015 年 第 96 回 関東支部研究会は1月 10 日(土)午後 1 時から 5 時まで、明治大学 駿河台キャンパス・リバティータワー 9 階 1093 教室にて開かれました。研究テーマと発 表内容は次のとおりです。 1. 金子 敦子 武蔵野大学 グローバル・コミュニケ―ション学科 グローバル・コミュニケ ション学科 題 目:「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方 「で、結局何が言いたいの?」と言われない話し方‐ と言われない話し方‐コミュニケー コミュニケーション・ ション・トレー ニング事例研究 要 旨: コミュニケーションの様々な側面の中でも組織活動の行動計画や意思決定に関わ るビジネス・コミュニケーションに焦点をあて、その特徴と具体的なトレーニング方法に ついて研究発表を行った。 ビジネス・コミュニケーションの中でも、打ち合わせや会議などでは行動に必要な情報 を共有したり、ある程度摩擦が生じることを前提とした突っ込んだ議論が求められる場合 がある。そうした場面では、目的に照らして必要な情報を、明瞭・簡潔に伝え合い、効果 的な行動につながるようなコミュニケーションが期待される。さらに、「わかる」と「でき る」は異なるものであることから、実務家向けのトレーニングでは、求められるコミュニ ケーション行動の特徴の理解とともに練習の機会を提供することが必要となる。その例と 1 して、Hughes, J. & Mallet, A. “Successful Meetings” (Oxford University Press)に収めら れたExercise を使用して企業内の打ち合わせを模したプロセスを体験し、検討を行った。 2. 久島幸雄 大阪府立大学 題 目:通信技術の進化と海外取引の大衆化 要 旨: 通信技術の進歩が著しい。今や「進化」と呼ぶべきであろう。代表的な存在が、 インターネットとそれを利用した電子メールである。手紙、電報、Telex の時代を経て、今 やノートブック・パソコン1台で海外取引を行えるようになった。「海外取引の大衆化」を 迎えたのである。 その結果、我々はいつでも、どこでも、好きなだけの情報を直ちに安く入手し、提供で きるようになった。だが、それは海外取引と英語への無知・無関心という副作用もあわせ 持つ。すなわち、何も知らなくても日本語で貿易ができるという「利便性」を手に入れた ものの、それと引き換えに Lingua Franca たる英語と海外取引の常識という「先人の苦労 と知恵」を失ったのである。これは、海外取引の怖さを理解せぬまま国内取引の延長線上 で貿易していることにほかならない。 本報告では、実際の失敗例を踏まえ企業の対応策を具体的に提示した。 次回支部会について 2015 年 4 月 25 日(土)は支部会の公開講演の発表テーマ及び概要は次のとおりです。 法政大学市ヶ谷キャンパス 法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナード・ ボアソナード・タワー6 タワー 階‐0610 教室 午後 2 時開始 研究会終了後(午後5時)、懇親会がありますので是非ご参加ください。 1. 徐 誠敏 名古屋経済大学 題 目:サムスン電子の新興国市場戦略 ― 地域専門家制度がもたらした競争優位性に着目して 要 旨:本発表では、サムスン電子のグローバル化の最も重要な取り組みとして 旨: 「地域専門家制度」に関するより深い考察を通して、新興国市場においていかに競争優位 性を獲得し、存在感を増すことができたのかを、グローバルな視点に立った「マーケティ ング」や「ビジネス・コミュニケーション」の視点から明らかにすることを試みる。 2 2.古西 美佐子 美佐子 立教大学 題 目:日本人としてのグローバルコミュニケーション 要旨:グローバルスタンダードといえば、今まではすべて欧米諸国が中心であったが、作 要旨: 今では、その中心は新興諸国へとシフトされようとしている。そこで、我々日本人には、 新たなスタンダードの中で、日本人の強みを生かしたグローバルコミュニケーションスキ ルが必要不可欠となってくる。本報告では、ダイバーシティ組織における日本人のコミュ ニケーション上の阻害要因について、さまざまな角度から比較考察していき、その対応策 を提示する。 会員出版物案内 武蔵野大学 金子敦子 法政大学 中谷安男 『「で、結局何が言いたいの?」と言われ Global Leadership ない話し方』日本実業出版社 - Case Studies of Business Leaders in Japan 金星堂 今後も会員の皆様の出版物を掲載してまいります。掲載ご希望の方は支部事務局までご連 絡ください。 3 法政大学 法政大学市ヶ谷キャンパスボアソナード・タワー 大学市ヶ谷キャンパスボアソナード・タワーへのアクセスガイド 市ヶ谷キャンパスボアソナード・タワーへのアクセスガイド 【JR 線】 総武線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩 10 分 【地下鉄線】 都営新宿線:市ヶ谷駅下車徒歩 10 分 【地下鉄線】 東京メトロ有楽町線:市ヶ谷駅または飯田橋駅下車徒歩 10 分 【地下鉄線】 東京メトロ東西線:飯田橋駅下車徒歩 10 分 編集・発行: 〒194-0298 東京都町田市相原町 4342 法政大学経済学部 中谷研究室内 国際ビジネスコミュニケーション学会関東支部長 中谷安男 Tel. 042-783-2527 E-mail: [email protected] / [email protected] 4
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