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 記者会見発表要約 平成27年5月21日 東京エムケイ株式会社 代表取締役社長 ユ・チャンワン 本日はお忙しい中お集まりいただき誠に有難うございます。 当社、東京エムケイ株式会社(東京エムケイタクシー)では2011年ごろから様々な
内容の労働裁判が発生し、本日現在も係争中の問題がありお客様ならびに関係各位に多大
なるご心配とご迷惑をおかけしていることにつきまして深くお詫び申し上げます。 弊社グランドパイロットが加入する労働組合である東京エムケイ労働組合(以下「組
合」)による弊社に対する不法行為および妨害行為が判明しましたので、本日この場を借
りて説明をさせていただくこととしました。弊社としましては係る問題につきましては適
切に対応し、再発防止に努めていく所存でございます。 1.労働組合による不正行為に関して 今般、当社労働組合(東京MK労働組合)幹部による、少くなくとも、1400万円
(組合側発表)を超える金額の業務上横領行為が発覚しました。なお、この件で調査を
続行しておりますが、被害額はさらに拡大すると思われます。また同組合幹部は適正
な手続を経ていないにもかかわらず、同組合役員に選任されたと僭称した上、同組合
の法人設立登記手続において、私文書偽造・同行使・電磁的公正証書原本不実記録に
当たる可能性のある行為があったことが判明しました。 今般の一連の労働組合により疑念のある不正行為・妨害行為は以下のとおりです (1)労働組合による不当経営介入 (2)オーナーであるYoo Chang Wan氏への排除画策 (3)同組織幹部による資金横領行為の隠蔽 (4)弊社社員でもある組合員を扇動し訴訟乱発の主導 2.当社経営方針に対する労働組合による不当な経営介入(業務妨害)行為について (1)当社経営方針 当社はタクシー・ハイヤー会社として、当然ですが、事故を減少させ、お客様の安
全性を高めるべく乗務指導に取り組んでまいりました。しかしながら、乗務指導によ
る事故の減少には限界もあり、また事故原因を分析した結果、運転技能のほか、長時
間勤務による乗務員の疲労等が主たる事故原因であることを改めて認識するに至りま
した。ことに、2012(平成24)年4月に関越自動車道において、深夜高速バス
運転手の長時間勤務による居眠り運転が原因の事故で多くの死傷者を出し、大きな社
会問題となり、このような問題も教訓とし、お客様の命をお預かりする会社として、
長時間勤務を廃止する方針を推進しておりました。タクシー会社においては、隔日勤
務(16~21時間勤務)という、2暦日にわたる長時間の勤務体系が一般的に採用
されています。当社も例にもれず、隔日勤務を当然のように採用しておりました。単
純に考えれば、これほどの長時間勤務が危険であることは、議論の余地のないもので
す。皆さんが深夜にタクシーに乗ろうとしたときに、既に16時間以上勤務をして疲
労困憊の乗務員が運転するタクシーに進んで乗りたい方はいないでしょう。この隔日
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東京都港区東新橋1­3­9 第4小田ビル1階 TEL:03­5547­5547 FAX:03­5547­5548 勤務の場合は、当該勤務と次の勤務の間に20時間以上の休息時間を設けなければな
らないという行政からの通達があることからも、危険であることは明らかです。そし
て、隔日勤務という勤務体系は、ある程度の客待ち待機時間による実質的な休憩が可
能であることが前提となっていると言われていますが、当社は大変恵まれていること
にお客様から多くの配車ご注文をいただいており、また効率的な配車を実現している
ことから、他社様と比較して乗務員の収入が相当程度高い一方、当社乗務員は他社様
に比べて、お客様をお乗せして乗務している時間はかなり長くなります。つまり客待
ち待機時間による実質的な休憩が可能であるという前提が当てはまりません。当社は
勤務時間の短縮、安全重視の取り組みを推進するため、長時間勤務の原因となってい
る隔日勤務を廃止し、日勤勤務へと、勤務体制の変更を進めることとしました。 (2)自称、労働組合名下による反対 これら長時間勤務の廃止などは、本来労働組合が率先して取り組むべき問題である
にもかかわらず、労働組合執行委員長等は、労働組合の名前を僭称し、乗務員は長時
間勤務に慣れているので勤務体系を変更することは違法であるとか、数百名の乗務員
のうち数名程度の遠隔地に住んでいる者が勤務不能になる(なお、この点について
は、当社は例外を認め、寮を完備することなどで対応する対案を提示していた)など
と、不合理な理由で、長時間勤務を廃止したい会社の経営方針に反対するほか、これ
以外にもあらゆる会社の施策、行為に対し反対しておりました。 また、当社は平成24年から固定給制度を採用しておりましたが、労働組合が長時
間勤務の廃止に不当に反対しているため、固定給制度にて採用した乗務員の方には原
則として日勤勤務に就いていただくことにしておりました。労働組合は、これにより
