DataCube2 設置作業マニュアル (PDF 1.3MB)

設置作業マニュアル
DC2-01TD
・本書は、設置や初期設定について説明したものです。作業前にお読みになり正しくお取扱いください。
・記載している画面や仕様は予告なく変更する場合があります。また、掲載画像はすべてサンプルとなります。
[0003]
目次
1.
事前準備 .......................................................................................................................................................................... 1
1.1. 納入機器 ..................................................................................................................................................................... 1
1.2. 現地調整用装備 ...................................................................................................................................................... 2
2.
機器設置 .......................................................................................................................................................................... 3
2.1. 接続 .............................................................................................................................................................................. 3
2.2. 設置 .............................................................................................................................................................................. 3
3.
RS485 信号線のつなぎ込み .................................................................................................................................... 4
4.
電源投入 .......................................................................................................................................................................... 5
4.1. 通電確認 ..................................................................................................................................................................... 5
4.2. RS485 信号送受信確認 ....................................................................................................................................... 5
5.
計測確認 .......................................................................................................................................................................... 6
5.1. ケース 1:モニタ(PC モニタや大型ディスプレイ)が存在する場合 ...................................................... 6
5.2. ケース 2:モニタが存在しない場合 .................................................................................................................. 7
5.3. 詳細データ確認 ....................................................................................................................................................... 8
6.
時刻補正 ........................................................................................................................................................................11
7.
画面表示設定 ..............................................................................................................................................................12
8.
ノート PC 接続時の IP アドレスの設定方法 ....................................................................................................13
9.
トラブルシューティング .............................................................................................................................................14
