) 第2号 (2015 年 5 月 18 日) ~はじめに~ 2014 年 10 月から稼働した JAXA 新スパコン JSS2 質方針を掲げ、スパコンの有効利用を図ると共に、 (JAXA Supercomputer System Generation 2)は、 ユーザの要望に応える活動を行っていきます。実 2015 年 4 月に第二期の稼働を開始致しました。 際の活動状況は、JSS2 ニュースやユーザ説明会な スーパーコンピュータ活用課では、2016 年 4 月 からの本格稼働に向けて、 「ユーザの仕事を効率化 する高品質の支援を自ら考え提供する。」という品 どを通じて順次発信していきます。 今回は、JSS1 の利用実績と JSS2 での利用分野 を紹介いたします。 JSS1 の利用実績 2009 年の 4 月から 2014 年 9 月まで稼働した JSS1 の利用実績として、M(メイン)システムの CPU 稼働状況を示します。 運用再開に向けた各方面との調整および技術的検 討を行いました。 図 2 は、「CPU稼働率」(図 1 の「運用時間」 図 1 は「運用時間」とバッチジョブの「総割当 に対する「総割当時間」の割合)を示しています。 時間」を表したものです。グラフが大きく下がっ 通常、CPU 稼働率は、十分にジョブがある状況で ている所は 2011 年 3 月に発生した「東北地方太平 も 80%を保持することが難しいと言われていま 洋沖地震」の影響によるものです。JSS では即時 すが、JSS1 の年度別 CPU 稼働率は、初年度は 全システムの停止を行い、データ損失という最悪 83.60%となったものの、その後は 92.70%から の事態は回避できました。その後、「JSS 地震対 95.60%と、高水準を保っています。 策チーム」を立ち上げ、計画停電などへの対応、 図1 JSS1のMシステムのCPU利用状況 図2 CPU稼働率 JSS2 の分野別利用実績 JSS2 では、スパコン利用の透明化を図るために「事 別利用実績を紹介いたします。詳細は、10 月発行予 業別集計」 の考え方が導入されました。ここでは 2014 定の、「平成 26 年度 JAXA スーパーコンピュータシ 年度分(10 月~3 月)の事業別集計結果に基づく分野 ステム利用成果報告書」で紹介させていただきます。 図3 分野別利用実績 その他 スパコン活用課ではスパコンの有効利用を図ると 共に、ユーザの要望に応える活動を進めていきます。 JSS2 に関するご意見やご要望などがございました ら JSS 運用窓口までお知らせください。 お問合せ:セキュリティ・情報化推進部 スパコン活用課 JSS 運用窓口:[email protected] JSS2 公開 HP:https://www.jss.jaxa.jp/ JSS2 ポータル:https://www2.jss.in-jaxa/ ☆JSS News は JSS2 公開 HP でもご覧になれます。
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