4 2015 年 6 月 1 日発行 同志社校友会・同窓会 会報 第 8 号 同志社 新潟 写真・写心・射心 JA バンク新潟県信連 代表理事専務/桑原 隆 DOSHISHA 私 が 本 格 的 に 写 真 を 趣 味 と し て 始 め た の は、17 現在の愛機 Canon・40D を持って撮影に出 かけ 年前の欧州 5 か国 2 週間視察旅行がきっかけです。 るのは年に数日ですが、妻の実家が大阪府寝屋川市 初めてのヨーロッパ、その歴史的景観に魅せられて の香里園という地の利を活かして年 1 回ペースで京 フィルム 20 本ほど撮影し、帰国後ワクワクしなが 都の風情を切り取ったり、新潟で心に残る情景を探 らプリントしたのですが、脳裏に焼き付いた美しい し撮りしつつ、自分のレベルを確認する意味で県展 残像と無味平凡な写真とのギャップにがっかりして ほか各種コンテストに応募しては入選・落選を繰り し ま い ま し た。「イ メ ー ジ 通 り の 写 真 を 撮 り た い」 返しています。 という思いから、即 NHK 文化センターの写真教室 カメラを持って被写体を探し歩くと半日くらいの に通うとともに、やや背伸びして中級クラスの一眼 時間がアッという間に心地良く過ぎ行き、何気ない レフを購入しました。 光 景 も フ ァ イ ン ダ ー を 通 す と 写 真 構 図 的 に 見 え て、 ちなみに昭和 50 年、下宿の家賃が 9 千円だった 右脳がほぐれ活性化するような気がします。見る人 学生時代に、同志社生協から月賦で 8 万 5 千円の の心を射る写真を目指して、これからも楽しく撮り 一 眼 レ フ Canon・FTb を 買 い、バ イ ト で 返 済 し な 続 け た い と 思 い ま す。ネ ッ ト で「新 潟 市 桑 原 隆」 がら青春のシャッターを切った甘酸っぱい思い出が を 検 索 す る と 拙 作 を 何 枚 か ご 覧 い た だ け ま す。 あり、今もってカメラは Canon と決めています。 第 8 号 同志社校友会・同窓会 会報 2015 年 6 月 1 日発行 1 NIIGATA 同 志 社 校 友 会 新 潟 県 支 部 同 志 社同窓会新潟支部(女子部) 発行人 河端信雄 事務局 新潟ブレハブ工業 ( 株 )内 市川清 〒 9 5 0 − 0 9 1 1 新 潟 市 中央区笹口 2−29 TEL 025(247)7117 E メー ル : i n f o @ n i i g a t a . d o s h i s h a - a l u m n i . o r g 同志社校友会・同窓会新潟県支部の 2014 年度総会 (7 月 19 日 新潟市・新潟グランドホテル) (1977 年 法学部卒) などに海外キャンパスを設ける構想などを説明され 2014 年度新潟県支部合同総会を開催 た。続いて挨拶に立った女子大の加賀学長は、来春看 護学部が開設の運びとなり、6 学部 11 学科を擁する 女子総合大学として結実すること、「女性が輝く社会 同志社校友会新潟県支部と同志社同窓会新潟支部の 2014 年度合同総会が 7 月 19 日(土)新潟市の新潟 グランドホテルで開催された。 総会には大学から山田史郎副学長、女子大からは加 ❶ 「先斗町昼下がり」 新潟県写真家協会展入賞 ❷ 「ゼブラ模様の朝」 新潟日報写真コンテスト入選 ❸ 「背中笛」 新潟県写真芸術協会展入選 ❹ 「一歩一歩の季節」 NST 大好き新潟写真コンテスト入選 ❺ 「サザンカの微笑み」 新潟県美術展覧会(県展)入選 賀裕郎学長、校友会と同窓会からはそれぞれ中村友一 副会長と玉村三保子会長を来賓としてお迎えし、初参 加者 7 名を含む総数 51 名の参加を得て大きな盛り上 がりを見せた。総会は校友会の河端信雄支部長と同窓 会の篠田孝子支部長の挨拶で始まり、続いて新たに発 足した校友会・同窓会の青年部から本間健二部長が両 ◆編集後記 会支部活動の一段の活性化を目指す決意表明があっ 来る 6 月 20 日(土)、同志社大学の村田晃嗣学長が新潟にお出でになります(詳 た。続く来賓挨拶では、直前の公務で来臨が叶わなかっ 細は同封のチラシ参照)。本来は昨年来られる予定だったのが、校務の都合でやむ た 村 田 晃 嗣 学 長 か ら ビ デ オ メ ッ セ ー ジ が 寄 せ ら れ、 なく中止となり、一年越しに叶った来県となりました。一般公開講演「グローバ 2025 年の創立 150 周年を目指して大学の一層のグ ル時代の教育と地域」は誰でも無料で聴講することができますし、京都で身につ ローバル化を進めるとの挨拶があった。引き続き山田 けた多様性を世界で発揮するという内容には大いに興味をそそられるところ。