9.1. トラブルシューティング一覧...............................................................................................................................14
9.2. ノイズ対策 ................................................................................................................................................................17
9.3. ノイズフィルターの設置方法について ...........................................................................................................18
[0003]
DataCube2 設置作業マニュアル
1. 事前準備
1.1. 納入機器
弊社から出荷する機器です。
・DataCube2 本体(本体/AC アダプタ/無線アンテナ)
AC アダプタ
USB メモリ
本体
※ 一部、梱包材を除去して撮影しています。
・その他(画像ケーブル等)
・ノイズフィルター
※仕様により納品の有無が異なります。
※ノイズフィルターは計測に支障がある場合
のみ使用します。
(詳しくは 9. 2.を参照してください)
1
DataCube2 設置作業マニュアル
1.2. 現地調整用装備
現地調整で必要になる DataCube2 特有の装備です。現地調整時にご持参ください。
・ノートパソコン
DataCube2 の管理用 WEB 画面を見たり、出力した CSV ファイルを参照するために使用します。
・LAN ケーブル
DataCube2 とノートパソコンを繋ぐために使用します。
2
DataCube2 設置作業マニュアル
2. 機器設置
2.1. 接続
以下のように接続してください。
④
③
①
⑤
②
① DataCube2
② USB メモリ
③ AC アダプタ(この段階で DataCube2 の本体に AC アダプタを繋げないでください)
④ 画像ケーブル(仕様により、ない場合もあります)
2.2. 設置
・壁設置の場合
本体の取り付けステー(上記⑤)を用いて固定してください。
・据え置き設置の場合
状況に応じて両面テープ等を用いて、動かないように設置してください。
(動くと、接続した線が外れ、トラブルの原因になります)
3
DataCube2 設置作業マニュアル
3. RS485 信号線のつなぎ込み
パワーコンディショナからの RS485 信号線を以下のように接続してください。
・1 系統計測の場合
LINE1 の+、-、SG に、パワーコンディショナからの RS485 信号線の+、-、SG を接続してくださ
い。
※ LINE2 には何も接続しないでください。
・2 系統計測の場合
LINE1 の+、-、SG に、パワーコンディショナからの RS485 信号線の+、-、SG を接続してくださ
い。
LINE2 の+、-、SG に、パワーコンディショナからの RS485 信号線の+、-、SG を接続してくださ
い。
※ LINE1、LINE2 に接続するパワーコンディショナについては、DataCube2 本体貼付のテプラにて
明示致します。
4
DataCube2 設置作業マニュアル
4. 電源投入
AC アダプタを AC100V に接続した後に、AC アダプタを DtaCube2 に接続してください。
(順序を間違わないように気をつけてください)
4.1. 通電確認
POW ランプが「緑」に点灯することを確認してください。
ランプが「緑」に点灯しない場合 ・・・ 『トラブルシューティング』を参照してください。
4.2. RS485 信号送受信確認
・パワーコンディショナが垂れ流し式の場合
LINE1 ランプが緑色に光ります。
・パワーコンディショナが応答式の場合
LINE1 ランプが赤色に光った後、緑色に光ります。
※ 2 系統の場合は LINE2 も同じ挙動となります。
※ 垂れ流し式か応答式かは、パワーコンディショナの機種により異なります。
LINE1、LINE2 のランプが正常に点滅しない場合 ・・・ 『トラブルシューティング』を参照してく
ださい。
5
DataCube2 設置作業マニュアル
5. 計測確認
本章は、
・PC モニタや大型ディスプレイが存在する場合
→ 『ケース 1:モニタ(PC モニタや大型ディスプレイ)が存在する場合』参照
・モニタが存在しない場合
→ 『ケース 2:モニタが存在しない場合』参照
と進んでください。
尚、どちらの場合でも『詳細データ確認』に必ず進んでください。
5.1. ケース 1:モニタ(PC モニタや大型ディスプレイ)が存在する場合
※ システム構成
モニタ
画像ケーブル
DataCube2
① モニタ画面(上記)にて適切な数値が入っているか確認してください。
適切な数値が入っていない場合、「全欠測」「部分欠測」「故障」と表示されている場合
・・・ 『トラブルシューティング』を参照してください。
6
DataCube2 設置作業マニュアル
5.2. ケース 2:モニタが存在しない場合
※ システム構成
ノートPC
LANケーブル
DataCube2
① ノートパソコンの IP アドレスを以下のように設定してください。
IP アドレス:192.168.1.1
サブネットマスク:255.255.255.0
(IP アドレスの第 4 オクテットは、243 以外の任意のアドレス)
※ノートパソコンへの IP アドレスの設定方法は、『計測確認時の IP アドレス設定方法』を
参照してください。
② ノートパソコンと DataCube2 を LAN ケーブルで接続してください。
③ ノートパソコンのブラウザで「http://192.168.1.243/」を参照してください。
DataCube2 のデータ閲覧ページが表示されます。
④ 左メニューから「モニター」を選択して上記の画面を表示してください。
最新の日時で、適切な数値が入っているか確認してください。
適切な数値が入っていない場合 ・・・ 『トラブルシューティング』を参照してください。
7
DataCube2 設置作業マニュアル
5.3. 詳細データ確認
① ノートパソコンと DataCube2 を接続してください。
② ノートパソコンのブラウザから、「http://192.168.1.243/admin.html」を参照してください。
以下の画面が表示されます。
③ tbl_conf_channel をクリックしてください。
number と ch_name をメモした後、return をクリックしてください。
8
DataCube2 設置作業マニュアル
④ tbl_data をクリックしてください。
9
DataCube2 設置作業マニュアル
⑤ 表示される数値と、実際のパワーコンディショナの数値の読み合わせを実施してください。
(パワーコンディショナ全台数との読み合わせを実施してください)
※ 画面下が新しいデータになります(data_time の項目が計測値を保存した時間になります)。
画面を更新する(最新値を読み込む)場合は、return をクリックし、④の画面から再度、tbl_data