日勤勤務者が増えることから、長時間勤務を廃止する方針に反対するため、固定給制
度を潰そうとしてきました。 (​
3)自称、労働組合名下による訴訟提起等の扇動行為 労働組合幹部(委員長松井彰、副委員長藤峰健信、書記長故西山健治、他執行員)
は固定給制度を潰すため、固定給制度の給与規程を労働基準監督署へ届出るために必
要となる労働組合の意見書(同意書ではない)の提出を拒絶し、届出を6ヶ月以上に
わたり遅らせた。その上で、固定給乗務員(新人乗務員)を集めて集会を開き、会社
を混乱させる為に訴訟を提起して欲しい、またオーナーであるYoo Chang Wan氏を
追い出すために協力して欲しい、残業代ももらえるなどと演説し、訴訟を提起するた
めの弁護士事務所を紹介し、当該弁護士事務所まで帯同し、弁護士との委任契約書に
労働組合への報告を義務付けさせるなどして、当社に対する集団訴訟を提起させまし
た。これにより当社国内業務に重大な損害(従業員のリークの可能性があると思われ
る、各報道機関での報道等)が発生するほか、2011年よりスタートした海外戦略
の経営スピードの失速等についても影響、損害が生じております。 (4)不正行為との関係 当社としては、組合幹部らがなぜこのような行動をとるのか理解に苦しんでおりま
したが、今回発覚しました、役員に選任されたとの僭称や、組合費の横領などの組合
幹部にとって都合の悪い事実を隠ぺいしたり、組合から給与を得られる専従者の地位
を継続するためという目的、動機があったのではないかとの疑念を抱いております。
またこれら組合幹部の不正行為に多くの組合員が関与している可能性が推察され、会
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東京都港区東新橋1­3­9 第4小田ビル1階 TEL:03­5547­5547 FAX:03­5547­5548 社としては厳しく追及していく考えです。なお、これまでの組合の行為に関する協議
のため団体交渉を実施し、各種問題点の指摘がなされたところ、その数日後に同組合
書記長西山健治氏が自殺により死亡するという忌まわしい事態も発生しております。 昨日、社員約200名強が参加、主催し行われた、自称組合役員に対し、一連の不
適切行為に対する問題について説明を求めた場においても、故西山健治氏の責任にし
ており、真実が全く組合員に対して伝えられていない状況のなか、組合員の間では、
死人に口無しという言葉も飛び交っていたと聞き及んでいます。 また、その中において彼らは、訴訟意志のない者に対し、半ば組合員を強要し弁護
士事務所に連れていったり、その後も訴訟取り下げを依頼したにも関わらず1年以上
も放置し強引に訴訟を継続させていた事実を認めました。 3.組合による妨害行為と損害 ​
前記のとおり、あらゆるメディアやマスコミに誤った情報を組織的にリークし、
会社の社会的イメージを著しく失墜させ、社員おも巻き込んでお客様、業務に多大な
混乱を巻き起こした妨害行為の損害は、東京エムケイ単独でも50億円規模に膨れあ
がりグループ全体での被害規模は計り知れません。 4.今後の対応について従業員および弊社の対応 善良なる当社従業員(組合員)からはこれら同組合幹部の不正行為について、管轄
警察署へ被害の届出を行う予定です。既に署名は130名以上にのぼっています。ま
た当社としても、刑事告発を行うほか、当社労働組合及び組合幹部を被告として民事
訴訟を進めていく予定です。 係る、諸々の問題は、組合と一部の組合寄りの社員により画策、実行されたもの
で、その様な事に関与する者を徹底排除し、弊社の誇る世界最高の安全とサービスを
実践する志の高い社員とともに、お客様のご期待に応えるべく今まで以上に努力する
所存でございますので、東京エムケイをはじめ国内外のグループ各社をご愛顧のほど
心よりお願い申し上げます。 以 上 Tokyo ­ Kyoto ­ Osaka ­ Kobe ­ Nagoya ­ Sapporo ­ Fukuoka ­ Shiga ­ Seoul ­ California 東京エムケイ株式会社 〒105­0021 ​
東京都港区東新橋1­3­9 第4小田ビル1階 TEL:03­5547­5547 FAX:03­5547­5548 エムケイグループ・東京エムケイ 1960年グループ本体のMKタクシーとして京都で創業以来、50年以上にわたり常にお
客様第一主義の理念の元「最高のサービス(日本で初めて行い続けている、ドアサービス
や挨拶等)」と「低料金」という経営手法で、当時のタクシー業界全体に対する世論の評
価を得るため、またお客様の満足向上に努め、そしてタクシードライバー職の「待遇改
善」と「社会的地位向上」を掲げ、独創的な経営で高い評価をいただいてきました。 弊社東京エムケイは東京にて1997年にサービスを開始いたしました。 【 日本3番目のサービス会社 】 ビジネス雑誌『プレジデント2014.9.15号』の特集記事「“接客好感度”企業ラン
キング2014」において、MKタクシーが「その他サービス部門」で第3位に選ばれ
ました。 また、昨年 6月には『世界が感動! ニッポンのおもてなし』という学