講 副学長からは大学の国際化推進の現状と将来展望につ 演後の総会・懇親会ではどんなお話しをされるのか楽しみです。新潟で村田学長 いて話があり、2016 年度から日本人学生のおよそ 5 にお目にかかる、またとない機会となりますので、校友の皆様にはぜひご出席賜 分の 1 を留学させるプロジェクトや、アーモスト大学 りますようお願いいたします。(富永) こそ真の社会」という信念に基づき教育と研究を推進 すると説明された。来賓の挨拶に続いて国際薬膳食育 師として活躍する高津もろみ氏(1996 年英文科卒) から「いのちをつなぐ薬膳」と題して講演をしていた だいた。体や精神面でストレスを抱え込みやすい現代 人も日々の食事に薬膳を取り入れることで健康な体が 取り戻せると語られた。 場所を変えての懇親会では校友会の中村副会長が挨 拶に立ち、今年 2 月開催の第 1 回同志社校友会大懇親 会には全国から 2,200 名もの校友が集まり大成功で あったこと、これを機に全国規模の交流の輪を広げた いとする井上礼之会長のメッセージを披露された。同 窓会の玉村会長は、昨年は大河ドラマ八重の桜と同窓 会の創立 120 周年が重なり、全国で様々な記念行事 を成功裡に終えることができたと話された。その後の 懇親の場では初参加の 7 人が自己紹介に立ち、最期は グリークラブ OB のリードする同志社チアーで今年度 の合同総会を終えた。 2 2015 年 6 月 1 日発行 同志社校友会・同窓会 会報 第8号 ソ連軍がシュムシュ島に上陸し、日本軍との間で激し 忘れ得ぬ風景 い戦いが行われたのは 1945 年 8 月 18 日。終戦から 3 日後の出来事であった。私がこの島を訪れたのは奇し 日本放送協会 新潟放送局 局長 坂本 務 戦後 70 年となる今年、太平洋戦争 末期に撃沈された戦艦「武蔵」とされ る船がアメリカの探査チームによって 発見された。巨大なスクリューやいかり、菊の紋章が あったとされる艦首部分などがフィリピンの暗黒の海 底から姿を現した。私はこれまでいくつかの戦跡を見 てきたが、今でも強く印象に残っている風景がある。 戦後、北方四島の先に連なる千島列島の取材が初め て実現したのは 1992 年 8 月。最初に上陸したパラム シル島では、あちこちに苔や草に覆われたトーチカが 残り、旧日本軍の爆弾を掘り起こして遊び、負傷する くも 23 年前の 8 月 15 日。戦後の長い空白の時間によっ て閉じ込められた、初めて見る光景がそこにあった。 それから 18 年、その戦車の 1 両がサハリンに運ばれ、 復元されて公開されたという信じられないニュースが 入ってきた。 びた車体は緑色や茶色に塗り直され、 「戦 車を戦争の歴史のひとつとしてサハリンの人に伝えて 行きたい」というあいさつとともに公開された。 後生まれとなり、戦争の記憶がさらに風化しつつある 中、体験者の証言や物言わぬ戦跡が語る史実をひもと き、その教訓を伝え次ぐとともに、戦後の歩みを振り 返り、今後の社会の展 望につながるニュース や番組を発信していき た い と 考 え て い る。 ヘリコプターで越えると、一面に広がる草原に赤茶色 (1981 年 文 学 部 文 びた物体が点在していた。1 両、2 両、3 両…その 化学科卒) ままの形で放置された旧日本軍の戦車であった。突如 文化にも触れることができ、のびのびと青春を謳歌し ました。クラブ活動は E.S.S. で仲間と英語劇に没頭し ました。毎週火曜日にあったウィリアム先生の英語礼 清水 久美江 中学校の家庭科教諭をしています。 長岡生まれの長岡育ちです。現在の 勤務校、新潟大学教育学部附属長岡 中学校は、生家から徒歩 10 分のところにあります。 と書くと随分コンパクトに生きてきたようですが、ぐ るりと地球を回って戻ってきました。 私は子どもの頃から料理に興味があり、料理本が好 きで、外国に憧れていました。京都には中学校の修学 旅行で初めて行きましたが、どこにも行ってもたくさ んの外国人観光客がいました。清水坂で私が学級担任 である英語の先生に「外国の人と英語で話をしてみた い」と言うと、先生は外国人観光客に話を付けてきて くれました。その人に私の英語が通じた時、嬉しくて 飛び跳ねました。 このような良い思い出も京都にあり、同志社女子大 学に進みました。京都での大学生活は日本的な美しい 「もの」や「こと」に囲まれて過ごすと同時に外国の 学 同窓 会合 同)。総 会の ご案 内や 報告、会 報 の閲 覧、 支部活動のご紹介など掲載中です。まだ入会されてい ない校友の方にもぜひお知らせください。また、皆様 からのご投稿をお待ちしております。HP 上からメー ルにてお送りいただけますので、何卒よろしくお願い いたします。 ↓ 校友会本部 HP 上部メニューから 「支部情報」をクリック ↓ 日本地図上の「新潟」をクリック 新潟県支部 HP アドレスからアクセス ムシュ(占守)島。アザラシの大群で白く見える海を 新潟大学教育学部附属長岡中学校 部 HP を開設しました(同志社校友会と同志社女子大 よる実効支配が同じ 70 年となる。日本人の 8 割が戦 来続いた日本領時代と、戦後のソビエト(ロシア)に 拝や聖書研究会に参加しました。お菓子がおいしかっ たことが思い出されます。外国人家庭の子守や外国人 編集委員 昨秋、同志社校友会本部のご支援を賜り、新潟県支 検索エンジンからアクセスするには その島から 2km ほど海峡を隔てた日ソの激戦地シュ ぐるり回って長岡にいる私の話をちょっと 新潟県支部のホームページができました 今年その千島は、明治 8 年の樺太・千島交換条約以 子供たちがいた。 に 第 8 号 同志社校友会・同窓会 会報 2015 年 6 月 1 日発行 3 スマートフォンでの アクセスはこちら 同志社校友会 検索 新潟県支部ホームページ URL http://www.niigata.doshisha-alumni.org/ 同志社校友会・同窓会 青年部発足 編集委員 この度、同志社校友会・同窓会会員の 55 歳以下を 役員については、青年部部長に本間健二氏(1997 性化を図ることとなりました。 高津もろみ氏(1996 年女子大英文学科卒)が就任し 青年部として組織し、校友会・同窓会活動の一層の活 組織活性化のためには年一回開催される支部総会に 初参加者を増やすことが課題となっており、県内にお 勤めの方はもちろん、転勤で新潟県に来られる方にも 積極的なお声がけが必要です。毎年 10 人程度を目標 に初参加者の増加を図ります。また、日常的な会員動 向に対する情報収集や、校友会・同窓会の周知活動が 年文学部卒)、副部長に富永広紀氏(1998 年文学部卒)、 ております。 青年部役員 部長 本間健二 1997 年 同志社大学 文学部卒 副部長 富永広紀 1998 年 同志社大学 文学部卒 〃 高津もろみ 1996 年 同志社女子大学 英文学科卒 期待されています。 向けおみやげ店のアルバイトも、寮生活も、その後の 一人暮らしも、すべてが楽しく、食べたもの全部がお 平成26年度 会計報告 いしかったです。 収 入 の 部 大学卒業後も関西に残り、好きな料理の道を選びま した。料理学校助手を経て講師として働いた後、青年 海外協力隊員として 3 年間、北アフリカのモロッコで 日本料理や中国料理を教えました。その時に日本の義 務教育の素晴らしさを感じました。一時帰国した時、 故郷で地に足をつけて生活する友達が眩しく見えたこ とから、新潟県の中学校の教諭になり現在に至ってお ります。新潟の同志社校友会に参加し、皆さまとご一 緒にひとときを過ごしますと、大らかでのびのびとし (平成26年4月1日~平成27年3月31日) 単位:円 金 額 前年度繰越金 510,694 押味典明さん 大日本印刷 包装事業部 会報作成 21,600 5,000 デザイン 事務 年会費 183,000 振込手数料 総会・交流会案内送付 雑費 総会 7,586 49,365 8,330 (1974 年 法学部政治学科卒) 卒業後早いもので 40 年余り。この間、勤務地は京都、大阪、 そして出身地新潟と変わりましたが、幸か不幸か勤務先は一 箇所しか経験出来ませんでした。このご挨拶が会報に載る頃 は、退職し、第二の生活が始まっていることと思います。 総会 総会・懇親会参加費 お祝い金 225,000 70,000 助成金 支部活動助成金 〃 10,000 127,000 269,040 12,960 懇親会 来賓謝礼 その他活動 同窓会活動 校友会旗制作 会議 幹事会 します。今後ともよろ 会報編集会議 慶弔 香典 しくお願いいたしま 家政学部卒) 金 額 会報 た同志社の良さを再認 す。(1988 年 女子大 支 出 の 部 はじめまして 次年度繰越金 合 計 1,125,694 合 計 池田岳司さん 富士火災海上保険 新潟支店長 (1989 年 経済学部卒) 大阪府東大阪市の出身です。同志社大学卒業後、損害保険会 19,557 44,280 60,000 5,400 10,000 612,576 1,125,694 *2015年度総会にて報告予定 社に入社して全国各地を転々とし、昨年新潟に赴任しました。 今般、皆様のお仲間になったことに大変感謝しております。 渡辺麻美さん 新潟司商事 (2008 年卒 女子大 英文学科卒) 地元新潟市を離れ京都で学生生活を満喫できたのは、今でも 大きな財産です。卒業後は U ターン就職し、昨年夏から家業 を継ぐため不動産業について猛勉強中です。
© Copyright 2024 ExpyDoc