をクリックしてください。
※ ch 欄は③でメモして頂いた number と連動しています。
例)
適切な数値が入っていない場合 ・・・ 『トラブルシューティング』を参照してください。
10
DataCube2 設置作業マニュアル
6. 時刻補正
DataCube2 の電源を入れずに長期間経過した場合、時刻がずれることがあります。
最初の計測時や長期間の電源断の後は必ず内蔵時計が正しいか確認してください。
① ノートパソコンと DataCube2 を接続してください。
② 『計測確認-モニタが存在しない場合』と同様に、DataCube2 のデータ閲覧ページを表示させてく
ださい。
③ 左メニューから「各種設定」を選択して「時刻校正」のリンクをクリックしてください。
④ 時刻が正しいか確認し、間違っていた場合は、正しい時刻を入力し、「保存」ボタンを押してくださ
い。
11
DataCube2 設置作業マニュアル
7. 画面表示設定
ここでは、モニタ画面にて表示される「全欠測」「部分欠測」「故障」の表示設定に限定して説明します
(その他の設定については「取扱説明書」を参照願います)。
①ノートパソコンと DataCube2 を接続してください。
② 『計測確認-モニタが存在しない場合』と同様に、DataCube2 のデータ閲覧ページを表示させてく
ださい。
③ 左メニューから「設定」を選択して「アラート」のリンクをクリックしてください。
④ 設定したい項目を選んで保存を押してください。
12
DataCube2 設置作業マニュアル
8. ノート PC 接続時の IP アドレスの設定方法
※ 本章の画像は Win7 の画像です。ご使用の環境によっては画面が若干ことなります。
①キーボードの「Windows キー」
を押しながら「R キー」
を押し、「ファイル名を指定して実行」の画面を表示させ、
ncpa.cpl と入力して「OK」をクリックしてください。
②「ネットワーク接続」の画面が現れます。
「ローカルエリア接続」を右クリックし、メニューが
表示されますので、一番下の「プロパティ」を
選択(カーソルをセットして左クリック)してください。
③ 「インターネットプロトコルバージョン 4」を
クリックして選択し、プロパティボタンをクリックしてください。
④ 「次の IP アドレスを使う」のラジオボタンをクリックし、
「IP アドレス」欄には、「192.168.1.1」を入力します。
「サブネットマスク」欄には「255.255.255.0」を入力します。
入力完了したら、「OK」ボタンをクリックします。
13
DataCube2 設置作業マニュアル
9. トラブルシューティング
9.1. トラブルシューティング一覧
項目
内容
対応
電源関係
本体の POW ランプが「緑」に
AC アダプタがきっちり本体及び電源コンセントに接
点灯しない
続されているか確認してください。
本体の LINE1、LINE2 ランプ
RS485 信号線が断線していないか導通を確認してく
が正常に点滅しない
ださい。
RS485 通信関係
パワーコンディショナと正常に接続できているか確
認してください(RS485 信号線とパワーコンディショナ
の接続方法や機番号設定等についてはメーカーに
問い合わせ願います)
・上記の確認で問題ない場合は 9. 2. ノイズ対策を
参照してください。
計測値関係
モニタ画面に全欠測と表示さ
パワーコンディショナと全く通信できていません。
れている場合
・RS485 信号線が断線していないか導通を確認して
ください。
・パワーコンディショナと正常に接続できているか確
認してください。
(RS485 信号線とパワーコンディショナの接続方法や
機番号設定等についてはメーカーに問い合わせ願
います)
・上記の確認で問題ない場合は 9. 2. ノイズ対策を
参照してください。
モニタ画面に画面に部分欠
一部のパワーコンディショナと通信できていません。
測と表示されている場合
・機番号設定が正しいか確認してください。
・パワーコンディショナ間の RS485 信号線が断線して
いないか導通を確認してください。
・パワーコンディショナと正常に接続できているか確
認してください。
(RS485 信号線とパワーコンディショナの接続方法や
機番号設定等についてはメーカーに問い合わせ願
います)
・上記の確認で問題ない場合は 9. 2. ノイズ対策を
参照してください。
14
DataCube2 設置作業マニュアル
計測値関係
モニタ画面に故障と表示され
パワーコンディショナから故障信号を受信していま
ている場合
す。パワーコンディショナを確認してください。
(詳細は、パワーコンディショナメーカーに問い合わ
せしてください)
モニタ画面に全欠測、部分欠
弊社までお電話ください。
測、故障と表示されないが数
値がおかしい場合
Web アクセス画面で表示され
弊社までお電話ください。
る数値がおかしい場合
ノートパソコンか
らのアクセス
アクセスできない
ノートパソコンの IP アドレス設定が以下になっている
か確認してください。
IP アドレス:192.168.1.1
サブネットマスク:255.255.255.0
(IP アドレスの第 4 オクテットは、243 以外の任意
のアドレス)
※詳細な設定方法は『ノート PC 接続時の IP アドレス
の設定方法』を参照してください。
上記以外
弊社までお電話ください。
※ 上記にない症状の場合、上記に弊社までお電話くださいと記載のある場合は、
問い合わせ窓口(06-6446-2110)までご連絡ください。
お電話を頂く際に、次ページの情報を頂けますと、早く解決する可能性がございます。
15
DataCube2 設置作業マニュアル
① ノートパソコンのブラウザから、「http://192.168.1.243/admin.html」を参照してください。
以下の画面が表示されます。
② 計測ログをクリックしてください。
最新の計測ログが表示されますので、内容を確認ください。
16
DataCube2 設置作業マニュアル
9.2. ノイズ対策
・DataCube2 と PCS の通信はノイズの影響を受けると、正常に計測ができない場合があります。
・ノイズ対策としては、まず RS485 線のシールドが一点接地されているかをご確認ください。
▼不適切な配線例
・正しく接地されているにも関わらず、ノイズの影響で計測ができない場合は、ノイズフィルターを設置し
て計測可能かご確認ください。(設置方法については 9. 3.を参照してください。)
17
DataCube2 設置作業マニュアル
9.3. ノイズフィルターの設置方法について
・DataCube2 の RS485 接続端子部と、パワーコンディショナからの RS485 配線の間に、写真の通り、ノ
イズフィルターを割り込ませる形で設置してください。
(写真は 1 系統の場合/2 系統の場合は LINE2 に対しても同様に設置)
※省略していますが、SG の配線は必要です。
・ノイズフィルターを設置しても正常に計測できない場合は、RS485 線の配線ルートの変更や、アース
からノイズが逆流している可能性があるため、シールドを接地しない等、現場環境に合わせてご対
応ください。(ご不明点は弊社問い合わせ窓口(06-6446-2110)までご連絡ください。)
18