終面「早春インタビュー/あとがき」

8面 CSR
16 面 Fellowship
書 野瀬 晴風さん
24 面 Get in touch
Profile
樋口邦史さん
土田和歌子さん
滋賀県長浜市出身。
1987(昭和 62)年に滋賀県庁
職員となり、現在は健康福祉
政策課。滋賀県書道協会師範。
東ちづるさん
早春インタビュー
自分を呼んでいるものがある。
それを描く
大阪芸術大学写真学科教授 織作峰子さん
元ミスユニバース日本代表なのに、
「写
ところが、一緒に撮影に行くと雨が
真を撮られるのは好きじゃない」
という。
降ったり風が吹いたり悪天候に見舞われ
「表に出ることがもともと好きじゃな
る。木村氏は 30 年間、一人でスケッチ
かったんですね。小さいころから絵を描
に行って雨が降ったことがなかったとい
くのが好きで芸術の方向に進みたいと
うのに。
思っていました」
「桜は女。木村先生と一緒に私が行く
それが、祭りを見に行くような軽い気
とやきもちを焼く。だから、私が撮ると
持ちで応募したら 1 次審査を通過して、
きれいな桜ではなく荒れ狂う桜になる」
あれよあれよという間に近畿地区代表、
他の人が描くことのなかった桜。それ
日本代表になってしまった。短大で初等
教育と幼児教育を専攻し、代表になった
年の 8 月には教員採用試験があったが、
は、
自分が一番しっくりいく桜でもある。
「自分を呼んでいるものがある。それを
描く」のだという。
世界大会の時期と重なり、受けないまま
健常者であっても障害を持つ人であっ
となった。翌年の採用試験を受けようか
ても、人それぞれ自分の好きな世界があ
と思案しながら「自分が本当にやりたい
る。障害を持つ人の方が自分の好きな世
ことはなんだろう」と考えたという。
界に広がりを持っているように感じるこ
「やはり、何か作り上げることに携わ
りたいと思ったんです」
とがあるという。
「健常者より集中力のすごい人がいる
日本代表になってから出会った写真
ように思うんです」
家、大竹省二氏に写真芸術の世界へいざ
そ れ は NHK の 福 祉 プ ロ ジ ェ ク ト
なわれ、弟子入りした。撮られる側から
「ハート展」に携わり、さまざまな障害
撮る側へ 180 度の転身。コンテストに
を持つ人たちの詩に触れ合って実感した
出した作品が入賞してカメラをもらいそ
という。健常者は情報過多の社会に生き
れで撮った作品がまた入賞して2台目を
て、つまらないことで悩んだりする。障
もらい、ついには自分で仕事をすること
害者は、そんなわずらわしい世界とは一
になった。
線を画した世界で素晴らしい芸術を生み
「ミスユニバース日本代表になってい
なかったら、画家の道に進んでいたかも
出しているのかもしれない。
新しい年。これまでとは違う観点で作
品を仕上げてみたいと思っている。
しれませんが」
桜を描き続けている日本画家、木村
圭吾氏から「写真で有名になったのだ
から私とコラボしてみないか」と誘わ
れ、10 年ほど前から桜の木を撮るよう
「それがどんなものなのか、出来上が
るまでは口にできませんが」
写真家、織作峰子の世界は、今年、新
たな飛躍を遂げそうである。
になった。「写真も絵に負けないという
ことを示したかった」
。
(文 渚の風取材班/写真 陶器浩平)
賛助会員募集 みなさんの善意で現場に活力を
あとがき
渚の風は、無料のフリーペーパーです。紙面の主役は、福祉の現場です。現場
素敵な人々 はじける2015年
あの日から 20 年。1 月18 日に阪神淡路大震災のメモリ
で働く職員をクローズアップし、現場に渦巻く課題を掘り下げます。
当事者として、支援者として…だれもが、福祉にかかわる時代がきています。
現場の活力こそが、今、求められています。働く人々が、元気でなければなりま
アルイベントに出演した「あまゆーず」のゆーみん = 写真㊧
(21 面「贈る言葉」)。1月 12 日には、大阪市中央区の大
阪 RUIDO で、ワンマンライブを開き、収益の一部を特定非営利活動法人「スペシャル
せん。未来を担う若い力が、どんどん結集されなければなりません。
そのためには、
福祉の現場からの発信が大切です。支援する仲間がいることを、
全国の福祉人が共有しなければなりません。現場の仕事の輝きを、学生や生徒に
オリンピックス日本・大阪」に寄付しました。
「アスリートのみなさんは毎年、目標を持って努力されている。 今年も目標を持って頑
張ってください―との想いを込めて歌いました」
伝えなければなりません。
ぜひ、賛助会員になっていただけませんか。年間 1 口 1 万円です。特典とし
スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人々に競技会の場などを提供している国
て、毎号 10 部の渚の風を 1 年間(4 回)にわたって無料で送らせていただきます。
際的なスポーツ組織。日本法人の理事長は、マラソンの有森裕子さん = 写真㊨ = です。
なお、この賛助金は所得税法第 78 条などに規定される寄付金控除には該当しま
そして 1 月 25 日朝。ゆーみんは、大阪府池田市にある障害者支援施設の餅つき大
せん。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
会に参加して自ら杵を手に「よいしょ!」(15 面「みんなで考えよう」)。
(6部以上は発送代金、着払い)
閲読希望の方 5部まで無料で郵送します。
の現場は、こうした「素敵な人々」によって、支えられています。
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