習図書で「おもてなし」の実例としてMKタクシーが紹介されました。 本書は全国
の小中学校の図書館などに置かれています。 ※別資料参照 この様に、 MKタクシー、MKハイヤーは日本を代表するおもてなしの心を持っ
たグランドパイロット(東京MKでは乗務員を「グランドパイロット」と呼びま
す)の教育に努め、世界を代表するグランドパイロットであると自負しておりま
す。 現在でも日々数百件という大変多くのお客様のご用命をお断りしなければ
ならないほどお客様からのご評価をいただいていることに感謝するとともに乗務
員、職員一同誇りに感じ日々のサービスにつとめております。 【 サービス以上の安全性 】 言うまでもなく、地上交通サービスに関わる企業として、サービス以上に大切
な安全面においてもMKタクシーは妥協せず取り組んでおります。 その取り組み
において、過去に大きな事故起こした者や重大事故につながりかねない運転を繰
り返す者に対する、再教習の課程で、行きすぎた指導があったことは誠に遺憾で
あり、今後その様なことのないように取り組んでおります。 【 安全面重視の労働環境 】 過酷な労働環境を変える為、業界では当たり前になっている、隔日勤務より日
勤勤務への勤務変更を行い、乗務員の身体的負担の軽減に努め、より一日の仕事
に集中できるよう整え、幸いにして死亡事故に関しては、東京MKでは一度もあり
ませんが、お客様の大切な命をお預かりする事業者として、一人一人のグランド
パイロットが決して妥協することなく安全運転指導にもたゆまぬ努力で世界のタ
クシーを牽引してゆく所存です。 ​
【 停滞していた海外戦略の加速 】 ​
弊社、社長が提唱し、アメリカのHarvard Business Schoolで当時タクシー配車
の新しいモデルケースとして取り上げられた「アプリケーション配車システム」
は、Uber等に同様の機能が採用されている様に世界に拡散しています。しかしな
がら単に機械的に配車する無責任な事を弊社では行わず、必ず配車側が車両とお
客様を結び、見守る配車の方法で世界に挑んで参ります。 Tokyo ­ Kyoto ­ Osaka ­ Kobe ­ Nagoya ­ Sapporo ­ Fukuoka ­ Shiga ­ Seoul ­ California 東京エムケイ株式会社 〒105­0021 ​
東京都港区東新橋1­3­9 第4小田ビル1階 TEL:03­5547­5547 FAX:03­5547­5548 現在日本の主要8都市に加え、東京MKタクシーを中心に北米と韓国ソウルに拠
点を構え、今後もアジア主要都市に順次進出を計画していましたが今般の一連の
問題を受けその計画の見直しを余儀なくされています。 MKタクシーが50年にわたり築きあげた世界最高のサービスを、世界のみなさ
まにもご提供すべく、フィリピンや上海そしてシンガポールなどアジアを中心に
展開してまいります。 東京エムケイの今後の展開 【 ​
全車ハイグレード車両化、全車ハイヤー化​
】 昨今、クラウンハイブリッド ( ハイグレードセダン )やアルファード( ワゴン ) などをタクシー車両として導入している同業他社が数多く見受けられますが、弊
社では業界に先駆け一早く2007年よりハイグレードセダンやワゴンの導入を
推し進め、お客様へのサービス向上の為にはためらうことなく積極導入し、他社
との差別化を計る企業努力などを行って参りました。 すでにレクサス、BMW、クラウンハイブリッド、アルファードなどの高級車を
導入しておりますが、今後はすべてを高級車に切り替え、全車ハイヤー化し全て
のお客様に低価格で、安全、安心そして最高の満足を感じていただき、他社が追
随できないような、お客様の満足を高め続けるサービスを更に追求いたします。 ハイグレード車両を使用したハイヤー化により低価格を提供しながら 1車車両 1日当たり ¥200,000と言う驚異的な売上げを実現します 【 全てのMKグランドパイロットの年収1,000万円越え 】 全グランドパイロットが (1)MK教育システムによる体調管理と安全運転 (2)最高のMKサービス (3)英会話可能 (4)地理知識、観光案内知識 を兼ね備える為の啓発につとめることで2017年度での 全在籍MKグランドパイロットの年収1,000万円越えを目指します。 同時に労働環境全般と、生活環境の向上を同時に実現します。 ​
【 最後に 】 一連の騒動で多くのお客様にご心配をおかけしましたことをあらためてお詫び
すると共に今後はMKグループの原点である、お客様の最高の満足を実現するため
に従業員と会社がともに尽力して参る事をここにお誓いするとともに、引き続
き、弊社東京エムケイをご愛好賜ります様宜しく御願い申し上げます。 以上 Tokyo ­ Kyoto ­ Osaka ­ Kobe ­ Nagoya ­ Sapporo ­ Fukuoka ­ Shiga ­ Seoul ­ California 東京エムケイ株式会社 〒105­0021 ​
東京都港区東新橋1­3­9 第4小田ビル1階 TEL:03­5547­5547 FAX:03­5547­5548