CDS取引におけるコンプレッション制度の導入に係る制度要綱

CDS取引におけるコンプレッション制度の導入に係る制度要綱
2015年4月7日
株式会社日本証券クリアリング機構
Ⅰ.趣旨
当社は、債務負担済みのCDS取引(以下「清算約定」という。)を一括して削減する手段を提供することを目的として、CDS取引に係るコンプレ
ッション制度を導入する。
Ⅱ.概要
項目
1.コンプレッション
対象取引の要件
内容
備考
・清算約定のうち原取引の両当事者からコンプレッションの申込みが ・清算約定(委託分)に係るコンプレッションの申込みは、
なされたものについて、以下のマッチング条件がすべて同一の場合
に、同一の当事者を売り手とする清算約定及び買い手とする清算約
定(以下「コンプレッション対象取引」という。
)を合わせて解約す
清算委託者が行う。
・コンプレッションの申込みが可能な銘柄は、当社がその
都度決定し、あらかじめ通知する。
・具体的な処理フローについては、別紙参照。
る。

シリーズ(インデックスCDS取引の場合に限る。)

参照組織(シングルネームCDS取引の場合に限る。)

固定金利

予定終了日

原取引の両当事者
2.コンプレッション
・コンプレッション対象取引のうちマッチング条件がすべて同一の清
・新たに債務負担するCDS取引の内容のうち、マッチン
に伴う新規債務負
算約定に係るポジションが売超(買超)となる場合には、その売超
グ条件に関する事項は、コンプレッション対象取引の内
担
額(買超額)に相当する想定元本を有する取引を新たに債務負担す
容を引き継ぐものとする。
ることとする。
項目
内容
備考
3.コンプレッション
・コンプレッションの実施日は、当社がその都度決定し、あらかじめ
・コンプレッションの実施日は、原則として債務負担日の
の実施日
通知する。
2営業日後とする。
・コンプレッションの実施頻度は月1回程度を目安に、ニ
ーズ等を踏まえてその都度増減させる。
4.実施時期
・2015年6月を目途とする。
(金融庁長官の認可を前提とする。
)
以
上
コンプレッションの処理フロー
随時
実施前営業⽇
12:00まで
債務負担⽇の
翌営業⽇
別紙
アフィリエイト
清算参加者
JSCC
申請リスト受領
申請リストを
アフィリエイトに送信
コンプレッション
申請リスト*1の提⽰
コンプレッション
申請リストの提出*2
コンプレッション
申請リストの提出*2
コンプレッションの
結果レポート及び
TIW登録ファイルの配信
実施前営業⽇
15:00
実施前営業⽇
15:00以降
結果レポート受領
結果レポートを
アフィリエイトに送信
清算約定の
解約/新規のTIW登録
実施⽇ 12:00まで
債務負担⽇の
2営業⽇後
参加者側の
登録内容を確認
解約/新規のTIW登録
(Confirm)
実施⽇ 13:00
適宜
TIW
登録内容を
JSCCに送信
Confirmを反映
TIWのConfirm受領
清算委託取引の
解約/新規のTIW登録
清算委託取引の
解約/新規のTIW登録
登録内容を
反映
*1 申請リストは、債務負担⽇(コンプレッション実施⽇の直前の債務負担⽇の場合は、その前営業⽇)に、債務負担予定取引等を反映して更新する。
*2 前回提出した内容から修正する場合のみ必須。